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平成16年度 第2章 地域連携・交流・貢献

1. 地域医療連携/医療相談室の活動

(1) 平成16年度の地域医療連携室の取り組み

病院完結型医療から地域完結型医療への転換が求められる現在、中核病院には地域医療機関をはじめとする地域との接点となるべき部門の設置が求められている。
当院でも平成15(2003)年4月7日に地域医療連携室が設置(医療相談室との併設)され活動を開始した。平成15年度は常勤専任スタッフが1名(他3名は兼任など)のために充実した活動が行えなかったが、平成16(2004)年4月からは常勤スタッフ3名を含む4名体制となり、活動の幅を大きく広げることが出来た。
16年度は紹介率30%達成・退転院調整充実・地域連携の推進、を大きな目的と掲げて様々な取り組みを行った。それにより地域医療介護機関と当院との連携が深まり、患者満足度向上などの成果が得られた。紹介率は前年度より数%上昇したが目標とする30%を達成することが出来なかった。また連携室活動の成果を学会等で発表することも出来た。

(2) 連携室の目標

当院理念「地域社会に貢献する病院」の実現

  • 患者家族・地域医療機関・当院スタッフの間の相互理解を深め、患者を巡る様々な問題を解決し患者中心の医療が円滑に遂行できること
  • 日南病院を中心に地域全体の医療レベルが向上するための活動をサポートすること

それらを通じ南那珂地域の住民に満足度の高い
良い医療を提供することを目指している

(3) 連携室の組織とスタッフ

連携室は、院内措置にて医事係内の独立部門として位置付けられており、1階の医療相談室、地域連携室に設置されている。

(スタッフ・役割分担)平成17年3月現在
  氏名 役職 勤務体制 役割分担
室長 木佐貫 篤 検査科・医長
(南那珂医師会理事)
兼任 総括
神園 健 医事係・主査 専任 医療相談
黒木 直子 看護科・主任看護師 専任 地域連携、看護相談
井上 百恵 嘱託職員(ニチイ) 専任 事務(紹介状管理、統計作成、各種書類作成等)

(4) 平成16年度の主な活動報告と成果

連携室では、(1)医療相談業務 (2)地域連携業務 (3)院内テレビ放送業務 を行っているが、以下地域連携業務の主な取り組み・活動と成果について述べる。

平成16年度に取り組んだ主な地域連携業務は下記の通りである。

  1. 連携実績の把握(実績収集とデータベース化、各種統計作成) ※医事係と協力実施
  2. 退院後の療養先に関する相談(療養型病院・介護施設等の紹介、転院調整、在宅サービス確認等)
  3. 地域連携に関する情報提供
  4. 地域連携に関する情報収集
  5. 各種研修の実施、運営等(医療連携セミナーなど)

1) 連携実績の把握(実績収集とデータベース化、各種統計の作成)

医事係と協力して各医療機関別の紹介数・逆紹介数を毎月把握し実績を確認している。

平成16年7月から紹介状・診療情報提供書の一括管理を開始し、救急患者把握もあわせて行った。これらデータ把握と地域連携推進への様々な取り組みにより紹介患者数は4,289名(初診2,887名、再診1,402名)と前年度より初再診合計で767名増加し、紹介率(左図)は下半期に常に24%を越える状況となった。

紹介率件数と紹介率(平成16年4月~平成17年3月、連携室調べ)
  4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
紹介件数 312 309 371 385 383 330 347 374 353 340 379 406
紹介率 22.6 24.0 20.4 23.4 22.4 25.6 24.3 26.0 25.9 26.7 25.9 24.5

(紹介件数は初再診全て含む)

2) 退院後の療養先に関する相談

平成16年度は退院調整担当看護師が専任となったことが大きく、前年度以上に患者転退院に関する相談や調整がスムーズにすすみ、患者家族の満足度向上及び院外施設との連携に大きな成果を得ることが出来た。処理件数も89件と前年比130%増であった。

