平成15年度 第3章 研究業績

1. 論文・誌上発表、学会・研究会発表及び講演

(1) 各診療科別発表数

  論文・誌上発表 学会・研究会発表 講演 その他
内科・神経内科 3 5 4 0
精神科・心療内科 1 4 1 0
小児科 0 1 0 0
外科 10 10 3 1
整形外科 3 5 2 0
脳神経外科 0 2 0 0
皮膚科 4 4 2 0
泌尿器科 0 1 2 0
産婦人科 0 5 3 0
眼科 0 3 0 0
耳鼻咽喉科 0 3 0 0
放射線科 2 7 0 0
麻酔科 1 1 1 0
臨床検査科 6 7 1 0
看護科 0 4 1 0
地域医療連携室 0 1 0 0
30 63 20 1

(院内向け発表はのぞく)

※論文・誌上発表、学会研究会の研究業績の収載基準
医師関係の論文、誌上発表、学会、研究会の研究業績の収載に当たっては以下の基準にて記載した。

  1. 年報の期間(平成15年4月~平成16年3月)に本院に在籍していた医師の氏名が記載されているもの。従って、研究業績が本院で行われたものとは限らない。
  2. 講演は、本院に在籍中の発表分とした。
  3. 複数科での業績は、各科別に掲載した。従って、業績が重複しているものもあり、総計も重複している。
  4. その他には、学術論文以外の誌上発表などを含んでいる。
  5. 神経内科は内科に、リハビリテーション科は整形外科に、それぞれまとめて掲載した。

(2) 各診療科業績一覧

【内科・神経内科】

(原著、著書、誌上発表)

  1. Serum lipoprotein(a) Concentration and Apo(a) Isoform under The Condition of Renal Dysfunction.
    Kuboyama M,Ageta M,Ishihara T,Fujiura Y,Kashio N,Ikushima I
    J Atheroscler Thromb 10:283-289,2003
  2. A case of non-small cell lung cancer with false-positive staging by positron emission tomography.
    Tomita M,Ichinari H,Tomita Y,Mine K,Iiboshi H,Kisanuki A,Shibata K.
    Ann Thorac Cardiovasc Surg 9:397-400,2003
  3. Role of HTLV-1 Proviral DNA load and Clonality in the Development of Adult T-Cell Leukemia/Lymploma in Asymptomatic Carriers.
    Okayama A,Stuver S,Matsuoka M,Ishizaki J,Tanaka G,Kubuki Y,Mueller N,Hsieh CC,Tachibana N,Tsubouchi H.
    Int Cancer 110:621-+625,2004

(学会、研究会発表)

  1. 腎不全患者における血中Lp(a)の特性。
    窪山美穂、上田正人、飯干宏俊、石原旅人、藤浦芳丈、石崎淳三、生島一平、加塩信行
    第100回日本内科学会総会 2003年4月1日、福岡市
  2. 皮下、リンパ節膿瘍を発症症状とした悪性リンパ腫、diffuse large cell type, anaplastic variantの一例。
    石崎淳三、上田正人
    第65回日本血液学会総会・第45回日本臨床血液学会総会 2003年8月28日、大阪市
  3. 腎不全患者における血中Lp(a)の特性。
    窪山美穂、上田正人、飯干宏俊、石原旅人、藤浦芳丈、石崎淳三、生島一平、加塩信行
    第8回Lp(a)カンファレンス 2003年10月1日、京都市
  4. 重傷急性膵炎に対する膵酵素阻害剤/抗生物質持続動注療法。
    落合英志、清原省吾、清水勅君、中平孝明、冨田雅樹、峯一彦、柴田紘一郎、柳重久、上田正人
    第11回宮崎血管内治療IVR研究会 2003年10月25日、宮崎市
  5. 高齢者で発症した免疫抑制療法が奏功したアレルギー性肉芽腫性血管炎の一例。
    小玉剛士、加塩信行、飯干宏俊、生島一平、石崎淳三、藤浦芳丈、石原旅人、川崎由香、東謙一郎、上田正人
    第264回日本内科学会九州地方会 2004年2月7日、福岡市

(講演)

  1. 急性冠症候群とスタチン。
    生島一平
    動脈硬化の予防と高脂血症治療研究会 2003年6月20日、宮崎市
  2. ACSとスタチン。
    生島一平
    南那珂医師会学術講演会 2003年11月14日、日南市
  3. 腎不全における悪性腫瘍と感染症。
    石原旅人
    第10回スマイル会 2003年11月18日、日南市
  4. スタチン治療の効果
    上田正人
    三股内科医会 2004年2月20日、都城市

【精神科・心療内科】

(原著、著書、誌上発表)

  1. 自殺企図。
    長沼英俊
    県立病院共同研究事業報告書 第30集、2003

(学会、研究会発表)

  1. うつ病の診断と治療
    長沼英俊
    第6回宮崎こころのケアを考える会 2003年4月19日、宮崎市
  2. パニック障害急性期の薬物治療成績。
    長沼英俊
    第56回九州精神神経学会 2003年11月6日、久留米市
  3. パニック急性期の薬物治療成績。
    長沼英俊
    第16回日本総合病院精神医学会 2003年11月21日、京都市
  4. パニック障害急性期の薬物治療成績。
    長沼英俊
    第50回宮崎県精神科医会 2003年12月6日、宮崎市

(講演)

  1. パニック障害。
    長沼英俊
    第5回県立日南病院祭 2003年11月16日、日南市

【小児科】

(学会、研究会発表)

  1. Influenzae type b による劇症型髄膜炎の1症例について。
    池田俊郎、黒田直宏
    第55回日本小児科学会宮崎地方会 2004年2月29日、宮崎市

【外科】

(原著、著書、誌上発表)

  1. 癒着剥離法、術中肺胞婁処理法、術中被覆法。
    柴田紘一郎
    pp371-384、臨床呼吸器外科(第2版)(分担)、医学書院、2003年
  2. Prognostic significance of bcl-2 expressin in resected pN2 non-small cell lung cancer.
    Tomita M,Matsuzaki Y,Edagawa M,Shimizu T,Hara M,Onitsuka T.
    Eur J Surg Oncol 29:654-657,2003
  3. Lack of prognostic significance of tumor angiogenesis in resected pN2 non-small cell lung cancer.
    Tomita M,Matsuzaki Y,Edogawa M,Shimizu T,Hara M,Onitsuka T.
    Interactive Cardiovasc Thorac Surg 2:201-205,2003
  4. Distribution of mast cells in mediastinal lymph nodes from lung cancer patients.
    Tomita M,Matsuzaki Y,Edogawa M,Shimizu T,Hara M,Onitsuka T.
    World Surg Oncol 1:25,2003
  5. Pulmonary granuloma possibly caused by staples after video-assisted thoracoscopic surgery.
    Tomita M,Matsuzaki Y,Edogawa M,Shimizu T,Hara M,Onitsuka T.
    Ann thorac Cardiovasc Surg 9:123-125,2003
  6. “The law of 3”:Prognostic parameters for resected metastatic pulmonary tumors.
    Matsuzaki Y,Shimizu T,Edogawa M,Hara M,Tomita M,Ayabe T,Onitsuka T.
    Ann Thorac Cardiovasc Surg 9:290-294,2003
  7. A case of non-small cell lung cancer with false-positive staging by positron emission tomography.
    Tomita M,Ichinari H,Tomita Y,Mine K,Iiboshi H,Kisanuki A,Shibata K.
    Ann thorac Cardiovasc Surg 9:397-400,2003
  8. 乳腺腫瘤を初発症状として発見されたT細胞悪性リンパ腫の1例。
    木佐貫篤、外山英人、井上芳和、市成秀樹、峯一彦、柴田紘一郎
    日臨細胞九州会誌 34:55-58,2003
  9. 肝血管筋脂肪腫の1例。
    清水勅君、清原省吾、落合英志、富田雅樹、冨田裕二、市成秀樹、峯一彦、柴田紘一郎、木佐貫篤
    宮崎県医師会医学会誌 27:150-154,2003
  10. 大網に発生したCastleman病の1例。
    清水勅君、清原省吾、落合英志、富田雅樹、冨田裕二、市成秀樹、峯一彦、柴田紘一郎、木佐貫篤
    宮崎県医師会医学会誌 27:155-158,2003

(学会、研究会発表)

  1. 肺癌を疑った両側炎症性偽腫瘍の1例切除例。
    市成秀樹、峯一彦、富田雅樹、中平孝明、柴田紘一郎
    第20回日本呼吸器外科学会総会 2003年5月8-10日、東京都
  2. 肝血管筋脂肪腫の1例
    清水勅君、清原省吾、落合英志、市成秀樹、富田雅樹、冨田裕二、峯一彦、柴田紘一郎、木佐貫篤
    第27回宮崎CT研究会 2003年5月10日、宮崎市
  3. CEAの異常値のみで長期経過した再発性肺癌の1例。
    市成秀樹、柴田紘一郎、峯一彦、冨田裕二、富田雅樹、木佐貫篤
    日本肺癌学会九州地方会 2003年7月11-12日、大分市
  4. Result of surgical therapy for the patient with interlobar pleural invading(P3) lung cancer; Is partial resection combined with lobectomy justified ?
    Shibata K,Tomita M,Ichinari H,Mine K,Matsuzaki Y
    16th Annual Meeting, World Society of Cardio-Thoracic Surgeons-Japan Chapter July 23-25,2003,Aso
  5. 右中下葉SLEEVE切除後の上葉支のスライド型形成術。
    枝川正雄、松崎泰憲、清水哲哉、原政樹、綾部貴典、二宮浩範、鬼塚敏男、柴田紘一郎
    第2回九州呼吸器外科手術手技フォーラム 2003年8月1日、久留米市
  6. CEAの異常値のみで長期経過した再発性肺癌の1例。
    市成秀樹、峯一彦、冨田裕二、富田雅樹、柴田紘一郎
  7. 化学放射線療法が奏効した肛門管癌の1例。
    清水勅君、清原省吾、落合英志、篠原立大、峯一彦、柴田紘一郎、宮崎貴浩
    第4回宮崎県放射線治療研究会 2003年9月13日、宮崎市
  8. 重傷急性膵炎に対する膵酵素阻害剤/抗生物質持続動注療法。
    落合英志、清原省吾、清水勅君、中平孝明、富田雅樹、峯一彦、柴田紘一郎、柳重久、上田正人
    第11回宮崎血管内治療IVR研究会 2003年10月25日、宮崎市
  9. pN2肺癌術後予後因子についての臨床病理学的および免疫組織学的検討。
    富田雅樹、市成秀樹、冨田裕二、峯一彦、柴田紘一郎、松崎泰憲、鬼塚敏男
    第44回日本肺癌学会総会 2003年11月6-7日、東京都
  10. pN2肺癌術後予後因子についての免疫組織学的検討。
    富田雅樹、市成秀樹、冨田裕二、峯一彦、柴田紘一郎、松崎泰憲、鬼塚敏男
    第56回日本胸部外科学会総会 2003年11月19-21日、東京都

(講演)

  1. 縦隔の外科。
    柴田紘一郎
    宮崎医科大学学生講義(4年生) 2003年9月29日、宮崎郡
  2. 肺手術の手術手技と使用薬剤-当院における呼吸器外科領域の工夫-。
    市成秀樹
    鳥居薬品・宮崎連絡所社外者講師研修会 2003年12月11日、日南市
  3. 生きる。
    柴田紘一郎
    第9回九州ブロック介護福祉士研修会 2003年9月19-20日、宮崎市

(その他)

  1. 日本にくらべるとアメリカでは。
    柴田紘一郎
    日州医事 649:16-17、2003

【整形外科・リハビリテーション科】

(原著、著書、誌上発表)

  1. Perthes病の治療。
    長鶴義隆
    関節外科 22:50-58、2003
  2. Perthes病に対する術後10年以上の経過観察例の治療成績。
    松岡知己、長鶴義隆、川添浩史、坂田勝美
    日本小児整形外科学会雑誌 12:18-21、2003
  3. アキレス腱断裂に対する経皮的縫合術のMRIによる経過及び治療実績。
    川添浩史、長鶴義隆、松岡知己、村上弘
    整形外科と災害外科 53:250-254、2004

(学会、研究会発表)

  1. 臼蓋形成術の術後10年経過症例の治療実績。
    松岡知己、長鶴義隆、川野彰裕、村上弘
    第30回日本股関節学会 2003年10月31日、東京都
  2. アキレス腱断裂に対する経皮的縫合術のMRIによる経過及び治療実績。
    川添浩史、長鶴義隆、松岡知己、村上弘
    第105回西日本整形災害外科学会 2003年6月14日、福岡市
  3. 肘部管症候群の治療実績。
    村上弘、長鶴義隆、松岡知己、川野彰裕
    第105回西日本整形災害外科学会 2003年11月16日、別府市
  4. 治療診断に難渋した膝関節周囲疾患。
    松岡知己、長鶴義隆、川添浩史、村上弘
    第46回宮崎整形外科懇話会 2003年6月28日、宮崎市
  5. 陳旧性足関節外側靭帯損傷の治療経験。
    川野彰裕、長鶴義隆、松岡知己、村上弘
    第47回宮崎整形外科懇話会 2003年12月20日、宮崎市

(講演)

  1. 大腿骨頸部骨折治療の考え方。
    川野彰裕
    第2回県立日南医療連携セミナー 2004年1月21日、日南市
  2. 大腿骨頸部骨折のリハビリ。
    野口拓巳
    第2回県立日南医療連携セミナー 2004年1月21日、日南市

【脳神経外科】

(学会・研究会発表)

  1. 側頭葉てんかんの1手術例。
    牧原真治、森田能弘、是枝麻子
    第24回宮崎てんかん懇話会 2003年7月11日、宮崎市
  2. 無数の固形滲出物を伴う脳室炎後水頭症におけるセラペターゼの有用性。
    森田能弘、牧原真治、藤目憲一、是枝麻子、杉本哲朗
    第62回日本脳神経外科学会総会 2003年10月2日、仙台市

【皮膚科】

(原著、著書、誌上発表)

  1. Three cases of malignant melanoma arising on burn scars.
    Kikuchi H,Nishida T,Kurokawa M,Setoyama M,Kisanuki A
    J Dermatol 30:617-624,2003
  2. 宮崎医科大学皮膚科学教室開講以来25年間の熱傷はん痕癌の統計的観察。
    菊池英雄、天野正宏、黒川基樹、緒方克己、瀬戸山充
    西日皮 65:479-482、2003
  3. Two cases of angiosarcoma of the face.
    Kikuchi H,Kurokawa M,Setoyama M
    J Dermatol 31:47-50,2004.8.19
  4. 皮膚脈管肉腫の9例の臨床的検討。
    菊池英雄、津守伸一郎、黒川基樹、瀬戸山充
    西日皮 66:178-182、2004

(学会、研究会発表)

  1. Eccrine spiradenocacinoma の1例。
    菊池英維、西田隆昭
    第55回日本皮膚科学会西部支部学術大会 2003年10月25日、松山市
  2. 水銀中毒の1例。
    菊池英維、長嶺英宏
    日本皮膚科学会第100回宮崎地方会 2003年12月7日、宮崎市
  3. Wells 症候群の1例。
    長嶺英宏、菊池英維
    日本皮膚科学会第100回宮崎地方会 2003年12月7日、宮崎市
  4. 頭部外傷後二次感染から皮膚壊死、多臓器不全をきたした1例。
    石井千寸、田島誠也、山本恵三、坂本忠秀
    日本皮膚科学会第100回宮崎地方会 2003年12月7日、宮崎市

(講演)

  1. スキントラブルの予防と対処法。
    長嶺英宏
    第4回オスメイト交流会 2003年10月2日、日南市
  2. 褥瘡の一般的な知識(発生原因から治療まで)。
    長嶺英宏
    第3回県立日南医療連携セミナー 2004年3月3日、日南市

【泌尿器科】

(学会、研究会発表)

  1. 前立腺癌:当院の近況、前立腺生検について。
    新川徹
    日本泌尿器科学会第75回宮崎地方会 2004年1月24日、宮崎市

(講演)

  1. 増えている前立腺がん。
    新川徹
    前立腺がんのすべてを学ぶ市民公開講座 2003年6月21日、宮崎市
  2. 増えている前立腺がん。
    新川徹
    前立腺がんのすべてを学ぶ市民公開講座 2003年9月15日、宮崎市

【産婦人科・NICU】

(学会、研究会発表)

  1. 乳癌術後に発症した子宮体癌の1症例。
    甲斐克秀、桂木真司、今村登志子、春山康久
    日本産婦人科学会宮崎地方部会夏期学会 2003年8月23日、宮崎市
  2. 在胎38週2日選択的帝王切開施行後、新生児呼吸管理を要した1症例。
    甲斐克秀、桂木真司、今村登志子、春山康久
    第88回南那珂産婦人科医会研修会 2003年9月10日、日南市
  3. 卵巣甲状腺腫の1例。
    清原省吾、落合英志、清水勅君、春山康久、桂木真司、木佐貫篤
    第18回宮崎MRI研究会 2003年11月22日、宮崎市
  4. 当科で経験した常位胎盤早期剥離症例の検討。
    甲斐克秀、桂木真司、今村登志子、春山康久
    第90回南那珂産婦人科医会研修会 2003年11月26日、日南市
  5. Grafting of glial cell line-derived neurotrophic factor-secreting cells for hypoxic-ischemic encephalopathy in neonatal rats.
    Katsuragi Shinji
    Society for Maternal-Fetal Medicine 24th Annual meeting, Feb.7,2004.

(講演)

  1. 性に関する指導推進事業「専門医による指導事業」 10代の性について。
    春山康久
    宮崎県立日南振徳商業高等学校 2003年10月6日、日南市
  2. 性に関する指導推進事業「専門医による指導事業」 STD・煙草・アルコール
    春山康久
    宮崎県立福島学校 2004年2月13日、串間市
  3. 性に関する指導推進事業「専門医による指導事業」 年齢に応じた性教育について
    春山康久
    宮崎県立日南養護学校 2004年3月2日、日南市

【眼科】

(学会、研究会発表)

  1. 側頭動脈生検にて診断された動脈炎性虚血性視神経症の2例。
    小澤摩記、原田勇一郎、西田智美、森山重人、中馬秀樹、直井信久
    第57回日本臨床眼科学会 2003年10月30日-11月3日、名古屋市
  2. Wegener 肉芽腫症に合併した鼻涙管閉塞症にDCRを施行した1例。
    高倉玄太
    MOAの会 2003年7月19日、宮崎市
  3. 最近の症例から。
    高倉玄太
    New Vit Qの会 2004年2月21日、鹿児島市

【耳鼻咽喉科】

(学会、研究会発表)

  1. 錐体骨癒着に伴うアブミ骨固着の1症例。
    川畑隆之、南慎一、河野浩万、君付隆
    第65回耳鼻咽喉科臨床学会 2003年7月4日、京都市
  2. 県立日南病院平成15年入院統計。
    竹中美香、川畑隆之
    日耳鼻宮崎県地方部会学術講演会 2003年12月6日、宮崎市
  3. 披裂軟骨脱臼の2症例。
    川畑隆之、竹中美香
    日耳鼻宮崎県地方部会学術講演会 2003年12月6日、宮崎市

【放射線科】

(原著、著書、誌上発表)

  1. 肝血管筋脂肪腫の1例。
    清水勅君、清原省吾、落合栄志、富田雅樹、冨田裕二、市成秀樹、峯一彦、柴田紘一郎、木佐貫篤
    宮崎県医師会医学会誌 27:150-154、2003
  2. 大網に発生したCastleman 病の1例。
    清水勅君、清原省吾、落合栄志、市成秀樹、、富田雅樹、冨田裕二、峯一彦、柴田紘一郎、木佐貫篤
    宮崎県医師会医学会誌 27:155-158、2003

(学会、研究会発表)

  1. 肝血管筋脂肪腫の1例。
    清水勅君、清原省吾、落合栄志、富田雅樹、冨田裕二、市成秀樹、峯一彦、柴田紘一郎、木佐貫篤
    第27回宮崎CT研究会 2003年5月10日、宮崎市
  2. 化学放射線療法が奏効した肛門管癌の1例。
    清水勅君、清原省吾、落合栄志、篠原立大、峯一彦、柴田紘一郎、宮崎貴浩
    第4回宮崎県放射線治療研究会 2003年9月13日、宮崎市
  3. 重傷急性膵炎に対する膵酵素阻害剤/抗生物質持続動注療法。
    落合栄志、清原省吾、清水勅君、中平孝明、富田雅樹、峯一彦、柴田紘一郎、柳重久、上田正人
    第11回宮崎血管内治療IVR研究会 2003年10月25日、宮崎市
  4. 卵巣甲状腺腫の1例。
    清原省吾、落合栄志、清水勅君、春山康久、桂木真司、木佐貫篤
    第18回宮崎MRI研究会  2003年11月22日、宮崎市
  5. 放射線治療が有効であった肝臓癌の1例。
    清水勅君、清原省吾、落合栄志
    第5回宮崎県放射線治療研究会 2004年2月21日、宮崎市
  6. 胆道ラルスについて。
    松尾浩治、日高信輔、二方美穂、奥山真広
    県職放射線技師協議会研修会 2003年6月14日、宮崎市
  7. 放射線治療における精度管理。
    日高信輔、二方美穂、松尾浩治、奥山真広、栗山儀明
    県職放射線技師協議会研修会 2003年11月8日、宮崎市

【麻酔科・ICU】

(原著、著書、誌上発表)

  1. 糖原病Ⅰ型患者の麻酔経験。
    山賀昌治、井上卓也、前田有紀、長田直人、高崎真弓
    臨床麻酔 27:2003-2011、2003

(学会、研究会発表)

  1. 帝王切開術および婦人科手術におけるロピバカイン低用量持続注入の有効性の検討。
    細川信子、丸田望、山賀昌治、江川久子、長田直人、高崎眞弓
    九州麻酔科学会第41回大会 2003年9月

(講演)

  1. 呼吸生理と人工呼吸器について。
    長田直人
    タイコスヘルスケアジャパン株式会社主催研修会、2003年10月18日、宮崎市

【臨床検査科】

(原著、著書、誌上発表)

  1. 乳腺腫瘤を初発症状として発見されたT細胞性悪性リンパ腫の一例。
    木佐貫篤、外山英人、井上芳和、市成秀樹、峯一彦、柴田紘一郎
    日臨細胞九州会誌 34:55-58、2003
  2. スライドカンファレンス 呼吸器。
    木佐貫篤
    日臨細胞九州会誌 34:161-162、2003
  3. Three cases of malignant melanoma arising on burn scars.
    Kikuchi H,Nishida T,Kurokawa M,Setoyama M,Kisanuki A
    J Dermantol 30:617-624、2003
  4. A case of non-small cell lung cancer with false-positive staging by positron emission tomography.
    Tomita M,Ichinari H,Tomita Y,Mine K,Iiboshi H,Kisanuki A,Shibata K,
    Ann Thorac Cardiovasc Surg 9:397-400、2003
  5. 肝血管筋脂肪腫の1例。
    清水勅君、清原省吾、落合英志、富田雅樹、冨田裕二、市成秀樹、峯一彦、柴田紘一郎、木佐貫篤
    宮崎医師会誌 27:150-154、2003
  6. 大網に発生したCastleman 病の1例。
    清水勅君、清原省吾、落合英志、富田雅樹、冨田裕二、市成秀樹、峯一彦、柴田紘一郎、木佐貫篤
    宮崎医師会誌 27:155-158、2003

(学会、研究会発表)

  1. 肝血管筋脂肪腫の1例。
    清水勅君、清原省吾、落合英志、富田雅樹、冨田裕二、市成秀樹、峯一彦、柴田紘一郎、木佐貫篤
    第27回宮崎CT研究会 2003年5月10日、宮崎
  2. サーキュラー発行による県支部活動の活性化。
    木佐貫篤、大野招伸、花牟礼富美雄、林透、日野浦雄之、西村篤乃
    第44回日本臨床細胞学会総会 2003年5月31日、東京都
  3. CEAの異常値のみで長期経過した再発性肺癌の1例。
    市成秀樹、柴田紘一郎、峯一彦、冨田裕二、富田雅樹、木佐貫篤
    日本肺癌学会九州地方会 2003年7月11-12日、大分市
  4. 直腸潰瘍 Open ulcer,perforated due to Sodium polystyrene sulfonate.
    木佐貫篤
    第275回九州沖縄スライドコンファレンス 2003年9月6日、福岡市
  5. 当院における乳腺腫瘤穿刺吸引細胞診の検討。
    木佐貫篤、長友明彦、福田早織、外山英人
    第42階日本臨床細胞学会秋期大会 2003年10月25日、横浜市
  6. 卵巣甲状腺腫の1例。
    清原省吾、落合栄志、清水勅君、春山康久、桂木真司、木佐貫篤
    第18回宮崎MRI研究会 2003年11月22日、宮崎市
  7. 卵巣腫瘍 Sarcoma, unclassified.
    長友明彦
    日本臨床細胞学会宮崎県支部 平成15年度第2回細胞診従事者研修会・症例検討会
    2003年12月13日、宮崎市

(講演)

  1. 肺腫瘤性病変の病理と細胞診。
    木佐貫篤
    日本臨床細胞学会宮崎県支部 平成15年度第1回細胞診従事者研修会
    2003年11月29日、宮崎市

【看護科】

(学会、研究会発表)

  1. 手術を受ける外来患者のパンフレット作成。
    斉藤美和、松浦寿美、日高由美子
    平成15年度宮崎県看護研究会 2004年3月8日、宮崎市
  2. 残された時間をその人らしく生きるための援助。
    絵柳香代子、黒木洋子
    平成15年度宮崎県看護研究会 2004年3月8日、宮崎市
  3. 自力で体位を整えるための踏み台使用の効果。
    上平直子、黒田君代、外山秀子
    平成15年度宮崎県看護研究会 2004年3月8日、宮崎市
  4. QOLを尊重した看護を行うための関わり方の検討-認識のズレを感じた場面の分析を通して見えてきたこと-。
    横尾明子、岡山和香、末留孝子、坂本敏美、高橋幸恵、大谷吉美、河野明日香、黒木洋子、野川みちよ
    県立病院課主催・中堅看護職員(Ⅱ)看護研究発表会 2003年12月1日、宮崎市宮崎県自治学院

(講演)

  1. 褥瘡患者のケアについて
    沼村光代
    第3回県立日南医療連携セミナー 2004年3月3日、日南市

【地域医療連携室】

(学会、研究会発表)

  1. 地域連携推進への取り組み
    木佐貫篤、黒木直子、神園健、関屋香織
    第106回南那珂在宅ケア研究会 2004年3月9日、日南市

2. 院内発表・研修会等

(1) 臨床懇話会

臨床懇話会は、医局のカンファレンスで各診療科持ち回りで発表を行う。テーマは自由であり、研修医レベルを基準とし研修医への教育も目的としている。現在、毎月第3水曜日定例医局会前の17時から30分間講堂にて実施している(7・8月は休み)。
また、複数診療科や院外医師も交えた合同カンファレンスや研修会等も随時行っている。

(臨床懇話会・2003年度内容) 会場:2階講堂
日時 担当診療科 発表者 演題
4月16日 脳神経外科 森田 能弘 くも膜下出血(破裂脳動脈瘤)
5月21日 皮膚科 長嶺 英宏 化学損傷(特にフッ化水素酸について)
6月18日 放射線科 清水 勅君 放射線科医療の現況と画像診断の進歩
9月17日 内科・神経内科 上田 正人 高脂血症
10月15日 小児科 池田 俊郎 小児の救急
11月19日 耳鼻咽喉科 川畑 隆之 鼻出血
12月17日     (都合により中止)
1月21日 麻酔科 江川 久子 肺血栓塞栓症:その頻度と予防について
2月18日 産婦人科 甲斐 克秀 平成15年度産婦人科臨床統計
3月17日 眼科 高倉 玄太 糖尿病性網膜症

(院内で開催されている主な合同カンファレンス・2003年度内容)
※院内で単独診療科開催のものは除く。

名称・参加診療科 開催日 主な内容
外科・放射線科・病理 毎週月曜日
17時~18時
術前・術後症例検討
整形外科・放射線科・リハビリテーション科 毎週火曜日
8時~8時30分
術前・術後症例検討
呼吸器カンファレンス
(内科、外科、放射線科、病理)
4月24日、5月15日、6月19日、7月17日(18時~19時) 症例検討
(内科1例、外科1例)
南那珂消化器カンファレンス
(外科、放射線科、病理、開業医)
毎月第4木曜日
19時~20時
症例検討(2例)、症例呈示、他
臨床抄読会
(産婦人科、産婦人科開業医)
毎週金曜日
8時~8時30分
文献抄読、他
症例検討会・手術ビデオ討論会
(眼科、眼科開業医)
毎月第3木曜日
19時~20時
症例検討、手術手技検討、他

(2) 院内講演会・教育研修会

病院職員の資質向上、円滑な業務運営及び医療事故防止等を目的として各種委員会・研究グループ等で随時講演会・研修会を企画して行なっている。平成15年度に院内で開催されたものは下記の通り(各診療科企画の医師対象のみの講演会等を除く)。

開催日 講演会・研修会等の名称・内容 参加数 場所 主催
4月15日 院内研修会「SARSについて」飯干 宏俊(内科)   講堂 院内感染症対策委員会
5月22日 SARS感染対策講習会「ガウンテクニックのシュミレーション検討」 86名 講堂 院内感染症対策委員会
5月26日 SARS対策意見交換会(日高良雄医務薬務課課長他) 72名 第二会議室 院内感染症対策委員会
6月4日 輸血研修会(看護師対象)「輸血製剤の取り扱いと輸血過誤防止について」遊畑 貴史氏(宮崎県赤十字血液センター医薬情報係)
「当院における血液製剤取扱い上の注意点」吉野 修司(臨床検査科)
47名 講堂 輸血療法委員会
6月17日 放射線業務従事者教育訓練
「放射線の性質」「ガラスバッジの個人測定データの見方」草尾 豊氏(千代田テクノル)
23名 講堂 放射線安全委員会
6月25日 「心と身体の健康のためのストレッチ」
川添 浩史(整形外科)
39名 講堂 看護科
7月3日 院内感染研修会
「院内感染対策マニュアルについて」長田 直人(麻酔科)
「SARSについて」加塩 信行(神経内科)
「結核について」飯干 宏俊(内科)
「結核患者の看護について」伊藤 順子(看護科)
「手洗いとダニについて」長嶺 英宏(皮膚科)
「針刺し事故防止等について」野口 初代(看護科)
75名 講堂 院内感染症対策委員会
7月9日 輸血研修会「輸血療法の指針と血液新法について」遊畑 貴史氏(宮崎県赤十字血液センター医薬情報係)
「当院における改正薬事法・血液新法への対応について」木佐貫 篤(臨床検査科)大浦 裕一(薬剤科)
26名 講堂 輸血療法委員会
7月16日 第1回職業倫理講演会「医療職に従事して-患者の心と医の心」柴田 紘一郎(院長) 138名 講堂 教育研修委員会
7月30日 第4回クリニカルパス研究会「医療マネジメント学会報告」竹中 美香(耳鼻咽喉科)
「糖尿病教育入院のパス」川崎 由香(内科)興梠 郁子(栄養管理)平田 雅昭(薬剤)竹井 三千代(6西)
45名 講堂 クリニカルパス研究会
8月20日 第2回職業倫理講演会「医療におけるプライバシー保護」春山 康久(産婦人科) 125名 講堂 教育研修員会
8月~12月 人権問題研修会(各病棟、部門で開催) 194名 各病棟他 事務部
8月22日 SARSについての講演会「SARSの臨床と院内感染対策」渡辺 浩氏(長崎大学医学部熱帯医学研究所病原体解析部門内科)   講堂 院内感染症対策員会
9月11日 リスクマネジメント研修会「インシデント事例報告(各部門から)」長田 直人(麻酔科)池田 芳江(看護科)外山 英人(検査科)奥山 真広(放射線科)興梠 郁子(栄養管理)大浦 裕一(薬剤科) 115名 講堂 医療事故防止対策委員会
9月19日 第5回クリニカルパス研究会「産褥期のパスについて」甲斐 克秀(産婦人科)中倉 輝子(4東看護師) 30名 講堂 クリニカルパス研究会
9月24日 第3回職業倫理講演会「患者のプライバシーの尊重」伊藤 順子(総看護師長) 101名 講堂 教育研修委員会
10月2日 講演「褥瘡の病態と治療」
長嶺 英宏(皮膚科)
30名 講堂 褥瘡対策委員会
10月16日 保険診療研修会「保険診療の理解のために」上田 正人(内科・社会保険診療報酬支払基金審査委員) 70名 講堂 医事係
10月31日 救急看護研修 基本的な技術の再確認とACLSの普及 9名 講堂 看護科救急看護委員会
10月31日 第4回職業倫理講演会「意気感じて」
小川 茂仁氏(日南学園野球部監督)
85名 講堂 教育研修委員会
11月4日 緩和ケア講習会「在宅で生きる」田中 みどり氏(田中外科医院看護師長)
「グリーンケア」山田 千代香氏(NPOホームホスピス宮崎)
62名 講堂 看護科緩和ケアグループ
11月6日 文献検索システムJDream利用者説明会
鈴木 政彦氏(科学技術振興機構)麻生 剛之氏(アイ・エス・シー)
  講堂 用度係
11月26日 第5回職業倫理講演会「医療事故から解る事」
峯 一彦(外科・医療事故防止対策委員会委員長)
111名 講堂 教育研修委員会
12月4日 SARS対策訓練(アイソレーター取扱、見学) 23名 東玄関、3東病棟、他 院内感染病対策委員会
12月13日
  ~14日
固定チームナーシング学習会
西元 勝子氏(院外講師)
117名
院外
23名
講堂 看護科
12月16日 第6回職業倫理講演会「医療事故を防ぐために」
森田 能弘(脳神経外科)
76名 講堂 教育研修委員会
1月30日 第7回職業倫理講演会「患者の権利について」
加塩 信行(神経内科)
67名 講堂 教育研修委員会
2月2日 院内感染対策研修会「病院機能評価と感染管理」
土井 英史氏(ヘルスケアリソース研究所所長)
96名 講堂 院内感染症対策委員会
2月12日 第8回職業倫理講演会「カルテ開示の意味について」
上田 正人(内科)
129名 講堂 教育研修委員会
2月24日 リスクマネジメント研修会
「医療をめぐる紛争について」佐藤 安正氏(弁護士)
139名 講堂 医療事故防止対策委員会
3月2日 第6回クリニカルパス研究会「クリニカルパスのバージョンアップ、利用状況について」岩崎 利恵(3東) 27名 講堂 クリニカルパス研究会
3月8日 院内TQM活動成果発表会
「服薬指導について」末永 啓二(薬剤科)
「地域連携への取り組み」木佐貫 篤(臨床検査科)
37名 講堂 事務局
3月10日 第9回職業倫理講演会「コミュニケーションと組織の活性化」植田 哲年(事務局長) 84名 講堂 教育研修委員会
3月16日 固定チームナーシング学習会 69名 講堂 看護科
3月25日 診療報酬改定説明会 27名 講堂 医事係

(3) 看護科院内発表会

毎年、看護科自治会主催による院内看護研究発表会を行い、また毎月事例検討会を実施し、看護の質の向上を目指している。
また、卒後2年目、3年目の看護師には卒後研修の一環として研究発表の機会を設けている。

【院内看護研究発表】(2004年1月18日 講堂)

  1. 救急センターにおける看護師のストレスの現状
    外来 沼村光代、阿萬千鶴代、黒岩ひろみ、佐藤さなえ
  2. ICU視野環境の検討
    ICU 徳留政広、村岡恵子、切通秀子、川越麻貴
  3. 食堂利用者が少ない要因の検討
    3東 長友愛佳、樫原美保子、興梠知子、矢長勇巳
  4. 褥婦への退院指導の一考察
    4東 大野志保、阿部尚子、黒木千誉、三坂沙織
  5. 先天性中枢性肺胞低換気症候群患児の退院に向けてのアプローチ
    NICU 山本雅子、池田芳江、多田栄子
  6. 申し送りに対する意識改革
    4西 徳田美喜、橋本隆子、稲田梢、西國原智子、長田麻岐
  7. 大腿骨頸部骨折クリティカルパスの効果
    5東 甲斐美晴、中森真穂、岡本まどか、内村けい子、一井ナミ子
  8. 患者・看護の退院に向けての関わり方
    5西 銀島薫、井上千鶴子、山下晃功、田島さとみ、堀寿美
  9. 個別性のある退院計画を目指した要望書作成
    6東 中原由美子、井山久美子、川越咲子、勝吉みより、河野真由美、後藤京子
  10. 患者・看護師の満足度に関する要因の検討
    6西 倉永ゆかり、竹井絵美、池元淳子、林奈緒子
  11. パンフレットを使用した術前訪問
    手術室 林由希子、川瀬順子、井上多美子

【卒後2年目生ケースレポート発表】(2003年11月19日・21日 講堂)

  1. ストーマリハビリテーションの看護-術後の旧肛門部痛によりストーマケアが進まなかった患者との関わりを振り返って-
    3東 矢長勇巳
  2. ICUにおいての家族への関わりを振り返る
    ICU 児玉美穂
  3. 帝王切開を受ける患者への看護-母子関係確立に向けて-
    4東 赤来由香里
  4. 死に対する恐怖をもつ患者の看護について学んだこと
    4西 長田麻岐
  5. 入退院を繰り返す患者への看護-イレウス再発を繰り返す患者の退院指導を通して-
    4西 西國原智子
  6. 牽引により運動制限を強いられる小児の看護-遊びや散歩を通じ、安静期間中のストレス緩和と信頼関係を深める看護を振り返る-
    5東 岡本まどか
  7. 入院時から退院を意識した関わりを通して-大腿部頸部骨折患者の一時例を通して-
    5東 中森真穂
  8. 入院して間もない患者との関わり-看護の視点で患者を捉える重要性についての学び-
    5西 田島さとみ
  9. シャンと増設術を受ける患者への看護-シャントを受け入れ、シャント管理を行う患者への関わりから学んだこと-
    6東 中原由美子
  10. 末期患者が残された人生をより良く生きるために-高齢の末期胃癌患者とその家族との関わりを通して学んだこと-
    6西 菊池美穂子
  11. 感染症患者の看護-タッチング制限時の援助-
    4東 鶴田由紀
  12. 人工呼吸器装着患者の在宅に向けての看護-在宅療養を望みつつ、多くの不安を抱いていた患者との関わりを振り返って-
    6東 後藤京子
  13. 術後疼痛の強い患者の看護-再手術を受けた患者を通して-
    3東 黒木明子
  14. 妊娠から分娩への自己の関わりへの振り返り-パニック障害を持つ産婦との関わりを通して-
    4東 有田美由紀
  15. 未告知患者との関わりを振り返って
    5西 堀寿美
  16. ターミナルケア-意識障害のある患者の家族との関わりを通して-
    5西 銀島薫
  17. 透析導入する患者-透析導入に対して不安を表出している患者へのかかわりを通して-
    6東 河野真由美
  18. 透析導入対象者への看護について-高齢期の腎不全患者との関わりを通して-
    6西 池元淳子
  19. 気切患者との看護を振り返って学んだこと
    6西 妻木美由紀
  20. 手指の機能に障害を受けた患者の看護-機能回復治療に対し不安を抱えた患者の関わりを通して-
    5東 甲斐美晴
  21. 退院に不安を持つ患者との関わり-座薬挿入の自己管理指導を通して-
    4西 稲田梢

【卒後3年目生看護研究発表】(2002年11月26日 講堂)

  1. 男性看護師が女性患者に与える影響-女性患者のケアに対し断られた場合の対応-
    6東 坂田光司
    指導者 和田直美
  2. 汚物処理室の水の音を小さくする取り組み
    5東 島屋敷香苗
    指導者 黒田君代
  3. 介護保険に対する意識調査-看護師の情報提供に関する検討-
    5西 金丸沙耶花
    指導者 井手千香子
  4. 薬物療法における患者の服薬の実態と認識の調査-看護師の役割についての一考察-
    6東後藤世利子
    指導者 和田直美
  5. 当院ICU・CCUにおける音環境
    ICU・CCU 河野晶子
    指導者 川越麻貴
  6. 化学療法を受ける患者の口腔ケアへの取り組み-パンフレットの作成とその効果-
    6西 川越幸子
    指導者 倉永ゆかり
  7. 意識下手術を受ける患者のリラックス効果の検討-アロマテラピーを利用して-
    手術室 大田義久
    指導者 井上多美子
  8. 下肢を直達牽引している患者の体位を整える工夫-健肢足に設置した踏み台を利用し患者が自分の力でベッドの足側方向へ下がった体を上げる方法を試みて-
    5東 上平直子
    指導者 黒田君代
  9. 血糖自己測定指導についての取り組み
    6西 奈須裕子
    指導者 倉永ゆかり
  10. 心不全患者指導の充実を目指したパンフレット作成
    6東 湯浅瑠美子
    指導者 和田直美
  11. 局所麻酔下で白内障手術を受ける患者の術前訪問の一考察-指導案を用いて-
    手術室 木下明日香
    指導者 湯地尚子
  12. 退院へのアプローチ-積極的な看護師の関わりの重要性を考える-
    5西 甲斐亜希子
    指導者 井手千香子
  13. 光線療法を受ける児の母親に対する援助を考える-パンフレットを使用して-
    NICU 黒木祐子
    指導者 黒木洋子
  14. 呼吸器系疾患を持つ小児科患者への退院指導の3つのポイント-入院カルテから見えてきたこと-
    4西 黒木瞳
    指導者 宮内静香
  15. 手術時手洗い方法の検討-ブラッシング法と擦り込み法の比較-
    手術室 吉田雅代
    指導者 川瀬順子
  16. 小児の点滴トラブルを起こす要因の検討
    4西 松枝香織
    指導者 宮内静香
  17. 一般病棟でターミナル期を過ごした20代患者への関わりを振り返る
    4東 絵柳香代子
    指導者 黒木洋子
  18. 母親学級が出産に活かされるための取り組み-ソフロロジー式分娩法にパワーポイントを使用して-
    4東 沼口玲子
    指導者 黒木洋子
【事例検討会】(院内教育部・看護師自治会・看護記録検討委員会)
日時 担当病棟 発表者 座長 事例
2003年
5月15日
5東 上平直子 井出京子 両変形性股関節症手術前の患者のトレーニング等が順調にいくにはどうしたらよいか
6月19日 6東 河野明日 竹井三千代 多くの合併症を持ち、問題点が多い患者の看護の方向性
9月18日 5西 清希久代 海野美津子 コミュニケーションがとりにくい患者の看護
10月23日 NICU 岩切幸子 河野穂波 人工呼吸器装着患児の両親への関わり方
11月20日 4西 宮内静香 井山久美子 胃癌で老人性鬱病患者への関わりについて
12月18日 3東 岩崎利恵 中倉輝子 告知を受け手術に臨んだ患者への精神的な関わりについて
2004年
1月15日
外来 沼村光代 阪元弘子 糖尿病性壊疽の患者が自宅でできるケアプランについて
2月19日 OP 吉田雅代 田中茂子 不安が強い患者への術前からの関わり方

