1. 地域医療連携/医療相談室の活動
(1) 平成17年度の地域医療連携室の取り組み
病院完結型医療から地域完結型医療への転換が求められる現在、中核病院には地域医療機関をはじめとする地域との接点となるべき部門の設置が求められている。
当院でも平成15(2003)年4月7日に地域医療連携室が設置(医療相談室との併設)され、平成16(2004)年4月からは常勤スタッフ3名を含む4名体制となり、各種活動を行っている。
17年度も前年度に引き続き紹介率30%達成・退転院調整充実・地域連携の推進、を大きな目的と掲げて様々な取り組みを行った。それにより17年9月以降紹介率が目標の30%を超えるなどの成果を得ることが出来た。また積極的に活動の成果を学会等でも発表した。
(2) 連携室の目標
当院理念「地域社会に貢献する病院」の実現
- 患者家族・地域医療機関・当院スタッフの間の相互理解を深め、患者を巡る様々な問題を解決し患者中心の医療が円滑に遂行できること
- 日南病院を中心に地域全体の医療レベルが向上するための活動をサポートすること
それらを通じ南那珂地域の住民に満足度の高い
良い医療を提供することを目指している
(3) 連携室の組織とスタッフ
連携室は、院内措置にて医事係内の独立部門として位置付けられており、1階の医療相談室、地域連携室に設置されている。
氏名 | 役職 | 勤務体制 | 役割分担 | |
---|---|---|---|---|
室長 | 木佐貫 篤 | 検査科・医長 (南那珂医師会理事) | 兼任 | 総括 |
係 | 中野 浩 | 医事係・主査 | 専任 | 医療相談 |
係 | 迫間 やす子 | 看護科・主任看護師 | 専任 | 地域連携、看護相談 |
係 | 井上 百恵 | 嘱託職員(ニチイ) | 専任 | 事務(紹介状管理、統計作成、各種書類作成等) |
(4) 平成17年度の主な活動報告と成果
連携室では、(1)医療相談業務(2)地域連携業務(3)院内テレビ放送業務を行っているが、以下地域連携業務の主な取り組み・活動と成果について述べる。
平成17年度に取り組んだ主な地域連携業務は下記の通りである。
- 連携実績の把握(実績収集とデータベース化、各種統計作成) ※医事係と協力実施
- 退院後の療養先に関する相談(療養型病院・介護施設等の紹介、転院調整、在宅サービス確認等)
- 地域連携に関する情報提供
- 地域連携に関する情報収集
- 各種研修の実施、運営等(医療連携セミナーなど)
1)連携実績の把握(実績収集とデータベース化、各種統計の作成)
医事係と協力して各医療機関別の紹介数・逆紹介数を毎月把握し実績を確認している。
平成16年度後半から紹介率が25%を超える状況であったが、連携の推進及び平成17年7月よりの特定療養費導入(非紹介患者対象)などにより、9月より30%を超える状況となった。それに伴い平成18年1月より紹介外来加算取得を開始することができた。初再診合計の紹介患者数も4,926名(前年4,289名)と前年比637名増加(連携室調べ)した。
4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
紹介件数 | 383 | 348 | 413 | 427 | 402 | 443 | 409 | 420 | 386 | 416 | 440 | 439 |
紹介率 | 26.7 | 24.4 | 25.8 | 29.8 | 28.9 | 31.5 | 32.3 | 30.9 | 34.3 | 31.1 | 34.2 | 33.4 |
(紹介件数は初再診全て含む)
2)退院後の療養先に関する相談
平成16年度から退院調整担当看護師が専任となったことが大きく、前年度以上に患者転退院に関する相談や調整がスムーズにすすみ、患者家族の満足度向上及び院外施設との連携に大きな成果を得ることが出来た。処理件数も139件と前年比156%増であった。 (平成17年度コンサルテーションシート運用実績)平成18年9月現在 提出件数:139件(解決済139件)