(平成16年度コンサルテーションシート運用実績)
 提出件数:91件(解決済89件、継続2件)
 解決済み89件の内訳

  • 転院62件(病院48件、老健施設10件、特別養護老人ホーム3件、身障療護施設1件)、在宅16件、他9件
  • 対象患者在院日数 :平均78.2日(10~555日)
  • 解決までに要した日数 :平均34.5日(3~290日)

調整には後方連携対象の病院が少なく解決まで時間がかかるなどの困難さから約1ヶ月程度要する。今後は早期に退院支援に取り組んでいくことが課題となっている。

3) 地域連携に関する情報提供

  1. 「日南病院診療案内-紹介受診の手引き-」発行(院外向け)
    当院の診療状況・機能を案内する目的で、平成15年1月から作成配布しており、医師会の先生等より好評を得ている。発送先は南那珂2市2町全ての病院・診療所、医療関連施設など約190カ所におよぶ。当院は、医師の異動が多いため半年毎に改訂発行した。
    (第4版:平成16年8月,第5版:平成17年2月)
  2. 「連携室だより」「連携インフォメーション」の発行(院内向け)
    病院訪問結果や院外の様々な情報を院内職員へ伝達する目的で、連携室だよりを2004年10月から発行(1-10号)した。また院内メールでは「インフォメーション」として随時様々な情報を提供した。

4) 地域連携に関する情報収集

  • 地域医療機関訪問・情報交換  地域の医療機関の現状確認・連携室PRを目的に、16年度は4回10施設を訪問見学した。各施設の機能やスタッフの意向を理解することが出来、訪問施設との連携推進の参考となった。
  • 各種会議等への出席  南那珂在宅ケア研究会(毎月第2火曜日)、南那珂緩和ケア研究会、南那珂地域ケア会議(年3回)、等の会議に出席し、情報交換などを通じて連携を深めている。

5) 各種研修の実施、運営等

  • 県立日南医療連携セミナー 圏域内医療機関等との交流、レベルアップ・連携推進を目的として、昨年に引き続き4回実施し好評を得た。
開催日時内容参加者数
2004.6.25
第4回
「院内感染対策の考え方」長田 直人(麻酔科)108名
2004.9.22
第5回
「口腔ケアの意義と効果を上げるための連携」
 安部 喜郎氏(安部歯科医院院長)
103名
2004.11.16
第6回
「知っておいてほしい輸血の基礎」
 押川 秀次氏(宮崎県赤十字血液センター医薬情報係)
「輸血備蓄病院の状況について」木佐貫 篤(臨床検査科)
67名
2005.3.23
第7回
「間違いだらけの心電図の勉強法?超基礎編」
 藤浦 芳丈(内科)
96名
  • 地域連携研修会
    当院職員を主な対象に、院外講師を招いて地域連携関連の研修会を開催。
    第1回 2004年4月27日 テーマ「在宅の保険・福祉サービス」 参加73名
    第2回 2004年5月18日 テーマ「包括診療報酬」 参加45名
  • スマイル会?南那珂地区透析施設看護師勉強会
    透析に関する勉強会の運営を連携室でサポートしている。
    第11回 2004年6月15日 講演:血液製剤の取扱、意見交換
    第12回 2005年2月10日 講演:二次性副甲状腺機能亢進症、意見交換
  • 衛星遠隔看護研修講座(看護ケア講座)(看護科主催)
    平成16年6月から毎月1回当院で開催しており、運営準備等に連携室が協力した。
  • 在宅酸素重症児連絡会(小児科主催、連携室協力)
    当院管理の在宅重症児について、当院小児科医師を中心に情報交換を行いよりよい対応をめざす会。参加者は医療(病院、訪問ステーション)、福祉(行政、保健所)、消防等。
    第1回 2004年12月7日 10施設23名参加
    第2回 2005年2月8日  9施設23名参加
  • 院内研修の院外オープン化
    緩和ケア講演会、オストメイト交流会など院外から参加可能な研修も随時広報を行った。