3. 病理解剖

当院は日本病理学会認定病院Bに認定されているが、病理医赴任以降も解剖件数は10件以下と少ない状態が続いている。医療の質の確保のためにも件数増が望まれる。

剖検一覧 (2003年4月~2004年3月)
診療科 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 小計
内科       1                 1
外来                       1 1
産婦人科   1*                     1
皮膚科         1               1
小計 0 1 0 1 1 0 0 0 0 0 0 1 4
死亡数 16 34 23 26 33 15 22 22 18 23 22 17 271

※死亡数には、外来及び救急外来死亡も含む
  *周産期死亡例

剖検統計
年度 1999 2000 2001 2002 2003
総剖検数 8 8 5 5 4
院内剖検数 8 4 4 2 4
(死産児) 0 3 1 1 0
院外受託剖検数 0 1 0 1 0
院内死亡数 213 232
(217)
221
(205)
208
(183)
271
(244)
総剖検率(%) 3.8 3.0 2.3 1.9 1.5
院内剖検率(%) 1.8 2.0 1.1 1.6

※総剖検数は、死産児・受託解剖等当院で行われたすべての剖検数
※院内剖検数は、入院患者の剖検数。(死産・外来・受託解剖を除く)
※院内死亡数の( )は、外来及び救急外来死亡を除いた数。
※総剖検率(%)=(受託解剖を除くすべての剖検数)/(総死亡数、外来・救急外来死亡を含む)×100
※院内剖検率(%)=(入院患者剖検数、死産・外来・救急外来死亡を除く)/(入院患者死亡数、死産・外来・救急外来死亡を除く)×100

剖検所見会(CPC) 実施状況:3回
日時 診療科 症例(臨床診断)
2003年4月10日 内科 悪性リンパ腫(未分化大細胞型)、透析腎
2003年6月11日 産婦人科 新生児肺炎
2003年9月30日 皮膚科 重複癌(皮膚扁平上皮癌、前立腺癌)、肺新鮮血栓塞栓症

4. 各診療科等が主催した講演会・研究会等

担当科 講演会・研究会等の名称・内容 参加者 開催年月 場所
眼科 県南勉強会(延べ12回)   毎月
第二水曜日
地域医療室
病理他 第22回南那珂消化器カンファレンス
「IIc様胃癌」(症例検討:胃癌2例)
12名 2003.4.3 講堂
外科 医学講演会「腫瘍マーカーの最近の知見-とくにCEAの基礎と臨床的意義について-」
井上 裕一氏(SRL免疫科学部)
  2003.4.9 講堂
精神科・
心療内科
うつ病の診断と治療
長沼 英俊(精神科・診療内科医長)
  2003.4.15 講堂
内科 第13回糖尿病をまなぶ会(会長 上田 正人)   2003.5.16 ホテルシーズン日南
病理他 第23回南那珂消化器カンファレンス
(症例検討:食道類基底細胞癌、大腸癌)
19名 2003.5.22 講堂
産婦人科 医学講演会「常位胎盤早期剥離の管理
池田 智明氏(宮崎医科大学産婦人科講師)
  2003.6.6 講堂
病理他 第24回南那珂消化器カンファレンス
「境界不明瞭な癌」(症例検討:胃癌2例)
14名 2003.6.26 講堂
地域医療
連携室他
南那珂医師会医学講演会
「地域医療支援病院と21世紀の地域医療連携」
武藤 正樹氏(国立長野病院副院長)
「地域医療支援病院における医療連携室の役割」
金井 昌子氏(国立長野病院地域医療連携室主任)
47名 2003.7.4 講堂
病理他 第25回南那珂消化器カンファレンス
(症例検討:胃癌2例)
11名 2003.7.24 講堂
内科 医学講演会「佐賀県におけるC型肝炎健診と肝癌予防の新しい話題」
山本 匡介氏(佐賀医科大学内科助教授)
  2003.7.25 講堂
臨床検査科 県南地区検査技師勉強会
「汎用自動分析器で測定する便潜血反応」
13名 2003.7.25 第二会議室
病理他 第26回南那珂消化器カンファレンス
「IIa+IIc」(症例検討:胃癌2例)
12名 2003.9.25 講堂
看護科
(3東)他
第4回オストメイト交流会「スキントラブルの予防と対処法」長嶺 英宏(皮膚科医長)
「オストメイトと装具について」藤森氏(コロプラスト社)
「支援的な立場より」柳田氏(宮崎オストミーセンター代表)、座談会
45名 2003.10.2 講堂
病理他 第27回南那珂消化器カンファレンス「小さな大腸腫瘍~EMRか手術か~」
(症例検討:大腸癌3例、症例呈示:食道癌の1治療例)
11名 2003.10.23 講堂
地域医療
連携室
第1回県立日南地域連携セミナー
「口腔ケアの意義と効果を上げるための連携」
安部 喜郎氏(安部歯科医院院長)
38名 2003.11.12 講堂
看護科
(透析室)
第10回スマイル会(県南透析室看護師研修会)
「腎不全における悪性腫瘍と感染症について」
石原 旅人(内科/透析室室長)
39名 2003.11.18 講堂
放射線科 日南・串間地区放射線技師研修会「新しいCRシステムについて」柳原 大氏(富士フィルムメディカル) 18名 2003.11.26 放射線科カンファレンス室
病理他 第28回南那珂消化器カンファレンス「胃ポリープ」
(症例呈示:胃ポリープ4例、症例検討:胃癌2例)
9名 2003.11.27 講堂
地域医療
連携室
第2回県立日南地域連携セミナー
「大腿骨頸部骨折治療の考え方」川野 彰裕(整形外科副医長)
「大腿骨頸部骨折のリハビリテーション」野口 拓巳(リハビリテーション科理学療法士)
86名 2004.1.21 講堂
病理他 第29回南那珂消化器カンファレンス
(症例検討:胃カルチノイド)
10名 2004.1.22 講堂
内科 医学講演会「インスリン治療の展望」
栗林 忠信氏(古賀総合病院院長)
  2004.2.3 講堂
内科 糖尿病を学ぶ会勉強会「在宅医療と介護」
皆内 康広氏(みなうち内科神経内科院長)
  2004.2.10 講堂
地域医療
連携室
第3回県立日南地域連携セミナー「褥瘡の一般知識(原因から治療まで)」長嶺 英宏(皮膚科医長)
「褥瘡患者のケアについて」沼村 光代(皮膚科看護師)
150名 2004.3.3 講堂
臨床検査科 県南地区検査技師勉強会
ビデオ学習会「逆流する真空採血管」「試薬を知る」
11名 2004.3.9 こうの寿司
病理他 第30回南那珂消化器カンファレンス
(症例検討:胃粘膜下脂肪腫、胃癌)
8名 2004.3.25 講堂

5. 当院医師が担当した座長等の記録

診療科 医師氏名 学会等名称 セッション名 日時 場所
内科 上田 正人 宮崎生活習慣病研究会 2003.4.11 宮崎市
内科 上田 正人 第13回糖尿病をまなぶ会総会 特別講演 2003.5.16 日南市
内科 上田 正人 動脈硬化の予防と高脂血症治療研究会 特別講演 2003.6.20 宮崎市
内科

上田 正人

第35回日本動脈硬化学会総会 一般演題 2003.9.27 京都市
内科 上田 正人 南那珂医師会生涯教育医学会 特別講演 2003.11.14 日南市
外科 柴田紘一郎 第20回日本呼吸器外科学会 ワークショップ2「炎症性肺疾患の外科治療」 2003.5.8 東京都
外科 柴田紘一郎 第43回日本肺癌学会九州地方会 進行非小細胞肺癌(IIIB-IV期)の治療(ランチョンセミナー) 2003.7.11 大分市
外科 柴田紘一郎 16th Annual Meeting,World Society of Cardio-Thoracic Surgeons-Japan Chapter. General Thoracic Surgery 2003.7.24 阿蘇
外科 柴田紘一郎 第26回日本気管支学会九州支部総会 肺組織温存の呼吸器手術 2003.8.23 長崎市
外科 柴田紘一郎 第44回日本肺癌学会総会 ビデオセッション2 2003.11.6-7 東京都
外科 柴田紘一郎 第56回日本胸部外科学会総会 肺・周術期管理3(ポスター) 2003.11.19-21 東京都
外科 柴田紘一郎 宮崎イレッサ・カンファランス イレッサ・カンファランス 2004.3.26 宮崎市
脳神経外科 森田 能弘 第17回宮崎脳腫瘍研究会 一般演題 2003.10.17 宮崎市
臨床検査科 木佐貫 篤 第92回日本病理学会総会 一般示説 呼吸器2 2003.4.23 福岡市
臨床検査科 木佐貫 篤 第19回日本臨床細胞学会九州連合会学会 特別講演3 2003.7.20 宮崎市
臨床検査科 木佐貫 篤 第277回九州沖縄スライドコンファレンス 一般演題(第5、6席) 2004.1.24 延岡市

平成15年度 第2章 地域連携・交流・貢献

1. 地域医療連携室の設置活動

(1) 地域医療連携室設置の経緯

医療の高度化多様化、患者ニーズの変革、疾病構造の変化(急性疾患から慢性疾患へ)から、これまでの考え-ひとつの病院で全てを完結する、病院完結型医療-で運営していくことが困難となっている。厚生労働省の医療政策も、急性期型/慢性期型(療養型)に病院の機能を分けていく方向になっている。従って、各々の病院が個々の特性を発揮し、地域で病院・診療所・介護療養施設などと連携して同じ患者の診療治療を行う、すなわち地域完結型医療への転換が求められる時代となり、各医療機関の連携が必須となってきた。
当院では病院機能評価事業の中で、地域に貢献する病院であると明確に理念でうたっているにもかかわらず地域との接点となるべき部門がないことが問題点となった(留意事項)。さらに医療改革の中で急性期型病院を目指す当院においては、地域の医療機関との連携が重要性を増す。それらの状況を踏まえ、地域連携業務を行うべく、既存の医療相談室(スタッフ1名)を拡充して地域医療連携/医療相談室(連携相談室、以下連携室と略)の設置が検討され、2003年4月7日の病院運営会議にて設置が承認された。

(2) 連携室の目標

当院理念「地域社会に貢献する病院」の実現

  • 患者家族・地域医療機関・当院スタッフの間の相互理解を深め、患者を巡る様々な問題を解決し患者中心の医療が円滑に遂行できること
  • 日南病院を中心に地域全体の医療レベルが向上するための活動をサポートすること

それらを通じ南那珂地域住民に満足度の高い良い医療を提供することが目標である。

(3) 連携室の組織とスタッフ

連携室は、院内措置にて医事係内の独立部門として位置付けられており、1階の医療相談室、地域連携室に設置されている。

(スタッフ・役割分担)平成16年3月現在
  氏名 役職 勤務体制 役割分担
室長 木佐貫 篤 検査科・医長 兼任 総括
神園  健 医事係・主査 専任 医療相談
黒木 直子 看護科・主任看護師
(外来担当)
兼任
月・水・金の午後のみ
地域連携、看護相談
関屋 香織 嘱託職員(ニチイ) 専任
月~金の午後のみ
事務(紹介統計等)

(4) 連携室の業務内容

(1)医療相談業務 (2)地域連携業務 (3)院内テレビ放送業務 を行っている。

(1) 医療相談業務

  1. 入院に関する相談
  2. 支払い等経済的問題に関する相談(入院費用の支払い、高額医療費に関すこと等)
  3. 看護に関する相談
  4. 公費負担制度に適用に関すること(特定疾患、更生医療、育成医療等)
  5. 介護保険サービスに関する相談
  6. 障害の福祉サービスに関する相談
  7. 退院後の療養先に関する相談(療養型病院・介護施設等の紹介、在宅サービス等)
  8. その他、医療や生活に関する相談など

医療相談件数のなかで、入退院転院問題件数が地域連携部門の設置により急増した。
(取扱実績 平成13年度:10件、平成14年度:20件、平成15年度:141件)

(2) 地域連携業務

  1. 連携実績の把握(実績収集とデータベース化、各種統計作成) ※医事係と協力実施
  2. 連携に関する諸手続、問題に関すること(医療機関からの相談苦情など)
  3. 退院後の療養先に関する相談(療養型病院・介護施設等の紹介、転院調整、在宅サービス確認等)
  4. 地域連携に関する情報提供
  5. 地域連携に関する情報収集及び交流(病院訪問など)
  6. 各種研修の実施、運営等(医療連携セミナーなど)
  7. その他、地域連携委員会運営など地域連携に関すること

(5) 連携室活動報告と得られた成果

1) 連携実績の把握(実績収集とデータベース化、各種統計の作成)

医事係との協力で、各医療機関別の紹介数・逆紹介数を毎月作成し実績把握につとめている。紹介率は20.0~26.1%の間を推移しており、南那珂圏内からの紹介が8割以上を占めていた。この他各医療機関別/診療科別のデータもまとめており、病院運営に必要な基礎データの集積をおこなってきた。

紹介率等(平成15年4月~平成16年3月、連携室調べ)
  4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
紹介件数 293 319 325 275 254 336 323 285 269 255 264 334
紹介率 22.7 24.6 22.7 20.4 20.0 24.0 22.9 26.1 23.2 22.5 22.8 23.4
圏内病院 32 26 32 34 34 32 36 36 35 30 28 31
圏内診療所 52 54 52 51 48 51 50 50 55 55 58 58
県内施設 8 12 7 10 13 10 7 10 7 8 9 9
県外施設 8 8 9 5 5 7 7 4 3 7 5 2

圏内:南那珂圏(日南市、串間市、北郷町、南郷町) 紹介率・施設毎の内訳数値は%。

2) 連携に関する諸手続、問題に関すること

連携室に他院からの相談や苦情など様々な意見が寄せられた。紹介患者の状況の問い合わせが多く寄せられることから、入院後2週間以上経過しても紹介元への返書が作成されていない場合に、医師へ返書作成の督促をおこなっている。

3) 退院後の療養先に関する相談

患者転退院後にも適切な療養環境が継続できるべく、コンサルテーションシートを活用し、担当看護師による情報収集・スタッフや患者家族との協議、適当な病院選定、受入病院担当者との連絡協議、を繰り返し行いスムーズな転退院につとめている。

(平成15年度コンサルテーションシート運用実績 3月31日現在)
提出件数:70件(解決済み59件、検討中11件)
解決済み59件の内訳 転院43件(病院40件、老健施設3件)、在宅14件、他2件

  • 対象患者在院日数: 平均90.9日(0~315日)
  • 解決までに要した日数: 平均29.5日(0~161日)

4) 地域連携に関する情報提供

情報提供として、診療状況・機能を案内する目的で、平成15年1月から「日南病院紹介受診の手引き」(A4サイズ 10ページ)を作成配布しており、医師会の先生方より好評を得ている。発送先は南那珂2市2町の全ての病院、診療所、医療関連施設など約100ヵ所。当院は、医師の異動が多いため半年毎に改訂発行した(第2版:平成15年7月、第3版:平成16年1月)。

5) 地域連携に関する情報収集

  • 地域医療機関訪問・情報交換
    地域の医療機関の現状確認・連携室PRを目的に、4回13施設を訪問見学した。各施設の機能やスタッフの意向を理解することが出来、訪問施設との連携が格段に良くなった。また、訪問時には当院への様々な要望などの聞くことが出来た。
  • 各種会議等への出席
    南那珂在宅ケア研究会、南那珂緩和ケア研究会、南那珂地域ケア会議、等の様々な施設(訪問看護ステーション、在宅介護支援センター、行政機関、市町村社会福祉協議会など)が参加する会議に出席し、情報交換などを通じて連携を深めている。

6) 各種研修の実施、運営等

当院と圏域内医療機関・施設等との交流をはかり、レベルアップ・連携の普及充実を目的として県立日南医療連携セミナーを実施し好評を得た。(第1回は院内職員対象)

平成15年度に開催された県立日南医療セミナー (会場:2階講堂)
開催日 内容 参加数
第1回
2003.11.12
「口腔ケアの意義と効果を上げるための連携」
 安部 喜郎氏(安部歯科医院院長)
38名
第2回
2004.1.21
「大腿骨頸部骨折治療の考え方」 川野 彰裕(整形外科副医長)
「大腿骨頸部骨折のリハビリテーション」
 野口 拓巳(リハビリテーション科理学療法士)
86名
第3回
2004.3.3
「褥瘡の一般知識(原因から治療まで)」 長嶺 英宏(皮膚科医長)
「褥瘡患者のケアについて」 沼村 光代(皮膚科看護師)
150名

その他、11月18日に開催されたスマイル会(南那珂地区透析施設看護師勉強会)運営にも協力した。

2. 南那珂医師会との協力・連携

  1. 医師会運営への協力
    地域2市2町の地元医師会である南那珂医師会には、平成15年度も木佐貫篤医長(臨床検査科)が理事に任命され運営に参加し、医師会と当院の連携に努めている。
  2. 学校心臓検診への協力
    医師会が自治体より委嘱され行っている学校心臓検診については、上田正人部長(内科)が判定委員として参加しており、精密検査は当院内科・小児科にて実施した(串間市の小中学生を除く)。また飯干宏俊医長(内科)は、南那珂結核審査会委員に委嘱され、同審査会に出席した。
  3. 医師会生涯教育医学会の共催
    7月4日に南那珂医師会生涯教育医学会を当院講堂にて共催開催した。地域医療連携をテーマとして武藤正樹氏(国立長野病院副院長)金井昌子氏(国立長野病院地域連携室主任)に講演していただき、47名の参加者があった。
  4. 在宅ケア、緩和ケアへの関わり
    南那珂医師会主催の「南那珂在宅ケア研究会」(毎月第2火曜 19時~20時、南那珂医師会館)には、当院看護科・地域医療連携/医療相談室(連携相談室)もメンバーとして参加しており、毎回数名出席してきた。また平成16年3月には木佐貫医長(連携相談室室長)が「地域連携への取り組み」として発表を行った。
    平成14年12月に発足した「南那珂緩和ケア研究会」には、当院から幹事として清水サナエ看護師(5東主任看護師、緩和ケアグループ)が参加している。

3. 地域諸機関からの研修・見学等

県立日南病院では、地域との医療連携充実及び明日の医療を担う人材育成のために、南那珂地区をはじめとする各教育機関、また消防署や地域医療機関等からの研修・見学等を毎年受け入れている。
平成15年度から宮崎医科大学6年生のクラークシップを受け入れることになり、3名(内科2名、臨床検査科1名)を受け入れた。
平成15年度の各種実習研修等の受け入れ実績を下に示す(年の記載がないものは2003年分)。

(1) 教育機関等

大学、短期大学、高等学校の実習見学受け入れ

【宮崎医科大学からのクリニカルクラークシップ受け入れ】
期間 受け入れ科 主な実習内容
2003年4月1日~4月11日 臨床検査科(1名) 病理全般
2003年5月6日~5月30日 内科(2名) 内科全般
【宮崎医科大学/宮崎大学医学部学生 夏期研修・救急見学受け入れ】
期間 研修者数 受け入れ科 主な実習内容
2003年8月25日~29日 5年生 3名 麻酔科、小児科、外科、精神科、心療内科、病理 各診療科外来、手術・麻酔見学、病理診断実習、救急センター見学ほか
2003年9月~2004年3月
(各1日づつ)
5年生 3名
4年生 10名
麻酔科、救急 救急センター見学ほか
【栄養管理係の学生実習受け入れ】
期間 学校名 主な実習内容
2003年7月28日~8月1日 聖心ウルスラ学園短期大学(1名) 栄養管理・調理全般
2003年8月18日~8月22日 西九州大学(2名) 栄養管理・調理全般
2003年10月21日~10月23日 日南工業高校インターシップ実習生(1名) 栄養管理・調理全般
2003年11月10日~11月20日 日南学園高等学校調理科学性実習
(調理科2年生5名)
栄養管理・調理全般
【リハビリテーション科の学生実習受け入れ】
期間 学校名 実習生数 主な実習内容
5月12日~7月19日 宮崎リハビリテーション学院(3年) 2名 リハビリテーション全般
8月18日~10月11日 常葉学園医療専門学校(4年) 1名 リハビリテーション全般
8月18日~10月25日 宮崎リハビリテーション学院(3年) 1名 リハビリテーション全般
1月26日~2月7日 宮崎リハビリテーション学院(2年) 2名 リハビリテーション評価実習
2月16日~2月28日 宮崎リハビリテーション学院(2年) 2名 リハビリテーション評価実習
【看護科の学生臨床実習受け入れ】 実習受入期間:2003年5月~2004年3月
学校名 課程
(修業年限)
学年 実習
生数
実習期間
(延べ日数)
実習病棟
宮崎県立看護大学 看護学士(4年) 4年
3年
2名
30名
34日
535日
4東、産婦人科、外来
日南学園看護専攻科 看護師(2年) 1年 31名 372日 3東、4西、5東、5西、6東、6西
日南学園看護専攻科 看護師(2年) 2年 42名 1487日 3東、4西、5東、5西、6東、6西
日南学園田野看護専攻科 看護師(2年) 2年 45名 320日 4東
日南学園高校衛生看護科 准看護師(3年) 3年 67名 1403日 3東、4西、5東、5西、6東、6西
日南学園看護科 看護師(5年) 2年 42名 1806日 3東、4西、5東、5西、6東、6西
日南看護専門学校 看護師(3年) 1年 44名 308日 3東、4西、5東、5西、6東、6西
合計 359名 6000日  

【ふれあい看護体験】

これからの社会を担っていく高校生と病院、施設関係者が交流して、医療や看護のあり方を共に考えていくきっかけをつくり、また患者さんとのふれあいを通して、看護することや人の命について理解と関心を深める機会を提供する目的にて「ふれあい看護体験」を実施した。

日時 7月29日(木)9:00~15:15
実施病棟 7病棟(3東・4東・4西・5東・5西・6東・6西)
参加対象者 南那珂地域の高校生30名
(県立日南高校12名、日南学園高校6名、県立都城泉ヶ丘高校6名、県立都城西高校6名)
体験内容 見る!触れる!学ぶ!
(1)清潔の援助(シャンプー、足浴など)
(2)体温・血圧・脈拍測定
(3)食事の援助
(4)体位と姿勢(車椅子搬送)
(5)身の回りの世話・環境整備
(6)排泄の援助
(7)活動(散歩・運動・患者さんとの会話)

(2) 行政機関等

消防署】

1)救急救命士就業前院内研修
研修期間 研修者、人数 主な研修内容
2003年5月12日~6月6日 日南市消防本部消防士長  1名 救急患者の初期治療、
病棟・手術室研修
2003年11月10日~12月5日 日南市消防本部消防士長  1名 救急患者の初期治療、
病棟・手術室研修
2)救急救命士就業後院内研修
研修期間 研修者、人数 主な研修内容
2004年1月14日~20日 日南市消防本部消防士長  2名 救急患者の初期治療
2004年1月21日~27日 日南市消防本部消防士長  2名 救急患者の初期治療
3)消防署救急隊員院内研修
研修期間 研修者、人数 主な研修内容
2004年2月19日~21日 日南市消防署員  3名 救急室での見学、
救急患者の応急処置
2004年2月26日~28日 日南市消防署員  3名 救急室での見学、
救急患者の応急処置

4)MC(Medical control)検証会

平成15年度からMC(Medical control)検証会を開始した。これは、救急救命士と当院医師等が出席して、実際に行われた救急出動の事例を検証することで今後の活動に役立て、あわせて救急救命士の技量向上を目的として行われている。

会場:県立日南病院地域医療室
開催回数 日時 内容 出席者
第1回検証会 2003.8.28 検証
 除細動  2事例
 多発外傷 1事例
医師 1名
日南市消防署 5名
串間市消防署 4名
第2回検証会 2003.11.7 検証
 除細動  4事例
意見交換
医師 1名
日南市消防署 7名
串間市消防署 3名
第3回検証会 2004.1.29 検証
 除細動  2事例
 その他  2事例
意見交換
医師 1名
日南市消防本部 1名
日南市消防署 6名
串間市消防署 3名

(3) 地域の医療機関等

【医師研修】
研修期間 研修者、人数 主な研修内容
2003年7月23日~9月30日
(毎週水曜日)
愛泉会日南病院研修医  1名 救急医療活動の見学(救急センター)
【薬剤師研修】
研修期間 研修者、人数 主な研修内容
2003年6月20日 日南、串間地区薬剤師会会員 15名 院外処方せんに伴う技術的検討について
【看護師研修】
研修期間 研修者、人数 主な研修内容 受け入れ病棟
2003年10月14日~10月21日
(各3日間)
宮崎県難病医療連絡協議会、南那珂地区訪問看護師 9名 重症患者の看護ケア研修 ICU
6西
2003年11月25日~12月5日 県立こども療育センター看護師 2名 看護実務研修 3東
4東、4西
5東

4. はまゆう会

はまゆう会では、糖尿病に対する理解と理解と自己管理の向上を目指して、毎年様々な年間行事を通じて、医師・栄養士・看護師との交流を行っている。
平成15年度の活動状況は下記のとおりであるが、この他、「糖尿病を学ぶ会」にも同時に参加し、学習や交流を深めている。

  • はまゆう会
    糖尿病の患者さんに、糖尿病に対する関心を高めていただくために、平成2年7月に発足した「日南病院糖尿病友の会」の名称、会員は24名
(平成15年度の活動)
年月日 行事 場所
2003.4.18 第14回はまゆう会総会 第2会議室
2003.6.24 医師・栄養士による講話 講堂
2003.7.9 第1回役員会  
2003.8.18 第2回役員会  
2003.10.9 第3回役員会 第2会議室
2003.11.8 はまゆう会交流会 大島散策
2004.3.16 第4回役員会  

※料理講習会は、管理栄養士の指導により行われています。

5. 献血への協力

県立日南病院では、地域が必要とする安全性の高い血液を確保し、県民の皆様の健康と生命を守るため宮崎県赤十字血液センターが病院構内で実施する献血に積極的に協力している。

  • 献血実施日
    平成15年6月5日
    平成16年1月20日
  • 献血受付者数
    延べ81名

6. 県立日南病院祭

恒例の県立日南病院祭が平成15年11月16日(日)に開催されました。
今回で5回目で地域での認知度も上がり、また、天候にも恵まれたこともあり、同日に日南市において「つわぶきマラソン」があったにも関わらず、入院患者、外来参加者、ボランティア、スタッフ等、約1,500名の参加者があった。

  • 各コーナー:
    検診・測定、糖尿病ってな~に!、腹腔鏡下胆のう摘出術(展示・ビデオ)体験、X線機器見学コーナー、行事食カードの展示、病院食展示・栄養相談・試食、医学講座「精神疾患について理解しよう」、「喫煙の有害性」、バザー、白衣体験、タバコの有害性、薬物の有害性、物産展、宮崎大学医学部学生の展示(寄生虫・微生物展、子供のための医学展)
  • アトラクション:
    平野神社(獅子舞)、潮わらばぁ会(沖縄エイサー)、ポッポの会(合唱)、日南孝紀会(三味線太鼓合奏)、栫井愛子(健康体操)、須志田ユキ子・山本和子(ハワイアンダンス)、にちなんハーモニカ同好会(ハーモニカ)、藤間流寿樹会(日本舞踊)、日清会(三味線・民謡)、琴伝流大正琴漣会(大正琴)、瀬治山光士(踊り)、小波流(舞踊)、かすみバンド(演奏と歌)
  • ご協力いただいた方々:
    日南学園(日南看護専門学校、日南看護専攻科、衛生看護科)、日南学園野球部、宮崎大学医学部学生、ファミリーマートキッチン、松の露酒造、つよし学園、あすか園

7. 各診療科等が協力した地域の催し、イベント等

平成15年度に各診療科が協力した地域の催しは次のとおりである。

【イベントへの当院職員の派遣】

1) 第20回日南市健康まつり

平成15年12月7日(日)
日南市総合運動公園内・多目的体育館
検査技師7名、看護師7名参加協力
検査技師:検尿(195名実施)
貧血検査(214名実施)
看護師:血糖測定・糖尿病のパンフレット配布(約200名実施)

【イベント時における急患等の搬入対応への協力依頼】

1) 青少年健全育成チャリティー宮崎交流空手道大会

平成15年6月22日(日)
日南市総合運動公園内・柔道場

2) 宮崎県糖尿病協会宿泊講習会

平成15年6月28日(土)~29日(日)
北郷町・日南杉の湯荘

3) 油津港まつり2003

平成15年7月19日(土)~20日(日)
日南市・油津港

平成15年度(平成15年4月1日~平成16年3月31日)

平成15年度年報発刊のご挨拶

人類が宇宙を目指す時代になり、時の速さまで加速されるおもいの中、早や平成15年度年報発行の時期となりました。日南病院年報の刊行をはじめまして、今回で5年目となります。
歳月人を待たず。「年々歳々 花相似たり 歳々年々 人おなじからず」といいますが、職員の皆様には、平成15年度新しく転任、又は赴任されてきた方々ともどもに、本年報に記載されている内容のごとく、各々の部門で活躍していただきました。
即ち、患者さんにより満足していただく医療を目標に、それぞれの部門で懸命に努力いただきましたが、これらにつき、相互理解、情報公開の目的も含め、この1年間の業績として、ここにとりまとめました。
平成15年度も病院にとって種々の大きな動きがありました。
即ち、国の経済状況が、厳しくなっていく状況のもと、経営上の改善がつよく求められるとともに、自治体病院のあり方そのものも問われる時代となってきました。
平成15年度の包括外部監査において、当院はそのあり方について、厳しい指摘をうけました。
質の高い病院を目指して、平成14年度に取り組みを始めた病院機能評価の審査も、職員一丸となった尽力により、判定基準の達成が平成16年4月に承認されました。
日進月歩の医療現場は患者さんのニーズの高度化、多様化をうけ、業務もますます複雑、かつ、増加してきております。このような中、各部門で病院職員の方々は、患者さんの種々の要求に応えるべく、本年報に記載されていますごとく、獅子奮迅の活躍をされました。そのご努力に、心より感謝するものであります。
人間はある意味では、忘却・過去のうえに明日を創っています。
だからこそ、職員の方々の業績の数々を記録に留め、これらを検定・検証する事が明日への病院作りの原動力になるものと確信しております。
最後に毎年、年報編集にご尽力いただいている木佐貫医長に心より敬意を表します。

平成16年8月 蝉時雨 盛んなる頃。
柴田紘一郎

第1章 病院の概要

1. 病院の概要

所在地 日南市木山1丁目9番5号
開設年月日 昭和23年9月1日
現施設新築年月日 平成10年2月24日
診療科目 内科、心療内科、精神科、神経内科、小児科、外科、整形外科、脳神経外科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、リハビリテーション科、放射線科、麻酔科 (計16診療科、内心療内科・精神科及び整形外科・リハビリテーション科は兼任)
許可病床数 一般336床、感染症4床、合計340床
診療報酬 一般病棟入院基本料Ⅰ郡入院基本料2(2.5対1看護、平成14年10月1日から)
10対1看護補助加算(平成14年10月1日から)等
施設の規模 土地 36,046.23㎡
建物 23,400.89㎡
駐車場 外来: 283台 職員: 233台

診療日案内

  1. 受付時間 新患(はじめての方)
    午前8時30分から午前11時まで
    再診(2回目以降の方) 午前8時30分から午前11時まで
    ※予約の方は、その曜日・時間に 但し、皮膚科のみ木曜日の受付は午前8時30分から午前9時30分までの予約診療のみ 脳神経外科は、手術のための外来診療ができない場合あり
  2. 急患はいつでも受け付け
  3. 土曜日・日曜日・祝日及び年末年始(12月29日から1月3日)は休診

組織

職員数

(平成15年7月1日現在)
[医療部門] 73人
  医師 35人
  薬剤師 7人
  放射線技師 8人
  臨床検査技師 9人
  その他の医療技術者 6人
  臨床研修医 8人
[看護部門] 220人
  看護師 207人
  看護補助員 13人
[給食部門] 16人
  管理栄養士 4人
  技術員 12人
[管理部門] 17人
  事務員 15人
  技術員 2人
[合計] 326人

2. 病院事業の執行状況及び事業実績

当院は、日南串間医療圏域における公的医療機関として二次救急医療をはじめ、ICU(集中強化治療室)・CCU(冠動脈疾患集中治療室)・NICU(新生児集中治療室)の運用により、地域社会に貢献する中核病院として質の高い医療サービスの確保に努めてきたところである。
経営状況は、まず収益面では、入院患者数が前年度比で3,478人減少したため、入院収益は33億1千5百万円と前年度に比べ8千万円減少した。また、外来患者数が診療費自己負担率の引き上げ、薬剤の長期投与制限の原則撤廃などにより前年度比で6,380人減少したものの、患者1人1日当たりの診療収入が増となったことから、外来収益は11億5百万円と前年度に比べ8千9百万円増加した。これにより医業収益は、47億1千7百万円と前年度に比べ2千3百万円の増となった。
次に、費用面では、職員数及び退職者数の減により給与費の大幅な削減が図られたため、医業費用は62億9百万円と前年度に比べ4億2千7百万円の減となった。
この結果、平成15年度の病院事業会計の損益は、10億2千6百万円の純損失を計上し、累積欠損金は93億8千2百万円に達した。
また、本院の医療に対する対外的な評価を一層高めるため、(財)日本医療機能評価機構による病院機能評価の認定取得に向けて職員が一丸となって取り組んだことで、病院機能の充実と患者サービス改善などの面で、職員の意識改革が図られた。
さらに、8月には地域がん拠点病院として指定を受け、緩和ケア等への取り組みを行った。

(1) 患者の状況

区分 15年度 14年度 増減
入院患者数 105,237人 108,715人 △3,478人
(一日当たり) (288人) (298人) (△10人)
外来患者数 164,755人 171,135人 △6,380人
(一日当たり) (670人) (699人) (△29人)
病床利用率 84.6% 87.6% △3.0ポイント
平均在院日数 21.8日 22.7日 △0.9日

(2) 医療器械の整備状況

平成15年度はX線コンピュータ断層撮影装置(CT)、無散瞳眼底カメラなど51件の整備を行った。

(3) 診療の状況

手術件数   4,074件
分娩件数   330件
解剖件数   4件
放射線件数   293,401件
人工透析件数 実患者数
延透析回数
55人
2,676回
人間ドッグ受信者数   104人
理学療法件数 延件数
一日当たり
23,367件
95件
臨床検査件数 入院
外来
412,549件
884,595件
調剤件数(実剤数) 入院
外来(院内調剤)
外来(院外調剤)
53,408件
11,265件
250,619件
(延剤数) 入院
外来(院内調剤)
外来(院外調剤)
315,302件
64,374件
4,589,353件
給食の状況 延食数
一日当たり
261,680食
715食
(栄養指導件数) 入院 個別
集団
1,998件
1,884件
外来 個別
集団
138件
497件

3. 院内の主な行事

(1) 定例会

  • 病院運営会議(毎月第1・第3月曜日 応接室)
  • 病院あり方プロジェクト(随時 第1会議室)
  • 医局会(毎月第3水曜日 講堂)
  • 診療科代表者会議(毎月第4木曜日 講堂)
  • 臨床懇話会(毎月第3水曜日 講堂)
  • 事務部役職会(毎週水曜日 第1会議室)
  • 院内感染症対策委員会(毎月第2木曜日 第1会議室)
  • リスクマネージメント部会(毎月第2金曜日 第1会議室)
  • 薬品委員会(毎奇数月第4木曜日 講堂)
  • 病院機能評価認定証取得検討委員会(随時 第1会議室)
  • 師長会議(毎月第1・第3火曜日 看護科)
  • 主任会(毎月第1金曜日 第2会議室)
  • 教育部会議(毎月第2火曜日 第2会議室)
  • 看護記録検討委員会(毎月第4木曜日 第2会議室)

(2) 主な行事

15年4月

  • 辞令交付式(1日 講堂)
  • 第3回宮川章子氏「ちぎり絵」展(2月4日~ 東側入口通路)
  • 2003年「広島東洋カープ」サイン展(2月14日~12月12日 エントランスホール)
  • 平成15年度当初予算及び平成14年度決算説明会(15日 県電ホール)
  • 生活慣習病パネル展「脳卒中」(15日~5月13日 エントランスホール)
  • 平成15年度福祉保健部全体所属長会議(16日 第一宮銀ビル)
  • 第1回県立日南病院こどもスケッチ大会(21日~23日 西側東屋付近)
  • 新ひむかづくり運動20周年記念展示会(21日~5月2日 中央検査室前)

15年5月

  • 「看護の日」ナイチンゲール像、花飾り(9日~15日 エントランスホール)
  • 日南地区官公庁連絡協議会(12日 ホテルシーズン日南)
  • 平成14年度決算ヒアリング(12日、県庁南別館)
  • 生活慣習病パネル展「心筋梗塞」(14日~7月1日 エントランスホール)
  • 日南・串間市政記者クラブ等との意見交換会(16日 管内)
  • 新医師臨床研修制度説明会(28日 県医師会館)
  • 地元選出県議会議員との意見交換会(29日 日南総合庁舎)
  • 監査事務局監査(29日~30日 第1会議室)

15年6月

  • 第1回県立日南病院こどもスケッチ大会院内展示(2日~27日 エントランスホール)
  • 第1回県立日南病院こどもスケッチ大会表彰式(3日 院長応接室)
  • 南那珂地方連絡協議会(5日 ホテルシーズン)
  • 放射線業務従事者教育訓練(17日 講堂)
  • 七夕飾り(24日~7月7日 エントランスホール)
  • 監査委員監査(26日 第1会議室)
  • 県立病院経営改善検討会議(27日 県庁第3東別館)

15年7月

  • 院内感染防止対策研修会(3日 講堂)
  • 県知事職員表彰(4日 宮崎厚生年金会館)
  • SARS連絡協議会(8日 日南保健所)
  • 日南串間保健医療推進協議会(9日 日南保健所)
  • 第1回職業倫理講演会(16日 講堂)
  • ふれあい看護体験の日(25日 講堂)
  • SARS実地訓練(25日 3階病棟)
  • 消防訓練(29日~8月1日 院内)
  • 南睦会総会(30日 講堂)

15年8月

  • 生活慣習病パネル展「その他の癌」(2日~20日 エントランスホール)
  • 電子カルテシステム推進委員会(19日 県庁第2東別館)
  • 第2回職業倫理講演会(20日 講堂)
  • 生活慣習病パネル展「糖尿病」(21日~9月16日 エントランスホール)
  • SARS講演会(22日 講堂)
  • 平成16年度当初予算編成方針説明会(29日 県庁第2東別館)

15年9月

  • 院内テレビによる案内開始(1日~ 病室等)
  • 4県立病院レクリェーション大会(6日、県武道館)
  • 包括外部監査(8日~12日 第1会議室)
  • リスクマネージメント研修会(11日 講堂)
  • 生活慣習病パネル展「高脂血症」(17日~11月13日 エントランスホール)
  • 全国自治体病院協議会宮崎県支部総会(19日、県立宮崎病院)
  • 第3回職業倫理講演会(24日 講堂)
  • 県議会厚生常任委員会決算審査委員会(25日 講堂)
  • 県立病院前期分科会(30日 県庁第2東別館)

15年10月

  • 県立病院後期分科会(2日 県庁南別館 )
  • 観月会(9日 東側駐車場)
  • 平成16年度当初予算要求総括ヒアリング(14日 県庁南別館)
  • 日南病院やすらぎの夕べ(20日 エントランスホール)
  • 第4回職業倫理講演会(31日 講堂)

15年11月

  • 南那珂地方行政懇談会(4日 ホテル中村莊)
  • 第2回経営改善検討会議(4日 第1会議室)
  • 医療監視(13日 講堂)
  • 日南市休日夜間急病センター運営協議会(13日 ホテルシーズン日南)
  • 第5回県立日南病院祭(16日 院内)
  • 南睦会文化祭(16日~17日 講堂)
  • 日南保健所運営協議会(20日 日南保健所)
  • シャコバサボテンの展示(23日~ 1階X線受付前)
  • 南那珂地方行政懇談会(25日 かんぽの宿)
  • 第5回職業倫理講演会(26日 講堂)
  • 生活慣習病パネル展「アルコール性肝障害 」(28日~3月31日 中央検査室前)
  • 生活慣習病パネル展「動脈硬化」(28日~3月31日 エントランスホール)

15年12月

  • 南睦会交流会(12日 ホテルシーズン日南)
  • 第6回職業倫理講演会(16日 講堂)
  • 県立日南病院クリスマスコンサート(19日 エントランスホール)
  • 仕事納め式(26日 講堂)

16年1月

  • 仕事始め式(5日 講堂)
  • 患者アンケート調査(8日 各科外来受付・各病棟)
  • 宮崎大学医学部「患者さんの気持ち」特別展(19日~2月27日 エントランスホール)
  • 日南地区官公庁連絡協議会(27日 北郷町)
  • 待ち時間調査(28日 医事課)
  • 第7回職業倫理講演会(30日 講堂)

16年2月

  • 院内感染防止対策研修会(2日 講堂)               
  • 第8回職業倫理講演会(12日 講堂)
  • 南那珂地域県民会議(16日 日南保健福祉総合センター)
  • 2004年「広島東洋カープ」サイン展(17日~ エントランスホール)
  • リスクマネージメント研修会(24日 講堂)
  • 第3回経営改善検討会議(25日 県庁南別館)

16年3月

  • 総合防災訓練(4日 院内)
  • TQM活動成果院内発表会(8日 講堂)
  • 第9回職業倫理講演会(10日 講堂)
  • TQM活動成果県大会(22日 県庁南別館)
  • 病院機能評価現地審査(30日 講堂)

4. 院内各種組織(平成14年度)