内訳 転院82件(病院65件、施設等17件)、在宅42件、他15件
- 対象患者在院日数:平均93.1日(1~1,480日)
- 解決までに要した日数:平均46.3日(1~291日)
調整には後方連携対象の病院が少なく解決まで時間がかかるなどの困難さから約1ヶ月程度要する。早期退院支援にむけてスクリーニングシート導入などの検討を行っている。
3)地域連携に関する情報提供
- 「日南病院診療案内-紹介受診の手引き-」発行(院外向け)
当院の診療状況・機能を案内する目的で、平成15年1月から作成配布しており、医師会の先生等より好評を得ている。発送先は南那珂2市2町全ての病院・診療所、医療関連施設など約200カ所におよぶ。当院は、医師の異動が多いため半年毎に改訂発行した。
(第6版:平成17年9月,第7版:平成18年2月) - 「連携室だより」「連携インフォメーション」の発行(院内向け)
病院訪問結果や院外の様々な情報を院内職員へ伝達する目的で、「連携室だより(スマイル通信)」「連携インフォメーション(院内メール)」として随時様々な情報を提供した。
4)地域連携に関する情報収集
- 地域医療機関訪問・情報交換
地域の医療機関の現状確認・連携室PRを目的に、17年度も2回施設訪問をおこなった。 - 各種会議等への出席 南那珂在宅ケア研究会(毎月第2火曜日)、南那珂緩和ケア研究会、南那珂地域ケア会議(年3回)、等の会議に出席し、情報交換などを通じて連携を深めている。
5)各種研修の実施、運営等
- 県立日南医療連携セミナー 圏域内医療機関等との交流、レベルアップ・連携推進を目的として、昨年に引き続き3回実施し好評を得た。
開催日時 | 内容 | 参加者数 |
---|---|---|
2005.5.24 第8回 | 「間違いだらけの心電図の勉強法(2)~不整脈編」 藤浦 芳丈(内科) | 135名 |
2005.10.4 第9回 | 「リスクマネジメントのABC~リスク感性を高めよう」 田中 茂子(看護科中央材料室師長) | 99名 |
2006.3.10 第10回 | 「胃瘻の構造とは」松田 俊太郎(外科) 「胃瘻のケア」 河野 穂波(看護科6西主任看護師) | 140名 |
- スマイル会-南那珂地区透析施設看護師勉強会 透析に関する勉強会の運営を連携室でサポートしている。
(平成17年度は当院での開催は無し) - 衛星遠隔看護研修講座(看護ケア講座)(看護科主催)
平成16年6月から毎月1回当院で開催しており、広報等に連携室が協力した。 - 在宅酸素重症児連絡会(小児科主催、連携室協力)
当院管理の在宅重症児について、当院小児科医師を中心に情報交換を行いよりよい対応をめざす会。参加者は医療(病院、訪問ステーション)、福祉(行政、保健所)、消防等。
第3回 2005年7月5日 21名参加
第4回 2005年11月1日 19名参加
第5回 2006年2月28日 20名参加 - 院内研修の院外オープン化 緩和ケア講演会、オストメイト交流会など院外から参加可能な研修も随時広報を行った。
2. 南那珂医師会との協力・連携
(1) 医師会運営への協力
地元2市2町の医師会である南那珂医師会には、木佐貫篤医長(臨床検査科)が理事に任命され、運営に参加して医師会と当院の連携に努めた。
(2) 医師会による夜間救急センター診療応援
南那珂医師会との話し合いにより、平成17年12月~平成18年3月の土曜日準夜帯(15回)に南那珂医師会会員(11名)による当院当直応援がおこなわれた。医師会の先生方からは、時間外救急体制に関して様々な意見が出された。
(3) 学校心臓検診への協力
医師会が自治体より委嘱され実施している学校心臓検診について、上田正人部長(内科)が判定委員として参加しており、精密検査を当院内科・小児科にて実施した(串間市の小中学生を除く)。
(4) 在宅ケア、緩和ケアへの関わり