2. 南那珂医師会との協力・連携

  1. 医師会運営への協力
    地元2市2町の医師会である南那珂医師会には、木佐貫篤医長(臨床検査科)が理事に任命され、運営に参加して医師会と当院の連携に努めた。
  2. 医師会との意見交換会
    南那珂医師会と当院との連携を深めるために、当院幹部と医師会執行部間での話し合いの場を設けることとなった。9月21日に1回目の意見交換会(懇親会)を、10月25日に当院で2回目の意見交換会を開催した。会では医師会との忌憚ない意見交換がおこなわれ、かかりつけ医の在り方や時間外受診患者への対応などについて話し合われた。
  3. 学校心臓検診への協力
    医師会が自治体より委嘱され実施している学校心臓検診について、上田正人部長(内科)が判定委員として参加しており、精密検査を当院内科・小児科にて実施した(串間市の小中学生を除く)。
  4. 在宅ケア、緩和ケアへの関わり
    南那珂医師会主催の「南那珂在宅ケア研究会」(毎月第2火曜19時~20時、南那珂医師会館)には、当院看護科・地域医療連携/医療相談室(連携相談室)もメンバーとして参加しており、毎回数名出席している。また平成17年2月には黒木直子主任看護師(連携相談室)が「急性期病院に求められる退院調整」というテーマで事例発表を行った。
    平成14年12月に発足した「南那珂緩和ケア研究会」には、当院から幹事として清水サナエ看護師(5東主任、緩和ケアグループ)が参加している。

3. 地域諸機関からの研修・見学等

県立日南病院では、地域との医療連携充実及び明日の医療を担う人材育成のために、南那珂地区をはじめとする各教育機関、また消防署や地域医療機関等からの研修・見学等を毎年受け入れている。
平成15年度から宮崎医科大学6年生のクラークシップを受け入れることになり、平成16年度は27名(内科・神経内科12名、臨床検査科3名、耳鼻咽喉科4名、麻酔科4名、放射線科2名、外科2名)を受け入れた。
平成16年度の各種実習研修等の受け入れ実績を下に示する。