名称 構成員 目的 開催回数
病院運営会議 院長、医局長、副医局長、事務局長、事務次長、薬剤長、総看護師長 病院の管理運営の基本方針及び重要事項について審議する。 17
医局会 全ての医師 医師の連帯を図る。 10
診療科代表者会議 院長、医局長、副医局長、各診療科代表者、事務局長、事務次長、薬剤長、総看護師長 各科相互の情報交換を行い連携を図るとともに、病院職員間の意思疎通を図る。 12
事務部役職会 事務局長、事務次長、総看護師長、事務局各係長 事務局及び看護科の情報交換を行い連携を図る。 49
倫理委員会 院長、診療科医師、事務局長、総看護師長、院外の学識経験者 院内で行われる医療行為及び医学の研究が倫理的、社会的観点から推進されるよう、その内容を審査する。 1
院内顕彰委員会 病院運営会議と同じ 院内職員及び団体が患者サービス及び院内活性化に顕著な活動、業績をあげたときに表彰を行う。 0
経営改善検討委員会 院長、診療科医師、医局長、薬剤科、臨床検査科、放射線科、リハビリテーション科、看護科、事務部門 経営改善を図るための各種対策について審議する。 3
患者サービス検討部会 医師、看護科、各部門代表、事務部門 院内・院外環境の改善、外来患者の待ち時間短縮、職員の接遇研修等を検討する。 2
診療報酬請求等検討部会 医師、薬剤科、看護科、事務部門 請求漏れ防止策、査定減対策等の検討を行う。 0
費用節減検討部会 医師、薬剤科、看護科、各部門代表、事務部門 材料費、経費等について費用節減策を検討し、病院経営の改善に資する。 2
未収金対策等検討部会 看護科、事務部門 未収金の発生防止対策をたてるとともに、発生した未収金の早期回収の諸方策を検討する。 1
広報編集委員会 診療科医師、事務次長、薬剤科、臨床検査科、看護科、庶務係長 地域住民に信頼され親しまれる医療機関を目指すとともに、地域医療レベルの向上に貢献するため広報について協議する。 1
外来ボランティア運営委員会 事務次長、副総看護師長、看護科、医事係 ボランティア活動の場を提供することにより患者サービスの向上、病院のイメージアップ、地域に開かれた病院を目指す。 0
医療機器等機種選定委員会 院長、事務局長、事務次長、医事課長、用度係長、診療科代表、看護科代表、購入予定部門代表 医療機器等の適正な購入を図る
 (300万円以上)
3
院内感染症対策委員会 院長、診療科医師、臨床検査科、検査科、薬剤科、看護科、事務部門 院内における感染症をサーベランスし、院内感染防止を始めとする各種感染予防対策について協議実施を行う。
12
臨床検査委員会 診療科代表医師、臨床検査科、看護科、事務部関係者 臨床検査業務の院内での有効活用に関する協議を行う。 1
輸血療法委員会 診療科代表医師、臨床検査科、薬剤科、看護科、事務部関係者 輸血に関する事項を審議する。 4
放射線安全委員会 診療科医師、放射線科、看護科、事務部門 放射線障害の発生を防止し、あわせて公共の安全を確保する。 1
手術室運営委員会 各診療科代表、手術室看護師長 手術室の運営、改善及び手術(麻酔)の予定作成について検討する。 2
集中治療室運営委員会 集中治療室室長、診療科医師、集中治療室看護師長・主任看護師 集中治療室での患者管理が安全かつ適正に行うことについて検討する。 2
褥瘡対策委員会 皮膚科医師、副総看護師長、看護科、薬剤科、栄養管理係、医事係 褥瘡の予防を図るとともに、できた褥瘡を悪化させないための検討を行う 9
栄養管理委員会 内科部長、外科・小児科医師、総看護師長、各病棟看護師長、看護補助員、事務部関係者 栄養管理業務の円滑な運営を図るため、研究、協議し、意見を院長に具申する。 1
医療事故防止対策委員会 診療科部長・医長、臨床検査科医長、薬剤長、放射線科技師長、総看護師長、事務局長、医事課長 院内における医療事故を防止し、安全かつ適切な医療の提供体制を確立する。 4
リスクマネージメント部会 医師、事務次長、看護科、薬剤科、臨床検査科、放射線科 医療事故防止対策を実効あるものにするため、事故の原因分析や事故防止の具体策等について調査・検討を行う 10
医療ガス安全管理委員会 診療科医師、薬剤科、看護科、用度係長、整備係長 医療ガス設備の安全管理を図り、患者の安全を確保する。 1
入退院委員会 診療科医師、副総看護師長、看護科、会計係長、医事係 患者の入退院に関する事項を検討し、円滑な入退院ができるように検討・提言する。 2
診療録管理保管委員会 診療科医師、看護科、中央カルテ室、医事係 カルテの管理に関し、法令等で定めるもののほか、必要な事項を定める。 2
地域医療連携委員会 診療科医師、薬剤科、看護科、医事係 地域医療の連携を推進することにより、患者サービスの向上に努める。 1
図書委員会 診療科医師、副総看護師長、薬剤科、臨床検査科、放射線科、リハビリテーション科、看護科、庶務係長、用度係長 図書室の適正な運営と図書室の充実を図って職員の資質向上に寄与する。 3
安全衛生委員会 院長、医局長、事務局長、事務次長、総看護師長、組合推薦委員、庶務係長 職場における職員の安全と健康を確保するとともに、快適な職場環境の形成を促進する。 3
防災対策委員会 診療科医師、事務局長、総看護師長、事務次長、薬剤長、検査科技師長、放射線科主任、リハビリテーション科主査、医事課長 、栄養管理科主任、事務部各係長 防災知識の向上と訓練を通じて、職員、患者の安全を確保する。 1
薬品委員会 診療科代表医師、事務局長、薬剤長、総看護師長、医事課長 薬品の採用等に関する事項を審議する。 6
治験審査委員会 診療科部長、医局長、事務局長、薬剤長、総看護師長、放射線科技師長、臨床検査科技師長、外部委員 医薬品の臨床試験の実施可否等を審議する。 0
救急委員会 外科・内科・脳神経外科・小児科・整形外科医師、地域連携、副総看護師長、副薬剤長、検査科技師長、放射線科技師長、事務次長 県立日南病院救急医療運営要綱に基づく県立日南病院の救急医療の円滑な運営と適正な管理を図る。 1
教育研修委員会 副医局長、事務次長、薬剤長、副総看護師長、臨床検査科技師長、放射線科技師長 職員の資質の向上を図り、良質な医療の提供、患者サービスの向上に資する。
2
電子カルテシステム導入推進委員会 院長、産婦人科・内科・外科医師、事務局長、外各部門代表9名 「医療の質の向上」、「病院管理運営の効率化」、「患者サービスの向上」等を目的とし、効率的かつ効果的な電子カルテシステムの導入に伴う諸問題について検討を行う。
3
病院機能評価認定証取得検討委員会 院長、院内各部門代表者 (財)日本医療機能評価機構が発行する病院機能評価認定証を取得する。 11
献立検討委員会 栄養士、調理師 献立内容と食器等について検討する 12
サプライ業務連絡会議 副総看護師長、手術室師長、中央材料室師長、用度係長、診療材料担当、看護補助員、サプライセンター主任 診療材料の院内物流業務に係る日常の問題点の協議、部署間の連絡を行う。 4
師長会議 総看護師長、副総看護師長、看護師長 看護管理上の施策・方針を協議し決定する。 22
主任会議 総看護師長、主任看護師 看護師長を補佐し主任としての役割について情報交換・検討を行う。 11
教育部会議 副総看護師長、看護師長、主任看護師 看護職員の資質向上と業務に対する意欲の高揚を図る。業務内容の充実を図るための教育・研修を計画、実施する。 11
看護業務改善委員会 看護師長、主任看護師、各部署看護師 業務の改善、看護サービスにつながる事柄を協議・検討し、見直した結果を看護科等に答申する。 5
臨床実習指導者会 副総看護師長、臨床指導者、各学院教務 看護学生の臨床指導の向上及び指導者の研鑽に努める。各学校との連絡、調整を行う。 11
看護手順委員会 看護師長、主任看護師、各部署看護師 看護手順、看護基準の検討と見直しを行う。 4
看護記録検討会 看護師長、主任看護師、各部署看護師 看護記録のあり方を検討し、記録を充実させ看護の質の向上を図る。 11
看護研究委員会 教育担当師長、主任看護師、各部署看護師 看護現場の問題を研究的視点でみることにより、創造的に解決する。 8
接遇委員会 副総看護師長、看護師長、主任看護師、各部署看護師 温かく良質な看護サービスができるように、看護の視点で接遇をとらえる 5
感染看護研究会 副総看護師長、研修参加看護師 院内感染防止のための啓蒙活動を行うとともに必要時に院内感染症対策委員会へ提言する。 10
緩和ケア看護研究会 副総看護師長、研修参加看護師 緩和ケア研修で学んだ知識・技術を実践の場で活かし、緩和ケアの充実を図る。 8
救急看護研究会 副総看護師長、研修参加看護師 救急看護に関する専門的な知識・技術を看護実践に活かし、救急看護の質の向上を図る。 11

5. 病院機能評価取得に向けての取り組み

当院の現状の客観的把握、そして病院機能改善を通じての医療の質の向上、患者さんの満足度向上を目的として、(財)日本医療機能評価機構の行う病院機能評価事業への取り組みを行った。多方面にわたる改善活動が実践され当院の機能改善等に大きく寄与したが、さらなる改善の必要があると評価された。平成15年度も病院一丸となって継続して機能向上に取り組んでいく予定である。

【認定取得への取り組み状況】

  • 2003年
    05月19日 審査結果確定(認定保留)(23日結果受領)
    08月04日 病院機能評価審査報告書受領
    11月17日 窓口相談受審(柴田、木佐貫、中武、三秋)
  • 2004年
    02月03日 再審査申込み(再審査資料等送付)
    03月23日 再審査リハーサル
    03月30日 再審査受審(寺崎特別審査員1名来院)
    04月19日 審査結果確定(認定証発行)(22日結果受領)

【委員会開催実績】

回数 開催日・場所 主な討議内容
第24回 4月17日(金)
16:05~17:00

異動、配置換え等に伴う委員変更、改善項目まとめ(配布)、改善への取組の現状・問題点等の検討(教育研修委員会、連携相談室、診療記録管理室の設置、患者満足度調査、医療廃棄物、臨床工学士等)

第25回 5月23日(金)
16:05~17:00
審査結果(留保)報告、指摘項目に関する討議
第26回 6月10日(火)
16:05~17:45
改善要望事項・留意事項への対応プラン(各部門提出)、分煙対策(東玄関喫煙場所設置)
第27回 7月2日(水)
16:00~17:20
改善要望事項・留意事項への対応プラン(機構への照会結果)
第28回 8月20日(水)
16:00~17:20
審査報告書についての対応、指摘、疑義等、改善要望事項・留意事項への対応プラン進行状況、窓口相談について
第29回 10月7日(火)
16:00~17:30
審査報告書に対する疑義照会・訂正要望書(案)、対応プランの最終確認、他
第30回 11月20日(木)
16:05~17:15
窓口相談報告(11月17日)、対応プランの確認・修正、機能評価説明会プラン説明、院内事故発生訓練案内
第31回 12月24日(水)
16:05~17:35
窓口相談結果配布、院内事故発生対応訓練報告、機能評価説明会報告
第32回 1月14日(水)
16:00~17:35
再審査に向けての問題点整理、今後のスケジュール確認
第33回 3月8日(月)
16:00~17:00
再訪問審査日までのスケジュール、改善項目等の再確認、疑義照会事項に関する書類整備
第34回 3月24日(水)
16:00~16:50
部署訪問報告(3月17日)、面接リハーサル報告(3月23日)、当日スケジュール確認、疑義照会についての書類確認

【機能評価に関する院内職員説明会】

臨時・委託を含む全職員に機能評価への取り組みの現況を伝え、職員の共通認識を高める目的で、院内説明会を4回に分けて実施した。

  • 開催日: 11月21日(金)、11月25日(火)、12月4日(木)、12月10日(水)
  • 時間: 17:30~(約60分)
  • 場所: 講堂
  • 担当: 木佐貫 篤(機能評価委・副委員長)
  • 主な内容: 機能評価報告書の内容、改善要望事項・留意事項・指摘事項の説明とそれに関する取組状況(問題点、対応・対策)など
    出席者数: 264名
    11月21日(54名)、25日(75名)、12月4日(77名)、10日(58名)

【広報誌「病院機能認定証取得検討委員会だより」の発行】

昨年に引き続き『みんなで一丸』を合い言葉に、全職員(含臨時・委託職員)向けに発行し、機能評価に関する情報浸透をはかった。

号数 発行日 内容
第9号 5月9日 評価の流れ、委員会活動報告、委員名簿
第10号 5月26日 審査結果を聞いて、審査結果の内容、再審査受審に向けてのスケジュール
第11号 9月4日 審査結果報告書が届きました、改善要望事項・留意事項への取組、評価受審を通じての成果
第12号 2月3日 再審査申込、再審査へのスケジュール、改善されたこと
第13号 3月18日 再審査日程及びそれまでのスケジュール、再審査項目と取組
第14号 3月31日 機能評価再受審を終えて、再審査概要報告、今後のスケジュール

【機能評価事業で明らかになった改善すべき問題と改善活動への取組状況】

(平成14~15年度の取り組みのうち、主なもののみ掲載)

改:改善要望項目、留:留意項目、指:指摘項目

(第1領域 病院の理念と組織的基盤)
  改善すべき問題点 実施
年度
改善活動への取り組み
1 病院の理念、基本方針が確立していない、患者の権利を尊重する方針が不明確。 14 病院の理念を見直し、基本方針、患者憲章を新たに定めた。
院内各部門に掲示し、職員への周知徹底。
15 職員名札の裏面に理念、基本方針を記載し周知をはかった。
2
指1
病院の中長期計画がない。中長期計画に院内の意見が反映されていない。また策定部門が不明瞭。 15 14年度から計画を策定し、平成15年12月に決定。院内各部門からのヒヤリング実施(15年9月)。策定は院内各部門から選ばれた在り方プロジェクトチームで具体的な内容を検討。
3 組織図に診療録管理部門・医療相談室がない 14 院内組織構図を見直し明記した。
15 診療記録管理室、地域医療連携/医療相談室を平成15年4月に設置(院内措置)
4 各種委員会の活動状況、委員等が明確でない 14 委員会を見直し、必要な委員会を新設した。各委員会では、事務担当者を明確化した。
5 各種活動記録がない(委員会、カンファレンス、その他) 14 諸活動に際し、記録(議事録等)を残すよう改善。年報内容の充実(各種実績の把握、掲載)
6
改1
病院職員への教育研修体制がない、職業倫理教育が充実していない 15 平成15年3月、教育研修委員会を新設。職業倫理講演会を9回開催(参加者約60~150名)
(第2領域 地域ニーズの反映)
7 自院の診療機能を地域へ周知していない 14 「日南病院診療の手引き」を作成し、地域全医療機関へ配布(半年毎に改訂、現在3版)
広報活動の充実化(「病院だより」の内容・配布先見直し、ホームページの立ち上げ)
8
留1
地域との連携体制が不十分(地域医療連携室がない、他病院への紹介数・他病院からの受入数などが不明、外部機関との連携が不十分など) 14 紹介患者のデータ収集開始(平成14年9月~)
地域連携委員会の立ち上げ
15 地域連携/医療相談室の設置(平成15年4月)
退院後の医療継続可能な体制作り(連携担当看護師(兼任)配置、コンサルテーションシート運用、病院訪問、看護サマリー改訂、院外スタッフとの連携調整ほか)
地域連携セミナー開催
9
改2
救急医療体制の充実を(救急室の運営状況・救急体制が不十分、運営規則の明文化など) 14 救急室運営規則、救急患者受け入れ手順(フローチャート)作成・救急センターへの掲示
救急カートの内容チェック開始(チェックリストによる)
15 救急委員会設置(15年10月)
救急部門運営要綱見直し、当直日誌変更
救急業務統計集計開始(15年11月~)
地域の救急関連会議への出席(日南串間地域救急医療協議会、日南市休日夜間急病センター運営協議会)
コメディカル部門のオンコール体制現況確認
救急カートの内容統一化
10 医療相談室が充実していない(マニュアルがない、有資格者(社会福祉士)がいないなど) 14 医療相談室の業務マニュアル作成・見直し
個人相談別個票の作成
医療相談室の機能拡充
(第3領域 診療の質の確保)
11
指2
各診療科の診療実績・成績がまとめられていない、診療内容の改善の指標がない 14 診療実績・成績を年報に掲載(平成14年度~)
複数診療科によるカンファレンス状況まとめ
15 入院患者疾病統計(月別、診療科別)実績報告(診療記録管理室)
外科各種がん5年生存率の算出
精神科うつ病・パニック障害治療成績算出
12 診療指針などの医療の質の保証が不明確 14 院内クリニカルパス研究会開催(14年12月~)、クリニカルパスの導入推進
13
改3
診療記録の管理体制が不十分。(委員会・管理規定がない、診療記録管理士がいない、退院サマリーの作成状況が不明、内容チェック体制がない、診療情報の検索システムがない。診療管理に必要な統計の作成がなされていないなど) 14 診療録WGで問題点調査・報告書作成(14年9月)
診療記録保管管理委員会の設置
診療記録管理保管規則の制定
退院サマリーの作成状況調査(14年8月~)
15 診療記録管理室の機能拡充(診療記録管理士業務担当者1名配属、各種機器整備)
入院患者診療統計作成(15年4月~データベース作成、疾病コーディング開始、など)
→毎月代表者会議で報告
14 医師の学会出席後の復命書未提出が多い 14 公費出張後には復命書を提出するように指導。
15 図書室の管理運営体制が不十分 14 図書委員会の見直し
図書整理・案内表示作成
図書購入手続きの明瞭化。
16 臨床検査作業手順書がない 14 検査科各部門で作業手順書作成。
17 病理CPC記録簿がない 14 CPC開催記録を作成。
18
改4
薬剤科業務に関しての問題点(薬剤管理体制に問題有り他) 14 夜間体制について連携が出来るよう改善
病棟薬剤保管見直し(看護科との連携検討中)
15 麻薬管理体制の見直し
時間外入室要領の制定
夜間対応体制見直し(平日21時遅番、土日祝日当直体制)
病棟在庫管理を年2回から月1回実施に変更
副作用報告・DI業務の拡充(薬品委員会の規約改正)
19 手術室運営体制が不十分(運営規程・入退室手順がない、麻酔覚醒回復手順がない) 14 手術室運営規程、入退室手順、麻酔覚醒回復手順の作成・見直し
20 院内感染防止のための体制が不十分 14 清潔/不潔物品をきちんと区別し、ナースステーション・処置室の整理整頓を実施。
ペーパータオルホルダーの増設。
15 感染症週報による各種情報提供
院内感染研修会(土井英史先生)・マニュアル説明会の実施
院内感染対策・針刺し事故マニュアル改訂(作業中)
21 救急カートの内容チェックがない 14 内容チェックリストを作成。病棟の常置場所検討。
15 内容の見直し及び共通化を実施。
(第4領域 看護の適切な提供)
22 看護部門の夜間組織体制が明確でない 14 夜間の体制について、組織図に明確に記載。
23 権限の委譲に不明確な点がある(休日代行業務マニュアルがない) 14 マニュアルを作成し、権限の委譲について明確にした。
24 看護記録の充実 14 看護計画の評価、修正・見直しの記載、質向上
15 退院後継続療養を意識した看護サマリー作成
25 看護の継続性が不十分。 14 退院後の生活を配慮した計画立案。
15 地域連携室を介しての外部機関との連携
26 看護職員の能力評価ツールがない 14 看護職員の能力開発・評価プログラムの作成
(第5領域 患者の満足と安心)
27 入院案内の内容が古く現実にそぐわない 14 入院案内WGを中心に改訂(平成15年2月)。
患者の意見を述べる機会があることを明記した。
28 患者の声をきき、運営に反映していく体制が不十分 14 投書箱の増設(各階1ヵ所、その他玄関、外来部門など)。
投書への対応手順作成(週1回回収)
患者満足度調査の実施(15年度1月実施)
29 インフォームドコンセントについての徹底 14 各診療科へ繰り返しお願い
(入院診療計画書の記載、インフォームドコンセント内容の診療録への記載、等)
15 特定生物由来製剤利用に関わる説明書・同意書の作成(法律改正に準じる)
30 患者のプライバシー保護が十分でない 14 各病棟における面談室の確保
患者情報取扱への配慮教育(説明会を通じて説明)
NSホワイトボードの利用廃止
診療室中待合室の利用廃止(一部を除く)
図書室シュレッダー購入
患者検体の搬送への注意(見えないように)
公衆電話パーテーションの設置
31 患者逝去時の対応の見直し 14 霊安室利用の見直し(1室とする)・整理整頓
32 栄養管理室の運営体制等の見直し 14 栄養基準の改訂(5訂)
選択メニュー週1回より2回へ(15年1月~)
衛生管理体制の見直し・業務手順等の改善
厨房内の動線見直し、機器配置換・シンク増設
食器抜き取り検査の実施
33 待ち時間短縮のための努力 14 外来待ち時間調査及び結果解析(平成14年10月)→患者満足度調査に移行予定
院外処方導入、検査科採血スタッフ増員・テレビ配置
15 患者満足度調査を実施(16年1月)
34 病院案内掲示が不十分 14 院内掲示WGにより検討・改善活動実施。
各診療科・各部門の責任者氏名表示
院内案内掲示の大幅な見直し(約百カ所以上)
掲示板の整理整頓・増設(管理者を定める)
35 院内環境整備体制が確立していない 14 責任者による定期的巡視の開始(15年2月~)
36 分煙への配慮が不十分な点がある 14 売店でのタバコ販売中止(平成13年度~)
院内分煙の徹底
(1、2、3、5階喫煙室以外は禁煙)
各喫煙室の換気状況確認、清浄器交換
職員への周知活動
15 院外の喫煙場所を東入口外に確定した。
37
改5
患者の安全体制への取り組みが不十分(院内事故発生時の対応体制の整備を) 14 患者利用備品(車いすなど)の定期点検開始
病棟などの整理整頓(廊下に物を置かない他)
各種段差等の解消(整備係・整備カルテ)
トイレ呼出ボタンの位置及び対応の手順確認
15 院内事故事例の収集(21例)
事故発生時の対応手順作成、訓練実施(2回)
ハリーコール運用状況確認(実施報告書作成、運用まとめと評価)
38 医療廃棄物の取扱いについて 14 医療廃棄物回収方法の見直し(病棟での一時保管をなくす)、回収スケジュールの周知
各種ゴミ箱を定位置にきちんと置く(清潔不潔の区別、分別の徹底)
39 災害発生時の対応が不十分 14 防災訓練への地域住民の参加(15年・16年3月)
各NSにおける緊急時(昼間、夜間)対応について明確に表示(病棟非常口の開錠方法等)
40
留2
大規模災害時に対する備蓄(医薬品、水、食料など)がない 14 備蓄倉庫建設計画(16年度~17年度)
15 資料「災害に備えた物資等の対応体制について」作成、各種備蓄物の状況まとめ
優先的供給協定を業者と締結
防災マニュアルを改訂(16年3月)
(第6領域 病院運営管理の合理性)
41
指3
経営改善の努力がなされていない 15 経営状況を毎月の会議で各診療科へ周知
県立病院経営改善検討会議(県立病院課と)
経営改善委員会及び各部会の積極的な活動
42
指4
病床管理体制の見直し 14 情報を看護科に一元化し週1回入院待ち状況を確認、入退院委員会新設、病床有効利用のために14年8月病床再編。
43 保守計画、設備運営マニュアルがない 14 それぞれ整備係で作成。
44 医療ガスの管理体制が不十分 14 医療ガス安全管理委員会(法律上必要)の新設
病棟の酸素ボンベの保管改善(専用容器たて利用)、特定科学物資等作業主任者の配属
45
留3
医療機器の保守点検体制が不十分(中央管理化がされていない、等) 15 臨床工学技士(2名)による機器中央管理開始(人工呼吸器、シリンジポンプ、点滴ポンプ他)
MEセンターの機能開始(整理整頓)
故障時対応手順の確認、作成
医療機器点検表の作成
46 医療事故防止への体制の徹底 14 使用済み針の取扱徹底、医療廃棄物の取扱等の見直し・改善、教育研修の実施(15年・16年度各2回づつ)、リスクマネジメント部会・医療事故防止対策委員会開催。

6. 感染症対策への取り組み

院内感染対策として、毎月第2木曜日に院長を委員長とする院内感染症対策委員会を開催し、細菌の検出状況や環境調査の定期報告をするとともに、職員を対象に院内感染対策の研修を2回実施した(7月3日、2月2日)。
そのうち2月の研修会では、講師の土井先生(ヘルスケアリソース研究所)に院内病棟を実際にまわってもらい現場で昨年指導をうけた部分の改善点をみてもらい、下記のような指摘があった。

  • NICUで吸引ビンは洗浄のみでよい。
  • 分娩室でアイプロテクション・シューズカバーの準備がない。
  • 病棟でステリハイドを使用するのではなく、使用する時に膿盆をビニールで覆うと洗浄、消毒の必要がない。
  • 中材で洗い場にゴーグルを設置する。
  • 洗濯室で洗濯の終わったものの保管状況の確認をする。

平成15年度前半にアジア地方でSARSが発生流行した。当院は、第二種感染症指定病院でありSARS患者を受け入れる可能性があることから、SARS対策として下記の通り様々な対策及び研修を実施した。

  • 手順「SARS疑い患者への対応・体制について」作成・シュミレーション実施
  • SARS対策用の防護器具等購入(N95マスク、ガウン、検体保管用冷蔵庫など)
  • 4月15日 SARS対策院内研修会「SARSについて」飯干宏俊医長(内科)
  • 4月24日 SARS院内対策緊急会議
  • 5月19日 防護服脱着の実地検証(308,309号前室)
  • 5月22日 SARS感染対策講習会(ガウンテクニックデモ)
  • 5月26日 SARS対策意見交換会(日高良雄医務薬務課課長他来院)
  • 7月25日 SARS模擬患者搬送訓練(油津港沖から当院玄関前まで)
  • 8月14日~16日 3東病棟病室改修工事(308,309号室)
  • 8月22日 講演会開催
    「SARSの臨床と院内感染対策」渡辺 浩先生(長崎大学医学部講師)
  • 12月4日 アイソレーター実習
    実際にアイソレーターを使って、院外から院内への搬送、院内での取扱等について検討

その他平成15年度に実施した主な活動は下記の通り。

  • 院内感染対策マニュアル改訂作業へ着手
  • 病棟別抗生物質利用状況報告(半期毎)
  • 感染症週報の様式変更・院内職員への感染症に関する各種情報提供開始(10月)
  • 感染症関連の法律改正に伴う対応について検討
  • 酒清綿の変更(市販品導入)
  • シュアプラグの導入、三方活栓保護栓交換の廃止
  • リニアで搬送可能なもの・不可能なものについての確認
  • 転入及び新規採用職員のツベルクリン反応検査実施
  • 転入及び新規採用職員の肝炎抗体検査及びHBs抗体陰性者へのワクチン接種
  • 職員(希望者)へのインフルエンザ予防接種実施(11月)
  • 真空採血管を利用した採血手順の周知
  • 手術室等で利用するディスポキャップの見直し(統一化)

7. 院内事故防止への取り組み

医療事故を未然に防ぎ質の高い医療を目指すために、医療事故防止対策委員会、リスクマネジメント部会が年度を通して活動を行い、収集されたヒヤリハット事例の原 因分析・防止対策及び体制の改善を図った。その他、主な活動は次の通り。
職員対象の研修会を下記テーマで2回実施した。

  • 平成15年9月11日
    リスクマネジメント研修会(第1回目)
    ・各部門よりインシデント事例の報告
  • 平成16年2月24日
    リスクマネジメント研修会(第2回目)
    ・医療をめぐる紛争について(佐藤安正弁護士)
  • 県立病院における医療事故対応の方向性について(検討)
  • 院内事故発生時の対応手順改訂
  • 患者クーリング専用の冷却媒体購入
  • 医療事故防止対策マニュアル改訂作業への取り組み
  • CT、MRIの問診票をカラー化
  • 全病棟注射薬剤の1本出し開始
  • 転倒転落アセスメントスコアシートの導入

8. 院外処方への取り組み

院外処方せんの発行を、平成13年度から実施し、順調に推移している。
平成15年度の状況は、年間発行枚数は103,381枚(月平均8,615枚)、発行率は96.4%である。
また、平成14年2月から、患者サービスの一環として、薬剤師による入院患者への服薬指導を開始した。
平成15年度の状況として4階西・6階東・6階西病棟の入院患者の定期処方及び3階東病棟の眼科術後患者への新たな指導を始めるなど、711件の服薬指導を実施した。

9. クリニカルパス導入普及への取り組み

医療の質向上、患者さんの満足度向上のために、多くの病院で「クリニカル(クリティカル)パス」を導入する動きが活発化している。当院でも徐々にパスが導入されており、患者さんの満足度を高め、医療の標準化に活用されている。
平成16年3月現在、当院で作成利用されているパスは9診療科31種類である。

内科 糖尿病教育入院、ルーチン心臓カテーテル検査、ルーチンPTCA、急性心筋梗塞(directPTCA)、急性心筋梗塞(PTCA)、ペースメーカー植え込み、ペースメーカー電池交換
外科 成人鼠径ヘルニア手術、腹腔鏡下胆嚢摘出術、幽門側胃切除術、胃瘻(PEG)造設術、胃EMR(粘膜切除術)
整形外科 股関節手術、大腿骨頸部骨折、アキレス腱断裂
脳神経外科 慢性硬膜下血腫手術、脳血管造影(アンギオ9、未破裂動脈瘤手術
泌尿器科 TUR-P、前立腺生検
産婦人科 子宮頚部円錐切除術、一般開腹手術
眼科 白内障
耳鼻咽喉科 扁桃摘出術、アデノイド切除・扁桃摘出術、鼓膜チューブ留置術、鼓室形成術A、鼻腔・副鼻腔術後、頭頸部術後
放射線科 胃ポリペクトミー

(病院機能評価委員会・クリニカルパス研究会まとめ)

当院では、職種を越えたパスに関する勉強会として「クリニカルパス研究会」が7名の世話人(医師、看護師、栄養士、薬剤師)を中心に運営されており、研究会活動を通じてパスの検討がなされ、活発な議論を通じて、より良いパス作りに反映されている。
今後の問題点として、院内の連携推進やパスを使いやすくするためのシステム変更などがあげられており、さらなるパスの普及推進のためには、有志組織ではなく、病院全部門の職員参加による公的組織(パス委員会)の設置が強く望まれている。

(パス研究会開催記録)
日時 テーマ 発表者 参加者
第4回
2003年7月30日
医療マネジメント学会報告
糖尿病教育入院のパス
竹中 美香医長(耳鼻科)
川崎 由香副医長(内科)
興梠 郁子栄養士(栄養)
平田 雅昭薬剤師(薬剤)
竹井美千代看護師(6西)
45名
第5回
2003年9月19日
病院機能評価報告(パス関連項目)
産褥期のパス
木佐貫 篤医長(病理)
甲斐 克秀医師(産婦)
中倉 輝子看護師(4東)
30名
第6回
2004年3月2日
当院のクリニカルパス作成利用状況
パスのバージョンアップ、使用状況について
木佐貫 篤医長(病理)
岩崎 利恵看護師(3東)
27名

10. その他の患者サービスへの取り組み

(1) 外来ボランティアについて

本病院における患者サービスの充実を図るため、外来ボランティアの導入を行った。
ボランティアに活動の場を提供することにより、患者サービスの向上、病院のイメージアップ、地域にひらかれた病院を目指す。

  • ボランティアの人数
    4人
  • ボランティアの導入日時
    平成13年7月16日から
  • 活動日時
    月曜日から金曜日の午前中
  • 主な活動内容
    エントランスホール周辺での患者さんの受付手続きの介助や診療科への案内
    体の不自由なお年寄り等の車椅子乗降、移動の介助等

(2) 院内テレビによる案内開始

外来・入院患者さん及び来訪者に、当院の様々な情報を提供する目的で平成15年9月1日より院内テレビによる案内を開始した。
主な案内内容は、病院・診療案内、糖尿病教室のお知らせ、今週の献立一覧、院内イベント案内等である。

(3) 院内イベント

入院患者の生活に変化を持たせ、より快適な入院生活を送ってもらうために、次の企画を実施した。

イベント内容 開催日 備考
こどもスケッチ大会 15.04.21~23 西側庭園
油津小学校340名参加
ふれあい看護体験の日 15.07.25 病棟
学生約30名参加
「やすらぎの夕べ」 15.10.20 エントランスホール
患者・家族等 約200名参加
第5回県立日南病院祭 15.11.16 エントランスホール
患者・家族等 約1,700名参加
南睦会文化祭 15.11.16~17 講堂
クリスマスコンサート 15.12.19 エントランスホール
患者・家族等 約200名参加

(4) エントランスホール等の各種展示

展示内容 展示期間 備考
宮川章子氏「ちぎり絵展」 15.3.24~  
2003年「広島東洋カープ」サイン展 15.4.1~15.12.12  
生活習慣病パネル展 15.4.1~16.1.16 宮崎大学医学部
「新ひむかづくり運動」20周年記念展示会 15.4.21~15.5.2 県生活環境課
「看護の日」ナイチンゲール像、花飾り 15.5.12 看護師自治会
こどもスケッチ展 15.6.2~15.6.27 油津小学校
七夕飾り 15.6.24~15.7.7 栄養管理係
谷口肇氏「シャコバサボテン」の展示 15.11.23~15.12.19  
「患者さんの気持ち」特別展 16.1.19~16.2.27 宮崎大学医学部
2004年「広島東洋カープ」サイン展 15.2.17~  
「人にやさしい福祉のまちづくり」ポスター原画展 16.3.22~16.3.26 障害福祉課

11. 経費節減への取り組み

経営改善検討委員会の費用節減等検討部会の中で、より具体的な経費節減の取り組みに向けて「ワーキンググループ」を設置し、職員への意識啓発を図るため「ニュース」を発行した。
また、経費の中で金額の占める割合の多い診療材料についての審議を行う「診療材料検討委員会」の立ち上げについても検討を行い、平成16年度から開催されることになった。
前年に引き続き院内印刷機の活用及び両面コピーの推進を図り、経費節減への取り組みを行った。

12. 褥瘡対策への取り組み

院内の褥瘡患者を減らすために、平成14年8月より皮膚科医師、看護師を中心に褥瘡対策チームを発足させ、毎月褥瘡対策委員会を開催した。

主な活動としては、次のとおり。

  • 褥瘡対策計画、発生計画、経過表の作成と各病棟への教育指導
  • 体圧分散用具の活用と使用状況の把握
  • 月1回の定例会開催とケースカンファレンス及び回診の実施
  • 月毎の状況報告書の作成
  • 特に15年度は、体圧分散用具等に関する体制の強化を図った。
    (体圧分散マットレスを5台、車いす用体圧分散マットレスを5台購入。)
  • 院内向け学習会の開催(10月2日)
    「褥瘡の病態と治療」 講師 長嶺医長(皮膚科)

また、院外向けの研修会(県立日南医療連携セミナー)を下記のテーマで実施した。

3月3日:「褥瘡の一般的な知識(発生原因から治療まで)」
「褥瘡患者のケアについて」
講師… 長嶺医長(皮膚科)、沼村看護師  参加者 150名

13. 緩和ケアへの取り組み

1年間の目標を①緩和ケアへの啓蒙②地域に向けてのネットワークづくりとし、毎月第4火曜日に定例会を開催した。
会では事例検討や各自が参加した研修の報告をおこなった。
今年度もキャリア開発を目的に11箇所の研修会に参加し、3つの緩和ケア病棟の施設見学を行った。
啓蒙活動の一環として次の活動を行った。

  • 集合教育….. 在宅での緩和ケア(田中外科病院師長)11月4日
    緩和ケアにおける看護補助員の役割
  • 外来ボランティア協力によるハーモニカコンサート主催
  • 情報新聞「ほっとぴあ」の発行
  • 「ターミナル期にある患者の看護」基準作成

ネットワークづくりとして

  • 南那珂緩和ケア研究会への参加
  • 年1回開催の集合教育では地域連携室を通して他施設にネットワークづくりを呼びかけている

当院が地域がん拠点病院に指定されたことで、医師、事務部、薬剤科、栄養管理科が加わり、活動の輪が広がりつつある。

14. 救急看護の取り組み

院内における救急看護の基盤作りのため、毎月第4水曜日に救急看護研究会を開催し、急変時のスムーズな対応と救急処置が行えるよう問題点を明らかにし検討した。
その他、主な活動は次のとおり。

  • 救急カート、除細動器設置場所一覧表の作成
  • 救急カート院内統一に向けて各科ラウンドと検討
  • 査を対象にBLS研修開催
  • 救急新聞(QQNET)作成
  • ACLS受講及び県医師会ACLSへタスク参加
  • 災害研修への参加

15. 電子カルテ導入(次期医療情報システム)への取り組み

県立病院では、電子カルテシステムを中核とした次期医療情報システムを平成17~18年度に導入する方針で、平成15年度から当院でも電子カルテシステム導入に向けての検討が開始された。
15年度は、院内各部門の代表者からなる電子カルテシステム導入推進委員会が設置され、ワーキンググループでの検討、電子カルテシステムデモンストレーション(10・11月)、先進病院視察などを通じて、電子カルテ要求仕様書の作成を行った。

16. 診療情報管理室の設置と活動

病院機能評価を受審するなかで、診療記録の管理体制が不十分であることが判明したため、平成14年度から診療記録委員会を設置するなど診療記録管理体制の充実に努めてきた。
平成15年度はさらにそれを推進するために、院内措置として中央カルテ室を診療情報管理室に拡充し、既存スタッフ(委託職員)に加えて、新たに診療記録管理士業務を行う担当者を1名配属(委託職員)し、室長兼任の医師(春山産婦人科部長)の指導の元で、診療情報管理の充実に取り組んでいる。

15年度に取り組んできた主な業務内容は下記の通り。

  • 退院サマリーの作成状況の確認
    (返却が2週間以上遅れた場合は督促している)
  • 退院患者の病名コーディング(ICD-10)
  • 退院患者のデータベース・診療統計作成(15年4月~)
    退院患者の診療統計については、毎月の診療科代表者会議に報告
  • 診療情報の検索システム確立

17. TQM活動

(1) 取組内容等

県立病院の診療機能の充実や患者サービスの改善等、病院事業の経営改善に向けて病院職員が自主的に調査研究する取組(TQM活動)に、当病院からも2チーム(15名)が参加し、特色あるテーマで活発な活動を行った。
また、平成16年3月8日には、各サークルが行ってきた活動を広く職員に知ってもらうことと、日南病院の代表選考会を兼ねて、院内でTQM活動成果発表会を開催した。
TQM活動のテーマ、チーム等は次のとおり。

  1. テーマ:服薬指導について「患者にとって望ましい質の向上と病院経営に資する実施件数拡大の検討」
    チーム名:Dream of Pharmacy
    代表 薬剤科 副薬剤長 末永啓二(構成員 7名)
    活動内容:入院患者への服薬指導が薬剤師の新たな業務として次第に医療現場に浸透しつつあり、診療報酬化もされているが、本県の各県立病院においてはまだ十分な実施までには至っていない。
    このため、服薬指導の質の向上及び件数の拡大について検討を行った。
  2. テーマ:地域連携室への取り組み」
    チーム名:かおりんとゆかいな仲間たち 代表 臨床検査科 医師 木佐貫篤 (構成員 4名)
    活動内容:当院では基本理念で地域に貢献する病院を目指しているにもかかわらず、これまで地域との接点となる部門がなかったことから地域連携室が設置された。
    このため、地域連携室における地域連携への取り組みと活動成果について検討を行った。

(2) 県大会

更に、平成16年3月22日に宮崎市で開催された県大会に日南病院の代表として参加し、「かおりんとゆかいな仲間たちチーム」が優秀賞に、「Dream of Pharmacyチーム」が奨励賞に輝いた。

TQM活動とは?
Total Quality Managementの略語で、もともとは企業の製品及びサービスの品質と競争力を向上させるため社会的レベルで行われる取り組み。
ここでは、県立病院の診療機能の充実や患者サービスの改善等、経営改善に 向けて、職員の皆さんが自主的に調査研究することをTQM活動と呼んでいる。

18. 病院だよりの発行状況

県立日南病院では、院内情報誌として「病院だより」発行している。
平成15年度の発行状況は、次のとおり。

号数 発行日 掲載内容
31 15.7.1 ・新しき職員を迎えて”さあやっど!日南病院”(柴田院長)
・転入者代表あいさつ(田中事務局長、弓削薬剤長、野口副総看護師長)
・「日焼け、紫外線」(皮膚科医長 長嶺英宏)
・日南病院こどもスケッチ大会(庶務係長 松野春行)
・看護の日に寄せ(看護師自治会長 野邊子つる)
・総合防災訓練の実施について(整備係長 浦上吉利)
・外来診療日程表
32 15.10.1 ・みみ・はな・のどのお手入れ(耳鼻咽喉科医長 竹中美香)
・地域連携/医療相談室の紹介(連携相談室長 木佐貫 篤)
・「ふれあい看護体験」を終えて(4西 徳田美喜)
・七夕の星に願いを込めて(栄養管理係長 佐藤てる子)
・職業倫理講演会を開催(庶務係長 松野春行)
・転入者挨拶(事務局長 植田哲年)
・新任ドクターの紹介
・おめでとうございます~永年勤続表彰
・投書箱の意見
・地区球技大会の結果(庶務係 高橋佳子)
・その他のお知らせ(臨床教授等の発令、地域がん診療拠点病院の指定、院内テレビによる病院情報の放映開始、バスのダイヤ改正、院内樹木に名札)
33 16.1.1 ・新年挨拶(柴田院長)
・タバコのお話(内科医長 飯干宏俊)
・医療技術者海外派遣研修に参加して(栄養管理係長 佐藤てる子))
・リスクマネージメント研修について(看護師自治会長 野辺子つる)
・日南病院はまゆう会の活動から「大島散策」(内科部長 上田正人)
・第4回オストメイト交流会(3東 田村ルリ子)
・院内イベントから(日南病院やすらぎの夕べ、第5回日南病院祭、院内クリスマスコンサート)
34 16.4.21 ・心臓カテーテル検査(心臓血管造影)と治療(内科医長 生島一平)
・緩和ケアグループが講演会を開催(脳外科外来 黒岩ひろみ)
・医療技術者海外派遣研修参加報告(看護科 中武郁子)
・CT装置が新しくなりました(放射線科技師長 栗山儀明)
・まさかの時の災害に備えよう(整備係長 浦上吉利)
・転入者紹介                       
・患者さんの声(投書箱の意見)
・トピックス(財団法人日本医療機能評価機構から4月19日付けで認定証の交付)