南那珂医師会主催の「南那珂在宅ケア研究会」(毎月第2火曜19時?20時、南那珂医師会館)には、当院看護科・地域医療連携/医療相談室(連携相談室)もメンバーとして参加しており、毎回数名出席している。平成17年5月例会では、野元敦子看護師長(4西)が事例発表(在宅療養ができたターミナル期患者さん)と家族会の紹介を行った。
平成14年12月に発足した「南那珂緩和ケア研究会」には、当院から幹事として清水サナエ主任看護師(手術室、緩和ケアグループ)が参加している。
3. 地域諸機関からの研修・見学等
県立日南病院では、地域との医療連携充実及び明日の医療を担う人材育成のために、南那珂地区をはじめとする各教育機関、また消防署や地域医療機関等からの研修・見学等を毎年受け入れている。
平成15年度から宮崎大学医学部6年生のクラークシップを受け入れることになり、平成17年度は26名(内科・神経内科10名、外科4名、整形外科1名、耳鼻咽喉科2名、放射線科6名、臨床検査科3名)を受け入れた。
平成17年度の各種実習研修等の受け入れ実績は次のとおりである。
(1) 教育機関等
大学、短期大学、高等学校の実習見学受け入れ
期間 | 受け入れ科 | 主な実習内容 |
---|---|---|
4月 4日 ~ 4月15日 | 内科・神経内科(2名) 放射線科(1名) 臨床検査科(1名) |
内科・神経内科全般 放射線科全般 病理全般 |
4月18日 ~ 4月29日 | 内科・神経内科(2名) 放射線科(1名) |
内科・神経内科全般 放射線科全般 |
5月 9日 ~ 5月20日 | 内科・神経内科(2名) 外科(1名 ) 臨床検査科(1名) |
内科・神経内科全般 外科全般 病理全般 |
5月23日 ~ 6月 3日 | 内科・神経内科(2名) 外科(1名 ) |
内科・神経内科全般 外科全般 |
6月 6日 ~ 6月17日 | 内科・神経内科(1名) 外科(1名 ) 放射線科(1名) 臨床検査科(1名) |
内科・神経内科全般 外科全般 放射線科全般 病理全般 |
6月20日 ~ 7月 1日 | 内科・神経内科(1名) 外科(1名 ) 放射線科(1名) 耳鼻咽喉科(1名) |
内科・神経内科全般 外科全般 放射線科全般 耳鼻咽喉科全般 |
7月 4日 ~ 7月15日 | 耳鼻咽喉科(1名) 放射線科(1名) |
耳鼻咽喉科全般 放射線科全般 |
7月18日 ~ 7月29日 | 整形外科(1名) 放射線科(1名) |
整形外科全般 放射線科全般 |
期間 | 学校名 | 主な実習内容 |
---|---|---|
11月 7日 ~ 11月11日 | 活水女子大学(2名) | 栄養管理・給食管理 |
2月13日 ~ 3月 3日 | 南九州大学(2名) | 栄養管理・給食管理 |
期間 | 学校名 | 実習生数 | 主な実習内容 |
---|---|---|---|
5月 9日~7月15日 | 宮崎リハビリテーション学院(3年) | 1名 | 長期臨床実習 |
6月27日~9月 2日 | 玉野総合医療専門学校(4年) | 1名 | 長期臨床実習 |
7月18日~9月23日 | 神村学園医療福祉専門学校(3年) | 1名 | 長期臨床実習 |
8月15日~10月 7日 | 常葉学園医療専門学校(4年) | 1名 | 長期臨床実習 |
8月22日~10月28日 | 宮崎リハビリテーション学院(3年) | 1名 | 長期臨床実習 |
10月31日~11月18日 | 神村学園医療福祉専門学校(2年) | 1名 | 評価実習 |
10月31日~12月 9日 | 第一リハビリテーション学院(3年) | 1名 | 長期臨床実習 |
1月16日~1月27日 | 宮崎リハビリテーション学院(2年) | 2名 | 評価実習 |
2月13日~2月24日 | 宮崎リハビリテーション学院(2年) | 2名 | 評価実習 |
3月 6日~3月17日 | 第一リハビリテーション学院(2年) | 2名 | 評価実習 |