(1) 教育機関等

大学、短期大学、高等学校の実習見学受け入れ

【宮崎医科大学からのクリニカルクラークシップ受け入れ】
期間 受け入れ科 主な実習内容
2004年4月5日 ~2004年4月16日 耳鼻咽喉科(1名)
放射線科(1名)
耳鼻咽喉科全般
放射線科全般
2004年5月10日~2004年5月21日 内科・神経内科(4名)
麻酔科(1名)
臨床検査科(1名)
内科・神経内科全般
麻酔科全般
病理全般
2004年5月24日~2004年6月4日 内科・神経内科(3名)
麻酔科(1名)
内科・神経内科全般
麻酔科全般
2004年6月7日~2004年6月18日 内科・神経内科(2名)
放射線科(1名)
内科・神経内科全般
放射線科全般
2004年6月21日~2004年7月2日 内科・神経内科(2名)
耳鼻咽喉科(1名)
内科・神経内科全般
耳鼻咽喉科全般
2004年7月5日~2004年7月16日 麻酔科(1名)
臨床検査科(1名)
麻酔科全般
病理全般
2004年7月19日~2004年7月30日 耳鼻咽喉科(1名)
麻酔科(1名)
耳鼻咽喉科全般
麻酔科全般
2004年8月30日~2004年9月10日 内科・神経内科(1名)
外科(1名 )
内科・神経内科全般
外科全般
2004年9月13日~2004年9月24日 内科・神経内科(1名)
外科(1名 )
耳鼻咽喉科(1名)
臨床検査科(1名)
内科・神経内科全般
外科全般
耳鼻咽喉科全般
病理全般
【栄養管理科学生実習受け入れ】
期 間 学校名 主な実習内容
2004年7月28日~2004年7月31日 東筑紫短期大学(1名) 栄養管理・調理全般
2004年10月26日~2004年10月28日 日南工業高校
インターシップ実習生(1名)
栄養管理・調理全般
2004年11月8日~2004年11月19日 日南学園高等学校
調理科学生実習(2名)
栄養管理・調理全般
【リハビリテーション科学生実習受け入れ】
期 間 学校名 実習生数 主な実習内容
5月10日~ 7月16日 宮崎リハビリテーション学院(3年) 1名 長期臨床実習
8月16日~10月9日 常葉学園医療専門学校(4年) 1名 長期臨床実習
8月16日~10月22日 宮崎リハビリテーション学院(3年) 1名 長期臨床実習
8月23日~ 8月25日 神村学園医療福祉専門学校(2年) 2名 見学実習
1月17日~ 1月28日 宮崎リハビリテーション学院(2年) 1名 評価実習
2月14日~ 2月25日 宮崎リハビリテーション学院(2年) 1名 評価実習
【薬剤科の薬剤部学生実習受け入れ】
期間 学校名 実習生数 主な実習内容
5月10日~ 5月31日 長崎大学 1名 薬学部4年次生
6月7日~ 7月2日 昭和大学 1名 薬学部4年次生
8月2日~ 8月20日 福山大学 1名 薬学部4年次生
10月4日~10月29日 星薬科大学 1名 薬学部4年次生
3月1日~ 3月11日 東京薬科大学 1名 薬学部3年次生
【看護科の学生臨床実習受け入れ】実習受入期間:2004年5月~2005年3月
学校名 課程
(修業年限)
学年 実習生数 実習期間
(延べ日数)
実習病棟
宮崎県立看護大学 看護学士(4年) 3年 29名 391日 4東、産科外来、5東、6東、6西
4年 9名 135日 4東、産科外来
日南学園看護専攻科 看護師(2年) 1年 30名 360日 3東、4西、5東、5西、6東、6西
2年 42名 1733日 3東、4東、4西、5東、5西、6東、6西
日南学園田野看護専攻科 看護師(2年) 2年 15名 400日 4東
日南学園高校看護科 看護師(5年) 1年 53名 159日 3東、4西、5東、5西、6東、6西
2年 25名 250日 3東、4西、5東、5西、6東、6西
3年 36名 617日 3東、4西、5東、5西、6東、6西
日南看護専門学校 看護師(3年) 1年 43名 301日 3東、4西、5東、5西、6東、6西
2年 34名 1333日 3東(ICU含む)、4西、5東、5西、6東、6西、4東、小児科外来、OP室
3年 41名 1601日 3東(ICU含む)、4西、5東、5西、6東、6西、4東、小児科外来
合計     357名 7280日  
【臨床検査科学生実習受け入れ】
期間 学校名 実習生数 主な実習内容
8月23日~ 8月27日 広島医学技術専門学校(2年) 1名 検査全般

【ふれあい看護体験】

これからの社会を担っていく高校生と病院、施設関係者が交流することで医療や看護についてともに考えていくきっかけを作ること、また患者さんとのふれあいを通して、看護する喜び・役割を理解し、看護の大切さや人の命について理解と関心を深める機会を提供すること等をねらいとして「ふれあい看護体験」を実施した。

日時 7月29日(木)9:00~15:15
参加対象 日南都城西高等学校 6名
県立都城泉ヶ丘高等学校 6名
県立日南高等学校 12名
日南学園高等学校 6名
  計 30名
実施病棟 全病棟7ヶ所 (3東・4東・4西・5東・5西・6東・6西)
体験内容 見る!触れる!学ぶ!
 (1)清潔の援助(シャンプー、足浴など)
 (2)体温・血圧・脈拍測定
 (3)食事の援助
 (4)体位と姿勢(車椅子搬送)
 (5)身の回りの世話・環境整備
 (6)排泄の援助
 (7)活動(散歩・運動・患者さんとの会話

(2) 行政機関等

【消防署】

1)救急救命士院内研修
研修期間 研修者、人数 主な研修内容
2004年1月14日~20日 日南市消防本部消防士長 2名 救急患者の初期治療
2004年1月21日~27日 日南市消防本部消防士長 2名 救急患者の初期治療
2)消防署救急隊員院内研修
研修期間 研修者、人数 主な研修内容
2005年3月10日~12日 日南市消防署員 3名 救急室での見学、
救急患者の応急処置
2005年3月17日~19日 日南市消防署員 3名 救急室での見学、
救急患者の応急処置