19. 県立日南病院の研究支援ネットワークについて

当病院は、インターネットを通じて研究支援ネットワークを構築している。
インターネットへは現在 OCN エコノミーを用いて常時接続を行っている。
インターネットと研究支援LANの間には、ファィヤーウオールを設置して不正アクセスに備えている。
国内文献検索のために、科学技術振興事業団の「JOIS」を契約し迅速な情報検索体制を整えている。
また、各医師公舎にもLANを構築し、インターネットの常時接続環境を整備している。

20. 県立日南病院ホームページについて

本院情報公開のさらなる発展を期して、平成13年12月よりホームページの供用を開始した。
http://www.pref.miyazaki.jp/fukushi/nichinan-hp/

21. 南睦会活動状況

職員の親睦を図るため「南睦会」を組織しており、各種レクリェーション、交流会、職員及び家族が参加する文化祭等を開催し、売店の運営等の事業を展開している。
平成15年度の「南睦会」の開催行事は、次のとおり。

年月日 行事 場所 備考
15.11.16~17 文化祭(職員・家族) 日南病院講堂 病院祭に合わせて開催
15.12.12 交流会 ホテルシーズン日南  

この他に、硬式テニス他の運動部、華道他の文化部、南那珂地区球技大会、全管球技大会、県立病院職員レクレーション大会、病院祭等への助成を行っている。

平成14年度 第3章 研究業績

1. 論文・誌上発表、学会・研究会発表及び講演

(1) 各診療科別発表数

  論文・誌上発表 学会・研究会発表 講演 その他
内科 6 9 9 0
神経内科 0 6 2 0
精神科・心療内科 4 3 0 0
小児科 0 2 0 0
外科 10 15 4 2
整形外科 2 2 0 0
脳神経外科 2 2 0 0
皮膚科 0 9 0 0
泌尿器科 1 0 0 0
産婦人科 0 5 3 0
眼科 0 2 0 0
耳鼻咽喉科 4 10 0 0
放射線科 2 3 0 0
麻酔科 4 3 0 3
臨床検査科 5 23 1 0
薬剤科 0 2 1 0
看護科 0 8 0 0
栄養管理係 0 2 0 0
40 106 20 5

(院内発表はのぞく)

※論文・誌上発表、学会研究会の研究業績の収載基準
 医師関係の論文、誌上発表、学会、研究会の研究業績の収載に当たっては以下の基準にて記載した。

  1. 年報の期間(平成14年4月~平成15年3月)に本院に在籍していた医師の氏名が記載されているもの。従って、研究業績が本院で行われたものとは限らない。
  2. 講演は、本院に在籍中の発表分とした。
  3. 複数科での業績は、各科別に掲載した。従って、業績が重複しているものもあり、総計も重複している。
  4. その他には、学術論文以外の誌上発表などを含んでいる。

(2) 各診療科業績一覧

【内科】

(原著、著書、誌上発表)

  1. The changes of composition as well as the concentration of serum Lp(a) can be a sign for end stage renal failure.
    Kuboyama M, Ageta M
    Atherosclerosis: Risk Factors, Diagnosis and Treatment: 239-243, 2002
  2. Effects of Fenofibrate on High-Density Lipoprotein Particle Size in Patients with Hyperlipidemia: Randomized, Double-Blind,
    Placebo-Controlled, Multicenter, Crossover Study.
    Sasaki J, Yamamoto K, Ageta M
    Clinical Therapeutics 24: 1614-1626, 2002
  3. Detection of human T-lymphotropic virus type I (HTLV-I) infection during coculture of HTLV-I infected and uninfected cells using inverse long PCR.
    Ishizaki J, Okamaya A, Kuroki M, Tsubouchi H
    Intervirology 45: 164-171, 2002
  4. 心臓内の腫瘍形成で発症したと思われるATL(リンパ腫型).
    外山孝典、久冨木庸子、岡本雅司、日高智徳、石崎淳三、坪内博仁
    臨床血液 43: 1055-1060,2002
  5. クレアチニンキナーゼ(CK).
    藤浦芳丈、上田正人
    高脂血症ナビゲーター(山田信博、代田浩之編集)pp230-231,2003
  6. 横紋筋融解症.
    窪山美穂 上田正人
    高脂血症ナビゲーター(山田信博、代田浩之編集)pp322-323,2003

(学会、研究会発表)

  1. ヨード造影剤によるアナフィラキシー様反応で死亡した1例.
    清水勅君、川崎裕平、落合栄志、重永哲洋、上田正人、木佐貫篤
    第26回宮崎CT研究会 2002年5月18日,宮崎市
  2. The changes of composition as well as the concentration of serum Lp(a) can be a sign for end-stage renal failure.
    Kuboyama M, Ageta M, Nishihira K, Arimura Y, Shigenaga T, Ishihara T, Ashitani J, Fujiura Y, Kashio N, Ikushima I 73 rd EAS Congress July 9, 2002, Austria
  3. 末期腎不全患者におけるLp(a)濃度と構成の変化.
    窪山美穂、上田正人、西平賢作、有村保治、石原旅人、重永哲洋、芦谷淳一、藤浦芳丈、生島一平、加塩信行
    第34回日本動脈硬化学会総会 2002年7月18日,神戸市
  4. 腎機能に対する血中Lp(a)の役割.
    窪山美穂、上田正人、西平賢作、有村保治、石原旅人、重永哲洋、芦谷淳一、藤浦芳丈、生島一平
    第7回Lp(a)カンファレンス 2002年7月20日,神戸市
  5. 脳梗塞、心筋梗塞の既往のある患者での、将来的な心血管系イベントの合併に関する検討.
    藤浦芳丈、上田正人、西平賢作、有村保治、窪山美穂、重永哲洋、芦谷淳一、石原旅人、生島一平、加塩信行
    第7回Lp(a)カンファレンス 2002年7月20日,神戸市
  6. 後頭部痛、嘔気、嘔吐を繰り返し、体重減少、意識消失を示した71歳女性.
    西平賢作、上田正人、長田直人、加塩信行
    第52回宮崎神経内科懇話会 2002年8月29日,宮崎市
  7. 反復する後頭部痛、嘔気、嘔吐を主訴としたACTH単独欠損症の一例.
    西平賢作、生島一平、藤浦芳丈、石崎淳三、石原旅人、飯干宏俊、窪山美穂、柳重久、小玉剛士、上田正人、加塩信行、長田直人
    第259回日本内科学会九州地方会 2002年11月23日,鹿児島市
  8. 慢性肺閉塞性肺疾患に対する長期テオフィリンの抗炎症作用の検討.
    飯干宏俊、加藤茂樹、佐野ありさ、芦谷淳一
    第38回日本呼吸器学会総会 2003年3月13日,福岡市
  9. 腎不全患者における血中Lp(a)の特性.
    窪山美穂、上田正人、飯干宏俊、石原旅人、藤浦芳丈、生島一平、加塩信行
    第100回日本内科学会総会 2003年4月1日,福岡市

(講演)

  1. スタチン効果.
    上田正人
    都城内科医会 2002年4月4日、都城市
  2. 冠インターべンション後の再狭窄予防-スタチンの役割を中心に-
    生島一平
    宮崎県動脈硬化研究会 2002年6月7日,宮崎市
  3. 糖尿病と虚血性心疾患、医療側の認識.
    生島一平
    第14回宮崎県糖尿病教育セミナー 2002年9月1日,日南市
  4. 糖尿病性腎症の進展と予防.
    石原旅人
    第14回宮崎県糖尿病教育セミナー 2002年9月1日,日南市
  5. 高脂血症治療の多様性.
    上田正人
    動脈硬化と血管の会 2002年10月12日、京都市
  6. スタチンの多様性について.
    上田正人
    三股木曜会学術講演会 2002年12月5日、都城市
  7. 膠原病について.
    石崎淳三
    特定疾患教育セミナー 2003年1月20日,日南市
  8. 高脂血症の治療、効果と過信.
    上田正人
    成人病検診基本健康診査従事者研修会 2003年3月7日,宮崎市
  9. 社会保険集団指導.
    上田正人
    第112回南那珂医師会総会 2003年3月26日,日南市

【神経内科】

(学会、研究会発表)

  1. The changes of composition as well as the concentration of serum Lp(a) can be a sign for end-stage renal failure.
    Kuboyama M, Ageta M, Nishihira K, Arimura Y, Shigenaga T, Ishihara T, Ashitani J, Fujiura Y, Kashio N, Ikushima I 73 rd EAS Congress July 9, 2002, Austria
  2. 末期腎不全患者におけるLp(a)濃度と構成の変化.
    窪山美穂、上田正人、西平賢作、有村保治、石原旅人、重永哲洋、芦谷淳一、藤浦芳丈、生島一平、加塩信行
    第34回日本動脈硬化学会総会 2002年7月18日,神戸市
  3. 脳梗塞、心筋梗塞の既往のある患者での、将来的な心血管系イベントの合併に関する検討.
    藤浦芳丈、上田正人、西平賢作、有村保治、窪山美穂、重永哲洋、芦谷淳一、石原旅人、生島一平、加塩信行
    第7回Lp(a)カンファレンス 2002年7月20日,神戸市
  4. 後頭部痛、嘔気、嘔吐を繰り返し、体重減少、意識消失を示した71歳女性.
    西平賢作、上田正人、長田直人、加塩信行
    第52回宮崎神経内科懇話会 2002年8月29日,宮崎市
  5. 反復する後頭部痛、嘔気、嘔吐を主訴としたACTH単独欠損症の一例.
    西平賢作、生島一平、藤浦芳丈、石崎淳三、石原旅人、飯干宏俊、窪山美穂、柳重久、小玉剛士、上田正人、加塩信行、長田直人
    第259回日本内科学会九州地方会 2002年11月23日,鹿児島市
  6. 腎不全患者における血中Lp(a)の特性.
    窪山美穂、上田正人、飯干宏俊、石原旅人、藤浦芳丈、生島一平、加塩信行
    第100回日本内科学会総会 2003年4月1日,福岡市

(講演)

  1. 神経系難病の病気の理解と薬について.
    加塩信行
    平成14年度特定疾患医療講演会 2003年1月23日,日南市
  2. 難病各疾患の理解について.
    加塩信行
    平成14年度難病患者等ホームヘルパー養成研修及び保健所保健師等難病専門研修会 2003年1月30日,宮崎市

【精神科・心療内科】

(原著、著書、誌上発表)

  1. Young Mania Rating Scale日本語版の信頼性についての予備的検討.
    稲田俊也、樋口輝彦、上島国利、中込和幸、岡島由佳、三村將、磯野浩、大坪天平、山田光彦、稲本淳子、岩波明、平島奈津子、篠田淳子、松尾幸治、大渓俊幸、三宮正久、中川種栄、西岡玄太郎、加藤忠史、山田和夫、田島治、神庭重信、岡崎祐士、長沼英俊
    臨床精神薬理5:425-431,2002
  2. 精神病院における入院治療結果.
    長沼英俊
    精神科 1:237-242,2002
  3. 医薬品中毒①(向精神薬).
    長沼英俊
    外来診療のすべて(高久史麿、溝口秀昭、矢崎義雄、狩野庄吾、武藤徹一郎 監修)pp988-989,メジカルビュー社(東京),2002
  4. 自殺者・自殺企図者を減少させる方策―大うつ病性障害の希死念慮と自殺企図―
    長沼英俊
    県立病院共同研究事業報告書 第29集,2002

(学会、研究会発表)

  1. うつ病と自殺.
    長沼英俊
    第4回宮崎うつ病研究会 2002年4月21日,宮崎市
  2. パニック障害の併発精神障害.
    長沼英俊
    第14回西日本精神神経学会 2002年11月14日,別府市
  3. パニック障害のcomorbidity.
    長沼英俊
    第15回日本総合病院精神医学会 2002年11月28日,東京都

【小児科】

(学会、研究会発表)

  1. 肺膿瘍を合併した肺分画症の1例.
    佐藤潤一郎、四元茂、市成秀樹、柴田紘一郎
    第52回日本小児科学会宮崎地方会 2002年9月8日,宮崎市
  2. BNPの上昇を伴った心房性頻拍症の男児例.
    四元茂
    第52回日本小児科学会宮崎地方会 2002年9月8日,宮崎市

【外科】

(原著、著書、誌上発表)

  1. 一枚のシェーマ; Pancoast肺癌に対する高位後側方切開アプロ-チ(肺尖部血管、神経の胸郭内外よりはさみうち手術).
    柴田紘一郎
    胸部外科55:314,2002
  2. 進行胆道癌に対する192Ir-RALS腔内照射.
    清水勅君、川崎祐平、落合栄志、松尾浩治、谷口修一、峯一彦、柴田紘一郎、西川清
    宮崎県医師会医学会誌 1:18-21,2002
  3. 乳腺invasive micropapillary carcinomaの一例.
    木佐貫篤、井上隆正、児玉千文、外山英人、篠原立大、林透
    日臨細胞九州会誌33:77-80,2002
  4. Correlation between tumor angiogenesis and invasiveness in thymic epithelial tumors.
    Tomita M, Matsuzaki Y, Edagawa M, Maeda M, Shimizu T, Hara M, Onitsuka T.
    J Thorac Cardiovasc Surg 124: 493-498, 2002
  5. Relationship between expression of cancer-related proteins and tumor invasiveness in thymoma.
    Tomita M, Matsuzaki Y, Onitsuka T.
    Eur J Cardiothorac Surg 21: 596, 2002
  6. Clinical and immunohistochemical study of eight cases with thymic carcinoma.
    Tomita M, Matsuzaki Y, Edagawa M, Maeda M, Shimizu T, Hara M, Onitsuka T.
    BMC Surg 2: 3, 2002
  7. 2ホールによる胸腔鏡下肺部分切除術.
    富田雅樹、松崎泰憲、枝川正雄、前田正幸、清水哲哉、原政樹、鬼塚敏男.
    宮崎医学会誌 26:53-55,2002
  8. A Case of pulmonary metastasis from breast cancer following an 18-year disease-free interval that responded to tamoxifen treatment.
    Tomita M, Matsuzaki Y, Edagawa M, Maeda M, Shimizu T, Hara M, Yamamoto A, Onitsuka T.
    Breat Cancer 9: 82-85, 2002
  9. 気管支内過誤腫2症例の治療経験.
    茂野あずさ、富田雅樹、松崎泰憲、枝川正雄、前田正幸、清水哲哉、原政樹、渡邉章、鬼塚敏男
    宮崎医学会誌 26:56-59,2002
  10. 乳癌手術後23年目に胸壁再発をきたした1例.
    和田俊介、富田雅樹、松崎泰憲、枝川正雄、前田正幸、清水哲哉、原 政樹、鬼塚敏男
    宮崎医学会誌 26:168-170,2002

(学会、研究会発表)

  1. 胃粘膜下腫瘍様所見を示した粘液癌の一例.
    篠原立大、木佐貫篤
    宮崎胃と腸懇話会 2002年4月26日,宮崎市
  2. 当科における腋窩法によるVATS Lobectomyの現状と問題点.
    市成秀樹、峯一彦、中平孝明、柴田紘一郎
    第19回日本呼吸器外科学会 2002年5月23-24日,長崎市
  3. 乳腺腫瘤を初発症状として発見されたT細胞性悪性リンパ腫の一例.
    木佐貫篤、外山英人、井上芳和、市成秀樹、峯一彦、柴田紘一郎
    第18回日本臨床細胞学会九州連合会総会 2002年7月13日,長崎市
  4. 肺のmucnous cystic tumorの1切除例.
    市成秀樹、峯一彦、篠原立大、中平孝明、柴田紘一郎、木佐貫篤
    第35回日本胸部外科学会九州地方会総会 2002年7月25-26日,福岡市
  5. 下血により発症した空腸GISTの1例.
    冨田裕二、峯一彦、市成秀樹、中平孝明、峯一彦、柴田紘一郎、木佐貫篤
    宮崎県外科医会夏期講演会 2002年8月9日,日向市
  6. ポリスチレンスルホン酸カルシウム(アーガメイトゼリー)により発症したと考えられる直腸穿孔の1例.
    中平孝明、冨田裕二、峯一彦、篠原立大、市成秀樹、柴田紘一郎、木佐貫篤
    第20回宮崎救急医学会 2002年8月3日,宮崎市
  7. 肺膿瘍を合併した肺分画症の1例.
    佐藤潤一郎、四元茂、市成秀樹、柴田紘一郎
    第52回日本小児科学会宮崎地方会 2002年9月8日,宮崎市
  8. 肺癌を疑った両側炎症性肺腫瘤の1例.
    市成秀樹、峯一彦、冨田裕二、中平孝明、柴田紘一郎、木佐貫篤
    第13回宮崎県肺癌研究会 2002年 9月20日,宮崎市
  9. 胃食道接合部癌の一例.
    冨田裕二、木佐貫篤
    南那珂医師会生涯教育医学会 2002年10月18日,日南市
  10. 興味ある内視鏡経過をたどった胃癌の1例.
    峯一彦、市成秀樹、篠原立大、柴田紘一郎
    第64回日本臨床外科学会総会 2002年 11月13-15日,東京都
  11. 放射線化学療法が著効した進行食道癌2例の経験.
    篠原立大、市成秀樹、峯一彦、柴田紘一郎
    第64回日本臨床外科学会総会 2002年 11月13-15日,東京都
  12. 食道粘膜下腫瘍と膵腫瘍の経過観察中に急速に増大した胃GISTの経験.
    篠原立大、市成秀樹、峯一彦、柴田紘一郎
    第64回日本臨床外科学会総会 2002年 11月13-15日,東京都
  13. PCA機能付携帯型持続注入器の導入について.
    鳥取部和弘、平田雅昭、末永啓二、串間奉文、市成秀樹、峯一彦
    第66回九州山口薬学大会 2002年11月22-24日,沖縄県
  14. 結核検診で発見された肺癌手術症例の検討
    市成秀樹、柴田紘一郎、峯一彦、木佐貫篤、楠元志都生
    第43回日本肺癌学会総会 2002年11月21-22日,福岡市
  15. PCA機能付携帯型持続注入器の導入について.
    鳥取部和弘、平田雅昭、末永啓二、串間奉文、市成秀樹、峯一彦
    平成14年度宮崎県病院薬剤師会冬期大会 2003年1月19日,宮崎市

(講演)

  1. 外科からみた糖尿病患者の管理.
    峯一彦
    第14回宮崎県糖尿病教育セミナー 2002年9月1日,日南市
  2. 当院における腹腔鏡下手術-特に腹腔鏡下胆嚢摘出術を中心に-.
    峯一彦
    南那珂医師会生涯教育医学会 2002年12月6日,日南市
  3. 生きる.
    柴田紘一郎
    日南ロータリー・クラブ卓話 2003年1月29日,日南市
  4. 胸腺の外科.
    富田雅樹
    第46回宮崎胸部疾患検討会 2003年1月30日,宮崎市

(その他)

  1. 今は昔 東アフリカに吹くさまざまな風
    柴田紘一郎
    日本医師会雑誌 128:1112,2002
  2. 平成14年度欧州医療施設視察研修団報告.
    柴田紘一郎
    全国自治体病院協議会雑誌 42:341-345,2003

【整形外科・リハビリテーション科】

(原著、著書、誌上発表)

  1. マレット指に対するの治療成績.
    坂田勝美、長鶴義隆、松岡知己、川添浩史
    宮崎整形外科懇話会論文集 6:10-19,2002
  2. Perthes病の治療.
    長鶴義隆
    関節外科 22:50-58,2002

(学会、研究会発表)

  1. 当院における化膿性関節炎の経験.
    深野木快士、長鶴義隆、松岡知己、川添浩史
    第44回宮崎整形外科懇話会 2002年7月,宮崎市
  2. 当科における70歳以上の高齢者の大腿骨頸部骨折以外の骨折の治療成績.
    松岡知己、長鶴義隆、川添浩史、深野木快士
    第45回宮崎整形外科懇話会 2002年12月,宮崎市

【脳神経外科】

(原著、著書、誌上発表)

  1. シャント機能不全を防ぐ手術の基本:手術用手袋の滑剤の問題.
    森田能弘、杉本哲朗、牧原真治
    第3回正常圧水頭症研究会 研究発表報告集 pp35-38, 2002
  2. Medulloblastoma with extensive nodularity (so-called cerebellar neuroblastoma)の1例.
    木佐貫篤、森田能弘、杉本哲朗、牧原真治、鍋島一樹
    診断病理 19:195-197,2002

(学会・研究会発表)

  1. マイクロ下剥離操作技量を向上する方法:Malis CMC-II Irrigation System ( Codman ) によるwater dissection.
    森田能弘、中薗紀幸、杉本哲朗
    第11回日本脳神経外科手術と機器学会 2002年4月13日,甲府市
  2. 穿通性脳損傷の1例.
    清水勅君、川崎裕平、落合栄志、杉本哲朗、牧原真治、森田能弘、土屋順子
    第26回宮崎CT研究会 2002年5月18日,宮崎市

【皮膚科】

(学会、研究会発表)

  1. Median raphe cystの一例.
    菊池英維、前田俊一、黒川基樹、瀬戸山充、鍋島一樹
    第101回日本皮膚科学会総会 2002年6月、熊本市
  2. 手指の糖尿病性壊疽の1例.
    石井千寸、前田俊一、菊池英維、宮国均、瀬戸山充、上野浩晶、水田雅也
    日本皮膚科学会第96回宮崎地方会 2002年7月、宮崎市
  3. 片側腋窩に皮下腫瘤として存在した副乳の2例.
    坂本忠秀、前田俊一、津守伸一郎
    日本皮膚科学会第96回宮崎地方会 2002年7月、宮崎市
  4. 外傷後巨大な血腫を形成したNF-1患者の2症例.
    鈴木理央、石井千寸、中山文子、緒方克己、瀬戸山充、大塚和子
    日本皮膚科学会第96回宮崎地方会 2002年7月、宮崎市
  5. 消防士の熱傷の1例-猿も木から落ちる-.
    菊池英維、京楽格、渡邊正明、石井千寸、津守伸一郎、黒川基樹、瀬戸山充
    日本皮膚科学会第96回宮崎地方会 2002年7月、宮崎市
  6. 恥骨部に生じた毛巣洞の1例.
    帖佐宣昭、前田俊一、緒方克己、瀬戸山充
    第54回日本皮膚科学会西部支部学術大会 2002年11月、松江市
  7. Contact burnの2症例.
    中山文子、石井千寸、菊池英維、西田隆昭、小田裕次郎、瀬戸山充
    第54回日本皮膚科学会西部支部学術大会 2002年11月、松江市
  8. エイ刺傷で前腕部壊疽をきたした1例.
    石井千寸、前田俊一
    日本皮膚科学会第97回宮崎地方会 2002年12月、宮崎市
  9. ステロイド治療に抵抗した成人Still病の1例.
    石井千寸、前田俊一
    日本皮膚科学会第98回宮崎地方会・第1回宮崎皮膚疾患研究会2003年3月30日、宮崎市

【泌尿器科】

(原著、著書、誌上発表)

  1. 宮崎県泌尿器科医会における7年間の性感染症患者の検討.
    濱砂良一、王丸鴻一、長田幸夫、姉川朔実、池井義彦、伊藤重雄、岩本秀安、海老原和正、大藤哲郎、尾田篤実、上村敏雄、菊池武英、斉藤康、佐藤幸憲、新川徹、高橋尚也、竹原俊幸、棚田敏文、時任高洋、中野俊二、中野拓、中山健、永田豊春、長野正史、野瀬清孝、野辺崇、蓮井良浩、速見晴朗、日高正昭、別納弘法、蓑田国廣、村岡敬介、柳田俊彦、山下康洋、分田裕順、渡辺康久
    宮崎県医師会医学会誌26:129-134,2002

【産婦人科・NICU】

(学会、研究会発表)

  1. 宮崎県立日南病院での興味ある一症例.
    松影昭一
    第80回南那珂産婦人科医会研修会 2002年5月22日,日南市
  2. 子宮体部原発と考えられた小細胞癌の一例.
    木佐貫篤、外山英人、春山康久、林透
    第43回日本臨床細胞学会総会 2002年6月1日,大阪市
  3. 妊娠前後における75gGTTの経時的推移の検討.
    桂木真司
    第82回南那珂産婦人科医会研修会 2002年7月24日,日南市
  4. 南那珂地区における産婦人科での病診連携の現状.
    古田賢
    第84回南那珂産婦人科医会研修会 2002年9月25日,日南市
  5. 子宮内胎児死亡をおこした常位胎盤早期剥離の一例.
    桂木真司、古田賢、今村登志子、春山康久
    日本産科婦人科学会宮崎地方部会 2002年10月26日,宮崎市

(講演)

  1. 性に関する指導推進事業「専門医による指導事業」教師に一般的に知っておいて欲しい常識について.
    春山康久
    宮崎県立福島高等学校 2002年12月3日,串間市
  2. 性に関する指導推進事業「専門医による指導事業」 STDとは、予防と対策.
    春山康久
    宮崎県立日南養護学校 2003年2月12日,日南市
  3. 性に関する指導推進事業「専門医による指導事業」 STDとは、予防と対策.
    春山康久
    宮崎県立日南振徳商業高等学校 2003年3月12日,日南市

【眼科】

(学会、研究会発表)

  1. 網膜静脈閉塞症における黄斑浮腫に対する硝子体手術の効果.
    杉本貴子、竹之下裕子、森山重人、直井信久
    第72回九州眼科学会 2002年5月,熊本市
  2. 典型的視神経炎の一例.
    杉本貴子、久高宏徳、中馬秀樹.
    第48回宮崎医科大学眼科研究会 2002年7月,宮崎市

耳鼻咽喉科】

(原著、著書、誌上発表)

  1. Comparison between promontory and tympanic electrodes in electrical auditory stimulation. In: Cocholear implants.
    Takenaka M, Tono T, Wada Y, Kiyomizu K, Ushisako Y, Komune S
    In: Cochlear implants. Kubo T, Takahashi Y, Iwaki T(ed), Kugler, Hague, pp 79-81, 2002
  2. 両側交代性顔面神経麻痺の3症例についての検討.
    奥田匠、鳥原康治、竹中美香、小宗静男
    耳鼻咽喉科・頭頸部外科74:191-193,2002
  3. 鼻腔内悪性黒色腫1例のinterferon-β局注による治療経験.
    奥田匠、河野浩万、東野哲也、小宗静男、坂本忠秀、天野正弘
    耳鼻と臨床48:408-411,2002
  4. 中枢病変を伴った例に対する人工内耳-脳血流SPECTを用いた適応検査とクラリオンS使用経験-.
    東野哲也、竹中美香、西田 真、和田由起、小宗静男
    耳鼻と臨床48(補2):S120-S125,2002

(学会、研究会発表)

  1. クラリオン人工内耳装用者へのCIS、SASの使用経験.
    竹中美香、和田由起、東野哲也、牛迫泰明、小宗静男
    第103回日本耳鼻咽喉科学会総会・学術講演会 2002年5月,東京都
  2. 穿通性脳損傷の1例.
    清水勅君、川崎裕平、落合栄志、杉本哲朗、牧原真治、森田能弘、土屋順子
    第26回宮崎CT研究会 2002年5月18日,宮崎市
  3. 高齢者人工内耳症例の長期経過.
    竹中美香、牛迫泰明、和田由起、東野哲也、小宗静男
    第47回日本聴覚医学会 2002年10月,仙台市
  4. 人工内耳による顔面神経刺激6症例の検討.
    東野哲也、坪井康浩、竹中美香、和田由起、牛迫泰明、小宗静男
    第47回日本聴覚医学会 2002年10月,仙台市
  5. 成人人工内耳、長期的リハビリテーションのための装用者クラシフィケーションの試み.
    牛迫泰明、竹中美香、和田由起、東野哲也、小宗静男
    第47回日本聴覚医学会 2002年10月,仙台市
  6. アブミ骨手術を施行した鼓室硬化症例の検討.
    河野浩万、岩永英憲、竹中美香、君付隆、東野哲也、小宗静男
    第12回日本耳科学会総会学術講演会 2002年10月,東京都
  7. 18q-症候群に伴う外耳道狭窄症の治療経験.
    東野哲也、竹中美香、松田圭二、河野浩万、小宗静男
    第12回日本耳科学会総会学術講演会 2002年10月,東京都
  8. 小耳症・外耳道閉鎖症の一期手術(治療成績と術式の工夫).
    小宗静男、竹中美香、春田 厚、土屋克之、佐藤伸矢:
    第12回日本耳科学会総会学術講演会 2002年10月,東京都
  9. 県立日南病院平成14年入院統計.
    奥田匠、土屋克之、竹中美香、土屋順子
    日耳鼻宮崎県地方部会学術講演会 2002年12月,宮崎市
  10. MALT lymphomaが疑われたnasopharyngeal lymphoid hyperplasiaの1症例.
    奥田匠、竹中美香、土屋順子
    日耳鼻宮崎県地方部会学術講演会 2002年12月,宮崎市

【放射線科】

(原著、著書、誌上発表)

  1. 進行胆道癌に対する192Ir-RALS腔内照射.
    清水勅君、川崎裕平、落合栄志、松尾浩治、谷口修一、峯一彦、柴田紘一郎、西川清
    宮崎県医師会医学会誌 26:18-21,2002
  2. 非イオン性造影剤によるアナフィラキシー様ショックで死亡した1例.
    清水勅君、川崎裕平、落合栄志、木佐貫篤
    日本医学放射線学会雑誌 62:749-750,2002

(学会、研究会発表)

  1. ヨード造影剤によるアナフィラキシー様反応で死亡した1例.
    清水勅君、川崎裕平、落合栄志、重永哲洋、上田正人、木佐貫篤
    第26回宮崎CT研究会 2002年5月18日,宮崎市
  2. 穿通性脳損傷の1例.
    清水勅君、川崎裕平、落合栄志、杉本哲朗、牧原真治、森田能弘、土屋順子
    第26回宮崎CT研究会 2002年5月18日,宮崎市
  3. 肺粘膜嚢胞腺癌の一例.
    清原省吾、落合栄志、清水勅君、市成秀樹、峯一彦、柴田紘一郎、木佐貫篤
    第17回宮崎MRI研究会 2002年10月19日,宮崎市

【麻酔科・ICU】

(原著、著書、誌上発表)

  1. 塩酸ジブカインと塩酸ブピバカインの赤血球膜破壊作用の比較.
    香月博、小松美樹、江川久子、長田直人、高崎真弓
    麻酔 51:81-86,2002
  2. 全身麻酔、硬膜外併用麻酔中に完全房室ブロックを呈した1症例.
    矢野武志、白石成二、江川久子、長田直人
    臨床麻酔 26:89-90,2002
  3. 中枢性の換気障害を呈した急性散在性脳脊髄炎患者の呼吸管理の1症例.
    松岡博史、坪内直子、山賀昌治、成尾浩明、濱川俊朗、高崎真弓
    臨床麻酔 26:119-123、2002
  4. タンパク分解酵素阻害薬の作用機序.
    長田直人
    麻酔科診療プラクテイス 周術期治療薬ガイド9号(高崎真弓編集)pp159-161,文光堂(東京),2002

(学会、研究会発表)

  1. 後頭部痛、嘔気、嘔吐を繰り返し、体重減少、意識消失を示した71歳女性.
    西平賢作、上田正人、長田直人、加塩信行
    第52回宮崎神経内科懇話会 2002年8月29日,宮崎市
  2. 心房細動を合併した総肺静脈環流異常症根治術後の帝王切開の1症例.
    松原望、江川久子、山賀昌治、高崎真弓
    九州麻酔科学会第40回大会 2002年9月、熊本市
  3. 反復する後頭部痛、嘔気、嘔吐を主訴としたACTH単独欠損症の一例.
    西平賢作、生島一平、藤浦芳丈、石崎淳三、石原旅人、飯干宏俊、窪山美穂、柳重久、小玉剛士、上田正人、加塩信行、長田直人
    第259回日本内科学会九州地方会 2002年11月23日,鹿児島市

(その他)

  1. 人工呼吸器入門(わかりやすい呼吸生理から実際の使用法まで)
    長田直人
    宮崎県難病医療連絡協議会主催研修会、2002年11月2日、延岡市
  2. 人工呼吸器入門(わかりやすい呼吸生理から実際の使用法まで)
    長田直人
    宮崎県難病医療連絡協議会主催研修会、2002年11月9日、都城市
  3. 人工呼吸器入門(わかりやすい呼吸生理から実際の使用法まで)
    長田直人
    宮崎県難病医療連絡協議会主催研修会、2002年11月16日、宮崎市

【臨床検査科】

(原著、著書、誌上発表)

  1. 乳腺invasive micropapillary carcinomaの一例.
    木佐貫篤、井上隆正、児玉千文、外山英人、篠原立大、林透
    日臨細胞九州会誌33:77-80,2002
  2. 乳癌組織捺印標本におけるエストロゲン・プロゲステロンレセプターおよびc-erbB-2の免疫細胞化学的検出.
    林透、佐藤勇一郎、井上隆正、谷口康郎、長友明彦、谷口慎一郎、大岩根亜希、豊田清一
    日臨細胞九州会誌33:86-91,2002
  3. Medulloblastoma with extensive nodularity (so-called cerebellar neuroblastoma)の1例.
    木佐貫篤、森田能広、杉本哲朗、牧原真治、鍋島一樹
    診断病理 19:195-197,2002
  4. Intravascular ultrasound imaging in the assessment of atheroscleroticplaques in rabbit abdominal aorta.
    Ochiai R, Kisanuki A, Asada Y, Asato M, Tamura S, Sumiyoshi A.
    nvestigative Radiology 37: 309-313, 2002
  5. 非イオン性造影剤によるアナフィラキシー様ショックで死亡した一例.
    清水勅君、川崎裕平、落合英志、木佐貫篤
    日本医学放射線学会雑誌62:749-750,2002

(学会、研究会発表)

  1. 胃粘膜下腫瘍様所見を示した粘液癌の一例.
    篠原立大、木佐貫篤
    宮崎胃と腸懇話会 2002年4月26日,宮崎市
  2. 乳房皮下腫瘍 Breast, mucin-producing carcinoma of the breast
    木佐貫篤
    第267回九州沖縄スライドコンファレンス 2002年5月18日,福岡市
  3. ヨード造影剤によるアナフィラキシー・ショックで死亡した1症例.
    清水勅君、川崎裕平、落合栄志、重永哲洋、上田正人、木佐貫篤
    第26回宮崎CT研究会 2002年5月18日,宮崎市
  4. 種々の分化程度を示した腺扁平上皮癌の1例.
    林透、島尾義也、井上隆正、谷口康郎、長友明彦、尼田覚、嶋本富博
    第43回日本臨床細胞学会総会 2002年5月31日,大阪市
  5. 子宮体部原発と考えられた小細胞癌の一例.
    木佐貫篤、外山英人、春山康久、林透
    第43回日本臨床細胞学会総会 2002年6月1日,大阪市
  6. 乳腺腫瘤を初発症状として発見されたT細胞性悪性リンパ腫の一例.
    木佐貫篤、外山英人、井上芳和、市成秀樹、峯一彦、柴田紘一郎
    第18回日本臨床細胞学会九州連合会総会 2002年7月13日,長崎市
  7. 子宮頚部大細胞性神経内分泌細胞癌の1例.
    長友明彦、井上隆正、谷口慎一郎、大岩根亜希、島尾義也、林透、尼田覚、嶋本富博
    第18回日本臨床細胞学会九州連合会総会 2002年7月13日,長崎市
  8. スライドカンファレンス:呼吸器 Tuberculosis
    木佐貫篤
    第18回日本臨床細胞学会九州連合会 2002年7月14日,長崎市
  9. 家兎動脈硬化巣におけるC-reactive protein発現の検討?プロブコール投与による変化?.
    畠山金太、丸塚浩助、木佐貫篤、佐藤勇一郎、山下篤、浅田祐士郎
    第34回日本動脈硬化学会総会 2002年7月18日,神戸市
  10. 急性心筋梗塞剖検症例における血栓形成.
    佐藤勇一郎、木佐貫篤、畠山金太、丸塚浩助、林透、住吉昭信、浅田祐士郎
    第34回日本動脈硬化学会総会 2002年7月19日,神戸市
  11. 肺原発mucinous cystic tumorの一例.
    市成秀樹、中平孝明、篠原立大、峯一彦、柴田紘一郎、木佐貫篤
    日本胸部外科学会九州地方会 2002年7月24日,福岡市
  12. ポリスチレンスルホン酸カルシウム(アーガメイトゼリー)により発症したと考えられる腸管穿孔の一例.
    中平孝明、峯一彦、篠原立大、市成秀樹、柴田紘一郎、木佐貫篤
    第20回宮崎救急医学会 2002年8月3日,宮崎市
  13. 下血により発症した空腸GISTの1例.
    冨田裕二、峯一彦、市成秀樹、中平孝明、峯一彦、柴田紘一郎、木佐貫篤
    宮崎県外科医会夏期講演会 2002年8月9日,日向市
  14. 膵臓病変 autoimmune pancreatitis
    木佐貫篤
    第269回九州沖縄スライドコンファレンス 2002年9月14日,北九州市
  15. 肺癌を疑った両側炎症性肺腫瘤の1例.
    市成秀樹、峯一彦、冨田裕二、中平孝明、柴田紘一郎、木佐貫篤
    第13回宮崎県肺癌研究会 2002年 9月20日,宮崎市
  16. 胃食道接合部癌の一例.
    冨田裕二、木佐貫篤
    南那珂医師会生涯教育医学会 2002年10月18日,日南市
  17. 肺mucinous cystadenocarcinomaの一例.
    大峰早織、長友明彦、外山英人、木佐貫篤
    第41回日本臨床細胞学会秋期大会 2002年11月1日,下関市
  18. 結核検診で発見された肺癌手術症例の検討.
    市成秀樹、柴田紘一郎、峯一彦、木佐貫篤、楠元志都生
    日本肺癌学会総会 2002年11月18?19日,福岡市
  19. 肺腫瘤捺印:Adenocarcinoma, tubular.
    長友明彦
    平成14年度第4回日本臨床細胞学会宮崎県支部細胞診従事者研修会症例検討会 2002年12月14日,宮崎市
  20. 子宮頸部擦過:Adenocarcinoma, endocervical type
    大峰早織
    平成14年度第4回日本臨床細胞学会宮崎県支部細胞診従事者研修会症例検討会 2002年12月14日,宮崎市
  21. スライドカンファレンス:子宮体部 Clear cell adenocarcinoma
    木佐貫篤
    第2回えびのカンファレンス 2003年1月18日,えびの市
  22. スライドカンファレンス:乳腺 Atypical medullary carcinoma.
    木佐貫篤
    第2回えびのカンファレンス 2003年1月18日,えびの市
  23. 県立日南病院における輸血療法委員会の運営について.
    木佐貫篤
    宮崎県赤十字血液センター平成14年度第3回輸血勉強会 2003年3月26日,宮崎市

(講演)

  1. ワークショップ:呼吸器(8症例).
    木佐貫篤
    第19回日本臨床細胞学会宮崎県支部総会学会 2003年2月16日,清武町

【薬剤科】

(学会、研究会発表)

  1. PCA機能付携帯型持続注入器の導入について.
    鳥取部和弘、平田雅昭、末永啓二、串間奉文、市成秀樹、峯一彦
    第66回九州山口薬学大会 2002年11月24日,沖縄県
  2. PCA機能付携帯型持続注入器の導入について.
    鳥取部和弘、平田雅昭、末永啓二、串間奉文、市成秀樹、峯一彦
    平成14年度宮崎県病院薬剤師会冬期大会 2003年1月19日,宮崎市

(講演)

  1. 患者さんの声から.
    平田雅昭
    第14回宮崎県糖尿病教育セミナー 2002年9月1日、日南市

看護科】

(学会、研究会発表)

  1. 私達の病院経営参画.
    井上昭子、元水玲子、井野加奈子、徳田美智
    平成14年度全国自治体立病院学会 2002年11月15日、静岡県
  2. 装着しやすく固定性のある三角巾の工夫-亜脱臼予防の三角巾を作成して-.
    萩原多美子、川越麻貴、平澤豊子
    第33回日本看護学会 2002年7月11日、広島市
  3. ストーマケアを振り返る-プロセスレコードを通して-.
    木下明香、瀬戸山りよ子、中浜精子、田村ルリ子、田中和子
    平成14年度宮崎県看護研究学会 2003年3月8日、宮崎市
  4. 乳房緊満時の過度な乳房痛軽減を考える-入院中授乳婦の摂取エネルギーの検討-.
    江藤敦子、門川久子
    平成14年度宮崎県看護研究学会 2003年3月8日、宮崎市
  5. 癌告知を受け化学療法を初めて受ける患者への看護-化学療法の副作用に対する不安への関わりを通して-.
    絵柳香代子
    平成14年度宮崎県看護研究学会 2003年3月8日、宮崎市
  6. ソフロロジー分娩法を効果的に進める妊婦への関わり方の考察.
    沼口玲子
    平成14年度宮崎県看護研究学会 2003年3月8日、宮崎市
  7. 日本医療機能評価機構による病院機能評価について.
    伊藤順子
    第94回南那珂在宅ケア研究会 2003年3月11日、日南市
  8. 関わり方の方向性を見いだすためのポイント-看護実践から見えてきたこと-.
    菊田真理子、荒武実恵子、萩原月美、井上千鶴子、田中いつ子、湯地尚子、石那田真由美、白ヶ澤由美
    県立病院課主催・中堅看護職員(II)看護研究発表会 2002年12月25日,宮崎市・宮崎県自治学院

【栄養管理係】

(学会、研究会発表)

  1. 病棟訪問?調理師が栄養アセスメントに関わって.
    河野満津枝
    平成14年度九州地区自治体病院栄養・調理部会研修会 2002年7月13日,宮崎市
  2. 病棟訪問?調理師が栄養アセスメントに関わって.
    河野満津枝
    平成14年度全国自治体病院調理師研修会 2002年10月16日,東京都