期間 | 学校名 | 実習生数 | 主な実習内容 |
---|---|---|---|
7月19日~8月12日 | 福山大学 | 1名 | 薬学部4年次生 |
1月30日~2月24日 | 福岡大学 | 1名 | 薬学部3年次生 |
期間 | 学校名 | 実習生数 | 主な実習内容 |
---|---|---|---|
8月22日~9月 2日 | 麻生医療福祉専門学校福岡校 | 1名 | 入院・外来業務 会計・レセプト業務 |
実習受入期間:2005年5月~2006年3月
学校名 | 課程 (修業年限) |
学年 | 実習生数 | 実習期間 (延べ日数) |
実習病棟 |
---|---|---|---|---|---|
宮崎県立看護大学 | 看護学士(4年) | 3年 | 30名 | 4241日 | 4東(NICUを含む)産科外来 |
4年 | 4名 | 56日 | 5東、6西 | ||
日南学園看護専攻科 | 看護師(2年) | 1年 | 40名 | 400日 | 3東、4西、5東、5西、6東、6西 |
2年 | 36名 | 2016日 | 3東、4東、4西、5東、5西、6東、6西 | ||
日南学園高校看護科 | 看護師(3年) | 1年 | 28名 | 56日 | 3東、4西、5東、5西、6東、6西 |
2年 | 23名 | 230日 | 3東、4西、5東、5西、6東、6西 | ||
3年 | 42名 | 545日 | 3東、4西、5東、5西、6東、6西 | ||
日南学園田野看護専攻科 | 看護師(2年) | 2年 | 31名 | 248日 | 4東 |
日南看護専門学校 | 看護師(3年) | 1年 | 38名 | 266日 | 3東、4西、5東、5西、6東、6西 |
2年 | 43名 | 1497日 | 3東(ICU含む)、4西、5東、5西、6東、6西、4東、小児科外来、OP室、透析室 | ||
3年 | 34名 | 1395日 | 3東(ICU含む)、4西、5東、5西、6東、6西、4東、透析室 | ||
合計 | 349名 | 7133日 |
【ふれあい看護体験】
これからの社会を担っていく高校生と病院、施設関係者が交流することで医療や看護について共に考えていくきっかけを作ること、また患者さんとふれあう体験を通して、看護する喜び・社会における看護の役割を理解し、看護の大切さや人の命について理解と関心を深める機会を提供することなどをねらいとして「ふれあい看護体験」を実施した。
日時 | 平成17年7月28日(木)9:00~15:15 | ||
---|---|---|---|
参加対象 | 県立都城西高等学校 | 8名 | |
県立泉ヶ丘高等学校 | 5名 | ||
県立日南高等学校 | 9名 | ||
日南学園高等学校 | 3名 | ||
計 25名 | |||
実施病棟 | 全病棟7ヶ所 (3東・4東・4西・5東・5西・6東・6西) | ||
体験内容 | ~ 看護の心をみんなの心に~ 見る!触れる!学ぶ! |
||
(1)清潔の援助(シャンプー、足浴など) | |||
(2)体温・血圧・脈拍測定 | |||
(3)食事の援助 | |||
(4)体位と姿勢(車椅子搬送など) | |||
(5)身の回りの世話・環境整備 | |||
(6)排泄の援助 | |||
(7)活動(散歩・運動・患者さんとの会話) |
(2) 行政機関等
【消防署】
研修期間 | 研修者、人数 | 主な研修内容 |
---|---|---|
5月16日~6月10日 | 日南市消防本部消防士長 1名 | 救急患者の初期治療 |
2月15日 ~ 28日 | 日南市消防本部消防士長 1名 | 救急患者の初期治療 |
研修期間 | 研修者、人数 | 主な研修内容 |
---|---|---|
3月 9日 ~ 11日 | 日南市消防署員 3名 | 救急室での見学、救急患者の応急処置 |