3)MC(Medical control)検証会

平成15年度からMC(Medical control)検証会を開始した。これは、救急救命士と当院医師等が出席して、実際に行われた救急出動の事例を検証することで今後の活動に役立て、あわせて救急救命士の技量向上を目的として行われている。

会場:県立日南病院地域医療室
開催回数 日時 内容 出席者
第4回検証会 2004.9.27 検証
除細動 2事例
その他 1事例
医師 1名
日南市消防署 8名
串間市消防署 3名
第5回検証会 2005.2.28 検証
除細動 1事例
その他 2事例
医師 2名
日南市消防署 7名
串間市消防署 2名

(3) 地域の医療機関等

【医師研修】
研修期間 研修者、人数 主な研修内容
2004年11月1日~11月2日 愛泉会日南病院研修医1名・看護師2名 救急医療活動の見学(救急センター)
【薬剤師研修】 日南、串間地区薬剤師会勉強会
研修期間 研修者、人数 主な研修内容
2004年11月10日 日南、串間地区薬剤師会会員 15名 院外処方箋に伴う技術的検討について
【薬剤師研修】 宮崎県病院薬剤師会研修会(日南・串間地区)
研修期間 研修者、人数 主な研修内容
2004年11月27日
ホテルシ-ズン日南

日南、串間地区薬剤師会会員 40名 製品紹介
 「プロアテ-ゼインヒビタ-の現状と今後の展開」
 小野薬品工業 ㈱学術部
特別講演 座長 県立日南病院 薬剤長
 「急性肺障害治療のストラテジ-」
 鹿児島大学病院 集中治療部
 講師 垣花 泰之 先生
【看護師研修】
研修期間 研修者、人数 主な研修内容 受け入れ病棟
2004年9月13日~9月17日(5日間) 東内科クリニック
看護師 5名
透析室看護ケア-
技術等の見学
透析室

4. 地域への教育活動等

(1) 県立日南医療連携セミナー

地域医療連携室主催で、4回開催した。対象は南那珂地区の医療従事者。

開催日時内容参加者数場所
2004.6.25
第4回
「院内感染対策の考え方」長田 直人(麻酔科)108名講堂
2004.9.22
第5回
「口腔ケアの意義と効果を上げるための連携」
 安部 喜郎氏(安部歯科医院院長)
103名講堂
2004.11.16
第6回
「知っておいてほしい輸血の基礎」
 押川 秀次氏(宮崎県赤十字血液センター医薬情報係)
「輸血備蓄病院の状況について」木佐貫 篤(臨床検査科)
67名講堂
2005.3.23
第7回
「間違いだらけの心電図の勉強法~超基礎編」
 藤浦 芳丈(内科)
96名講堂

(2) 呼吸生理と人工呼吸器に関する講義

講演:呼吸生理と人工呼吸器
講師:長田 直人(麻酔科)
開催日:2005年6月12日 宮崎市・アズムホール

(3) 思春期の子供を持つ親のための子育て講座

講演:思春期の子どもたち~医療の現場から考える~
講師:中倉 輝子、門川 久子(看護科4東病棟、助産師)

開催日時対象会場参加者数
2005.1.21 11:35-12:35吾田東小学校吾田東小多目的ホール36名
2005.1.25 14:00-15:00鵜戸小学校、潮小学校、
鵜戸中学校
鵜戸地区集会所21名
2005.1.28 11:20-12:20吉野方小学校吉野方小図書室21名
2005.2.10 09:30-10:30油津中学校油津中図書室20名
2005.2.17 15:20-16:20細田小学校細田小図工室20名