2. 院内発表・研修会等

(1) 臨床懇話会

臨床懇話会は、医局のカンファレンスで各診療科持ち回りで発表を行う。テーマは自由だが研修医レベルを基準とし研修医への教育も目的としている。これまで毎月第2・第4木曜日午前8時から開催していたが、平成14年12月から医局会に合わせて、毎月第3水曜日17時から30分間講堂にて実施することに変更となった。

(2002年度内容)
日時 担当診療科 発表者 演題
4月11日 外科 峯 一彦、市成 秀樹 当院外科の各種癌手術の治療実績
4月25日 精神科・心療内科 長沼 英俊 自殺と大うつ病性障害
5月9日 整形外科 川添 浩史 肉離れ
5月23日 放射線科 清水 勅君 ヨード造影剤によるアナフィラキシーショック
6月13日 内 科 石原 旅人 薬剤性腎障害
6月27日 小児科 四元 茂 子どもの虐待
7月11日 耳鼻咽喉科 奥田 匠 末梢性顔面神経麻痺
9月12日 麻酔科 山賀 昌治 救急蘇生法ガイドライン2000
~病院に到着してから~
9月26日 産婦人科 古田 賢 平成13年度産婦人科統計
10月24日 眼科 久高 宏徳 外来でよく見る眼科疾患
11月28日 泌尿器科 新川 徹 尿路閉塞
12月18日 病理 木佐貫 篤 細胞診診断の考え方と新しい流れ
2003年  
1月15日 外科 峯 一彦 腹腔鏡下手術-胆嚢摘出手術を中心に-
2月19日 整形外科 松岡 知己 足関節外側靱帯損傷
3月19日 精神科・心療内科 長沼 英俊 パニック障害

(2) 院内講演会・教育研修会

病院職員の資質向上、円滑な業務運営及び医療事故防止等を目的として各種委員会・研究グループ等で随時講演会・研修会を企画して行なっている。平成14年度に院内で開催されたものは下記の通り(各診療科企画の医師対象のみの講演会等を除く)。

開催日 講演会・研修会等の名称・内容 参加数 場所 主催
6月5日 電子カルテシステムデモ
(富士通、ソフトウェアサービス)
  講堂 医事係
6月20日 放射線業務従事者教育訓練
「線量測定と測定値の評価」「線量計の精度管理」
宮原 哲哉(千代田テクノル)
38名 第1会議室 放射線安全委員会
6月25日 輸血研修会「輸血製剤の取り扱い方と過誤防止対策について」(看護師対象)
押川 秀次(宮崎県赤十字センター医薬情報係係長)
43名 講堂 輸血療法委員会
6月27日 説明会「診療報酬請求書の記載要領」
鬼頭 正治(社会保険診療報酬支払基金幹事長)
32名 講堂 医事係
7月3日 院内感染症対策マニュアル説明会「結核菌について」飯干 宏俊(内科)
「結核患者の看護」伊藤 順子(看護科)
「手洗いとダニについて」前田 俊一(皮膚科)
「消毒薬について」末永 啓二(薬剤科)
「当マニュアルの留意点について」「ICUでのMRSA感染対策」長田 直人(麻酔科)
「NICUでのMRSA感染対策」徳永 修一(産婦人科)
46名 講堂 院内感染症対策委員会
7月5日 蘇生技術研修会「心肺蘇生法ガイドライン2000」
広兼 民徳(市民の森病院)、長田 直人、山賀 昌治(麻酔科)
12名 講堂 看護科
7月16日 輸血研修会「輸血のガイドラインと過誤防止対策について」(医師対象)
押川 秀次(宮崎県赤十字センター医薬情報係係長)
20名 講堂 輸血療法委員会
7月30日 院内教育カウンセリング
「あなたの心は健康ですか?」田中 亮子
75名 講堂 看護科
9月3日
9月17日
人権問題研修会
 前田 時正(医事課長)
112名 講堂 事務局
9月28日 リスクマネジメント研修会
「与薬(注射と内服)と転倒・転落事故の発生要因と対策~看護のヒヤリハット一万事例の分析から~」
川村 治子(杏林大学保健学部教授)
115名 講堂 医療事故防止対策委員会
10月3日 交通安全講習会「交通安全運動について・交通事故の現状と防止対策等について」
斉藤 剛(日南警察署交通課長)
41名 講堂 事務局
10月28日 交通安全講習会(幹部訪問指導)
 中原 健次(福祉保健部次長)
70名 講堂 事務局
11月25日 講演「臨床倫理について」
板井 考壱郎(宮崎医科大学医学部哲学倫理学)
52名 講堂 看護科・緩和ケアグループ
11月27日 講演「褥瘡の分類と治療」前田 俊一(皮膚科) 36名 講堂 褥瘡対策委員会
12月10日 交通安全講習会
 伊藤 順子(総看護師長)
100名 講堂 事務局看護科
12月17日 第1回クリニカルパス研究会
講演「実際に運用しているクリニカルパス(扁桃摘出術)の紹介」
竹中 美香(耳鼻咽喉科)
53名 講堂 クリニカルパス研究会
1月10日 第2回クリニカルパス研究会
講演「クリニカルパスの現状と今後の動向」
中島 守(エーザイ(株)医療システム情報部部長)
55名 講堂 クリニカルパス研究会
1月28日 レセプト精度調査報告会(レセプト点検結果報告会)
日本医療事務センター担当者
41名 講堂 医事係
3月4日 医療事故防止対策研修会「リスクマネジメントの基本」
甲斐 由紀子(宮崎医科大学安全管理部ゼネラルリスクマネージャー)
139名 講堂 医療事故防止対策委員会
3月6日 第3回クリニカルパス研究会
「内視鏡下胆嚢摘出術のパスについて」
冨田 裕二(外科)、岩崎 利恵(3東看護師)
40名 講堂 クリニカルパス研究会
3月11日 院内感染対策研修会「これからの医療(院内感染対策)について」
土井英史(ヘルスケアリソース研究所所長)
94名 講堂 院内感染症対策委員会
3月14日 院内TQM活動発表会 30 名 講堂 事務局

(3) 看護科院内発表会

毎年、看護科自治会主催による院内看護研究発表会を行い、また毎月事例検討会を実施し看護の質の向上を目指している。卒後2年目、3年目の看護師には卒後研修の一環として別途研究発表の機会を設けている。

【院内看護研究発表】(2003年1月18日 講堂)

  1. よりよい救急外来看護記録用紙を目指して-アンケート調査結果をもとに検討を加える-
    外来 児島ゆかり、押富順子、野川みちよ、畑田久美
  2. 音楽療法の効果-心身のリハビリテーションの充実を目指して-
    5西 金丸沙耶花、清希久代、甲斐亜希子、沢山京子
  3. マムシ咬傷患者の看護-過去8年間のデータを通して考える-
    ICU・CCU 森田美穂、末留孝子、池田史枝、水尾初代
  4. 糖尿病患者のビデオ学習を振り返る
    6西 谷口陽子、酒井しめか、坂元定子、新田優子
  5. 活き活きと働きたい!-4階東病棟のストレスの実態-
    4東 佐藤加代子、押川絵美、溝上操子、中倉輝子
  6. 統一した看護の提供に向けての一考察-スケジュール表を用いて-
    3東 大谷吉美、谷口昭子、大浦万紀子、岩崎利恵
  7. 患者参画型看護への取り組み-大腿骨頸部骨折のクリティカルパス作成への準備-
    5東 島屋敷香苗、清水サナエ、長渡スミ子、渡辺久美子、谷口美鈴
  8. 手術受ける外来患者向けのパンフレット作成-聞き取り調査により外来患者の心理を知る-
    手術室 斉藤美和、松浦寿美、日高由美子、スタッフ一同
  9. お茶清拭による電極の皮膚トラブル防止の検討
    6東 坂田光司、川俣律子、西村佐由理、後藤世津子、湯浅瑠美子
  10. 看護師の疲労と職務満足度に影響する要因の検討-意識調査を通して職場環境を検討する-
    4西 黒木瞳、上田いつ子、内山文子、瀬戸山律子、松枝香織
  11. 継続された褥瘡ケアを行うために
    ストーマ・スキン・失禁看護グループ 河野穂波 山下嗣美、沼村光代 田村ルリ子
  12. グリッターパグを使用した手洗い指導とその効果
    感染研修グループ 萩原月美、岡元サエ子、岡村恵子、谷口浩子、斉藤いくよ
  13. 緩和ケアの輪をひろげるために-1年間の活動を通して-
    緩和ケアグループ 黒岩ひろみ、和田直美、清水サナエ、野元敦子

【卒後2年目生ケースレポート発表】(2002年11月1日・15日 講堂)

  1. 術後に不安が増強した患者の看護
    ~告知を受けなかった患者との関わりを通して~
    3東 河野晶子
  2. 不穏を起こした高齢患者の看護
    ~患者と家族との関わりを通して~
    4西 松枝香織
  3. 手術を受ける患者への看護
    ~手術室での不安・恐怖心への看護~
    手術室 吉田雅代
  4. 癌告知を受け化学療法を初めて受ける患者への看護
    ~化学療法の副作用に対する不安への関わりを通して~
    4東 絵柳香代子
  5. 日常生活動作の自立に向けての援助
    ~ポータブルトイレから車椅子トイレへ、なかなか次の段階へ進まなかった患者とのかかわりを振り返って~
    5東 上平直子
  6. 自宅退院に向けての援助
    ~棟内リハビリテーションを通して~
    5西 金丸沙耶花
  7. 退院に向けての指導について
    ~ある老年期の糖尿病患者との関わりから振り返る~
    6東 後藤世利子
  8. コミュニケーション困難な患者への看護
    ~脊髄小脳変性症の進行により言葉を失った患者との関わりを通して~
    6西 川越幸子
  9. 未告知患者への関わりについて学んだこと
    6西 奈須裕子
  10. マイルズ術後に膀胱漏れを合併し排尿障害をおこした患者の看護
    3東 木下明香
  11. ある初産婦との外来から出産までの関わり
    ~ソフロロジー分娩法を通して~
    4東 沼口玲子
  12. ターミナル期の患者の看護を通して
    ~訴えの少ない患者から学ぶ関わり方~
    6東 湯浅瑠美子
  13. 育児指導を通して自分の看護を考える
    ~躁うつ母親への育児指導を行って~
    NICU 黒木祐子
  14. 『告知』を受けた癌患者の思いが表出された事例
    6東 坂田光司
  15. 長期入院患者に対する看護
    ~コミュニケーション技術の重要性を痛感した関わりからの学び~
    4西 黒木 瞳
  16. 床上排泄を受け入れられない患者へのアプローチ
    ~化膿性脊髄炎患者との関わりを通して~
    5東 島屋敷香苗
  17. ターミナル期患者の看護
    ~患者とその家族への関わりから学んだこと~
    5西 甲斐亜希子

【卒後3年目生看護研究発表】(2002年11月26日 講堂)

  1. 急性心筋梗塞症患者リハビリテーションプログラムの作成と活用の効果
    ICU・CCU 湯地真世
    指導者 松村由貴子
  2. 常温気泡型加湿器使用時の加湿について
    ~コルベン内に蒸留水注入したときと注入しないときの湿度の比較~
    ICU・CCU 野口愛恵
    指導者 村岡恵子
  3. 産褥4日目の乳房マッサージの効果
    ~母乳栄養への意識の高揚~
    4東 黒木千誉
    指導者 中倉輝子
  4. 日課表を用いた患者・家族参画型看護を目指して
    5西 大早田郁恵
    指導者 井手千香子
  5. 糖尿病のフィットケアへの取り組み
    6西 新名佐保
    指導者 田端崇恵
  6. 清潔法によるストレスを軽減し快を高めるためのケア
    ~切迫流産で持続点滴を行っている妊婦を通して~
    4東 三坂沙織
    指導者 黒木洋子
  7. 乳房緊満時の過度な乳房痛軽減を考える
    ~入院中授乳婦の摂取エネルギーの検討~
    4東 江藤敦子
    指導者 門川久子
  8. アキレス腱縫合術後患者への退院指導
    ~関わりから得た指導のポイント~
    5東 河野明日香
    指導者 鈴木唯子
【事例検討会】(院内教育部・看護師自治会・看護記録検討委員会)
日時 担当病棟 発表者 座長 事例
2002年
5月16日
5西 甲斐亜希子 山本順子 症状が改善しない脳腫瘍の患者
それに付き添う妻の事例
7月19日 4東 荒武實恵子 岡元ミキ 救急帝王切開術後の褥婦のケース
9月19日 4西 高橋幸恵 内田明美 肺癌術後放射線療法中の患者
患者・家族と看護師の関わり
10月17日 3東 中浜精子 迫間やす子 肺癌術後で未告知の患者への関わり
11月21日 外来 長友育代 萩原多美子 11ヶ月乳児 運動発達遅滞、嚥下障害
12月19日 手術室 林由希子 岡元サエ子 意識下で手術を受ける患者さんとの関わり
(尺骨神経症候群)
2003年
1月16日
透析室 鳥越恵子 池田芳江 慢性腎不全・透析中の関わり
2月20日 ICU 池田史枝 清水サナエ 心肺停止状態による低酸素療法

3. 病理解剖

当院は日本病理学会認定病院Bに認定されているが解剖件数は少なく前年と同数の5例であった。うち中部病院からの受託解剖が1例あった。

診療科 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 小計
内科 1 1                     2
産婦人科       1*                 1
外来                 1**       1
院外(受託)     1                   1
小計 1 1 1 1 0 0 0 0 1 0 0 0 5
死亡数 22 13 10 13 18 17 20 17 14 24 20 20 208

※死亡数には、外来及び救急外来死亡も含む
 *死産児(1例) **内科症例

剖検統計
  1999年度 2000年度 2001年度 2002年度
総剖検数 8 8 5 5
院内剖検数 8 4 4 2
(死産児) 0 3 1 1
院外受託剖検数 0 1 0 1
院内死亡数 213 232(217) 221(205) 208(183)
総剖検率(%) 3.8 3.0 2.3 1.9
院内剖検率(%)   1.8 2.0 1.1

※総剖検数は、死産児・受託解剖等当院で行われたすべての剖検数
※院内剖検数は、入院患者の剖検数。(死産・外来・受託解剖を除く)
※院内死亡数の( )は、外来及び救急外来死亡を除いた数。
※総剖検率(%)=(受託解剖を除くすべての剖検数)/(総死亡数、外来・救急外来死亡を含む)×100
※院内剖検率(%)=(入院患者剖検数、死産・外来・救急外来死亡を除く)/(入院患者死亡数、死産・外来・救急外来死亡を除く)×100

剖検所見会(CPC) 実施状況:6回
日時 診療科 症例(臨床診断)
2002年4月11日 内科 多発性脳梗塞、アナフィラキシーショック
2002年6月11日 内科 直腸潰瘍、敗血症性ショック
2002年7月23日 中部病院内科 胃潰瘍、急性呼吸不全
2002年9月5日 産婦人科
産婦人科
死産児、習慣性流産
死産児、臍帯真結節
2002年10月15日 脳神経外科 脳出血術後、ショック
2003年1月30日 内科 アナフィラキシーショック疑い

4. 各診療科等が主催した講演会・研究会等

担当科 講演会・研究会等の名称・内容 参加者 開催年月 場所
眼科 県南勉強会(延べ12回)   毎月
第二水曜日
地域医療室
病理他 第16回南那珂消化器カンファレンス
(症例検討:胃癌、大腸癌)
14名 2002.4.25 講堂
内科 学術講演会「Vascular medicineの現状と将来の展望」
北 徹(京都大学医学部第3内科教授)
  2002.5.10 地域医療室
内科 糖尿病をまなぶ会(会長 上田 正人)   2002.5.10 ホテルシーズン日南
病理他 第17回南那珂消化器カンファレンス
(症例検討:胃悪性リンパ腫、小腸GIST)
11名 2002.5.30 講堂
病理他 第18回南那珂消化器カンファレンス
(症例検討:胃重複癌、胃食道接合部癌)
11名 2002.6.27 講堂
臨床検査科 県南地区技師勉強会「精度管理とQCLINX」
木本 純也(株式会社シノテスト)
18名 2002.7.26 第2会議室
放射線科 日南・串間地区放射線技師研修会「電子カルテについて」
GEメディカル担当者
20名 2002.8.30 放射線科カンファレンス室
内科 第14回宮崎県糖尿病教育セミナー(会長 上田正人)   2002.9.1 ホテルシーズン日南
薬剤科 日南、串間地区薬剤師会勉強会(第1回)
「院外処方箋に伴う技術的検討について」
  2002.9.2 薬剤科
病理他 第19回南那珂消化器カンファレンス
(症例検討:直腸子宮内膜症、胃癌化学療法後)
11名 2002.9.26 講堂
看護科
(3東)
第3回オストメイト交流会「気をつけようオストメイトの食事」佐藤てる子(栄養管理係長)
「ストーマ装具について」高崎氏(ホリスター社)
45名 2002.10.2 講堂
外科他 南那珂医師会学術講演会 「胃食道接合部癌の診断と治療」内田 雄三(大分医科大学第2外科教授)   2002.10.18 南那珂医師会館
院長/内科 医学講演会「誰にでもわかる血液腫瘍」
森下 和広(宮崎医科大学第一生化学教授)
  2002.11.8 講堂
精神科・心療内科 第4回県立日南病院祭医学講演会「パニック障害」
長沼 英俊(精神科・心療内科医長)
  2002.11.17 講堂
病理他 第20回南那珂消化器カンファレンス
(症例検討:胃食道接合部癌、胃癌)
12名 2002.12.5 講堂
内科 第1回南那珂糖尿病勉強会
「糖尿病と虚血性心疾患」生島 一平(内科医長)
「糖尿病性腎症の管理」湯川 進(和歌山県立医科大学第3内科教授)
  2002.12.7 講堂
病理他 第21回南那珂消化器カンファレンス
(ミニレクチャー:表層拡大型早期胃癌、症例検討:胃癌2例)
14名 2003.1.23 講堂
薬剤科 日南、串間地区薬剤師会勉強会(第2回)
「院外処方箋に伴う技術的検討について」
  2003.1.29 薬剤科
内科 医学講演会「高脂血症ガイドラインとその臨床応用」
佐々木 淳(国際医療福祉大学大学院保健医療学教授)
24名 2002.2.10 講堂
産婦人科 宮崎県周産期症例検討会   2002.2.14 講堂

5. 当院医師が担当した座長等の記録

診療科 医師氏名 学会等名称 セッション名 日時 場所
内科 上田 正人 第12回糖尿病をまなぶ会総会 特別講演 2002.5.10 日南市
内科 上田 正人 宮崎県動脈硬化研究会   2002.6.7 宮崎市
内科 上田 正人 第34回日本動脈硬化学会総会 一般演題 2002.7.18 神戸市
内科 上田 正人 第14回宮崎県糖尿病教育セミナー 特別講演「糖尿病合併症研究の最近の話題から」 2002.9.1 日南市
内科 上田 正人 第4回宮崎生活習慣病研究会   2002.10.11 宮崎市
神経内科 加塩 信行 第52回宮崎神経内科懇話会 一般演題 2002.8.29 宮崎市
神経内科 加塩 信行 第4回宮崎頭痛を考える会 特別講演 2002.12.14 宮崎市
精神科 長沼 英俊 第12回日本臨床精神神経薬理学会 一般演題 2002.10.4 新潟市
精神科 長沼 英俊 第36回大分精神科集談会 特別講演 2002.10.5 大分郡
精神科 長沼 英俊 第48回宮崎精神科医会 一般演題 2002.12.7 宮崎市
小児科 四元 茂 宮崎小児感染症研究会 特別講演 「H.influenzaeによる化膿性髄膜炎」 2002.7.26 宮崎市
外科 柴田紘一郎 第19回日本呼吸器外科学会 特別講演「呼吸器外科におけるクリニカルパスの実際」 2002.5.23-24 長崎市
外科 柴田紘一郎 第3回宮崎胸部手術手技フォ-ラム 特別講演「VATS Lobectomyにおける血管処理について」 2002.7.12 宮崎市
外科 柴田紘一郎 第35回日本胸部外科学会九州地方会総会 ミニシンポジウム呼吸器・食道外科における低侵襲手術 2002.7.25-26 福岡市
外科 柴田紘一郎 第35回日本胸部外科学会九州地方会総会 ランチョンセミナー呼吸器外科領域における吸収性材料 2002.7.25-26 福岡市
外科 柴田紘一郎 第55回日本胸部外科学会総会 一般演題 縦隔腫瘍2 2002.10.29-31 福岡市
外科 柴田紘一郎 第43回日本肺癌学会総会 ワークショップ4 高度進行肺癌へのQOL維持療法 2002.11.21-22 福岡市
外科 峯 一彦 第6回日本救急医学会九州地方会 一般演題 消化器3 2002.5.11 沖縄県
外科 富田 雅樹 第49回日本呼吸器病学会九州地方会総会 一般演題 肺腫瘍5 2002.11.5 長崎市
整形外科 長鶴 義隆 第29回日本股関節学会学術集会 ポスター 2002.9 札幌市
整形外科 長鶴 義隆 第45回宮崎県整形外科懇話会 主題 高齢者の大腿骨頸部骨折以外の骨折 2002.12 宮崎市
臨床検査科 木佐貫 篤 第263回九州沖縄スライドコンファレンス 一般演題(第13,14席) 2001.9.22 福岡市

平成14年度 第2章 地域連携・交流・貢献

1. 南那珂医師会との協力・連携

  1. 医師会運営への協力
    地域2市2町の地元医師会である南那珂医師会には、当院から木佐貫篤医長(臨床検査科)が理事(勤務医担当)として参加しており、医師会と当院の連携に努めている。
  2. 学校心臓検診への協力
    医師会が自治体より委嘱され行っている学校心臓検診については、上田正人部長(内科)が判定委員として参加しており、精密検査は当院内科・小児科にて実施している(串間市の小中学生を除く)。平成14年度は、小学校20名、中学校22名、高等学校27名の精密検査を当院にて実施した。
  3. 在宅ケア、緩和ケアへの関わり
    南那珂医師会主催の「南那珂在宅ケア研究会」(毎月第2火曜 19時~20時、南那珂医師会館)には、当院看護科もメンバーとして参加しており、毎回看護科・5西病棟を始めとして数名出席した。
    平成14年12月に発足した「南那珂緩和ケア研究会」には、当院から幹事として清水サナエ看護師(5東主任、緩和ケアグループ)が参加している。
  4. 「県立日南病院紹介受診の手引き」作成配布
    平成15年1月に作成し、南那珂医師会管内の全医療機関へ配布した。これは、当院の診療機能(各診療科医師紹介、専門分野、外来日など)や患者さんを紹介して戴く際の手続き方法などを記載した10ページの小冊子であり、医師会の先生方から好評を得ている。当院は医師の異動が多いことも踏まえ、半年毎の改訂を予定している。

2. 地域諸機関からの研修・見学等

県立日南病院では、地域との医療連携充実及び明日の医療を担う人材育成のために、南那珂地区をはじめとする各教育機関、また消防署や地域医療機関等からの研修・見学等を毎年受け入れている。
平成14年度の各種実習研修等の受け入れ実績を下に示す(年の記載がないものは2002年分)。

(1)  教育機関等

【大学、短期大学、高等学校の実習見学受け入れ】

大学薬学部学生実習 受け入れ科:薬剤科
期間 実習者名 主な実習内容
2002年8月5日~8月23日 深水千史(福山大学薬学部4年生) 調剤全般
2003年3月3日~3月14日 小野宣雄(京都薬科大学薬学部3年生)
栄養管理係学生実習見学 受け入れ科:栄養管理係
期間 実習者氏名 主な実習内容
6月17日~21日 聖心ウルスラ学園短期大学(1名) 栄養管理・調理全般
8月19日~23日 西南女学院短期大学(1名) 栄養管理・調理全般
2月24日~28日 中村学園大学(1名) 栄養管理・調理全般
12月9日~13日 日南学園高等学校調理科学生実習(調理科2年生1名) 栄養管理・調理全般

【看護学生臨床実習受け入れ】

実習受入期間:2002年(平成14年)4月23日~12月13日、受け入れ科:看護科
学校名 設置主体 課程
(修業年限)
学年 実習
生数
実習期間
(延べ日数)
実習病棟
県立看護大学 宮崎県 看護学士(4年) 4年
3年
2名
25名
24日
410日
4東、産婦人科 外来
日南学園
看護専攻科
学校法人
日南学園
看護師(2年) 1年 44名 660日 3東、4西、5東、5西、6東、6西
日南学園
看護専攻科
学校法人
日南学園
看護師(2年) 2年 39名 1950日 3東、4西、5東、5西、6東、6西
日南学園
田野看護専攻科
学校法人
日南学園
看護師(2年) 2年 45名 135日 4東
日南学園高校
衛生看護科
学校法人
日南学園
准看護師(3年) 2年 68名 822日 3東、4西、5東、5西、6東、6西
日南学園高校
衛生看護科
学校法人
日南学園
准看護師(3年) 3年 84名 1471日 3東、4西、5東、5西、6東、6西、OP、外来
日南学園
(5年一貫)
学校法人
日南学園
看護師(5年) 1年 44名 220日 3東、4西、5東、5西、6東、6西
日南看護
専門学校
学校法人
日南学園
看護師(3年) 1年 44名 308日 3東、4西、5東、5西、6東、6西
合計 359名 6000日  

リハビリテーション学生実習受け入れ】

受け入れ科:リハビリテーション科
期間 学校名 実習者氏名 主な実習内容
5月13日
~7月19日
宮崎リハビリテーション学院(3年) 押川 展子 リハビリテーション全般
8月19日
~10月26日
宮崎リハビリテーション学院(3年) 有馬 彩美 リハビリテーション全般
9月2日
~10月26日
常葉学園医療専門学校(4年) 齋藤 華子 リハビリテーション全般
1月14日
~1月24日
宮崎リハビリテーション学院(2年) 蛯原 宗明
宇戸 沙織
リハビリテーション全般
2月3日
~2月14日
宮崎リハビリテーション学院(2年) 濱田 益美
岩下 紘子
リハビリテーション全般

【ふれあい看護体験】

これからの社会を担っていく高校生と病院、施設関係者が交流して、医療や看護のあり方を共に考えていくきっかけをつくり、また患者さんとのふれあいを通して、看護することや人の命について理解と関心を深める機会を提供する目的にて「ふれあい看護体験」を実施した。

日時 7月25日(木)9:00~15:15
実施病棟 7病棟(3東・4東・4西・5東・5西・6東・6西)
参加対象者 南那珂地区の高校生30名
(県立日南高校8名、県立日南農林高校7名、県立日南振徳高校2名、県立福島高校5名、県立都城西高校8名)
体験内容 観る!触れる!学ぶ!
(1)清潔の援助(シャンプー、足浴など)
(2)体温・血圧・脈拍測定
(3)食事の援助
(4)体位と姿勢(車椅子搬送)
(5)身の回りの世話・環境整備
(6)排泄の援助
(7)活動(散歩・運動・患者さんとの会話)

(2) 行政機関等

消防署】

(1)救急救命士就業前院内研修
研修期間 研修者氏名 主な研修内容
2003年5月13日
6月7日
1名
(佐藤弘康消防士長)
救急患者の初期治療
(2)救急救命士就業後院内研修
研修期間 研修者氏名 主な研修内容
2003年2月12日
~18日
2名
(佐藤弘康消防士長、松尾隆夫消防士長)
救急患者の初期治療
2003年2月19日
~25日
2名
(升田修消防士長、岩倉敏宏消防士長)
救急患者の初期治療
(3)消防署救急隊員院内研修
研修期間 研修者氏名 主な研修内容
2003年1月16日
~18日
3名
(河野友直、安田健吾、谷元美博)
救急室での見学、
救急患者の応急処置
2003年1月23日
~25日
3名
(平原浩一、大嶋敬太、福島崇史)
救急室での見学、
救急患者の応急処置

(3) 地域の医療機関等

【薬剤師研修】

(1)日南、串間地区薬剤師会との勉強会
日時 研修内容
2002年9月2日 院外処方箋に伴う技術的検討について(第1回)
2003年1月29日 院外処方箋に伴う技術的検討について(第2回)

3. 地域への教育活動等

(1) 宮崎県難病医療連絡協議会主催 研修会への協力

講演: 人工呼吸器入門(わかりやすい呼吸生理から実際の使用法まで)
講師: 長田 直人(麻酔科・ICU医長)

開催日時 会場
11月2日(土)13:30~17:00 延岡市・延岡保健所
11月9日(土)13:30~17:00 都城市・都城保健所
11月16日(土)13:30~17:00 宮崎市・宮崎市教育情報研修センター

4. はまゆう会

はまゆう会とは、糖尿病の患者さんに、糖尿病に対する関心を高めていただくために、平成2年7月に発足した「日南病院糖尿病友の会」の名称です。
会では、糖尿病に対する理解と自己管理の向上を目指して、毎年様々な年間行事を通じて、医師・栄養士・看護師との交流を行っています。現在会員は20名です。

年月日 行事 場所
2002.4.19 第13回はまゆう会総会 第2会議室
2002.7.24 第1回役員会  
2002.9.27 第2回役員会  
2002.11.11 栄養指導 栄養指導室
2002.12.7 交流会 飫肥城周辺散策
2003.3.13 第3回役員会  

料理講習会は、管理栄養士の指導により行われています。
その他、また「糖尿病を学ぶ会」にも同時に参加し、学習や交流を深めています。

5. 献血への協力

県立日南病院では、地域が必要とする安全性の高い血液を確保するため宮崎県赤十字血液センターが病院構内で実施する献血に積極的に協力している。

  • 献血実施日
    平成14年5月23日、平成14年11月22日
  • 献血受付者数
    延べ86名

6. 県立日南病院祭

平成14年11月17日(日)に恒例となりました病院祭が開催されました。
病院祭も今回で4回目を迎えたこともあり、地域での認知度も上がり、加えて、天候にも恵まれ、外来参加者、スタッフ・ボランティア、入院患者を合わせると1,500名程度の参加者があり、大いに賑わいました。
病院で行うイベントだから、もう少し医療というものを全面に出していった方がいいのではないではないか、とか、各コーナーが独立してしまっているので連携をとりながらトータル的に来場者の健康相談等にのっていけるようにした方がよかったのではないか、という反省点もありましたが、毎年来場者が増加しているということから、病院祭が地域の皆様に着実に根付いていっており、病院の基本理念の一つである「地域社会に貢献する病院」を十分にアピールできました。
ご協力いただきました皆様、深く感謝いたします。

  • 各コーナー
    検診・測定、よく生きることそしてよく死ぬこと、糖尿病ってな~に!、はやってます!!結核、腹腔鏡下胆のう摘出術(展示・ビデオ)、X線機器見学コーナー、行事食カードの展示、病院食展示・栄養相談、廃棄物利用作品展示、医学講座「パニック障害について」、バザー、白衣体験、物産展、内視鏡機器見学、転ばないための体づくり、宮医大生展示(生活習慣病、お医者さんの気持ち・看護婦さんの気持ち・患者さんの気持ち)
  • アトラクション
    平野神社(獅子舞)、潮わらばぁ会(沖縄エイサー)、ポッポの会(合唱)、日南孝紀会(三味線太鼓合奏)、栫井愛子(健康体操)、須志田ユキ子・山本和子(ハワイアンダンス)、にちなんハーモニカ同好会(ハーモニカ)、藤間流寿樹会(日本舞踊)、日清会(三味線・民謡)、琴伝流大正琴漣会(大正琴)、瀬治山光士(踊り)、小波流(舞踊)、かすみバンド(演奏と歌)
  • ご協力いただいた方々
    日南学園(日南看護専門学校、日南看護専攻科、衛生看護科)、宮崎医科大学学生、県南介護サービス(医療、介護福祉機器展示)、ファミリーマートキッチン、ドレスハウスベルモート、松の露酒造、つよし学園、あすか園

7. 各診療科等が協力した地域の催し、イベント等

(1) 日南市健康まつり

  • 平成14年12月1日(日曜)
    日南市保健福祉総合センター
    検査技師5名、理学療法士2名、看護師7名参加協力
    検査技師: 検尿(177名)、貧血検査(193名)実施
    理学療法士: リハビリ相談等
    看護師: 血圧測定コーナー、アルコールパッチテスト

平成14年度(平成14年4月1日~平成15年3月31日)

平成14年度年報発刊のご挨拶

過ぎてみれば、まさに黄梁一炊夢のごとく、1年間も一瞬で、はや平成14年度年報発刊の時期となりました。
本院の各部門における1年間の業績のまとめとして年報発行を開始しまして、4年目になります。
最近、種々の分野におきまして、自己評価および第三者によります外部評価を行い、過去の実績を費用対効果を含め、十分検証しつつ将来の方向性を見つけていくことは基本となりつつあります。このように大きく変化する時流のなか、業績検証及び記録と保存の重要性はさらに認識されてきております。
さて、現在の医療のKey Factorは医療の安全・信頼、質の向上にあると考えます。そのことを念頭におきまして、平成14年度に取り組んだ本院の最大プロジェクトは日本医療機能評価機構による認定取得でした。平成14年5月から、実に23 回の委員会を開催して、病院発展に向けた改善に取り組みました。そのなかから、医療の質向上に対する意識改革と行動がたくさんうまれました。すなわち、従来の基本理念の具体化として、基本方針、さらに患者憲章の策定を行うなど、各部所横断的に全職員一丸となって、精魂込めた認定取得へのあついおもいから様々な成果をあげたと思っております。
また、14年度には院外処方箋の完全実施、当地域の特殊性にあわせた病棟の活用を目的に病棟再編もおこないました。平成14年度には大幅な診療報酬制度改定も行われましたが、入院患者さんの増加もあり、その影響を最小限にとどめることができました。
本年報をご覧頂くとわかりますように、これらはすべて、職員の皆様がそれぞれの部門で地域に根ざす病院づくりに獅子奮迅された努力の結果だと深甚の敬意を表すものであります。
最後に本年報の編集に多大のご協力をいただきました庶務係並びに木佐貫医長にあつくお礼申し上げます。

平成15年8月吉日
病院長 柴田紘一郎

第1章 病院の概要

1. 病院の概要

所在地 日南市木山1丁目9番5号
開設年月日 昭和23年9月1日
現施設新築年月日 平成10年2月24日
診療科目 内科、心療内科、精神科、神経内科、小児科、外科、整形外科、脳神経外科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、リハビリテーション科、放射線科、麻酔科 (計16診療科、内心療内科・精神科及び整形外科・リハビリテーション科は兼任)
許可病床数 一般336床、感染症4床、合計340床
診療報酬 一般病棟入院基本料Ⅰ郡入院基本料2(2.5対1看護、平成14年10月1日から)
10対1看護補助加算(平成14年10月1日から)等
施設の規模 土地 36,046.23㎡
建物 23,400.89㎡
駐車場 外来: 283台 職員: 233台

診療日案内

  1. 受付時間
    新患(はじめての方) 午前8時30分から午前11時まで
    再診(2回目以降の方) 午前8時30分から午前11時まで
    ※予約の方は、その曜日・時間に
    但し、皮膚科のみ木曜日の受付は午前8時30分から午前9時30分まで
  2. 急患はいつでも受け付け
  3. 土曜日・日曜日・祝日及び年末年始(12月29日から1月3日)は休診

組織

職員数

(平成14年7月1日現在)

[医療部門] 74人
  医師 34人
  薬剤師 7人
  放射線技師 8人
  臨床検査技師 9人
  その他の医療技術者 6人
  臨床研修医 10人
[看護部門] 224人
  看護師 211人
  看護補助員 13人
[給食部門] 15人
  管理栄養士 4人
  技術員 11人
[管理部門] 19人
  事務員 17人
  技術員 2人
[合計] 332人

2. 病院事業の執行状況及び事業実績

本院は、日南串間医療圏域における中核病院として、また、公的医療機関として高度化、専門化する地域住民の医療ニーズに応えるため診療内容の一層の充実や質の高い医療サービスの提供に努めてきた。
平成14年度の患者の状況は、新たな血液内科医の配置により入院患者が過去最高だったものの、薬剤の長期投与制限の原則廃止等により外来患者は大幅に減少した。
経営状況は、収益面では、初めての診療報酬のマイナス改定や院外処方が大きく影響し、医業収益が前年度に比べ7.7%の減少となった。
費用面では、院外処方が全診療科で実施されたことにより薬品費が大幅に減少したものの、退職給与金が増加したことにより、医業費用が前年度に比べ4%の増加となった。
また、本院の医療に対する対外的な評価を一層高めるため、(財)日本医療機能評価機構による病院機能評価を受審した。認定に向け職員が一丸となって取り組んだことにより、病院機能の充実が図られ、職員の意識改革の面でも効果が見られた。

(1) 患者の状況

区分14年度13年度増減
延入院患者数108,715人106,328人2,387人
(一日当たり)(298人)(291人)(7人)
延外来患者数171,135人175,630人-4,385人
(一日当たり)(699人)(716人)(-17人)
病床利用率87.6%85.7%1.9ポイント
平均在院日数22.7日23.0日-0.3日

(2) 医療器械の整備状況

平成14年度は心機能評価超音波診断装置、顕微鏡下手術支援用内視鏡など61件の整備を行った。

(3) 診療の状況

手術件数   3,945件
分娩件数   361件
解剖件数   4件
放射線件数   318,360件
人工透析件数 実患者数
延透析回数
55人
2,463回
人間ドッグ受信者数   108人
理学療法件数 延件数
一日当たり
27,480件
112件
臨床検査件数 入院
外来
451,675件
858,157件
調剤件数(実剤数) 入院
外来(院内調剤)
外来(院外調剤)
52,607件
11,611件
258,718件
(延剤数) 入院
外来(院内調剤)
外来(院外調剤)
315,702件
65,950件
4,346,803件
給食の状況 延食数
一日当たり
一回当たり
267,943食
734食
245食

3. 院内の主な行事

(1) 定例会

  • 病院運営会議(毎月第1・第3月曜日 応接室)
  • 病院あり方プロジェクト(随時 第1会議室)
  • 医局会(毎月第4水曜日 講堂)(14年12月から第3水曜日に変更)
  • 診療科代表者会議(毎月第4木曜日 講堂)
  • 臨床懇話会(毎月第2・第4木曜日 地域医療室)(14年12月から第3水曜日、講堂に変更)
  • 事務部役職会(毎週水曜日 第1会議室)
  • 院内感染症対策委員会(毎月第2木曜日 第1会議室)
  • リスクマネージメント部会(毎月第2金曜日 第1会議室)
  • 薬品委員会(毎奇数月第4木曜日 講堂)
  • 病院機能評価認定証取得検討委員会(随時 第1会議室)
  • 師長会議(毎月第1・第3火曜日 看護科)
  • 主任会(毎月第1金曜日 第2会議室)
  • 教育部会議(毎月第2火曜日 第2会議室)
  • 看護記録検討委員会(毎月第4木曜日 第2会議室)

(2) 主な行事

14年4月

  • 辞令交付式(1日 講堂)
  • 2002年「広島東洋カープ」サイン展(1日~12月20日 エントランスホール)
  • 平成14年度当初予算及び平成13年度決算説明会(15日 県電ホール)
  • 平成14年度福祉保健部全体所属長会議(17日 第一宮銀ビル)

14年5月

  • 日南地区官公庁連絡協議会(8日 ホテルシーズン日南)
  • 「看護の日」ナイチンゲール像、花飾り(9日~15日 エントランスホール)
  • 平成13年度決算ヒアリング(14日、県庁南別館)
  • 南那珂地方行政懇談会(24日 ホテルシーズン日南)
  • 監査事務局監査(30日~31日 第1会議室)

14年6月

  • 県立病院経営改善検討会議(6日、県庁南別館)
  • 監査委員監査(11日 第1会議室)
  • 第1回ハーモニカコンサート(20日 3階東病棟)
  • 第1回宮川章子氏「ちぎり絵」展(24日~7月31日 東側入口通路)
  • 消防訓練(25日~28日 院内)
  • 七夕飾り(27日~7月7日 エントランスホール)

14年7月

  • 院内感染防止対策研修会(3日 講堂)
  • 「宮崎国際音楽祭」記録写真展(4日~22日 エントランスホール)
  • 県知事職員表彰(5日 宮崎厚生年金会館)
  • 4県立病院レクリェーション大会(6日、県武道館)
  • 九州地区自治体病院栄養・調理部門研修会(12日 第2会議室)
  • ふれあい看護体験の日(25日 講堂)
  • 南睦会総会(30日 講堂)

14年8月

  • 第2回宮川章子氏「ちぎり絵」展(26日~11月30日 東側入口通路)
  • 南那珂地方行政懇談会(29日 南郷ハートフルセンター)
  • 平成15年度当初予算編成方針説明会(29日 県電ホール)
  • 県立病院事務系分科会(29日 県電ホール)

14年9月

  • 南那珂地方行政懇談会(2日 サンチェリー北郷)
  • 日南串間保健医療推進協議会(3日 日南保健所)
  • 地元選出県議会議員との意見交換会(5日 ホテルシーズン日南)
  • 県立病院技術系分科会(5日 県電ホール)
  • 全国自治体病院協議会宮崎県支部総会(6日、県立宮崎病院)
  • 福祉保健部全体所属長会議(25日 県庁第2東別館)
  • リスクマネージメント研修会(28日 講堂)

14年10月

  • 県議会厚生常任委員会決算審査委員会(3日 講堂)
  • 新穂利宏氏「第2回そこへんたいのスケッチ展」(8日~11月8日 エントランスホール)
  • 九州各県県立病院課長会議視察(11日 第1会議室)
  • 平成15年度当初予算要求総括ヒヤリング(11日 県庁南別館)
  • 第2回ハーモニカコンサート(22日 4階東・西病棟)
  • 県立病院事務局長会議(29日 県庁南別館)

14年11月

  • 県立病院経営改善現地分析会議(6日 第1会議室)
  • 南那珂地方行政懇談会(11日 日南総合庁舎)
  • 第4回県立日南病院祭(17日 院内)
  • 南睦会文化祭(17日~18日 講堂)
  • 医療監視(18日 講堂)
  • 日南市休日夜間急病センター運営協議会(19日 ホテルシーズン日南)
  • 日南保健所運営協議会(22日 日南保健所)
  • 日南市政記者クラブ等との意見交換会(28日 管内)