3月16日 ~ 18日 | 日南市消防署員 3名 | 救急室での見学、救急患者の応急処置 |
3)救急救命士気管挿管実習
平成17年度から救急救命士による気管挿管実習を開始した。これは手術室で全身麻酔を受けた患者に対して実際に気管挿管の実習を行うもので、実習に際しては麻酔科の専門医師が常時付き添って救急救命士の指導にあたり安全性を確保しながら行っている。
研修期間 | 研修者、人数 | 主な研修内容 |
---|---|---|
2005年5月18日~2006年3月31日 | 日南市消防本部消防士長 1名 | 全身麻酔時における気管挿管実習 |
4)MC(Medical control)検証会
平成15年度からMC(Medical control)検証会を開始した。これは、救急救命士と当院医師等が出席して、実際に行われた救急出動の事例を検証することで今後の活動に役立て、あわせて救急救命士の技量向上を目的として行われている。
平成17年度の実施状況は、次のとおりである。
開催回数 | 日 時 | 内 容 | 出席者 |
---|---|---|---|
第6回検証会 | 2005.5.30 | 検証 除細動 1事例 その他 7事例 | 医師1名 日南市消防署 12名 串間市消防署 2名 |
第7回検証会 | 2005.7.25 | 検証 除細動 1事例 その他 1事例 | 医師1名 日南市消防署 6名 串間市消防署 4名 |
第8回検証会 第9回検証会 | 二次検証会は実施せず | ||
第10回検証会 | 2006.1.30 | CAP 1事例 その他 1事例 | 医師1名 日南市消防署 8名 串間市消防署 4名 |
(3) 地域の医療機関等
研修期間 | 研修者、人数 | 主な研修内容 |
---|---|---|
2006年 3月28日 | 日南薬剤師会会員 15名 | 電子カルテシステム導入について |
研修期間 | 研修者、人数 | 主な研修内容 |
---|---|---|
2005年 7月15日 アトル日南店 |
日南薬剤師会・病院薬剤師会会員 40名 | ・デュロテップパッチと最近の麻薬製剤について ・医療を取り巻く個人情報の取り扱いについて |
研修期間 | 研修者、人数 | 主な研修内容 | 受け入れ病棟 |
---|---|---|---|
2004年9月13日~9月17日 (5日間) |
東内科クリニック 看護師 5名 |
透析室看護ケア- 技術等の見学 |
透析室 |
4. 地域への教育活動等
(1) 県立日南医療連携セミナー
地域医療連携室主催で、3回開催した。対象は南那珂地区の医療従事者。
開催日時 | 内容 | 参加者数 | 場所 |
---|---|---|---|
2005.5.24 第8回 | 「間違いだらけの心電図の勉強法(2)?不整脈編」 藤浦 芳丈(内科) | 135名 | 講堂 |
2005.10.4 第9回 | 「リスクマネジメントのABC―リスク感性を高めよう」 田中 茂子(看護科中央材料室師長) | 99名 | 講堂 |
2006.3.10 第10回 | 「胃瘻の構造とは」松田 俊太郎(外科) 「胃瘻のケア」 河野 穂波(看護科6西主任看護師) | 140名 | 講堂 |
(2) 呼吸生理と人工呼吸器に関する講義
講演 | 呼吸生理と人工呼吸器 |
---|---|
講師 | 長田 直人(麻酔科) |
開催日 | 2005年8月6日 宮崎市・アズムホール |
(3) 思春期教育-命の大切さを考える-
講演 | 「性教育・命の大切さ」「性情報への対応」「生命の誕生」「性非行、性犯罪」 |
---|---|
講師 | 門川 久子、中倉 輝子(看護科4東病棟、助産師) |
開催日時 | 対象 | 会場 | 参加者数 |
---|---|---|---|
2006.2.8 | 細田中学校 | 細田中学校 | 48名 |
2006.2.15 | 細田中学校 | 細田中学校 | 46名 |
2006.3.10 | 飫肥中学校 | 飫肥中学校 | 90名 |