(4) 衛星遠隔研修実践(看護ケア)講座

平成16年6月から衛星通信を利用した看護研修講座を開設した。毎月(第4木曜日)院内外の医療機関へ参加を呼びかけており、多くの看護師が参加した。

開催日時内容参加者数
2004.06.24「看護師が知っておきたい診療報酬」48名
2004.07.22「事例に学ぶ褥瘡」73名
2004.08.26「感染看護について」74名
2004.09.09「災害看護について」104名
2004.10.28「キャリアアップ」31名
2004.11.25「感染対策(3)」44名
2004.12.09「看護教育(2)」17名
2005.01.27「マナーアップ」13名
2005.02.24「看護倫理」30名
2005.03.24「看護必要度」22名

5. はまゆう会

はまゆう会では、糖尿病に対する理解と自己管理の向上を目指して、毎年様々な年間行事を通じて、医師・栄養士・看護師との交流を行っている。
平成16年度の活動状況は下記の通りであるが、このほか「糖尿病を学ぶ会」にも同時に参加し、学習や交流を深めている。

※はまゆう会
糖尿病の患者さんに、糖尿病に対する関心を高めていただくために、平成2年7月に発足した「日南病院糖尿病友の会」の名称で会員数は21名。

(平成16年度の活動)
年月日 行事 参加者
2004.4.27 第15回はまゆう会総会 14名
2004.8.3 医師・栄養士による講話 6名
2004.10.1-2 交流会(北郷蜂の巣コテージ) 16名
2004.12.11 交流会(大島散策) 14名

6. 献血への協力

県立日南病院では、地域が必要とする安全性の高い血液を確保し、県民の皆様の健康と生命を守るため宮崎県赤十字血液センタ-が病院構内で実施する献血に積極的に協力している。

  • 献血実施日
    平成16年6月4日
    平成16年11月12日
  • 献血受付者数 延べ68名

7. 県立日南病院祭

恒例の県立日南病院祭が平成16年11月28日(日)に開催されました。
今年も、病院職員だけでなく、入院患者、外来参加者、ボランティア、スタッフ等、約2,000名の参加者で賑わいました。

  • 各コーナー
    検診・測定、あなたのおしっこは大丈夫?、日南病院がんばってるゾコーナー、治療食を知ろう!、フリーマーケット、イベントコーナー、X腺機器見学コーナー、糖尿病ってなぁ~に?、うんちができるまで!総合作品展、物産販売
    宮大医学部生の医学展(寄生虫の展示と説明、アロマでリラックス)
    福祉機器見学コーナー(階段昇降機のデモンストレーション、昇降式浴槽等のパネル展示など)
  • アトラクション
    平野神社(獅子舞)、潮わらばぁ会(沖縄エイサー)、田原玄匠道(津軽三味線)、(財)日本民謡協会 日南支部(民謡・三味線合奏)、かすみバンド(バンド)、にちなんハーモニカ同好会(ハーモニカ演奏)、藤間流寿樹会(日本舞踊)、ワイキキアイランダーズ(世界の音楽)、F-session(バンド)
  • フリーマーケット
    出店病棟等 オペ室(責任者 谷口洋子) 4西病棟(責任者 野元師長) 栄養管理科(責任者 上村栄養師) ICU(責任者 藤森看護師)
  • ご協力いただいた方々
    日南学園(日南看護専門学校、日南看護専攻科、衛生看護科)、日南学園野球部、宮崎大学医学部学生、ファミリーマートキッチン、松の露酒造、つよし学園、あすか園、記念品のはまゆう、ベルモ-ド

8. 各診療科等が協力した地域の催し、イベント等

平成16年度に各診療科が協力した地域の催しは次のとおりである。

【イベントへの当院職員の派遣】

  1. 「看護の日」「看護週間」行事に伴う街頭キャンペ-ン
    平成16年5月8日(土)会場:プラッセだいわ
    当院看護師6名
  2. 「おっぱい相談会」
    平成16年8月6日(金)会場:都城市民健康センタ-
    当院看護師1名

【イベント時における急患等の搬入対応への協力依頼】

  1. 第43回九州・山口医科学生体育大会ボ-ドセイリング競技
    (日南市・大堂津海水浴場)
    平成16年4月30日(金)~5月1日(土)
  2. 油津港まつり2004
    平成16年7月24日(土)~25日(日)
    日南市・油津港