14年12月

  • 南睦会交流会(13日 ホテルシーズン日南)
  • 県立日南病院クリスマスコンサート(20日 エントランスホール)
  • 仕事納め式(27日 講堂)

15年1月

  • 仕事始め式(6日 講堂)
  • 日南地区官公庁連絡協議会(28日 ホテル丸万)

15年2月

  • 生活習慣病パネル展「肥満」(3日~16年3月31日 エントランスホール)
  • 第3回宮川章子氏「ちぎり絵」展(4日~8月1日 東側入口通路)
  • 新医師臨床研修制度協議会(7日 県医師会館)
  • 2003年「広島東洋カープ」サイン展(14日~12月20日 エントランスホール)
  • 日南串間保健医療推進協議会(25日 日南保健所)
  • 病院機能評価機構訪問審査(28日 講堂)

15年3月

  • リスクマネージメント研修会(4日 講堂)
  • 経営改善検討委員会(11日 講堂)
  • 院内感染防止対策研修会(11日 講堂)
  • 総合防災訓練(12日 講堂)
  • TQM活動成果院内発表会(14日 講堂)
  • 長友高弥氏寄贈絵画「母と子-ランス大聖堂にて」展示(17日~ エントランスホール)
  • TQM活動成果全体発表会(26日 県庁第2東別館)
  • 県立病院経営改善検討会議(28日 県庁南別館)

4. 院内各種組織(平成14年度)

名称 構成員 目的 開催回数
病院運営会議 院長、医局長、副医局長、事務局長、事務次長、薬剤長、総看護師長 病院の管理運営の基本方針及び重要事項について審議する。 19
医局会 全ての医師 医師の連帯を図る。 10
診療科代表者会議 院長、医局長、副医局長、各診療科代表者、事務局長、事務次長、薬剤長、総看護師長 各科相互の情報交換を行い連携を図るとともに、病院職員間の意思疎通を図る。 12
事務部役職会 事務局長、事務次長、総看護師長、事務局各係長 事務局及び看護科の情報交換を行い連携を図る。 51
倫理委員会 院長、診療科医師、事務局長、総看護師長、院外の学識経験者 院内で行われる医療行為及び医学の研究が倫理的、社会的観点から推進されるよう、その内容を審査する。 1
院内顕彰委員会 病院運営会議と同じ 院内職員及び団体が患者サービス及び院内活性化に顕著な活動、業績をあげたときに表彰を行う。 1
経営改善検討委員会 院長、診療科医師、医局長、薬剤科、臨床検査科、放射線科、リハビリテーション科、看護科、事務部門 経営改善を図るための各種対策について審議する。 1
患者サービス検討部会 医師、看護科、各部門代表、事務部門 院内・院外環境の改善、外来患者の待ち時間短縮、職員の接遇研修等を検討する。 1
診療報酬請求等検討部会 医師、薬剤科、看護科、事務部門 請求漏れ防止策、査定減対策等の検討を行う。 1
費用節減検討部会 医師、薬剤科、看護科、各部門代表、事務部門 材料費、経費等について費用節減策を検討し、病院経営の改善に資する。 1
未収金対策等検討部会 看護科、事務部門 未収金の発生防止対策をたてるとともに、発生した未収金の早期回収の諸方策を検討する。 2
広報編集委員会 診療科医師、事務次長、薬剤科、臨床検査科、看護科、庶務係長 地域住民に信頼され親しまれる医療機関を目指すとともに、地域医療レベルの向上に貢献するため広報について協議する。 2
外来ボランティア運営委員会 事務次長、副総看護師長、看護科、医事係 ボランティア活動の場を提供することにより患者サービスの向上、病院のイメージアップ、地域に開かれた病院を目指す。 1
医療機器等機種選定委員会 院長、事務局長、事務次長、医事課長、用度係長、診療科代表、看護科代表、購入予定部門代表 医療機器等の適正な購入を図る
 (300万円以上)
2
院内感染症対策委員会 院長、診療科医師、臨床検査科、薬剤科、看護科、事務部門 院内における感染症を予防し健康管理を図る。 12
臨床検査委員会 診療科代表医師、臨床検査科、看護科、事務部関係者 臨床検査業務の院内での有効活用に関する協議を行う。 1
輸血療法委員会 診療科代表医師、臨床検査科、薬剤科、看護科、事務部関係者 輸血に関する事項を審議する。 3
放射線安全委員会 診療科医師、放射線科、看護科、事務部門 放射線障害の発生を防止し、あわせて公共の安全を確保する。 1
手術室運営委員会 各診療科代表、手術室看護師長 手術室の運営、改善及び手術(麻酔)の予定作成について検討する。 3
集中治療室運営委員会 集中治療室室長、診療科医師、集中治療室、看護師長、主任看護師 集中治療室での患者管理が安全かつ適正に行うことについて検討する。 2
褥瘡対策委員会 皮膚科医師、副総看護師長、看護科、薬剤科、栄養管理係、医事係 褥瘡の予防を図るとともに、できた褥瘡を悪化させないための検討を行う 8
栄養管理委員会 内科部長、外科・小児科医師、総看護師長、各病棟看護師長、看護補助員、事務部関係者 栄養管理業務の円滑な運営を図るため、研究、協議し、意見を院長に具申する。 1
医療事故防止対策委員会 診療科部長・医長、臨床検査科医長、薬剤長、放射線科技師長、総看護師長、事務局長、医事課長 院内における医療事故を防止し、安全かつ適切な医療の提供体制を確立する。
リスクマネージメント部会 医師、事務次長、看護科、薬剤科、臨床検査科、放射線科 医療事故防止対策を実効あるものにするため、事故の原因分析や事故防止の具体策等について調査・検討を行う
医療ガス安全管理委員会 診療科医師、薬剤科、看護科、用度係長、整備係長 医療ガス設備の安全管理を図り、患者の安全を確保する。 1
入退院委員会 診療科医師、副総看護師長、看護科、会計係長、医事係長 患者の入退院に関する事項を検討し、円滑な入退院ができるように検討・提言する。 3
診療録管理保管委員会 診療科医師、看護科、中央カルテ室、医事係 カルテの管理に関し、法令等で定めるもののほか、必要な事項を定める。 2
地域医療連携委員会 診療科医師、薬剤科、看護科、医事係 地域医療の連携を推進することにより、患者サービスの向上に努める。 1
図書委員会 診療科医師、副総看護師長、薬剤科、臨床検査科、放射線科、リハビリテーション科、看護科、庶務係長、用度係長 図書室の適正な運営と図書室の充実を図って職員の資質向上に寄与する。 2
安全衛生委員会 院長、医局長、事務局長、事務次長、総看護師長、組合推薦委員、庶務係長 職場における職員の安全と健康を確保するとともに、快適な職場環境の形成を促進する。 3
防災対策委員会 診療科医師、事務局長、整備係長 防災知識の向上と訓練を通じて、職員、患者の安全を確保する。 1
薬品委員会 診療科代表医師、事務局長、薬剤長、総看護師長、医事課長 薬品の採用等に関する事項を審議する。 6
治験審査委員会 診療科部長、医局長、事務局長、薬剤長、総看護師長、放射線科技師長、臨床検査科技師長、外部委員 医薬品の臨床試験の実施可否等を審議する。 1
病院機能評価認定証取得検討委員会 院長、院内各部門代表者 (財)日本医療機能評価機構が発行する病院機能評価認定証を取得する。 23
献立検討委員会 栄養士、調理師 献立内容と食器等について検討する 12
サプライ業務連絡会議 副総看護師長、手術室師長、中央材料室師長、用度係長、診療材料担当、看護補助員、サプライセンター主任 診療材料の院内物流業務に係る日常の問題点の協議、部署間の連絡を行う 6
師長会議 総看護師長、副総看護師長、看護師長 看護管理上の施策・方針を協議し決定する。 23
主任会議 総看護師長、主任看護師 看護師長を補佐し主任としての役割について情報交換・検討を行う。 11
教育部会議 副総看護師長、看護師長、主任看護師 看護職員の資質向上と業務に対する意欲の高揚を図る。業務内容の充実を図るための教育・研修を計画、実施する。 11
看護業務改善委員会 看護師長、主任看護師、各部署看護師 業務の改善、看護サービスにつながる事柄を協議・検討し、見直した結果を看護科等に答申する。 11
臨床実習指導者会 副総看護師長、臨床指導者、各学院教務 看護学生の臨床指導の向上及び指導者の研鑽に努める。各学校との連絡、調整を行う。 11
看護手順委員会 看護師長、主任看護師、各部署看護師 看護手順、看護基準の検討と見直しを行う。 11
看護記録検討会 看護師長、主任看護師、各部署看護師 看護記録のあり方を検討し、記録を充実させ看護の質の向上を図る。 11
看護研究委員会 教育担当師長、主任看護師、各部署看護師 看護現場の問題を研究的視点でみることにより、創造的に解決する。 11
接遇委員会 副総看護師長、看護師長、主任看護師、各部署看護師 温かく良質な看護サービスができるように、看護の視点で接遇をとらえる 11
感染看護研究会 副総看護師長、研修参加看護師 院内感染防止のための啓蒙活動を行うとともに必要時に院内感染症対策委員会へ提言する。 11
緩和ケア看護研究会 副総看護師長、研修参加看護師 緩和ケア研修で学んだ知識・技術を実践の場で活かし、緩和ケアの充実を図る。 11
ストーマ・スキン看護研究会 副総看護師長、研修参加看護師 ストーマ・スキン研修で学んだ知識・技術を実践の場で活かし、褥瘡予防に関する指導、助言をする。 11

5. 病院機能評価取得に向けての取り組み

当院の現状の客観的把握、そして病院機能改善を通じての医療の質の向上、患者さんの満足度向上を目的として、(財)日本医療評価機構の行う病院機能評価事業への取り組みを行った。多方面にわたる改善活動が実践され当院の機能改善等に大きく寄与したが、さらなる改善の必要があると評価された。平成15年度も病院一丸となって継続して機能向上に取り組んでいく予定である。

認定取得への取り組み状況

2001年 次年度の事業として病院機能評価を受審することを決定、予算要求化。
2002年 3月 平成14年度予算成立に伴い、病院機能評価受審申込。
  4月30日 認定病院視察(鹿児島県立北薩病院)4名(木佐貫、斉藤、前田、松野)
  5月8日 第1回病院機能評価認定証取得検討委員会開催 委員会メンバー25名 以後、2003年3月まで23回委員会を開催(下記委員会開催実施参照)
  5月24日 病院機能評価機構受審病院説明会出席(東京都)2名(木佐貫、前田)
  10月17日 第1回意見交換会
  10月末 書面審査書類提出(送付)
2003年 1月20日 宮崎医科大学視察(木佐貫、斉藤、前田、事務局各係長、神園)
  1月20日 古賀総合病院視察(伊藤、各看護師長)
  1月31日、
2月4日
第1回リハーサル(診療、看護、事務部門)
  2月12日 第2回意見交換会
  2月19日 第2回リハーサル
  2月28日 訪問審査受審
  5月20日 結果受領(認定留保)

委員会開催実績

回数 開催日・場所 主な討議内容
第1回 5月8日(水)16:00~17:15
第一会議室
委員確認、手順・日程スケジュール、北薩病院視察(4月30日)報告
第2回 5月29日(金)16:00~17:20
第一会議室
病院評価機能受審病院説明会(5月24日)報告、自己評価票検討(第1領域)
第3回 6月19日(水)16:05~18:10
講堂
書面審査票検討(施設基本票、部門別調査票、経営調査票)
第4回 7月10日(水)16:05~17:35
第一会議室
書面審査票検討(施設基本票、部門別調査票)、自己評価票検討(第2領域)
第5回 7月23日(火)16:05~17:35
第一会議室
書面審査票・病院現況票検討(前回不足分)、自己評価票検討(第2・第3領域)、ワーキンググループ設置(診療録、院内掲示)
第6回 8月7日(水)16:05~17:30
第一会議室
診療録WG・院内掲示WG活動報告、書面審査票・病院現況票検討(前回不足分)、自己評価票検討(第3・第4領域)
第7回 8月28日(水)16:05~17:30
第一会議室(懇親会あり)
今後の委員会スケジュール、院内掲示WG活動報告、自己評価票検討(第4・第5領域)
第8回 9月11日(水)16:05~17:25
第一会議室
診療録WG最終報告、院内掲示WG活動報告、病院機能評価問題リスト作成、自己評価票検討(第4/第5領域)
第9回 9月25日(水)16:05~18:00
第一会議室
意見交換会準備、自己評価票検討(第5/第6領域)
第10回 10月9日(水)16:05~17:40
第一会議室
意見交換会準備、院内掲示WG活動報告、入院案内WG活動報告、書面審査票修正(施設基本票、部門別審査票)、自己評価票(第1・第6領域の一部)最終確認
第11回 10月16日(水)16:10~18:00
第一会議室
意見交換会準備、書面審査票及び自己評価票(第2~第6領域)確認(特に未確認の、主に小項目b、c)
第12回 10月23日(水)16:10~17:30
第一会議室
意見交換会(10月17日)報告、院内掲示WG・入院案内WG報告、書面審査票・自己評価票最終確認
第13回 11月6日(水)16:40~17:20
第一会議室
経過報告、今後の活動予定、外来待ち時間調査結果報告、入院案内WG報告
第14回 11月20日(水)16:05~17:25
第一会議室
患者憲章について、院内掲示WG活動報告、入院案内見直し、地域連携に関して、各部門における問題点の確認・改善活動、各種書類の準備、確認
第15回 12月11日(水)16:05~17:20
第一会議室
書面審査票の再チェック、院内掲示WG活動報告、各領域における問題点改善活動・進行状況、入院案内見直し、地域連携に関して、各種書類準備確認について、宮崎医大現地訪問審査報告(11月26日)、訪問審査準備
第16回 1月8日(水)16:05~17:40
第一会議室
前回委員会後の経過報告、院内掲示WG活動報告、入院案内作成状況、各領域における問題点改善活動・進行状況、各種書類の準備確認、訪問審査準備
第17回 1月24日(金)16:10~17:20
第一会議室
訪問審査日通知、視察(宮崎医大、古賀総合病院)報告、院内掲示WG活動報告、入院案内・紹介受診の手引き作成状況、各領域における問題点改善活動・進行状況、各種書類の準備確認、訪問審査準備
第18回 1月29日(水)16:10~17:40
第一会議室
訪問審査日・訪問審査日までのスケジュール、入院案内(最終稿)確認、各領域における問題点の改善活動・進行状況、院内掲示WG活動報告、各種書類の準備・確認状況、意見交換会スケジュール
第19回 2月5日(水)16:05~17:10
第一会議室
リハーサル(第1回目)報告、訪問審査日スケジュール、訪問審査資料(日南病院の考え方)検討、各領域における問題点の改善活動・進行状況、意見交換会のスケジュール、第2回総合リハーサル(領域別部署訪問)、機能評価委員会規程
第20回 2月21日(金)16:05~18:05
第一会議室
意見交換会(2月12日)報告、第2回総合リハーサル(2月19日)報告、訪問審査資料(日南病院の考え方)検討、各領域における問題点の改善活動・進行状況、当日の準備、合同面接・領域別面接リハーサル
第21回 2月26日(水)16:00~17:30
第一会議室
各領域における問題点の改善活動・進行状況、訪問審査資料(日南病院の考え方)検討、当日の準備、訪問審査記録作成について
第22回 3月7日(金)16:05~16:50
第一会議室
訪問審査日(2月28日)反省、病院機能評価機構書面送付、訪問審査記録作成について、訪問審査で明らかになった問題点、今後のスケジュール
第23回 3月28日(金)16:05~16:40
第一会議室
病院機能評価機構書面送付、訪問審査記録作成について、訪問審査問題点、評価改善事項のまとめ、今後のスケジュール

機能評価ワーキンググループ活動

病院機能改善にあたり、重要な問題に関して別途ワーキンググループ(WG)を委員会内に設け問題解決に取り組んだ。

  1. 診療録WG(メンバー6名 代表:木佐貫医長)
    当院の診療記録に関する経緯・現況などをまとめ、その問題点・改善すべき項目をまとめたWG報告書(本文6ページ、資料21ページ)を作成した。これらの成果は、診療記録管理委員会引き継がれている。
  2. 院内掲示WG(メンバー7名 代表:新穂整備係主幹)
    院内外の掲示を実際に調査したり職員アンケートを通じて、問題点を抽出し、わかりやすい掲示を目標に改善活動をおこなった。約150個所について検討を行い整備係を中心にほとんど解決した。
  3. 入院案内WG(メンバー4名 代表:野元・海野主任看護師)
    入院案内の内容が古く現況にそぐわなかったため、他院の入院案内なども参照にして新しく入院案内を作成した(平成15年2月完成)。

機能評価に関する説明会

  • 時間: 17:30~(約60~90分程度)(10月23日を除く)
  • 説明者: 木佐貫 篤(機能評価委・副委員長)
  • 主な説明: 機能評価の考え方、当院の抱える問題点と対応・対策、当院の自己評価、など
日時 場所 対象部署 参加者数
2002年
9月18日
第2会議室 4東・NICU 21名
10月1日 第2会議室 看護科主任会 22名
10月23日 講堂 医局 (医局会にて概要説明) 30名
11月12日 講堂 6東・6西 24名
11月29日 講堂 5東 15名
2003年
1月17日
講堂 外来、事務 27名
1月22日 臨床検査科 臨床検査科 10名
1月22日 講堂 クラーク(外来、医事、カルテ庫)、売店、事務 20名
2月4日 講堂 サプライ、ベッドセンター、中央材料室、事務 25名
2月6日 講堂 看護科、薬剤科、医師、他 42名

広報誌「病院機能認定証取得検討委員会だより」の発行

『みんなで一丸』を合い言葉に、全職員(含委託職員)向けに発行し、機能評価に関する情報浸透をはかった。

  • 第1号 5月中旬発行
  • 第2号 6月14日発行
  • 第3号 6月28日発行
  • 第4号 8月15日発行
  • 第5号 11月14日発行
  • 第6号 1月30日発行
  • 第7号 2月26日発行
  • 第8号 3月5日発行

明らかになった改善すべき主な問題と改善への取組状況(一部平成15年度分含む)

(第1領域 病院の理念と組織的基盤)

  改善すべき問題点 改善活動への取り組み
1 病院の理念、基本方針が確立していない、患者の権利を尊重する方針が不明確 病院の理念を見直し、基本方針・患者憲章を新たに定めた。院内各部門に提示し、患者家族へ案内すると共に、職員へは周知徹底。
2 病院の中長期計画がない 現在策定作業中(平成15年度策定予定)。
3 組織図に独立した診療録管理部門・医療相談室がない 院内組織構図の見直しで新設(院内措置)。
4 各種委員会の活動状況や委員が明確でない 各委員会を見直し必要な委員会を新設。規定規約が不明確な委員会は明確にした。
5 各種活動期記録がない(委員会、カンファレンス、その他) 諸活動に際し、なるべく記録を残すよう改善。
年報内容の充実(各種実績の把握、掲載)
6 病院職員への教育研修体制がない 平成15年度から教育研修委員会を新設し、講演会など必要な各種教育研修の機会を設けていく。

(第2領域 地域ニーズの反映)

7 自院の診療機能を地域へ周知していない 「日南病院診療の手引き」を作成し、地域全医療機関へ配布。広報活動の充実化(「病院だより」の内容・配布先見直し、ホームページの立ち上げ)
8 地域との連携体制が不十分(地域医療連携室がない、他病院への紹介数・他病院からの受入数などが不明など) 紹介受入患者のデータ収集開始(平成14年9月~)
地域連携委員会の立ち上げ
地域連携/医療相談室新設(平成15年4月):退院相談、看護相談、連携手続き等
9 救急室の運営状況、救急体制が不十分 救急室運営規則、救急患者受け入れ手順(フローチャート)作成。救急カートの内容チェック開始(チェックリスト記入方式)。救急統計データの見直し(平成15年8月~)
10 医療相談室が充実していない(マニュアルがない、有資格者(Medical social worker,MSW)が不在、等) 医療相談室の業務マニュアル作成・見直し
個人相談別個票の作成
平成15年度から医療相談室を地域連携室と併設し充実。MSW配置は県へ要望していく

(第3領域 診療の質の確保)

11 各診療科の診療実績・成績がまとめられていない 診療実績・成績を年報に掲載(平成14年度~)
12 診療指針などの医療の質の保証が不明確(パスの普及が不十分など) 院内クリニカルパス研究会の開催(14年12月~)
各診療科のパス・診療指針をまとめて状況把握
13 診療記録の管理体制が不十分。(委員会・管理規定がない、診療記録管理士がいない、退院サマリーの作成状況が不明、内容チェック体制がない、等) 診療録WGで問題点調査・報告書作成(14年9月)
診療記録保管管理委員会の設置
診療記録管理保管規則の制定
退院サマリーの作成状況調査(14年8月~)
診療記録管理室の機能拡充(15年4月~):退院患者データベース作成、退院カルテチェック、他
14 医師の学会出席後の復命書未提出が多い 公費出張後には復命書を提出するように指導。
15 図書室の管理運営体制が不十分 図書委員会の見直し。図書整理・案内表示作成。図書購入手続きの明瞭化。
16 臨床検査作業手順書がない 検査科各部門で作業手順書作成。
17 病理CPC記録簿がない CPC開催記録を作成。
18 薬剤科業務に関しての問題点 夜間体制について連携が出来るよう改善
病棟薬剤保管見直し(棚卸時期、看護科との連携)
19 手術室運営体制が不十分(運営規程・入退室手順がない、麻酔覚醒回復手順がない) 手術室運営規程、入退室手順、麻酔覚醒回復手順の作成・見直し
20 輸血血液保管体制の確認 検査科輸血担当者による病棟巡視。
21 院内感染防止のための体制が不十分。 清潔/不潔物品をきちんと区別し、ナースステーション・処置室の整理整頓を実施。
ペーパータオルホルダーの増設。
研修会(感染防止マニュアル説明会)を実施
22 救急カートの内容チェック 内容チェックリストを作成。病棟の常置場所検討。

第4領域 看護の適切な提供)

23 看護部門の夜間組織体制が明確でない 夜間の体制について、組織図に明確に記載。
24 権限の委譲に不明確な点がある(休日代行業務マニュアルがない) マニュアルを作成し、権限の委譲について明確にした。
25 看護記録の充実 看護計画の評価、修正・見直しの記載、質向上
26 看護の継続性が不十分。 退院後の生活を配慮した計画立案。地域連携室を介しての外部機関との連携(15年4月~)
27 看護職員の能力評価ツールがない 看護職員の能力開発・評価プログラムの作成

(第5領域 患者の満足と安心)

28 入院案内の内容が古く現実にそぐわない 入院案内WGを中心に改訂(平成15年2月)。
患者の意見を述べる機会があることを明記した。
29 患者の声をきき、運営に反映していく体制が不十分 投書箱の増設(各階1ヵ所、その他玄関、外来部門など)。投書への対応手順作成し週1回回収。
患者満足度調査の実施。
30 インフォームドコンセントについての徹底 各診療科へ繰り返しお願い
(入院診療計画書の記載、インフォームドコンセント内容の診療録への記載、等)
31 患者のプライバシー保護が十分でない 各病棟における面談室の確保
患者情報取扱への配慮教育(説明会を通じて説明)
ナースステーションホワイトボード利用の見直し
診療室中待合室の廃止(一部を除く)
透析室入口にロールアップカーテン設置
図書室シュレッダー購入
患者検体搬送用容器導入(サプライ)。搬送時注意を周知(見えないように)
公衆電話BOX(囲い)設置
32 患者逝去時の対応の見直し 霊安室利用の見直し(1室とする)・整理整頓
33 栄養管理室 運営体制等の見直し 栄養基準の改訂(5訂)
選択メニューを週1回より2回へ(15年1月~)
衛生管理体制の見直し・業務手順等の改善。
厨房内の動線見直し、機器配置換・シンク増設。
食器抜き取り検査の実施
34 待ち時間短縮のための努力 外来待ち時間調査及び結果解析(平成14年10月)
→患者満足度調査に移行予定
院外処方導入、検査科採血スタッフ増員・テレビ配置
35 院内環境整備体制が確立していない 責任者による定期的巡視の開始(15年2月~)
36 病院案内掲示が不十分 院内掲示WGにより検討・改善活動実施
各診療科・各部門の責任者氏名表示
院内外の案内掲示の大幅な見直し(百カ所以上)
掲示板の整理整頓・増設(管理者を定める)
1階総合案内の場所を明確にした
37 分煙への配慮が不十分な点がある 売店でのタバコ販売中止(平成13年度~)
院内分煙の徹底(1、2、3、5階喫煙室以外は禁煙)
院外の喫煙場所の廃止(吸い殻入れ撤去)
各喫煙室の換気状況確認、清浄器交換。
職員への周知活動。
38 患者の安全体制への取り組みが不十分 患者利用備品(車いすなど)の定期点検開始
病棟などの整理整頓(廊下に物を置かない、等)
各種段差等の解消(整備係・整備カルテ)
トイレ呼出ボタンの位置及び対応の手順確認
39 医療廃棄物の取扱いについて、病棟での一時保管がみられる。 医療廃棄物回収方法の見直し・回収予定時刻表の作成配布。各種ゴミ箱を定位置にきちんと置く(清潔不潔の区別、分別の徹底)
40 災害発生時の対応が不十分 防災訓練への地域住民の参加(平成15年3月)
病棟における緊急時(昼間、夜間)対応について明確に表示(病棟非常口の開錠方法、連絡方法等)
41 大規模災害時に対する備蓄(医薬品、水、食料など)がない 災害拠点病院なので現在備蓄倉庫の検討中。平成15年度から16年度にかけて整備予定。

(第6領域 病院運営管理の合理性)

42 病床管理体制の見直し 情報を看護科に一元化。
入退院委員会新設。
有効利用のために14年8月に病床再編を実施。
43 年次保守計画、施設整備運営マニュアルがない それぞれ整備係で新たに作成。
44 医療ガスの管理体制が不十分。医療ガス安全管理委員会がない(法律上必要)。 医療ガス安全管理委員会の新設
病棟の酸素ボンベの保管改善(専用容器を利用)
45 医療機器の保守点検体制が不十分。(臨床工学技士がいない、ME庫が有効活用されていない) 医療機器の簡便な点検マニュアル作成。
臨床工学士配属(看護科兼任、平成15年4月より2名)。MEセンターの有効活用開始。
46 医療事故防止への体制の徹底 使用済み針の取扱徹底。
廃棄針BOXのリユース廃止。
医療廃棄物の取扱等の見直し・改善。
教育研修の実施(14年9月、15年3月)。
リスクマネジメント部会(月1回)、医療事故防止対策委員会(年4回)の開催。

6. 感染症対策への取り組み

院内感染対策として、毎月第2木曜日に院長を委員長とする院内感染対策委員会を開催し、細菌の検出状況や環境調査の定期報告をするとともに、職員を対象に院内感染対策の研修を2回実施した(7月3日、3月11日)。
そのうち3月の研修会では、講師の土井先生に院内病棟を実際にまわってもらい現場で指導をうけた。その他、主な活動は次の通り。

  • 術前術後患者のICU搬送に関する手順策定、ICUのレイアウト見直し
  • 職員へのインフルエンザ予防接種実施
  • バイオテロに備えての院内体制の確認
  • 消毒薬(アルコール、ゲル)の検討
  • 輸液ルート(IVHカテーテル、三方活栓)の検討
  • 針刺し事故時における対応手順マニュアルの改訂

7. 院内事故防止への取り組み

医療事故を未然に防ぎ質の高い医療を目指すために、医療事故防止対策委員会、リスクマネジメント部会が年度を通して活動を行い、収集されたヒヤリハット事例の原因分析・防止対策及び体制の改善を図った。その他、主な活動は次の通り。

  • 職員対象の研修会を下記テーマで2回実施した。
    • 9月28日:
      与薬(注射と内服)と転倒・転落事故の発生要因と対策
      川村 治子教授(杏林大学保健学部)
    • 3月4日:
      リスクマネジメントの基本
      甲斐由紀子ジェネラルリスクマネージャー(宮崎医大医療安全管理部)
  • リストバンドの導入(平成14年1月15日から)
  • 県立病院における医療事故対応の方向性についての検討
  • 造影CT・MRI検査の問診票の提出方法、様式変更(平成14年11月から)
  • 外来における患者急変時の対応手順の検討
  • 医療事故、アクシデント事例発生時の伝達方法の見直し

8. 院外処方への取り組み

院外処方箋の発行は、第一期として、平成13年10月3日から、心療内科、精神科、小児科、産科、婦人科、耳鼻咽喉科の6診療科、第二期として、平成14年1月16日から、内科、神経内科、外科、整形外科、脳神経外科、皮膚科、泌尿器科、眼科、放射線科、麻酔科の10診療科で実施し、全面発行となった。
平成14年度の状況は、院外処方箋発行枚数が108,407枚で、月平均9,033枚となり、平日の外来受診日の院外処方率は99%以上で順調に推移している。
また、平成14年2月から、患者サービスの一環として、薬剤師による入院患者への服薬指導を開始し、平成14年度は主として3階東・4階東・4階西病棟の退院患者に対し、357件の指導を実施した。

9. クリニカルパス導入普及への取り組み

医療の質向上、患者さんの満足度向上のために、多くの病院で「クリニカルパス」を導入する動きが活発化している。当院でもクリニカルパスは利用されているが数はまだ少ない。今後パスを普及推進していく必要がある。
平成15年2月現在、当院で作成利用されているパスの現況は下記の通り。

内科 糖尿病教育入院、ペースメーカー挿入術、ルーチン心臓カテーテル検査、ルーチンPTCA、急性心筋梗塞(directPTCA)、急性心筋梗塞(PTCA)
外科 鼠径ヘルニア手術、腹腔鏡下胆嚢摘出術
整形外科 股関節手術、大腿骨頸部骨折、アキレス腱断裂
脳神経外科 慢性硬膜下血腫手術
耳鼻咽喉科 扁桃摘出術、鼻腔・副鼻腔術後、鼓室形成術後、頭頸部術後
放射線科 胃ポリペクトミー

(病院機能評価委員会・クリニカルパス研究会まとめ)

さらに、日南病院にはこれまで職種を越えたパスに関する勉強会がなかったため、平成14年秋に5名の世話人(医師、看護師、栄養士)を中心に、パスについての勉強を行い理解を深めていくという趣旨でクリニカルパス研究会が発足した。
これまで3回の研究会を当院職員に広く呼びかけ開催し、多職種(医師、看護師、栄養管理、薬剤、検査、放射線、医事、他)メンバーが集まり活発な議論がなされ、その成果はより良いパス作りに反映され、質の高い医療提供への一助となっている。

日時 テーマ 発表者 参加者
2002年12月17日 扁桃摘出術のパス 竹中 美香副医長
(耳鼻咽喉科)
53名
2003年1月10日 クリニカル・パスの現況と今後の動向について 中島 守氏
(エーザイ(株)医療システム情報部部長)
55名
2003年3月6日 腹腔鏡下胆嚢摘出術のパスについて 冨田 裕二医長(外科)
岩崎 利恵看護師(3東)
40名

10. その他の患者サービスへの取り組み

(1) 外来ボランティアについて

本病院における患者サービスの充実を図るため、外来ボランティアの導入を行った。
ボランティアに活動の場を提供することにより、患者サービスの向上、病院のイメージアップ、地域にひらかれた病院を目指す。

  • ボランティアの人数
    4人
  • ボランティアの導入日時
    平成13年7月16日から
  • 活動日時
    月曜日から金曜日の午前中
  • 主な活動内容
    エントランスホール周辺での患者さんの受付手続きの介助や診療科への案内
    体の不自由なお年寄り等の車椅子乗降、移動の介助等

(2) エントランスホール等の各種展示

展示内容 展示期間 備考
2002年「広島東洋カープ」サイン展 14.4.1~14.12.20  
「看護の日」ナイチンゲール像、花飾り 14.5.9~14.5.15 看護自治会
宮川章子氏「ちぎり絵展」 14.6.24~15.8.1 3回に分けて開催
七夕飾り 14.6.27~14.7.7 栄養管理係
「宮崎国際音楽祭」記念写真展 14.7.4~14.7.22  
新穂利宏氏「第2回そこへんたいのスケッチ展」 14.10.8~14.11.8  
生活習慣病パネル展「肥満」 15.2.3~16.3.31 宮崎医大生
2003年「広島東洋カープ」サイン展 15.2.14~15.12.20  
長友高弥氏 寄贈絵画「母と子-ランス大聖堂にて」展示 15.3.17~  

(3) 院内イベント

入院患者の生活に変化を持たせ、より快適な入院生活を送ってもらうために、次の企画を実施した。

イベント内容 開催日 備考
第1回ハーモニカ演奏会 14.6.20 3階東病棟
第1回ハーモニカ演奏会 14.10.22 4階東・西病棟
ふれあい看護体験の日 14.7.25 学生 約30名参加
第4回県立日南病院祭 14.11.17 患者・家族等 約1,500名参加
南睦会文化祭 14.11.17~18 講堂
県立日南病院クリスマスコンサート 14.12.20 患者・家族等 約200名参加

(4) 栄養管理係における患者サービス

栄養管理係は、入院患者さんの一日も早い回復のため、食を通じて治療に関わっている。
現在4名の管理栄養士を中心に、次のような取組を行っている。

  • 平成10年7月より適時適温給食が導入されて好評を得ている。
  • 入院患者さんに季節感や祝祭日を少しでも喜んでいただこうと、行事食や手作りのメッセージカードを提供している。
  • 来院された方々に、食事のこと、栄養のこと、健康情報などを楽しいイラストや折り紙、切り絵などを使って分かりやすく興味を持って見ていただけるよう展示している。 また、前日の食事を展示している(1階 栄養指導室前)
  • 平成12年7月から毎週金曜日の朝食と昼食に選択メニューを実施していたが、15年2月からは水曜日と金曜日の週2回実施している。
  • エネルギー制限や塩分制限の患者さんには、イラスト入りのメッセージカードとともに管理栄養士が訪問して、食事内容について説明し理解を求めている。
  • 平成14年9月より糖尿病患者に対してクリニカルパスが開始された。

11. 経費節減への取り組み

経営改善検討委員会の費用節減等検討部会の中で、より具体的な経費節減の取り組みに向けて「ワーキンググループ」を設置し、職員への意識啓発を図るため「ニュース」を発行した。
前年に引き続き院内印刷機の活用及び両面コピーの推進を図り、経費節減への取り組みを行った。

12. 設備カルテの発行状況

整備係では、平成11年度から将来の設備トラブルに備えて、あるいは早期解決を目的として、設備トラブルの原因を究明し講じた対策を「設備カルテ」として残している。
平成14年度の実績は、69件であった。

13. TQM活動

(1) 取組内容等

県立病院の職員が県立病院の診療機能の充実、患者サービスの向上、経営改善につながる自主的な調査研究活動(TQM活動)に当病院からも2チーム(15名)が参加し、特色あるテーマで活発な活動を行った。
また、平成15年3月14日には、各サークルが行ってきた活動を広く職員に知ってもらうことと、日南病院の代表選考会を兼ねて、院内でTQM活動成果発表会を開催した。
TQM活動のテーマ、チーム等は次のとおり。

  1. テーマ:高度で多岐にわたる臨床検査をいかに効率よく迅速に実施するか
    チーム名:きさぬきふぁみりーず
    代表 臨床検査科 医師 木佐貫篤 (構成員 5名)
    活動内容:高度で多岐にわたる臨床検査をいかに効率よく迅速に実施するため、一部の特殊な検査について3つの検査室を1つのユニットとして考えることによって、経費節減効果、検査日数の短縮、検査技師の有効活用等ができるか検討を行った。
  2. テーマ:選べる看護体制「交代制勤務の検討」
    チーム名:チャレンジ2002
    代表 看護科 主任看護師 田中茂子 (構成員 10名)
    活動内容:将来にわたって看護職に求められる業務の増大が見込まれることから、3交代制と2交代制を比較検討し効果的な勤務体制について検討を行った。

(2) 県大会

更に、平成15年3月26日に宮崎市で開催された県大会に日南病院の代表として参加し、「きさぬきふぁみりーずチーム」が優秀賞に、「チャレンジ2002チーム」が奨励賞に輝いた。

TQM活動とは?
Total Quality Managementの略語で、もともとは企業の製品及びサービスの品質と競争力を向上させるため社会的レベルで行われる取り組み。
ここでは、県立病院の診療機能の充実や患者サービスの改善等、経営改善に向けて、職員の皆さんが自主的に調査研究することをTQM活動と呼んでいる。

14. 病院だよりの発行状況

県立日南病院では、院内情報誌として「病院だより」発行している。
平成14年度の発行状況は、次のとおり。

号数 発行日 掲載内容
27 14.5.31 ・躍動の年 ~新しき職員を迎えて~ (院長)
・備えあれば憂いなし~総合防災訓練の実施~ (主幹兼整備係長 新穂利宏)
・病棟紹介コーナー 「6階西病棟」
・看護研究発表会について (看護師自治会教育委員長 末留孝子)
・異動のお知らせ
・安全運転に努めましょう
・TQM活動成果発表会を開催 (庶務係長 松野春行)
28 14.8.31

・随想~またまた猫のお話 (事務局長 本部和敏)
・宮崎県立日南病院基本方針策定について (院長)
・紹介コーナー~サプライセンター~
・病棟再編成について
・院外処方箋の発行を実施して (薬剤長 串間泰文)
・面分業元年 (日南薬剤師会会長 高橋剛)
・ふれあい看護体験 (4東:黒木千譽、外来:長友育代)
・おめでとうございます~永年勤続表彰~
・ボランティアによるミニコンサートを終えて (緩和ケアグループ)
・地区球技大会の結果、4病院対抗バレーボール大会報告 (庶務係 高橋佳子)
・ご存じでしたか?8月は人権啓発強調月間 (県同和対策課)
・宮崎国際音楽祭記録写真展 (庶務係長 松野春行)

29 15.1.15 ・年頭所感~”堅実”をキーワード(合い言葉)に~ (院長)
・病院の理念・患者憲章・看護科理念について
・白内障のはなし (眼科 久高宏徳)
・リスクマネージメント研修について (看護師自治会長 野辺子つる)
・患者さんの意見~「こう変えました」(「設備カルテ」から) (整備係 新穂利宏)
・全国自治体病院協議会欧州医療施設視察記 (院長)
・第4回県立日南病院祭 (病院祭実行委員長 久保田裕一朗)
・入院患者さんのために~初めてのクリスマスコンサート~
・新任ドクターの紹介
30 15.3.31 ・随想~病院機能評価を受審して~ (総看護師長 伊藤順子)
・海外視察派遣研修をおえて (薬剤科 平田雅昭)
・健康づくりのすすめ (栄養管理係)
・「クリニカルパス研究会」がんばってます (臨床検査科 木佐貫 篤)
・臨床倫理「ベッドサイド・カフェ」を開催して (緩和ケアグループ)
・第3回オストメイト交流会 (3階東病棟ストーマグループ)
・投書箱の意見
・交通安全について
・院内顕彰について

15. 県立日南病院の研究支援ネットワークについて

当病院は、インターネットを通じて研究支援ネットワークを構築している。
インターネットへは現在OCNエコノミーを用いた 128KBPS のスピードで常時接続を行っている。
インターネットと研究支援LANの間には、ファイヤーウォールを設置して不正アクセスに備えている。
国内文献検索のために、科学技術振興事業団の「JOIS」を契約し迅速な情報検索体制を整えている。
また、各医師公舎にもLANを構築し、インターネットの常時接続環境を整備している。
今後は、日南地区の光ファイバー化に合わせ、100Mbps級の光高速インターネットへの整備構想も計画されている。

16. 県立日南病院ホームページについて

本院情報公開のさらなる発展を期して、平成13年12月よりホームページの供用を開始した。
http://www.pref.miyazaki.jp/fukushi/nichinan-hp/

17. 南睦会活動状況

職員の親睦を図るため「南睦会」を組織しており、各種レクリェーション、交流会、職員及び家族が参加する文化祭等を開催し、売店の運営等の事業を展開している。
平成14年度の「南睦会」の開催行事は、次のとおり。

年月日 行事 場所 備考
14.11.17~18 文化祭(職員・家族) 日南病院講堂 病院祭に合わせて開催
14.12.13 交流会 ホテルシーズン日南  

この他に、硬式テニス他の運動部、華道他の文化部、南那珂地区球技大会、全管球技大会、県立病院職員レクレーション大会等の助成を行っている。

平成13年度 第3章 研究業績

1. 論文・誌上発表、学会・研究会発表及び講演

(1)各診療科別発表数

 論文・誌上発表学会・研究会発表講演その他
内科10950
神経内科0300
精神科・心療内科3460
小児科0110
外科11524
整形外科1510
脳神経外科0800
皮膚科0900
泌尿器科0200
産婦人科01040
眼科0000
耳鼻咽喉科2910
放射科000
麻酔科0400
臨床検査科52910
薬剤科0000
看護科0600
その他0000
22121214

(院内発表はのぞく)
※論文・誌上発表、学会研究会の研究業績の収載基準
 医師関係の論文、誌上発表、学会、研究会の研究業績の収載に当たっては以下の基準にて記載した。

  1. 年報の期間(平成13年4月 平成14年3月)に本院に在籍していた医師の氏名が記載されているもの。従って、研究業績が本院で行われたものとは限らない。
  2. 講演は、本院に在籍中の発表分とした。
  3. 複数科での業績は、各科別に掲載した。従って、業績が重複しているものもあり、総計も重複している。
  4. その他には、学術論文以外の誌上発表などを含んでいる。

(2)各診療科業績一覧

【内科】

(原著、著書、誌上発表)