2006.3.9 | 吾田中学校 | 吾田中学校 | 210名 |
2006.3.10 | 飫肥中学校 | 飫肥中学校 | 90名 |
(4) 衛星遠隔研修実践講座(看護ケア)
平成16年6月から衛星通信を利用した看護研修講座を開設した。不定期に行われる特別講座を院内全職員の集合教育に使用することもある。
開催日は原則として毎月第4木曜日、県南日南・串間医療圏の地域の病院にも呼びかけ、約50%が院外からの参加者であり、地域貢献に役立っていると考える。
開催日時 | 内容 | 参加者数(人) |
---|---|---|
2005.4.28 | 「看護記録」 個人情報保護法とフォーカスチャーティング | 58 |
2005.5.26 | 「スキルアップⅠ」 知っておきたい 薬の知識薬のリスクマネジメント | 55 |
2005.6.23 | 「感染管理」 実例で学ぶ感染管理 ーベッドサイドケアにおける感染対策ー | 61 |
2005.7.28 | 「救急看護」 | 135 |
2005.8.25 | 「スキルアップ」 研究の活かし方 ー研究テーマの絞り込みの実際ー | 19 |
2005.9.8 | リスクマネジメント特別講座「個人情報保護法」 ~医療現場における留意点~ | 院内のみ30 |
2005.9.22 | 「臨床」緩和ケア」 ~東札幌病院の実践~ | 37 |
2005.10.27 | 「リスクマネジメント」 ヒヤリハットの実例と解説ー患者、家族指摘事例を中心にー | 77 |
2005.12.22 | 「糖尿病看護」~どこにでもいる糖尿病患者さんの一歩進んだ糖尿病ケア~ | 20 |
2006.1.26 | 「心理と病理」 リハビリメイクとは | 68 |
2006.3.23 | 「がん看護」 | 18 |
4/28 | 5/26 | 6/23 | 7/28 | 8/25 | 9/8 | 9/22 | 10/22 | 12/22 | 1/26 | 3/23 | |
3東・ICU | 2 | 4 | 13 | 2 | 4 | 3 | 2 | ||||
4東・NICU | 4 | 1 | 2 | 2 | 1 | 2 | |||||
4 西 | 4 | 4 | 2 | 8 | 4 | 3 | 5 | ||||
5 東 | 3 | 4 | 4 | 7 | 5 | 3 | 4 | 4 | 1 | 1 | |
5 西 | 2 | 9 | 1 | 4 | 2 | ||||||
6 東 | 1 | 6 | 1 | ||||||||
6 西 | 1 | 2 | 5 | 5 | 4 | 1 | 5 | 4 | |||
手術室 | 4 | 2 | 4 | 7 | 2 | 4 | 1 | ||||
透析室 | 1 | 5 | 4 | 4 | |||||||
中 材 | 6 | 2 | 2 | ||||||||
外 来 | 1 | 18 | 2 | 5 | 2 | 4 | 1 | ||||
看護部 | 2 | 1 | 2 | 2 | 2 | ||||||
その他 | |||||||||||
院 外 | 42 | 33 | 28 | 56 | 8 | / | 16 | 51 | 8 | 50 | 5 |
合 計 | 58 | 55 | 61 | 135 | 19 | 30 | 37 | 77 | 20 | 68 | 18 |
年間総数 | 578 |
* 11月・2月は希望参加者が少数のため、中止した
5. はまゆう会・糖尿病を学ぶ会
はまゆう会では、糖尿病に対する理解と自己管理の向上を目指して、毎年様々な年間行事を通じて、医師・栄養士・看護師との交流を行っている。
平成17年度の活動状況は下記の通りであるが、このほか「糖尿病を学ぶ会」にも同時に参加し、学習や交流を深めている。
※はまゆう会:糖尿病の患者さんに、糖尿病に対する関心を高めていただくために、平成2年7月に発足した「日南病院糖尿病友の会」の名称で会員数は21名。