  1. 肺非定型抗酸菌症の血漿・気管支肺胞洗浄液中βデフェンシンに関する検討。
    芦谷淳一、隈本健司、平塚雄聡、迎寛、中里雅光、松倉茂
    日呼吸会誌39:12-16,2001
  2. ウエステルマン肺吸虫症例の臨床的検討。
    床島真紀、迎寛、佐野ありさ、飯干宏俊、松本亮、芦谷淳一、加藤茂樹、伊井敏彦、松倉 茂、松崎泰憲
    日呼吸会誌39:12-16,2001
  3. 活動性肺結核症における血漿・気管支肺胞洗浄液中HNP(ヒト好中球ペプチド)に関する臨床的検討。
    芦谷淳一、比嘉利信、隈本健司、迎寛、中里雅光、松倉茂
    医療55:223-228,2001
  4. 間質性肺病変による急性呼吸不全
    重永哲洋、石井芳樹
    救急医学25:1079,2001
  5. Plasma and BAL fluid concentrations of antimicrobial peptides in patients with Mycobacterium avium-intracellulare infection.
    Ashitani J, Mukae H, Hiratsuka T, Nakazato M, Kumamoto K, Matsukura S Chest 119: 1131-1137, 2001
  6. Clinicoradiologic features of pleuropulmonary Paragonimus westermani on Kyusyu Island, Japan.
    Mukae H, Taniguchi H, Matsumoto N, Iiboshi H, Ashitani J, Matsukura S, Nawa Y.
    Chest 120: 514-520, 2001
  7. Paragonimiasis westermani with seroconversion from immuno-globulin (Ig) M to IgG antibody with the clinical course.
    Mukae H, Taniguchi H, Ashitani J, Matsukura S, Uchiyama F, Nawa Y Am J Trop Med Hyg 65: 837-839, 2001
  8. Novel mutations in ABCA1 gene in Japanese patients with Tangier disease and familial high density lipoprotein deficiency with coronary heart disease.
    Huang,WK, Moriyama T, Koga H, Hua M, Ageta M, Kawamura T, Teramoto T, Sasaki J Biochimica et Biophysica Acta 1537: 74-78, 2001
  9. スタチンの副作用について
    上田正人
    スタチンQ&A (寺本民生編)医薬ジャーナル社 pp74,2001
  10. 心筋梗塞や狭心症にはどんな症状がありますか?
    生島一平、上田正人
    高脂血症診療ガイダンス(寺本民生、山田信博編)メジカルビュー社,pp210,2002

(学会、研究会発表)

  1. 汎血球減少と一過性免疫抗体陽転化をきたしステロイドパルス療法が著効した健常成人発症アデノウイルス肺炎の一例。
    芦谷淳一、増山浩幸、窪山美穂、重永哲洋、山田和弘、矢野理子、生島一平、上田正人
    第253回日本内科学会九州地方会 2001年5月,宮崎市
  2. ノカルジアと結核菌による混合感染症の一例。
    下窪徹、芦谷淳一、伊井敏彦、比嘉利信、隈本健司
    第46回日本呼吸器学会九州地方会 2001年6月,玉名市
  3. Lp(a)濃度とphenotypeおよび腎機能の関与。
    窪山美穂、増山浩幸、重永哲洋、山田和弘、矢野理子、芦谷淳一、生島一平、上田正人
    第33回日本動脈硬化学会総会 2001年6月,東京都
  4. 発症後21時間目の血栓溶解療法で腎機能が回復した腎動脈塞栓症の1例。
    窪山美穂、山田和弘、石原旅人、藤元昭一、清水勅君、生島一平、上田正人
    第31回日本腎臓学会西部学術大会 2001年11月,金沢市
  5. イトラコナゾールの単独投与にて改善した慢性好酸球性肺炎の1例。
    有村保次、西平賢作、窪山美穂、重永哲洋、芦谷淳一、石原旅人、藤浦芳丈、生島一平、上田正人
    第255回日本内科学会九州地方会 2001年11月,宜野湾市
  6. 胸腔鏡下生検により横隔膜欠損孔を確認した月経随伴性気胸の1例。
    重永哲洋、藤浦芳丈、有村保次、西平賢作、窪山美穂、石原旅人、芦谷淳一、生島一平、上田正人
    第255回日本内科学会九州地方会 2001年11月,宜野湾市
  7. 日本紅斑熱の2例。
    坂本忠秀、津守伸一郎、窪山美穂、西平賢作
    第95回日本皮膚科学会宮崎地方会 2001年12月8日、宮崎市
  8. 腎機能に対する血中Lp(a)濃度の役割。
    窪山美穂、上田正人、西平賢作、有村保治、石原旅人、重永哲洋、芦谷淳一、藤浦芳丈、生島一平、加塩信行
    はえむるぶしカンファレンス 2002年3月,沖縄市
  9. 初期および末期腎不全の腎機能に対する血中Lp(a)濃度の役割。
    窪山美穂、上田正人、西平賢作、有村保次、重永哲洋、石原旅人、芦谷淳一、藤浦芳丈、生島一平、加塩信行
    第99回日本内科学会総会 2002年3月,名古屋市

(講演)

  1. COPDの基礎と臨床。
    重永哲洋
    南那珂医師会生涯教育医学会 2001年9月20日,日南市
  2. 糖尿病の起源と現状。
    上田正人
    糖尿病をまなぶ会 2001年4月20日,日南市
  3. スタチン系薬剤の新しい治療。
    上田正人
    大分県佐伯市内科医会 2001年5月24日,佐伯市
  4. 生活習慣病における治療と検査のギャップ。
    上田正人
    長崎県脂質研究会/長崎市医師会 2001年11月9日,長崎市
  5. small dense LDL の臨床的意義。
    上田正人
    動脈硬化の基礎と臨床 2002年3月10日,東京都

【神経内科】

(学会、研究会発表)

  1. 腎機能に対する血中Lp(a)濃度の役割。
    窪山美穂、上田正人、西平賢作、有村保治、石原旅人、重永哲洋、芦谷淳一、藤浦芳丈、生島一平、加塩信行
    はえむるぶしカンファレンス 2002年3月,沖縄市
  2. 初期および末期腎不全の腎機能に対する血中Lp(a)濃度の役割。
    窪山美穂、上田正人、西平賢作、有村保次、重永哲洋、石原旅人、芦谷淳一、藤浦芳丈、生島一平、加塩信行
    第99回日本内科学会総会 2002年3月,名古屋市
  3. 悪性リンパ腫により右上腕神経叢障害をきたした一症例。
    京楽格、矢澤省吾、塩見一剛、大井長和、松倉茂、丸塚浩助、加塩信行
    第157回日本神経学会九州地方会 2002年3月,久留米市

【精神科・心療内科】

(原著、著書、誌上発表)

  1. 急性向精神薬中毒の治療ガイドラインの作成。
    長沼英俊
    県立病院共同研究事業報告書 第28集,2001
  2. 向精神薬中毒。
    長沼英俊
    中毒診療実践ガイド-どんな時に中毒を疑い,どのように対処するか-(和田攻編集)
    pp128-132,文光堂(東京),2001
  3. 高リチウム血症の治療-Lithium過量服用の1症例-
    長沼英俊、増山浩幸
    臨床精神薬理 5:87-92,2002

(学会、研究会発表)

  1. 急性リチウム中毒の治療に血液透析は有効か。
    長沼英俊,長田直人,増山浩幸,山田和弘
    第21回リチウム研究会 2001年4月21日,東京都
  2. 血液透析や強制利尿はリチウム血清濃度を減少させるか。
    長沼英俊
    第45回宮崎精神科医会 2001年6月10日,宮崎市
  3. 大うつ病性障害の治療結果。
    長沼英俊
    第14回日本総合病院精神医学会 2001年11月29日,新潟市
  4. 精神障害者における自殺-地域における現状と対策-
    長沼英俊
    第35回大分精神科集談会(シンポジウム) 2002年3月16日,大分郡

(講演)

  1. 総合病院精神科におけるうつ病の特徴と治療成績。
    長沼英俊
    長崎県精神神経科診療所協会 2001年7月14日,長崎市
  2. 精神障害者への対応-「精神保健及び精神障害者福祉に関する法律」の運用-。
    長沼英俊
    南那珂救急救命士研修会 2001年9月10日,日南市
  3. 向精神薬の情報をどのように説明するか。
    長沼英俊
    第2回調剤技術研修会 2001年9月26日,日南市
  4. うつ病における薬物療法。
    長沼英俊
    精神病院勤務薬剤師研修会 2002年1月26日,宮崎市
  5. 精神疾患及び障害の理解。
    長沼英俊
    精神障害者訪問介護員(ホームヘルパー)講習会 2002年2月8日,日南市
  6. 日南市の自殺。
    長沼英俊
    第4回調剤技術研修会 2002年3月13日,日南市

【小児科】

(学会、研究会発表)

  1. 病院勤務医の立場から。
    四元茂
    小児救急医療シンポジウム 2002年1月19日,宮崎市

(講演)

  1. 小児科領域処方解析。
    四元茂
    第4回調剤技術研修会 2002年3月13日,日南市

【外科】

(原著、著書、誌上発表)

  1. 乳腺紡錘細胞癌(Spindle cell carcinoma)の一例。
    児玉千文、井上隆正、木佐貫篤、峯一彦、畠山金太
    日臨細胞九州会誌32:101-104,2001

(学会、研究会発表)

  1. 胃難治性慢性潰瘍の一例。
    篠原立大、木佐貫篤
    宮崎胃と腸懇話会 2001年4月27日、宮崎市
  2. えきか法によるVATS Lobectomyの臨床的検討。
    市成秀樹、峯一彦、中平孝明、黒木順哉、柴田紘一郎
    第18回日本呼吸器外科学会総会 2001年5月11日,東京都
  3. 降下性壊死性縦隔洞炎の治療経験。
    井上正邦、渋谷浩二、松崎泰憲、鬼塚敏男、柴田紘一郎
    第18回日本呼吸器外科学会総会 2001年5月11日,東京都
  4. 多発性胃カルチノイドの一例。
    黒木順哉、峯一彦、中平孝明、市成秀樹、篠原立大、柴田紘一郎、木佐貫篤、浅田祐士郎
    第38回九州外科学会 2001年6月1~2日,大分市
  5. 胸腔鏡下に切除した臓側胸膜由来Solitary Fibrous Tumor(SFT)の1例。
    市成秀樹、峯一彦、篠原立大、中平孝明、黒木順哉、柴田紘一郎、木佐貫篤
    第34回日本胸部外科学会九州地方会総会 2001年8月3~4日,大分市
  6. ChemoRadiationの著効した食道癌の1例。
    篠原立大、中平孝明、市成秀樹、峯一彦、柴田紘一郎、木佐貫篤
    宮崎県外科医会夏期講演会 2001年8月10日,宮崎市
  7. 平成12年の当科における手術症例。
    柴田紘一郎、峯一彦、篠原立大、市成 秀樹、中平孝明、黒木順哉、百瀬文教
    第4回第二外科懇話会 2001年9月1日,宮崎市
  8. えきか法によるVATS Lobectomyの臨床的検討。
    市成秀樹、柴田紘一郎、峯一彦、篠原立大、中平孝明
    第12回宮崎県肺癌研究会 2001年10月19日,宮崎市
  9. 当科での腹腔鏡下胆嚢摘出術の経験(吊り上げ法を主として)。
    篠原立大、中平孝明、市成秀樹、峯一彦、柴田紘一郎
    第11回九州内視鏡下外科手術研究会ミニ・シンポジウム 2001年9月1日,北九州市
  10. 進行胆道癌に対する192Ir-RALS腔内照射。
    清水勅君,川崎裕平,落合栄志,松尾浩治,谷口修一,峯一彦,柴田紘一郎,西川清
    第9回宮崎血管内治療IVR研究会 2001年10月13日,宮崎市
  11. 男性乳癌3例の経験。
    中平孝明、篠原立大、市成秀樹、峯一彦、柴田紘一郎、木佐貫篤
    第25回乳がん検診研修会 2001年11月10日,宮崎市
  12. Invasive micropapillary carcinomaの2症例。
    木佐貫篤、市成秀樹、篠原立大、中平孝明、峯一彦、柴田紘一郎、林透
    第14回宮崎乳腺疾患研究会 2002年1月26日,宮崎市
  13. 日南串間医療圏の救急医療体制の現況.
    峯一彦
    第19回宮崎救急医学会 2002年2月16日,都城市
  14. 魚骨による虫垂穿孔の2例。
    中平孝明、峯一彦、篠原立大、市成秀樹、柴田紘一郎、木佐貫篤
    第19回宮崎救急医学会 2002年2月16日,都城市
  15. 進行胆道癌に対する192Ir-RALS腔内照射。
    清水勅君,川崎裕平,落合栄志,松尾浩治,谷口修一,奥山真広,峯一彦,柴田紘一郎,西川清
    第1回宮崎県放射線治療研究会 2002年2月16日,宮崎市

(講演)

  1. 増えつづける肺がん。
    柴田紘一郎
    宮崎医科大学6年臨床講義 2001年5月25日,清武町
  2. 肺癌には”こんな症状があり、こんな検査をして、こんな治療をします”。
    柴田紘一郎
    第11回乗っちょっと会 2001年8月6日,日南市

(その他)

  1. 志を高くもとう、そして”ありがとう”と言おう
    柴田紘一郎
    全国自治体病院協議会雑誌 40(5):680-681,2001
  2. 国公立病院だより”県立日南病院”
    柴田紘一郎
    日州医事7月号No 623:32-33,2001
  3. がんを語る
    柴田紘一郎
    SANTE(サンテ)健康みやざき10月号 18:1-2,2001
  4. お答えします:胸痛
    柴田紘一郎、市成秀樹
    暮らしと健康 2002年1月号 p84 保健同人社,2001

【整形外科・リハビリテーション科】

(原著、著書、誌上発表)

  1. 下肢病的骨折の治療成績。
    江夏剛、長鶴義隆、松岡知己、川添浩史
    宮崎整形外科懇話会論文集 5:67-69,2001

(学会、研究会発表)

  1. 当科におけるマレット指の治療経験。
    坂田勝美、長鶴義隆、松岡知己、川添浩史
    第42回宮崎整形外科懇話会 2001年7月,宮崎市
  2. ペルテス病の術後10年以上の治療成績。
    松岡知己、長鶴義隆、川添浩史、坂田勝美
    第12回日本整形外科学会 2001年11月1日?3日,仙台市
  3. 寛骨臼球状骨切術。
    長鶴義隆、松岡知己、川添浩史、坂田勝美
    第28回日本股関節学会学術集会シンポジウム 2001年11月8日?9日,さいたま市
  4. 開放骨折における軟部組織治療。
    川添浩史、長鶴義隆、松岡知己、坂田勝美
    第43回宮崎整形外科懇話会 2001年12月,宮崎市
  5. 宮崎県での救急患者搬送用ヘリコプタの必要性について
    -頚髄損傷患者を民間医療用ヘリで搬送した一経験から-
    長田直人、坂田勝美、川添浩史、白石成二、江川久子、丸田豊明、黒木孝子
    第19回宮崎救急医学会 2002年2月,都城市

(講演)

  1. 寛骨臼球状骨切り術。
    長鶴義隆、松岡知己、川添浩史、坂田勝美
    第21回宮崎県臨床整形外科セミナー 2001年7月28日,宮崎市

【脳神経外科】

(学会・研究会発表)

  1. 動脈瘤手術における”water dissection”:Malis CMC-II Irrigation System ( Codman ) の応用。
    森田能弘、中薗紀幸、杉本哲朗
    第10回日本脳神経外科手術と機器学会 2001年4月14日,岡山市
  2. 手術用手袋の滑剤による脳室腹腔シャント機能不全症の一例。
    森田能弘、杉本哲朗
    第10回日本脳神経外科手術と機器学会 2001年4月14日,岡山市
  3. メジバール負荷によるてんかん誘発試験の有用性。
    牧原真治、杉本哲朗、森田能弘
    第22回宮崎てんかん懇話会 2001年7月13日,宮崎市
  4. EDAS ( encephalo-duro-arterio-synangiosis ) が有効であった左中大脳動脈閉塞症の成人例。
    杉本哲朗、森田能弘、牧原真治
    宮崎Brain Attack研究会 2001年10月13日,宮崎市
  5. 両側性に発生したグリオーマの治療上の問題点。
    牧原真治、森田能弘、杉本哲朗
    第15回 宮崎脳腫瘍研究会 2001年11月2日,宮崎市
  6. Cerebellar neuroblastomaの1例。
    川崎裕平,落合栄志,清水勅君,杉本哲朗,牧原真治,森田能弘,木佐貫篤
    第16回宮崎MRI研究会 2001年12月1日,宮崎市
  7. シャント機能不全を防ぐ手術の基本:手術用手袋の滑剤の問題。
    森田能弘、杉本哲朗、牧原真治
    第3回正常圧水頭症研究会 2002年2月2日,東京都
  8. DOAで搬入された「後頭神経痛」?解離性椎骨動脈瘤の一例。
    森田能弘、佐藤勇一郎、中薗紀幸、牧原真治、脇坂信一郎、呉屋朝和、浅田祐士郎、住吉昭信
    第2回宮崎県頭痛セミナー 2002年3月8日,宮崎市

【皮膚科】

(学会、研究会発表)

  1. 皮下腫瘤から診断された悪性黒色腫の3例。
    天野正宏、中山文子、坂本忠秀、長嶺英宏、緒方克己、出盛允啓
    第100回日本皮膚科学会総会 2001年4月7日、東京都
  2. 陰唇癒着症の1手術例。
    津守伸一朗、坂本忠秀、春山康久、古結英樹
    第94回日本皮膚科学会宮崎地方会 2001年7月21日、宮崎市
  3. 高分化型脂肪肉腫の1例。
    坂本忠秀、津守伸一郎、古結英樹
    第94回日本皮膚科学会宮崎地方会 2001年7月22日、宮崎市
  4. 著明な骨髄抑制のため治療中止を余儀なくされた高齢者B-cell lymphomaの1例。
    前田俊一、帖佐宣昭、宮国均、緒方克己、瀬戸山充、鶴田雄一郎
    第20回皮膚リンフォーマ研究学会 2001年8月26日、新潟市
  5. 2度の定位放射線照射とINF-β局注にて腫瘤の消失をみた鼻腔内悪性黒色腫の1例。
    坂本忠秀、天野正宏、緒方克己、瀬戸山充、小野誠治、奥田匠、東野哲也
    第53回日本皮膚科学会西部支部学術大会 2001年10月28日、長崎市
  6. 悪性化を疑われた頭部びまん性神経線維腫-腫瘤内膿瘍形成例-。
    長嶺英宏、前田俊一、緒方克己、瀬戸山充
    第53回日本皮膚科学会西部支部学術大会 2001年10月28日、長崎市
  7. マダニ幼虫が多数寄生した1例。
    前田俊一、黒川基樹、緒方克己、瀬戸山充、中村(内山)ふくみ、名和行文
    第53回日本皮膚科学会西部支部学術大会 2001年10月28日、長崎市
  8. 日本紅斑熱の2例。
    坂本忠秀、津守伸一郎、窪山美穂、西平賢作
    第95回日本皮膚科学会宮崎地方会 2001年12月8日、宮崎市
  9. 最近経験した薬疹例。
    津守伸一郎、坂本忠秀
    第95回日本皮膚科学会宮崎地方会 2001年12月8日、宮崎市

【泌尿器科】

(学会、研究会発表)

  1. 前立腺組織内レーザー凝固法(ILCP)の経験。
    新川徹
    第73回日本泌尿器科学会宮崎地方会 2002年1月12日、宮崎市
  2. 尿膜管癌との鑑別が困難であった尿膜管膿瘍の一例。
    小林隆彦、長野正史、山下康洋、蓮井良浩、長田幸夫、新川徹
    第73回日本泌尿器科学会宮崎地方会 2002年1月12日、宮崎市

【産婦人科・NICU】

(学会、研究会発表)

  1. Significance periventricular Echogenicity in Term Infant.
    Matsukage S, Oosato K, Tokunaga S, Haruyama Y, Ikeda T, Samesima H, Ikenoue T.
    11th Japan-Taiwan Symposium on Ultrasound in Ob/Gyn Perinatology, April 2001,
    Echiigoyuzawa (Japan)
  2. 小細胞癌の1例。
    松影昭一、古田賢、徳永修一、川崎良和、春山康久、木佐貫篤
    宮崎県婦人科症例カンファレンス 2001年6月22日、宮崎市
  3. 癒着胎盤の一症例。
    徳永修一
    第73回南那珂産婦人科医会 2001年6月27日、日南市
  4. 陰唇癒着症の1手術例。
    津守伸一朗、坂本忠秀、春山康久、古結英樹
    第94回日本皮膚科学会宮崎地方会 2001年7月21日、宮崎市
  5. 子宮筋腫内に子宮内膜症性病変を伴った一例。
    古田賢、松影昭一、徳永修一、春山康久、木佐貫篤
    日本産科婦人科学会宮崎地方部会夏期学会 2001年8月11日、宮崎市
  6. Periventricular Echogenicity in Term Infant.
    Matsukage S, Oosato K, Tokunaga S, Haruyama Y, Ikeda T, Samesima H, Ikenoue T.
    5th World Congress of Perinatal Medicine, September 2001, Barcelona
  7. 卵管間質部妊娠の一例。
    古田賢
    第76回南那珂産婦人科医会 2001年9月26日、日南市
  8. 県南地区の周産期管理と今後の展望。
    古田賢、松影昭一、徳永修一、春山康久
    宮崎県母性衛生学会総会・学術集会 2001年10月10日、宮崎市
  9. 子宮体部原発と考えられた小細胞癌の1例。
    松影昭一、古田賢、徳永修一、川崎良和、春山康久、木佐貫篤
    第101回九州医師会医学会 2001年10月21日、久留米市
  10. 品胎妊娠の一例。
    甲斐克秀
    第78回南那珂産婦人科医会 2001年11月28日、日南市

(講演)

  1. 産婦人科領域処方解析。
    春山康久
    第3回調剤技術研修会 2001年11月14日,日南市
  2. 性に関する指導推進事業「専門医による指導事業」 最近の性感染症の特徴と対応。
    春山康久
    宮崎県立福島高等学校 2001年11月30日,串間市
  3. 性に関する指導推進事業「専門医による指導事業」
    卒業する君たちへの産婦人科からのアドバイス。
    春山康久
    宮崎県立日南振徳商業高等学校 2002年2月14日,日南市
  4. 性に関する指導推進事業「専門医による指導事業」 最近の性感染症の特徴と対応。
    春山康久
    宮崎県立日南養護学校 2002年3月19日,日南市

【耳鼻咽喉科】

(原著、著書、誌上発表)

  1. アブミ骨筋腱の欠損した耳硬化症の1症例。
    奥田匠,春田厚,松田圭二,小宗静男
    耳鼻咽喉科・頭頸部外科73(6):387-390,2001
  2. 耳鼻咽喉科領域におけるFRPM(ファロム)の臨床的検討。
    稲葉順子,大橋充,松田圭二,小宗静男,松浦宏司,外山勝浩,竹中美香,定永正之,鳥原康治
    耳鼻と臨床47(3):208-215,200

(学会、研究会発表)

  1. 中耳術後の眼振に関する検討。
    清水謙祐,鳥原康治,西田真,奥田匠,福留真二,小宗静男
    第102回日本耳鼻咽喉科学会総会学術講演会 2001年5月,福岡市
  2. 両側性交代性顔面神経麻痺の4症例についての検討。
    奥田匠,鳥原康治,竹中美香,小宗静男
    第63回耳鼻咽喉科臨床学会 2001年6月30日,沖縄市
  3. 突発性難聴例の耳音響放射所見。
    堀之内謙一,奥田匠,加藤榮司,東野哲也,小宗静男
    第4回宮崎神経耳科学研究会 2001年9月,宮崎
  4. カイニン酸投与による一過性聴力障害ラットモデル。
    河野浩万,和田由起,奥田 匠,東野哲也,小宗静男
    第11回日本耳科学会 2001年10月,神戸市
  5. 2度の定位放射線照射とINF-β局注にて腫瘤の消失をみた鼻腔内悪性黒色腫の1例。
    坂本忠秀、天野正宏、緒方克己、瀬戸山充、小野誠治、奥田匠、東野哲也
    第53回日本皮膚科学会西部支部学術大会 2001年10月28日、長崎市
  6. 頭頸部粘膜悪性黒色腫に対する定位手術的照射を中心とした集学的治療。
    奥田匠,春田厚,小野誠治,柴徹,田村正三,川村慎二,久家教幸,小濱祐博,宮原郷士
    第15回宮崎脳腫瘍研究会 2001年11月2日、宮崎市
  7. 有痛性耳下腺腫脹を主訴としたシェーグレン症候群の1症例。
    土屋克之,稲葉順子
    第4回宮崎免疫・アレルギー研究会 2001年11月,宮崎市
  8. 県立日南平成13年入院統計。
    稲葉順子,和田由起,土屋克之
    日耳鼻宮崎県地方部会学術講演会 2001年12月15日,宮崎市
  9. 膀胱癌の頚部転移の1症例。
    土屋克之,稲葉順子
    日耳鼻宮崎県地方部会学術講演会,2001年12月15日,宮崎市

(講演)

  1. 耳鼻咽喉科領域処方解析。
    稲葉順子
    第2回調剤技術研修会 2001年9月26日,日南市

【放射線科】

(学会、研究会発表)

  1. MRCP-Portographyにおける脈管描出に関する因子の検討。
    杉村宏,山口健一郎,古小路英二,落合礼二,落合栄志,朝戸幹雄,田村正三
    第60回日本医学放射線学会総会 2001年4月5日~7日,神戸市
  2. Clinical Evaluation of 3D Half-Fourier RARE for MRCP-Portography : Comparison of Short and Long Effective Echo Time RARE Sequence Sugimura H, Yamaguchi K, Machida Y, Kitane S, Asato M, Yuki Y, Ochiai E, Ochiai R,
    Tamura S.
    International Society for Magnetic Resonance in Medicine ISMRM-ESMRMB Joint annual meeting April, 2001,Glasgow
  3. 成人発症肝芽腫の2例。
    山口健一郎,杉村宏,後藤一彦,古小路英二,落合栄志,落合礼二,朝戸幹雄,田村正三,山下篤,浅田祐士郎,高橋誉,東秀史,瀬戸口敏明,小谷幸生,関屋亮,鬼塚敏男
    第15回腹部放射線研究会 2001年6月,神戸市
  4. 進行胆道癌に対する192Ir-RALS腔内照射。
    清水勅君,川崎裕平,落合栄志,松尾浩治,谷口修一,峯一彦,柴田紘一郎,西川清
    第9回宮崎血管内治療IVR研究会 2001年10月13日,宮崎市
  5. 線溶療法と透析で機能回復が得られた腎動脈塞栓症の1例。
    清水勅君,川崎裕平,落合栄志,窪山美穂,山田和弘,生島一平,上田正人
    第9回宮崎血管内治療IVR研究会 2001年10月13日,宮崎市
  6. Cerebellar neuroblastomaの1例。
    川崎裕平,落合栄志,清水勅君,杉本哲朗,牧原真治,森田能弘,木佐貫篤
    第16回宮崎MRI研究会 2001年12月1日,宮崎市
  7. 進行胆道癌に対する192Ir-RALS腔内照射。
    清水勅君,川崎裕平,落合栄志,松尾浩治,谷口修一,奥山真広,峯一彦,柴田紘一郎,西川清
    第1回宮崎県放射線治療研究会 2002年2月16日,宮崎市

【麻酔科・ICU】

(学会、研究会発表)

  1. ICUでのガウン・キャップと下履き履き替え不用の室内環境に及ぼす影響について。
    長田直人、平川一夫、萩原秀基、内田照子、橋本隆子、村岡恵子、末留孝子、矢野美佳、黒木厚子、黒木孝子、児島ゆかり、寺原由貴子、森田美穂、山下嗣美、野口愛恵、平山佳代、金丸時子、石那田真由実、白石成二、江川久子、丸田豊明
    第8回日本未病システム学会 2002年1月、金沢市
  2. ICUでのガウン・キャップと下履き履き替え不要の室内環境に及ぼす影響について。
    平川一夫、荻原秀基、内田照子、橋本隆子、村岡恵子、末留孝子、矢野美佳、黒木厚子、黒木孝子、児島ゆかり、寺原由貴子、森田美穂、山下嗣美、野口愛恵、平山佳代、金子時子、石那田真由実、白石成二、江川久子、丸田豊明、長田直人
    第11回宮崎医療材料滅菌・管理研究会 2002年1月26日、宮崎市
  3. ICUでのガウン・キャップと下履き履き替え不用の室内環境に及ぼす影響について。
    長田直人、白石成二、矢野武志、大久保重明、高崎真弓
    第28回日本集中治療医学会 2002年2月,岡山市
  4. 宮崎県での救急患者搬送用ヘリコプタの必要性について
    -頚髄損傷患者を民間医療用ヘリで搬送した一経験から-
    長田直人、坂田勝美、川添浩史、白石成二、江川久子、丸田豊明、黒木孝子
    第19回宮崎救急医学会 2002年2月,都城市

【臨床検査科】

(原著、著書、誌上発表)

  1. 乳腺紡錘細胞癌(Spindle cell carcinoma)の一例。
    児玉千文、井上隆正、木佐貫篤、峯一彦、畠山金太
    日臨細胞九州会誌32:101-104,2001
  2. 子宮頚部神経内分泌癌の一例。
    佐藤勇一郎、外山英人、谷口康郎、渕ミドリ、平松慎一郎、嶋本富博、林透
    日臨細胞九州会誌32:39-42,2001
  3. 肝転移を伴った直腸原発gastrointestinal stromal tumorの1例。
    田中弘之、谷口正次、指宿一彦、古賀和美、岩本勲、木佐貫篤
    臨床外科56:1119-1123,2001
  4. 県立日南病院におけるMRSAの検出状況について。
    山元一作、平川一夫、西岡美穂、木佐貫篤
    宮臨技会誌82:9-11,2002
  5. 当院で経験した遺伝性球状赤血球症の一例。
    吉野修司、井上美和子、木佐貫篤
    宮臨技会誌82:22-25,2002

(学会、研究会発表)

  1. 血球貪食症候群を伴ったNK細胞リンパ腫の一剖検例。
    畠山金太、丸塚浩助、山下篤、浅田祐士郎、木佐貫篤、大島孝一
    第90回日本病理学会総会 2001年4月、東京都
  2. 胃難治性慢性潰瘍の一例。
    篠原立大、木佐貫篤
    宮崎胃と腸懇話会 2001年4月27日、宮崎市
  3. 腸間膜腫瘤(Isolated mesenteric xanthogranulomatous phlebitis)。
    木佐貫篤
    第261回九州沖縄スライドコンファレンス 2001年5月19日、福岡市
  4. 多発性胃カルチノイドの一例
    黒木順哉、峯一彦、中平孝明、市成秀樹、篠原立大、柴田紘一郎、木佐貫篤、浅田祐士郎
    第38回九州外科学会 2001年6月1?2日,大分市
  5. Invasive micropapillary carcinoma of the breastの穿刺細胞像
    林透、佐藤勇一郎、外山英人、谷口康郎、渕ミドリ
    第42回日本臨床細胞学会総会 2001年6月、宇都宮市
  6. 骨外性粘液型軟骨肉腫の1例
    谷口康郎、渕ミドリ、外山英人、中山功一、佐藤勇一郎、林透
    第42回日本臨床細胞学会総会 2001年6月、宇都宮市
  7. 小細胞癌の1例。
    松影昭一、古田賢、徳永修一、川崎良和、春山康久、木佐貫篤
    宮崎県婦人科症例カンファレンス 2001年6月22日、宮崎市
  8. 胃癌取扱い規約(病理組織)の新旧比較(第12版と第13版について)。
    木佐貫篤
    第8回南那珂消化器カンファレンス 2001年6月28日、日南市
  9. 皮膚腫瘍 Squamous cell carcinoma.
    木佐貫篤
    第262回九州沖縄スライドコンファレンス 2001年7月7日、佐賀市
  10. 乳腺invasive micropapillary carcinomaの一例。
    木佐貫篤、井上隆正、児玉千文、外山英人、林透、篠原立大
    第17回日本臨床細胞学会九州連合会 2001年7月21日、大分市
  11. 胸腔鏡下に切除した臓側胸膜由来Solitary Fibrous Tumor(SFT)の1例。
    市成秀樹、峯一彦、篠原立大、中平孝明、黒木順哉、柴田紘一郎、木佐貫篤
    第34回日本胸部外科学会九州地方会総会 2001年8月3?4日,大分市
  12. ChemoRadiationの著効した食道癌の1例。
    篠原立大、中平孝明、市成秀樹、峯一彦、柴田紘一郎、木佐貫篤
    宮崎県外科医会夏期講演会 2001年8月10日,宮崎市
  13. 子宮筋腫内に子宮内膜症性病変を伴った一例。
    古田賢、松影昭一、徳永修一、春山康久、木佐貫篤
    日本産科婦人科学会宮崎地方部会夏期学会 2001年8月11日、宮崎市
  14. 食道胃接合部癌をめぐって。
    木佐貫篤
    第10回南那珂消化器カンファレンス 2001年9月27日、日南市
  15. 悪性中皮腫と鑑別が困難だった肺腺癌の1例。
    外山英人、井上芳和、木佐貫篤
    九州技師学会 2001年10月21日、大村市
  16. 子宮体部原発と考えられた小細胞癌の1例。
    松影昭一、古田賢、徳永修一、川崎良和、春山康久、木佐貫篤
    第101回九州医師会医学会 2001年10月21日、久留米市
  17. 男性乳癌3例の経験。
    中平孝明、篠原立大、市成秀樹、峯一彦、柴田紘一郎、木佐貫篤
    第25回乳がん検診研修会 平成13年11月10日,宮崎市
  18. 当院で経験した遺伝性球状赤血球症の一例。
    吉野修司、井上美和子、木佐貫篤
    第41回宮崎県医学検査学会 2001年11月11日、宮崎市
  19. 県立日南病院におけるMRSAの検出状況について。
    山元一作、平川一夫、西岡美穂、木佐貫篤
    第41回宮崎県医学検査学会 2001年11月11日、宮崎市
  20. 症例呈示:胸水 Adenocarcinoma, pleura.
    木佐貫篤
    平成13年度第4回日本臨床細胞学会宮崎県支部細胞診従事者研修会
    2001年11月28日、清武町
  21. Cerebellar neuroblastomaの1例。
    川崎裕平、落合栄志、清水勅君、森田能弘、牧原真治、杉本哲朗、木佐貫篤
    第16回宮崎MRI研究会 2001年12月1日、宮崎市
  22. 気管支擦過:Pneumocystitis carinii.
    外山英人
    平成13年度第5回日本臨床細胞学会宮崎県支部細胞診従事者研修会症例検討会
    2001年12月15日、宮崎市
  23. 後腹膜リンパ節捺印:Signet-ring cell carcinoma.
    外山英人
    平成13年度第5回日本臨床細胞学会宮崎県支部細胞診従事者研修会症例検討会
    2001年12月15日、宮崎市
  24. 小脳腫瘍 Cerebellar neuroblastoma.
    木佐貫篤
    第265回九州沖縄スライドコンファレンス 2002年1月12日、清武町
  25. スライドカンファレンス:肺 Adenocarcinoma, metastatic.
    木佐貫篤
    第1回えびのカンファレンス 2002年1月19日、えびの市
  26. スライドカンファレンス:乳腺 Medullary carcinoma.
    木佐貫篤
    第1回えびのカンファレンス 2002年1月19日、えびの市
  27. Invasive micropapillary carcinomaの2例。
    木佐貫篤、市成秀樹、篠原立大、中平孝明、峯一彦、柴田紘一郎、林透
    第14回宮崎乳腺疾患研究会 2002年1月26日、宮崎市
  28. ICUでのガウン・キャップと下履き履き替え不要の室内環境に及ぼす影響について。
    平川一夫、荻原秀基、内田照子、橋本隆子、村岡恵子、末留孝子、矢野美佳、黒木厚子、黒木孝子、児島ゆかり、寺原由貴子、森田美穂、山下嗣美、野口愛恵、平山佳代、金子時子、石那田真由実、白石成二、江川久子、丸田豊明、長田直人
    第11回宮崎医療材料滅菌・管理研究会 2002年1月26日、宮崎市
  29. 冠状動脈バイパスグラフト形成術10年後に静脈グラフトのプラーク破綻により死亡した一剖検例。
    木佐貫篤、浅田祐士郎
    第91回日本病理学会総会 2002年3月26日、横浜市

(講演)

  1. 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律について。
    平川一夫
  2. 県南地区技師勉強会 2001年7月24日、日南市

【看護科】

(学会、研究会発表)

  1. 時間外面会の一考察。
    甲川稔子、畑田久美、舟井トミ子、松本万里子、井上多美子、寺原史香、池田すみえ、吉村光代
    平成13年度九州地区看護研究学会 2001年11月21日?22日、熊本市
  2. ICUでのガウン・キャップと下履き履き替え不用の室内環境に及ぼす影響について。
    長田直人、平川一夫、萩原秀基、内田照子、橋本隆子、村岡恵子、末留孝子、矢野美佳、黒木厚子、黒木孝子、児島ゆかり、寺原由貴子、森田美穂、山下嗣美、野口愛恵、平山佳代、金丸時子、石那田真由実、白石成二、江川久子、丸田豊明
    第8回日本未病システム学会 2002年1月、金沢市
  3. ICUでのガウン・キャップと下履き履き替え不要の室内環境に及ぼす影響について。
    平川一夫、荻原秀基、内田照子、橋本隆子、村岡恵子、末留孝子、矢野美佳、黒木厚子、黒木孝子、児島ゆかり、寺原由貴子、森田美穂、山下嗣美、野口愛恵、平山佳代、金子時子、石那田真由実、白石成二、江川久子、丸田豊明、長田直人
    第11回宮崎医療材料滅菌・管理研究会 2002年1月26日、宮崎市
  4. 宮崎県での救急患者搬送用ヘリコプタの必要性について
    -頚髄損傷患者を民間医療用ヘリで搬送した一経験から-
    長田直人、坂田勝美、川添浩史、白石成二、江川久子、丸田豊明、黒木孝子
    第19回宮崎救急医学会 2002年2月,都城市
  5. 同一体位による腰痛に対する小アイスノンの効果-変形性股関節症術後患者において-。
    菊田真理子、鈴木唯子、外山秀子
    平成13年度宮崎県看護研究学会 2002年3月9日、宮崎市
  6. 不穏状態にある患者への関わり方を考える-プロセスレコードの分析を試みて-
    宮内静香、中倉輝子、渡辺久美子、岡崎由美、米田真淑、児島ゆかり、竹井絵美、茶圓ひとみ、井山久美子
    県立病院課主催・中堅看護職員(II)看護研究発表会 2001年12月25日,
    宮崎市・宮崎県自治学院

2. 院内発表・研修会等

【臨床懇話会】

臨床懇話会は、夏休み期間を除く毎月第2・第4木曜日午前8時から30分間、地域医療室にて行う医局のカンファレンス。各診療科持ち回りでテーマは自由である。毎回10~20名ほどの出席がある。

(2001年度内容)

日時担当診療科発表者演題
4月12日精神科・心療内科長沼 英俊高リチウム血症の治療
4月26日泌尿器科新川 徹宮崎県のSTD
5月26日病理木佐貫 篤肺癌の病理と細胞診
6月14日外科市成 秀樹胸腔鏡手術の現況
6月28日整形外科松岡 知己膝関節血腫
7月12日皮膚科津守 伸一郎薬剤(注射剤)による皮膚障害
9月13日脳神経外科森田 能弘滅菌手袋の滑材による肉芽性炎症について(第2報)
9月27日眼科齋藤 真美目でみる神経眼科学
10月11日放射線科落合 栄志肝動注リザーバー留置術について
10月25日内科重永 哲洋COPDについて
11月22日産婦人科徳永 修一NICUの現況
12月13日麻酔科白石 成二局所麻酔薬
12月27日小児科佐藤 潤一郎熱性けいれんの臨床
2002年   
1月10日耳鼻咽喉科土屋 克之鼻・副鼻腔疾患
1月24日脳神経外科杉本 哲朗両側性頚部内頸動脈起始部高度狭窄症に対する血管内治療
2月14日眼科平嶋 智之アレルギー性結膜炎
2月28日皮膚科津守 伸一郎見逃してはいけない皮膚腫瘍
3月14日病理木佐貫 篤当院における輸血の現状
3月28日泌尿器科新川 徹前立腺肥大症に対する前立腺組織内レーザー凝固法について

【院内講演会・研修会】

病院職員の資質向上、円滑な業務運営及び医療事故防止等を目的として各種委員会・研究グループなどで随時講演会・研修会を企画して行なっている。

  1. 人権問題職場啓発研修会
    (2001年9月4日、10月17日、11月13日 講堂)
    「人権問題への取り組み」 講師 井上 徹 (県立日南病院医事課長)
  2. 院内感染対策マニュアル説明会 (院内感染対策委員会主催)
    (2001年6月20日 講堂)
    • 「当マニュアルの概要」 長田 直人 (麻酔科・集中治療室)
    • 「手洗いの意義と方法」 津守 伸一郎 (皮膚科)
    • 「消毒薬の種類と正しい使用法」 末永 啓二 (薬剤科)
    • 「ICUでのMRSA感染対策の実際について」 長田 直人 (麻酔科・集中治療室)
    • 「NICUにおけるMRSAの感染状況について」 徳永 修一 (産婦人科)
    • 「結核感染について」 芦谷 淳一 (内科)
    • 「結核の感染対策について」 橋口 佳子 (看護科)
  3. 輸血に関する講演会・研修会(輸血療法委員会主催)
    • (医師対象) (2001年7月17日、7月25日  講堂)
      「血液製剤の適正な使用について」
      講師(7月17日) 押川 秀次 (宮崎県赤十字血液センター医薬情報係係長)
      (7月25日) 遊畑 貴志 (宮崎県赤十字血液センター医薬情報係)
    • (看護師対象) (2001年10月10日、10月17日  講堂)
      「血液製剤の取扱いについて?やっていいことわるいこと?」 
      講師 押川 秀次 (宮崎県赤十字血液センター医薬情報係係長)
      参加者  (10月10日) 24名  (10月17日) 46名
    • (5東看護師対象) (2001年11月22日)
      「自己血採血について」 (献血車日南病院来院にあわせて実施)
  4. 院内教育研修会 (看護師自治会主催)
    (2001年10月11日 講堂)
    「心のおしゃれ」
    講師 加藤 浩一 (参加59名)
  5. はにわネット説明会
    (南那珂医師会他主催
    (2001年10月23日 講堂)
  6. ペインコントロール勉強会 (看護科緩和ケアグループ主催)
    (2001年11月26日 講堂)
    「緩和ケアの中心としてのモルヒネの役割」
    講師 重永 哲洋 (内科)

【看護科院内発表会】

毎年、看護科自治会主催による院内看護研究発表会を行い、また毎月事例検討会を実施し看護の質の向上を目指している。卒後年数の少ない看護婦には卒後研修の一環として別途研究発表の機会を設けている。