年月日 | 行事 | 参加者 |
---|---|---|
2005.4月 | 第16回はまゆう会総会 | 12名 |
2005.年3回 | はまゆう役員会 | 24名 |
2005.4月 | 糖尿病を学ぶ会総会・講演会 | 35名 |
2005.9月 | 糖尿病スタッフ研究会 | 43名 |
2005.10月 | 糖尿病歩こう会 | 14名 |
2005.11月 | 糖尿病糖尿週間日南串間大会 | 77名 |
2005.12月 | 糖尿病グランドゴルフ | 16名 |
2006.3月 | 糖尿病吹き矢挑戦 | 17名 |
6. 献血への協力
県立日南病院では、地域が必要とする安全性の高い血液を確保し、県民の皆様の健康と生命を守るため宮崎県赤十字血液センタ-が病院構内で実施する献血に積極的に協力している。
- 献血実施日 平成17年 5月24日
平成17年11月16日 - 献血受付者数 延70名
7. 県立日南病院祭
第7回県立日南病院祭を平成17年11月27日(日)に開催した。
今年も、病院職員だけでなく、入院患者、外来参加者、ボランティア、スタッフ等の約2,000名の参加者で賑わいました。
- 各コーナー
- 医療器械展示~X線装置など見学
- 検診・測定コーナー~血圧・血糖値・骨密度測定など簡単な健康状態検査
- 治療食を知ろう!
- フリーマーケット
- イベントコーナー
- 糖尿病について~血糖チェックや生活相談、正しい手洗いの仕方
- クリニカルパス展示
- 臓器移植に関するパネル展示
- 油津小学校スケッチ大会作品展
- 宮大医学生の医学展(解剖病理学展、患者さんの気持ち展、アロマでリラックス)
- 生き方上手~緩和ケア活動紹介・健康講座・眼圧・聴力検査
- NICUの紹介~リフロロジー分娩法
- ミクロの世界~組織・細胞標本展示
- 南睦会総合作品展
- 物産販売
- アトラクション
- 獅子舞奉納(天翔)
- シングアウト・キッズ(ダンス・コーラス)
- 日南カトリック園児(マツケンサンバ)
- 藤間流寿樹会(日本舞踊)
- 潮わらばー会(沖縄エイサー)
- ビブレフラ星倉飫肥(ハワイアンフラ)
- かすみバンド(バンド演奏)
- 県立日南病院音楽部(フルート・クラリネット演奏)
- ご協力いただいた方々
宮大学医学部学生、日南学園(看護学科・野球部)、日南看護専門学校、アトラクション参加の皆様、フレッシュマートキッチン、日南市社会教育課他
8. 各診療科等が協力した地域の催し、イベント等
平成17年度に各診療科が協力した地域の催しは次のとおりである。
【イベントへの当院職員の派遣】
- 「おっぱい相談会」 平成17年8月2日(火) 会場:宮崎市宮崎保健所
当院看護師2名
平成17年8月4日(木) 会場:都城市母子保健センター
当院看護師2名 - 「まちの保健室相談会」 平成17年6月25日(土) 会場:宮崎市カリーノ宮崎
当院看護師1名
平成17年7月17日(日) 会場:宮崎市カリーノ宮崎
当院看護師1名
平成18年1月15日(日) 会場:宮崎市カリーノ宮崎
当院看護師1名
【イベント時における急患等の搬入対応への協力依頼】
- 日露戦争・ポーツマス条約締結100周年記念国際シンポジウム
平成17年5月19日(木)~22日(日) - 油津港まつり2005
平成17年7月23日(土)~24日(日) - 日南市・那覇市姉妹都市交流バレーボール大会
平成17年7月31日(日) - 日南市・那覇市学童軟式野球選手権大会
平成17年8月20日(土)~21日(日) - 小村寿太郎候生誕150周年記念式典
平成17年9月26日(月) - 第28回飫肥城下まつり
平成17年10月15日(土)~16日(日) - 第10回油津堀川まつり
平成17年11月12日(土)~13日(日) - 第5回つわぶきハーフマラソン IN日南
平成17年11月20日(日) - 港あぶらつ朝市開催100回記念イベント
平成18年2月12日(日)