(1)院内看護研究発表(2002年2月2日 講堂)

  1. エスカレーターって安全?-転倒事例と利用者の意識調査から改善を試みて-
    外来  池田史枝、田中いつ子、松井敏子、舟井とみ子、斉藤啓子
  2. 装着しやすく、固定性のある三角巾の工夫-亜脱臼予防の三角巾を作成して-
    5西  川越麻貴、斉藤和子、鍋倉千栄子、桑原多美子、冨永美知子
  3. クリーンルームで行う股関節手術を受ける患者の体温管理-保温方法、用具の検討-
    手術室  川瀬順子、宮浦順子、堀川美智代
  4. 転倒による骨折の予防-転ばないための体づくりの指導ポイント-
    5東  金丸左津子、内村けい子、川畑裕子、松本万里子、河野明日香
  5. ストーマケアを振り返る-プロセスレコードを通して-
    3東  山下亜紀、瀬戸山りよ子、中浜精子、田村ルリ子、田中和子、木下明香
  6. 4人部屋で過ごす褥婦の気持ちを知る
    -閉められたカーテンをきっかけに半構成的面接を試みて-
    4東  但馬りか、黒木砂緒里、高橋文子、湯浅憲子、荒武実恵子
  7. 部屋移動や転棟が患者に及ぼす影響と看護婦の関わり
    -アンケート調査の中から見えてきたもの-
    4西  河野穂波、高橋幸恵、田中茂子、那須直子、池田すみえ
  8. 白内障手術患者にクリニカルパスを試みて
    6西  田端崇恵、池田千代子、興梠美規、宇和田妃紗
  9. 内科病棟における安定期の患者に対するフォーカスチャーティングの有効性の検討
    -記録に関するジレンマを解消するために-
    6東  甲川稔恵、古井清美、松浦豊美、白波さおり
  10. 集中治療室における面会時の家族援助の充実へのアプローチ
    -家族援助チェックリストの使用を試みて-
    ICU  金丸時子、橋本隆子、黒木厚子、寺原由貴子
  11. 緩和ケアに悩んでいませんか?-アンケート調査をおこなってわかった悩みとストレス-
    緩和ケアグループ  黒木孝子、野元敦子、清水サナエ、黒岩ひろみ、和田直美、池田千代子、伊藤順子
  12. 中心静脈カテーテル由来菌血症サーベイランス
    感染研究グループ  村岡恵子、岡元サエ子、萩原月美、谷口浩子
  13. 私達の病院経営参画への取り組みについて
    看護補助員 井上昭子、元水玲子、井野加奈子、徳田美智

(2)卒後3年目生看護研究発表(2001年11月30日 講堂)

  1. 終末期癌患者の効果的疼痛コントロールを考える
    -疼痛スケール表を取り入れてのかかわりをとおして- 6東 尾辻貴子
  2. 入院早期から退院後を意識したアプローチの一考察
    -退院時目標設定シートを使用した一事例- 6東 堅田雅美
  3. 経尿道的前立腺切除術におけるクリニカルパス
    -クリニカルパス使用後の看護を振り返って- 4西 那須直子
  4. 終末期における家族の心理過程についての一考察
    -家族の意向を把握することの重要性- ICU/CCU 森田美穂
  5. 老人における服薬管理
    -事例を通しての考察- 6西 宇和田妃紗
  6. ヒヤリハット体験報告書に対する意識とその内容 5西 富永美知子
  7. 術前呼吸訓練の効果と患者心理に及ぼす影響について
    -指導書・チェック表を作成して- 3東 沖水利佳
  8. 産婦のハーブ枕使用における安楽とリラックス効果の検討 4東 浦田優子
  9. 同一体位による腰痛に対する小アイスノンの効果
    -変形性股関節症術後患者において- 5東 菊田真理子
  10. ストーマケア確立にむけての効果的な指導を考える
    -プロセスレコードで家族援助を分析する- 3東 高木志津子
  11. 出生前診断を受けた妊婦への看護者への役割
    -胎児腹水を指摘された事例を通して- 4東 押川絵美

(3)卒後2年目生ケースレポート発表(2001年11月21日 講堂)

  1. 回復への意欲が低下した患者の看護
    -医療・看護行為を一時的に拒んだ患者との関わりを通して- ICU 野口愛恵
  2. 転院してきた患者への看護 4東 三坂沙織
    -妊娠中毒症で救急車にて搬送されてきた患者との関わりを通して-
  3. 依存心の強い患者との関わりについて
    -脳梗塞により左半身麻痺がある患者との関わりから- 6西 新名佐保
  4. 運動性失語症の患者の看護-言語訓練を通して- 5西 大早田郁恵
  5. ストーマ造設患者の看護
    -個別性に応じた看護・精神的援助を通して- 3東 湯地真世
  6. マタニティブルーズに対する看護を考える
    -ある初産婦の産褥期の関わりと資料からの学びを通して- 4東 江藤敦子
  7. 在宅酸素療法(Hot)が必要となった慢性呼吸不全患者の看護
    -ADL拡大への関わりを通して- 6東 白波さおり
  8. 母乳栄養確立に向けての援助
    -高齢初産婦との関わりを通して- 4東 黒木千誉
  9. リハビリテーションを受ける患者へのコミュニケーションについて 5東 河野明日香
    -術前に松葉杖免荷歩行ができない変形性股関節症患者との関わりを通して-

(4)事例検討会(院内教育部・看護婦自治会・看護記録検討委員会)

日時担当病棟発表者座長事例
2001年
5月17日
5西萩原多美子内田照子熱傷患者の看護
6月23日6西田端崇恵金丸むつ子肝硬変・一人暮らしで入退院を繰り返す患者の看護
7月19日3東野元敦子鈴木由美子大腸憩室炎にて再手術を受ける患者の看護
9月20日手術室日高由美子野元敦子横行結腸癌患者の看護
10月18日外来小早川淳子田中茂子てんかん・精神発達遅滞・脂肪肝患者の看護:外来での関わり
11月15日透析室井手京子内村けい子慢性腎不全・高血圧症患者の看護
12月20日6東川俣律子井上信代肺癌患者の看護
2002年
1月17日
6西坂元敏美黒木直子糖尿病患者の看護
2月21日5東小田真澄椎葉美知子腰椎椎間板ヘルニア患者の看護
3月20日ICU野口愛恵池田千代子間質性肺炎・脳内出血・慢性腎不全患者の看護

3. 病理解剖

平成11(1999)年7月から常勤病理医が病理解剖を行なう体制になり、平成13(2001)年11月26日付で日本病理学会認定病院Bに認定された(認定期間:2001年4月~2003年3月)。解剖件数は前年度より減少した。今後、病院の質向上や研修指定病院などの認定を受けるためには、さらなる病理解剖件数の増加が望まれる。

剖検一覧(2001年4月~2002年3月)

診療科4月5月6月7月8月9月10月11月12月1月2月3月小計
内科    1     2 3
産婦人科   1*        1
整形外科          1 1
院外(受託)            0
小計0001100000305
死亡数242122132613211912172013221

※死亡数には、外来及び救急外来死亡も含む
 *死産児(1例)

剖検統計

 1999年度2000年度2001年度
総剖検数885
院内剖検数844
(死産児)031
院外受託剖検数010
院内死亡数213232(217)221(205)
総剖検率(%)3.83.02.3
院内剖検率(%) 1.82.0

※総剖検数には、死産児・受託解剖等当院で行われたすべての剖検数
※院内死亡数の( )は、外来及び救急外来死亡を除いた数.
※総剖検率(%)=(総剖検数)/(総死亡数、外来・救急外来死亡を含む)×100
※院内剖検率(%)=(入院患者剖検数、死産・外来・救急外来死亡を除く)
 /(入院患者死亡数、死産・外来・救急外来死亡を除く)×100

所見会実施状況:2回

  • (2001年9月13日)2症例
    (臨床診断)低出生体重児+敗血性ショック(産婦人科)、死産児(産婦人科)
  • (2001年11月16日)2症例
    (臨床診断)陳旧性心筋梗塞(内科)、慢性気管支炎(内科)

4. その他

担当科講演会・研究会等の名称・内容開催年月場所
病理他第6回県立日南消化器カンファレンス
(症例検討:胃癌2例)
2001.4.26講堂
病理他第7回県立日南消化器カンファレンス
(症例検討:胃癌、虫垂癌)
2001.5.24講堂
内科第5回県立日南病院内科・開業医勉強会
「腎動脈閉塞によって生じた急性腎不全の危機を脱した症例」
窪山 美穂(県立日南病院内科)
2001.6.27講堂
病理他第8回県立日南消化器カンファレンス
(ミニレクチャー:胃癌取扱い、症例検討:胃癌2例)
2001.6.28講堂
臨床検査科県南地区技師勉強会
「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律について」平川 一夫(県立日南病院臨床検査科)
2001.7.24第1会議室
病理他第9回南那珂消化器カンファレンス
(症例検討:胃癌2例)
2001.8.2講堂
内科医学講演会「血管内皮機能と動脈硬化」
枇榔 貞利(鹿児島大学第1内科)
2001.9.7地域医療室
病理他第10回南那珂消化器カンファレンス
(ミニレクチャー:食道胃接合部癌をめぐって、症例検討:食道胃接合部腺癌2例)
2001.9.27講堂
放射線科県南地区技師勉強会
「アナログとデジタルについて(フラットパネルを中心として)」
GE横河担当者
2001.10.12X線カンファレンス室
病理他第11回南那珂消化器カンファレンス
(症例検討:直腸癌3例)
2001.10.25講堂
3東病棟
/外科外来
第2回オストメイト交流会
学習会「オストメイトに対する社会福祉」宮内 信幸(県立日南病院ケースワーカー)「ストーマ装具について」金丸 直美(ブリストルマイヤーズスクイブ社)、座談会
2001.10.27講堂
神経内科ネットカンファレンス「脳梗塞急性期の治療戦略」
小林 祥泰(島根医科大学第3内科教授)
※全国140施設参加のインターネットカンファレンス
2001.11.8地域医療室
病理他第12回南那珂消化器カンファレンス
(症例検討:胃癌2例)
2001.11.29講堂
内科第6回県病院・開業医内科合同勉強会
「慢性心不全の病態と新しい治療戦略」松崎 益徳(山口大学医学部器官制御医科学講座循環器病態内科学教授)
2002.1.11ホテルシーズン日南
病理他第13回南那珂消化器カンファレンス
(症例検討:胃癌、胃GIST)
2002.1.31講堂
看護科「心肺蘇生法ガイドライン2000」廣兼 民徳(宮崎医科大学救急医学講座助手)長田 直人、山賀 昌治(県立日南病院麻酔科)2002.2.24講堂
臨床検査科県南地区技師勉強会「HDL-コレステロールについて」
服部 和久(第一化学薬品)
2002.2.26第1会議室
病理他第14回南那珂消化器カンファレンス
(症例検討:胃癌2例)
2001.3.14講堂

【当院医師が担当した座長等の記録】

診療科医師氏名学会等名称セッション名日時場所
外科柴田紘一郎第18回日本呼吸器外科学会総会ビデオセッション1 区域切除2001.5.10東京都
外科柴田紘一郎第34回日本胸部外科学会九州地方会総会特別講演2 my 20year experience of general thoracic surgery at Seoul National University Hospital2001.8.3-4大分市
外科柴田紘一郎第54回日本胸部外科学会総会フォーラム 肺・縦隔-22001.10.3大阪市
外科柴田紘一郎第42回日本肺癌学会総会一般示説 手術22001.11.1大阪市
外科柴田紘一郎宮崎県外科医会冬季講演会総合討論「肺癌の診断と治療の選択」2002.2.2宮崎市
外科峯 一彦第19回宮崎救急医学会一般演題 消化器系(4)2002.2.16都城市
整形外科長鶴 義隆第28回日本股関節学会学術集会一般演題 寛骨臼回転骨切り術.2001.11.8-9さいたま市
臨床検査科木佐貫 篤第263回九州沖縄スライドコンファレンス一般演題(第13,14席)2001.9.22福岡市
臨床検査科木佐貫 篤第265回九州沖縄スライドコンファレンス一般演題(第1,2席)2002.1.12宮崎郡
臨床検査科木佐貫 篤第18回日本臨床細胞学会宮崎県支部学会一般演題(第1,2席)2002.3.24宮崎市

【各診療科等が協力した催し、イベント等】

  1. 日南市健康まつり(検査技師5名、看護師7名、参加協力)
    平成13年11月18日(日曜) 日南市保健福祉総合センター
    • 検査技師:検尿(147名)、血球計数(180名)及び説明の実施
    • 看護師:血圧測定(217名)、アルコールパッチテスト(158名)を実施

【研究事業】(2001年度)

診療科氏名テーマ 
精神科・心療内科長沼 英俊急性向精神薬 中毒の治療ガイドラインの作成平成13年度宮崎県立病院共同研究事業

平成13年度 第2章 地域交流・貢献

1. 県立日南病院祭

平成13年12月16日(日)、「地域住民に開かれ親しまれる病院」「患者サービスの向上」を目的として病院祭が行われました。
これまでTQM活動の一環として行われてきた病院祭ですが、第3回目は病院全体で新たに取り組むこととなりました。
天候にも恵まれ、外来参加者は約1,100名、スタッフ・ボランティア・入院患者を合わせると1,300名以上の参加者で大いに賑わいました。
開会式典において、忙しい時間を割いてご協力いただいている外来ボランティア(宅万茂子・岩永恵美子・貴島満州子・山下哲也)の皆様に感謝状を交付しました。
アンケートでは、来場者の98%(195名/198名)の方が、来年もまた来たいと回答されており、地域住民の多くの方に喜んでもらえたと考えます。
また、県内のあちこちで「県立日南病院?ボランティアで病院祭?すばらしいね。」というような話題があがったようです。
ご協力いただいた皆様、陰で支えていただいた皆様に深謝いたします。

各コーナー

こんにちは赤ちゃん、血圧測定、体脂肪測定、血糖チェック、医学体験、アトラクション、がん展示、病院食展示、バザー、麻酔って何だろう、心肺蘇生法、薬局展示、白衣体験、物産展、X線室見学、救急車展示、尿検査、食事が出来る迄、内視鏡見学、聴力測定、胆石展示、栄養相談、転ばない体作り、あなたの心臓は元気ですか、相談コーナー、心電図、心の相談、行事食カード展示、福祉機器展示

アトラクション

浄念寺飫肥幼稚園(マーチング)、平野神社(獅子舞、浦安の舞)、日南学園野球部(慰問)、寿樹会(踊り、歌)、ハーモニカ同好会(ハーモニカ)、栫井愛子(健康体操)、岩永芳子・重留節子(踊り)、潮わらばあ会(沖縄エイサー)、メレフラシンガー(ハワイアン)、ポッポの会(コーラス)、日南孝紀会(三味線合奏)、獅子舞保存会(ひょっとこ)、サウスディズ(バンド)、瀬治山光士(踊り)、飫肥小学校(泰平踊り)、トミー&芋いもクラブのカントリーソング(バンド)、牧原真治 他(演奏)、佐々木秀法(バイオリン演奏)、安藤政美・樋渡かすみ・清水真名(ギター演奏)

ご協力いただいた方々

日南学園(衛生看護科・専攻科学生)、宮崎医科大学大学生(私設ガン研究所)、久保田商店(福祉機器展示)、ファミリーマートキッチン(横断幕)、ドレスハウスベルモート(衣裳)、松の露酒造(舞台 土台)、つよし学園、あすか園、日南市消防局、日南市教育委員会

2. 地域諸機関からの研修・見学等

県立日南病院では、地域との医療連携充実及び明日の医療を担う人材育成のために、南那珂地区をはじめとする各教育機関、また消防署や地域医療機関等からの研修・見学等を毎年受け入れている。特に、平成13年度からの院外処方実施にあたり、日南薬剤師会と当院薬剤科の共催にて4回の調剤技術研修会を行った。平成13年度の各種実習研修等の受け入れ実績を下に示す
(年の記載がないものは2001年分)。

(1)教育機関等

【大学、短期大学、高等学校の実習見学受け入れ】

宮崎医科大学学生実習見学

期間実習者氏名受け入れ科主な実習内容
2000年10月
~2001年9月
4年生、5年生臨床実習
(100名)
小児科小児科外来(毎週水曜日)
7月30日~31日5年生2名
(小泉有香、後藤憲志)
外科、病理外科外来、外科手術見学、病理組織診断、病理解剖
8月30日~31日6年生2名
(木村尚子、小松原幸子)
外科外科手術見学、他外科一般

大学薬学部学生実習見学 受け入れ科:薬剤科

期間実習者氏名主な実習内容
2002年2月25日
~3月23日
日本大学薬学部3年生(新島梨恵)
福岡大学薬学部3年生(馬場淑予)
調剤全般

栄養管理係学生実習見学 受け入れ科:栄養管理係

期間実習者氏名主な実習内容
7月16日~27日別府女子短期大学(1名)栄養管理・調理全般
12月10日~15日日南学園高等学校調理科学生実習 (調理科2年生6名)栄養管理・調理全般

【看護学生臨床実習受け入れ】

実習受入期間:2001年(平成13年)4月23日~12月13日、受け入れ科:看護科

学校名設置主体課程
(修業年限)
学年実習生数実習期間
(延べ日数)
実習病棟
県立看護大学宮崎県看護学士
(4年)
4年2名28日4東、産婦人科 外来
日南学園
看護専攻科
学校法人
日南学園
看護師
(2年)
1年41名656日3東、4西、5東、5西、6東、6西
日南学園
看護専攻科
学校法人
日南学園
看護師
(2年)
2年40名2,235日3東、4東、4西、5東、5西、6東、6西、OP、リハビリ
日南学園
田野看護専攻科
学校法人 日南学園看護師
(2年)
2年60名675日4東、5東、リハビリ
日南学園高校
衛生看護科
学校法人
日南学園
准看護師
(3年)
2年66名993日3東、4西、5東、5西、6東、6西
日南学園高校
衛生看護科
学校法人
日南学園
准看護師
(3年)
3年78名1,447日3東、4西、5東、5西、6東、6西、OP、外来
合計287名6,034日 

【リハビリテーション学生実習受け入れ】

受け入れ科:リハビリテーション科

期間学校名実習者氏名主な実習内容
5月14日
~7月21日
宮崎リハビリテーション学院黒木 まどかリハビリテーション全般
8月20日
~10月27日
宮崎リハビリテーション学院谷口 公彦リハビリテーション全般
4月16日
~6月9日
常葉学園医療専門学校鈴木 さゆりリハビリテーション全般
2002年2月12日
~3月2日
常葉学園医療専門学校楯 人士リハビリテーション全般

【ふれあい看護体験】

これからの社会を担っていく高校生と病院、施設関係者が交流して、医療や看護のあり方を共に考えていくきっかけをつくり、また患者さんとのふれあいを通して、看護することや人の命について理解と関心を深める機会を提供する目的にて「ふれあい看護体験」を実施した。

日時7月26日(木)9:00~15:15
実施病棟全病棟(3東~6西、7病棟)
参加対象者南那珂地区の高校生29名
(県立日南高校10名、県立日南農林高校4名、県立日南振徳高校2名、県立福島高校8名、日南学園高校5名)
体験内容観る!触れる!学ぶ!
(1)清潔の援助 (2)体温・血圧・脈拍測定 (3)食事の援助 (4)体位と姿勢 (5)身の回りの世話・環境整備 (6)活動(散歩・運動・患者さんとの会話)

(2)行政機関等

【消防署】

(1)救急救命士研修会(講義、全5回開催)
対象:日南市救急救命士 会場:県立日南病院講堂

日時講師内容
9月3日
17:30-18:30
藤浦 芳丈(内科)
重永 哲洋(内科)
「心肺蘇生について」
9月10日
17:30-18:30
長沼 英俊 (精神科・心療内科)「精神障害者への対応?精神保健及び精神障害者福祉に関する法律の運用?」
9月11日
17:30-18:30
森田 能弘 (脳神経外科)「頭部救急疾患における注意点」
9月12日
16:40-17:40
松岡 知己 (整形外科)「脊髄損傷、開放骨折など」
9月21日
17:30-18:30
長田 直人(ICU・麻酔科)「ショックパンツの使い方と救急医療における感染対策」

(2)救急救命士院内研修

研修期間研修者氏名主な研修内容
2002年1月16日
~22日
2名 (岩下和己消防士長、北川盛幸消防士長)救急患者の初期治療
2002年1月23日
~29日
2名 (清水保行消防士長、矢野敏広消防士長)救急患者の初期治療

(3)消防署救急隊員院内研修

研修期間研修者氏名主な研修内容
2002年2月28日
~3月2日
3名(竹内新一、平島将光、古谷一行)救急室での見学、救急患者の応急処置
2002年3月7日~9日3名(日高良二、四本博也、築島伸明)救急室での見学、救急患者の応急処置

(3)地域の医療機関等

【薬剤師研修】

(1)院外処方開始に伴う調剤技術研修会(全4回開催)
対象:日南・串間・南那珂地区薬剤師 会場:講堂

日時研修内容
2001年7月27日
第1回調剤技術研修会
処方せん・調剤内規等の説明
2001年9月26日
第2回調剤技術研修会
「向精神薬の情報をどのように説明するか」長沼英俊(県立日南病院精神科・心療内科)
「耳鼻咽喉科領域処方解析」稲葉順子(県立日南病院耳鼻咽喉科)
2001年11月14日
第3回調剤技術研修会
「産婦人科領域処方解析」春山康久(県立日南病院産婦人科)
2002年3月13日
第4回調剤技術研修会
「小児科領域処方解析」四元茂(県立日南病院小児科)
「精神障害者における自殺-地域における現状と対策-」
長沼英俊(県立日南病院精神科・心療内科)

(2)日南地区医薬分業支援センター管理薬剤師調剤実習

期間実習者氏名受け入れ科主な実習内容
7月16日
~8月31日
福田 英明薬剤科調剤全般
8月6日
~8月31日
中島 洋一郎薬剤科調剤全般

【検査技師研修】 期間:2002年2月7日~3月27日

日時実習者氏名受け入れ科主な実習内容
2月7日、21日、28日、3月7日、14日、27日山本 技師
(串間市立病院検査科)
臨床検査科血液検査(主に血液形態像)

3. はまゆう会

はまゆう会とは、糖尿病の患者さんに、糖尿病に対する関心を高めていただくために、平成2年7月に発足した「日南病院糖尿病友の会」の名称です。
会では、糖尿病に対する理解と自己管理の向上を目指して、毎年様々な年間行事を通じて、医師・栄養士・看護師との交流を行っています。現在会員は23名です。

平成13年度の活動

年月日行事場所備考
2001.4.20第12回はまゆう会総会試食会第2会議室 
2001.7.4料理講習会 「夏バテ防止のメニュー」栄養指導室 
2001.12.1交流会酒谷 小布瀬の滝散策、バーベキュー
2001.12.12料理講習会「おせち料理」栄養指導室 
2002.3.14料理講習会「春のお花見弁当」栄養指導室 

料理講習会は、管理栄養士の指導により行われています。
その他、役員会を3~4回実施。また「糖尿病を学ぶ会」にも同時に参加し、学習や交流を深めています。

4. 献血車への協力

県立日南病院では、地域が必要とする安全性の高い血液を確保するため宮崎県赤十字血液センターが病院構内で実施する献血に積極的に協力している。

献血実施日平成13年05月16日、平成13年09月19日、平成13年11月22日
献血受付者数延べ96名

平成13年度(平成13年4月1日~平成14年3月31日)

平成12年度年報 発刊の挨拶

 過ぎ去ってみれば光陰如矢で、本年も年報発刊の頃となりました。本院の各部署で、職員の活躍の様子を年報として編集・発行を開始して今回が3回目となりました。
 平成13年度は世界的には米国同時多発テロに象徴されるごとく、おもいもかけない事件があり、国内的には「聖域なき構造改革」を掲げた小泉内閣の誕生を始め、種々のニュースが耳目を集めました。医療界にありましては高齢・少子化の影響はいよいよ顕著になり、患者さんの信頼・安全を最優先に考えた医療ミスの防止、安全対策の向上が求められる中で、先端技術の進歩・応用はますます発展をとげています。
 また、平成14年度は病院の将来の存亡を左右しかねない大きな医療改革が行われました。
 本院におきましては、これらの大きなうねり・変化に対応すべく種々の活動を行ってきました。その総括が各部署より本年報に掲載されております。
 本院の基本理念は「①患者本位の病院」、「②21世紀に根ざす高機能病院」、「③地域社会に貢献する病院」であります。
 平成14年度には基本理念にのっとった基本方針を「①:患者の皆様の権利を尊重し、信頼・満足していただける医療の推進に全力を尽くします。②:常に研鑽に努め、質の高い医療の提供を目指します。③:住民の皆様が安心して、健やかに暮らせる医療環境の実現に努力します。」といたしました。
 本年報にまとめられた業績はこれらの基本理念、(基本方針)の実現を目指して、日夜にわたり患者さんのためご奮闘いただいた職員の方々の成果と考えます。
 ここにそのご苦労にあらためて感謝の意を表します。
 なお、年報の編纂にあたり、木佐貫医長、担当庶務にはたいへんご努力頂きました。あつくお礼申し上げます。
 職員の方が本年報をご覧いただき、さらなる躍動のステップとしていただければ幸甚です。

平成14年8月吉日
病院長 柴田紘一郎

第1章 病院の概要

所在地日南市木山1丁目9番5号
開設年月日昭和23年9月1日
現施設新築年月日平成10年2月24日
診療科目内科、心療内科、精神科、神経内科、小児科、外科、整形外科、脳神経外科、 皮膚科、泌尿器科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、リハビリテーション科、 放射線科、麻酔科(計16診療科、内心療内科・精神科及び整形外科・リハ ビリテーション科は兼任)
許可病床数一般336床、感染症4床、合計340床
診療報酬一般病棟 入院基本料Ⅰ群入院基本料1(2対1看護)
入院時食事療養費(Ⅰ)、特別食加算、特別管理加算、食堂加算、選択メニュー加算
施設の規模土地 36,046.23㎡
建物 23,400.89㎡
駐車場 外来 283台 / 職員 233台

1. 組織

2. 診療日の案内

  1. 受付時間
    新患(はじめての方) 午前8時30分から午前11時まで
    再診(2回目以降の方)午前8時30分から午前11時まで
    ※ 予約の方は、その曜日・時間に
    但し、皮膚科のみ木曜日の受付は午前8時30分から午前9時30分まで
  2. 急患はいつでも受け付け
  3. 土曜日・日曜日・祝日及び年末年始(12月29日から1月3日)は休診

3. 病院事業の執行状況及び事業実績

 本院は、日南・串間地域における医療の拠点として、高度化、多様化する地域住民のニーズに応えるため診療内容の一層の充実や質の高い医療サービスの確保に努めるとともに平成13年度は、長期に渡ると低栄養状態が懸念される分粥食の患者の推移を調査し、今後の栄養管理に反映させるための「栄養アセスメント」の実施、「県立日南病院やすらぎの夕べ」、「観月会」等の開催や、待ち時間対策としてエントランスホールを利用した各種展示を実施するなど、患者サービスの向上に努めたところである。
 患者数については、入院患者は減少したが、外来患者は若干の増加となった。
 収支については、収益面では入院患者の減により、医業収益が 3.8%の減となり、医業外収益での減とあわせて全体では 5.4%の減となった。
 一方、費用面では院外処方導入等による薬品費の大幅な減少や退職給与金等の減少、光熱水費等の経費節減の努力もあって医業費用が大幅に減少し 5.0%の減となった。
 この結果、平成13年度の病院事業会計は11億4千万円余の純損益を計上した。
 なお、県立日南病院の経営改善を図るため、経営改善検討委員会の4部会(患者サービス検討部会、診療報酬請求等検討部会、費用節減等検討部会、未収金対策等検討部会)で、経営改善の検討を行った。

  1. 患者の利用状況
    患者の利用状況は、延入院患者数 106,328人、延外来患者数 175,520人で、前年度に比べ入院は 1,752人減少し、外来は 223人増加した。
  2. 経営の状況
    経営収支の状況は、収益 6,061,168,901円、費用 7,208,907,231円で、前年度に比べ収益で 344,396,505円(5.4%)の減、費用は382,981,156円(5.0%)の減となりその結果、1,147,738,330円の当期純損失となった。
  3. 施設整備の状況
    高度医療機器の大規模整備は、平成11年度でおおむね完了した。
    平成13年度は、散薬監視システム、インディゴ半導体レーザー手術装置等の整備を行った。

患者の状況(平成13年度)

延入院患者者数106,328人
一日当たり291人
延外来患者数175,520人
一日当たり716人
病床利用率85.7%
平均在院日数23.0日

治療の状況(平成13年度)

調剤件数(実剤数)入院53,339件
外来209,153件
院外62,017件
(延剤数)入院276,435件
外来3,120,973件
院外892,125件
手術件数 4,148件
分娩件数 397件
解剖件数 5件
放射線件数 289,945件
人工透析件数実患者数 66人
延透析回数 2,070回
人間ドック受診者数  97人
理学療法件数延件数 28,671件
一日当たり 117件
臨床検査件数入院 406,718件
外来 733,463件
給食の状況延食数 263,994件
一日当たり 723食
一回当たり 241食

4. 院内の主な行事

定例会

  • 病院運営会議(毎月第1・第3月曜日 応接室)
  • 医局会(毎月第4水曜日 講堂)
  • 診療科代表者会議(毎月第4木曜日 講堂)
  • 臨床懇話会(毎月第2・第4木曜日 地域医療室)
  • 役職会(毎月第1木曜日 講堂)
    ※13年10月より所属連絡会(第1又は第2木曜日 第1会議室)に変更
  • 事務部役職会(毎週水曜日 第1会議室)
  • 院内感染症対策委員会(毎月第2木曜日 第1会議室)
  • 師長会議(毎月第1・第3火曜日 看護科)
  • 主任会(毎月第1金曜日 第2会議室)
  • 教育部会議(毎月第2火曜日 第2会議室)
  • 看護記録検討委員会(毎月第4木曜日 第2会議室)
  • 薬品委員会(毎奇数月第4木曜日 講堂)
  • サプライ業務連絡会(毎奇数月第3火曜日 第1会議室)

13年4月

  • 辞令交付式(2日 講堂)
  • 平成13年度当初予算説明会(13日 県電ホール)
  • 福祉保健部所属長会議(17日 第一宮銀ビル)

13年5月

  • 事務局監査(28日~30日 講堂)

13年6月

  • 県立病院経営改善検討会議(6日、県庁南別館)
  • 委員監査(13日 第1会議室)

13年7月

  • 県知事職員表彰(6日 宮崎厚生年金会館)
  • 県立病院運営協議会(11日 ひまわり荘)
  • 県立日南病院やすらぎの夕べ(16日 講堂)
  • 外来ボランティア導入(16日)
  • 憩いの広場オープン(23日 1階パティオ)
  • ふれあい看護体験の日(26日 講堂)
  • 南睦会総会(27日 講堂)

13年8月

  • 県立病院職員レクレーション大会(4日 総合運動公園)
  • 七夕星見会(24日 第2駐車場)

13年9月

  • 平成14年度当初予算編成方針説明会(5日 県電ホール)
  • 県立病院事務系分科会(5日 県電ホール)
  • 県立病院技術系分科会(12日 県電ホール)
  • 経営健全化検討会議(18日 県庁南別館)
  • 院外処方せん発行推進連絡会議(21日 講堂)
  • 安全衛生委員会(25日 第一会議室)

13年10月

  • 観月会(1日 第2駐車場)
  • 県議会決算特別委員会(2日 講堂)
  • 第1期院外処方せん発行開始(3日)
  • 全国自治体病院協議会宮崎県支部総会(5日 宮崎病院)

13年11月

  • 消防訓練(13~16日 院内)
  • 県立病院経営改善検討会議(14日 講堂)
  • 医療監視(20日 講堂)

13年12月

  • 第3回県立日南病院祭(16日 院内)
  • 南睦会文化祭(16日~17日 講堂)
  • 南睦会交流会(21日 ホテルシーズン日南)
  • 安全衛生委員会(26日 講堂)
  • 日南病院ホームページ供用開始
  • 仕事納め式(28日 講堂)

14年1月

  • 仕事始め式(4日 講堂)
  • 第2期院外処方せん発行開始(16日)

14年2月

  • 日南地区官公庁連絡協議会(14日 北郷町)
  • 経営改善検討会議(21日 県庁南別館)

14年3月

  • TQM活動院内成果発表会(7日 講堂)
  • 総合防災訓練(13日 院内)
  • 経営改善検討委員会(14日 講堂)
  • 県立病院運営協議会(15日 県庁第二東別館)
  • TQM活動合同発表会(18日 県庁第2東別館)
  • 安全衛生委員会(26日 講堂)

5. TQM活動

  1. 県立病院の職員が県立病院の診療機能の充実、患者サービスの向上、経営改善につながる自主的な調査研究活動(TQM活動)に当病院からも6チーム(46名)が参加し、特色あるテーマで活発な活動を行った。
    また、平成14年3月7日には、4県立病院の代表選考会を兼ねて、各サークルが行ってきた活動を広く職員に知ってもらうため、TQM活動成果発表会を開催した。
    TQM活動のテーマ、チーム等は次のとおり。
    1. テーマ: エスカレーターって安全?
      チーム名:外来安全パトロール隊
      代表 看護科 田中いつ子 (構成員 5名)
      活動内容: エスカレーターの設置に伴い転倒事故が相次いだことから、エスカレーター・エレベーター利用における問題点を明らかにし、安全教育を行うと伴に設備の改善を図った。
    2. テーマ: 小さなことからこつこつと
      身近なところに残っているムダ、疑問の抽出 検証…..そして、実践
      チーム名: 経費節減ワーキンググループ
      代表 放射線科 清水勅君 (構成員10名)
      活動内容: 身近なところにあるムダや疑問を抽出し、院内印刷の推進、加除式図書の見直し、医療機器のチェックマニュアルの作成等、経費節減への取組を行った。
    3. テーマ: 検査データに基づく栄養アセスメントの試み
      チーム名: 栄養管理パート1 代表 栄養管理係 興梠郁子 (構成員 6名)
      活動内容: 分粥食の改善について、長期摂取患者の栄養状態を把握し、分粥食の期間や栄養補助食品の導入を考慮に入れた検討を行った。
    4. テーマ: 広げよう 栄養危機管理のネットワーク(4県病院合同)
      チーム名: 転ばぬ先の・・・パート2 代表 栄養管理係 谷脇初男 (構成員 8名)
      活動内容: 食中毒予防と発生時に各病院間の速やかな連携を行うためのマニュアルの作成
    5. テーマ: みんなの心に食中毒警報
      チーム名: 転ばぬ先の杖パート1 代表 栄養管理係看護科 外山厚雄(構成員 8名)
      活動内容: 食中毒を予防するための細部マニュアルの作成
    6. テーマ: チャレンジ2002 何故できない病院の口座引き落とし みんなで知ろう人間ドック 駐車場の悩み
      チーム名: 茜さす日南の丘チーム 代表 看護科 田中茂子(構成員 9名)
      活動内容: 身近な問題である診療費の口座引き落としの可能性、人間ドックの増加、駐車場の不足について、現状分析と対策の検討を行った。
  2. 日南病院の代表として3チームが、平成14年3月18日に宮崎市で開催された県大会に参加し、「外来安全パトロール隊」と「経費節減ワーキンググループ」が優秀賞を受賞し、「栄養管理パート1チーム」が奨励賞に輝いた。

TQM活動とは?

TQMとは、Total Quality Managementの略語で、もともとは企業の製品及びサービスの品質と競争力を向上させるため社会的レベルで行われる取り組み。ここでは、県立病院の診療機能の充実や患者サービスの改善等、経営改善に向けて、職員の皆さんが自主的に調査研究することをTQM活動と呼んでいる。

6. 患者サービスへの取り組み

(1)外来ボランティア導入について

本病院における患者サービスの充実を図るため、外来ボランティアの導入を行った。
ボランティアに活動の場を提供することにより、患者サービスの向上、病院のイメ ージアップ、地域にひらかれた病院を目指す。

ボランティアの人数4人
ボランティアの導入日時平成13年7月16日から
活動日時月曜日から金曜日の午前中
主な活動内容エントランスホール周辺での患者さんの受付手続きの介助や診療科への案内
体の不自由なお年寄り等の車椅子乗降、移動の介助等

(2)エントランスホールの各種展示

患者さんの待ち時間対策として、エントランスホールを利用した各種展示を行っ ている。
平成13年度の展示状況は、次のとおり。

展示内容展示期間備考
広島東洋カープサイン展13.2.21~13.12.14 
21世紀に残す宮崎の広報映像展13.3.21~13.4.20広報広聴課
画像処理(フォトレタッチ)展13.9.1~13.9.30高本良一
福田芳俊写真展13.10.1~13.10.31 
七夕星見会・観月会俳句展13.10.31~13.11.22 
整備係新穂主幹「そこへんたいのスケッチ展」13.11.6~13.12.5 

この他に、栄養管理係が七夕飾り等、季節に応じた展示を行い、看護師自治会が花飾り等を行っている。

(3)院内イベント

入院患者の生活に変化を持たせ、より快適な入院生活を送ってもらうために、次の企画を実施した。

イベント内容開催日備考
第2回県立日南病院やすらぎの夕べ13.7.16黒木主任看護師他によるビデオ鑑賞と講演
七夕星見会13.8.24患者・家族等 約70名参加
観月会13.10.1患者・家族等 約80名参加

(4)栄養管理係における患者サービス

栄養管理係は、入院患者さんの一日も早い回復のため、食を通じて治療に関わっている。
現在4名の管理栄養士を中心に、次のような取組を行っている。

  • 平成10年7月より適時適温給食が導入されて好評を得ている。
  • 入院患者さんに季節感や祝祭日を少しでも喜んでいただこうと、行事食や手作りのメッセージカードを提供している。
  • 来院された方々に、食事のこと、栄養のこと、健康情報などを楽しいイラストや折り紙、切り絵などを使って、分かりやすく興味を持って見ていただけるよう展示している。 また、前日の食事を展示している(1階 栄養指導室前)。
  • 平成12年7月から毎週金曜日の朝食と昼食に選択メニューを実施している。
  • エネルギー制限や塩分制限の患者さんには、イラスト入りのメッセージカードとともに管理栄養士が訪問して、食事内容について説明し理解を求めている。
  • 日南病院「はまゆう会」との交流
  1. 平成13年度は、会員さんと3回の料理講習会を行った。
    13年7月4日 夏バテ防止のメニュー
    13年12月12日 おせち料理
    14年3月14日 春のお花見弁当

7. 感染症対策への取り組み

院内感染対策として、毎月第1木曜日に(平成13年10月から第2木曜日)院長を委員長とする院内感染対策委員会を開催し、細菌の検出状況や環境調査の定期報告 をするとともに、職員を対象に院内感染対策の研修を実施した。
また、ICUでの感染防止対策に係わる環境調査をした結果、ICUではノーガウン・ノーキャップと下履きの履き替え不用とした。

8. 院内事故防止への取り組み

医療事故を未然に防ぎ質の高い医療を目指すことで、患者が安心して医療を受けられることを目的に医療事故防止対策マニュアルを作成した。
具体的には、医療事故等の連絡体制を整備するとともに、ヒヤリハット体験報告等から原因分析及び防止対策並びに医療体制の改善を図り、職員へ周知徹底した。

※平成13年度に新たに作成したマニュアル等
 ○医療事故防止対策マニュアル(平成13年5月1日)

9. 院外処方への取り組み

平成11年度~12年度に院外処方検討委員会が開催され、待ち時間の短縮や薬物療法の向上等を目的に13年度中に院外処方を実施することが決定された。
このことを受け13年4月から実現に向け院・内外の体制整備をすすめ、処方箋の受け皿となる薬剤師会側において、医薬分業支援センターの建設やFAXコーナーの設置等ハード面の整備とともに、調剤技術の研修等ソフト面の体制も整えられたこと、さらに平成13年9月21日に開催された院外処方せん発行推進連絡会議において、関係機関等の協力が確認できたので、平成13年10月3日、心療内科、精神科、小児科、産婦人科、耳鼻咽喉科で院外処方を開始した。
この間、各科において100%近い院外処方率を得られ、順調に進捗したので、平成14年1月16日から内科、神経内科、外科、整形外科、脳神経外科、皮膚科、泌尿器科、眼科、放射線科、麻酔科が実施し、院外処方せんの全面発行となった。
平日の外来受診日の院外処方率は99%以上で推移し、大きなトラブルもなく順調に進捗している。

10. 職員表彰について

県は顕著な功績のあった職員や施設について毎年表彰を行っているが、平成13年度は県立日南病院が施設として「知事表彰」を受けた。

表彰区分

知事表彰

受賞者

県立日南病院

表彰事案

医療サービスの向上及び経営改善への取組実績

取組内容

(1) 経営改善への取り組み

  1. 経営改善計画の策定
  2. 経営改善検討委員会検討部会の取り組み
  3. 経費節減への取り組み

(2) 患者サービス向上への取り組み

  1. 院内イベントの実施
  2. 県立日南病院祭の実施
  3. エントランスホールの活用
  4. 宮崎交通バスの病院内乗り入れ
  5. 病院入口市道への信号機の設置
  6. その他(一包化調剤の拡大、服薬指導の開始他)

11. 経費節減への取り組み

経営改善委員会活動報告

部会の中で、より具体的な経費節減の取り組みに向けて「ワーキンググループ」を設置し、活動を行った。
身近なところにあるムダや疑問を抽出し、院内印刷の推進・加除式図書の見直し・医療器械のチェックマニュアル作成等経費節減への取り組みを行った。

12. 院内だよりの発行状況

県立日南病院では、院内情報誌として「院内だより」発行している。
平成13年度の発行状況は、次のとおり。

号数発行日掲載内容
2313.05.30・仕事をするよろこび・仕事は人を美しくする~院長
・消防訓練・総合防災訓練の実施(主幹兼整備係長 新穂利宏)
・「どうですか。ピンクのパンタロンとノーキャップ」(6東技師 岡山和香)
・洋上救急訓練に参加して(5西技師 大早田郁恵、6西技師 新名佐保)
・異動のお知らせ
・しっかり勉強できました~小学生の病院見学(主幹兼整備係長 新穂利宏)
・TQM活動で2年連続の最優秀賞(庶務係長 鳥羽克敏)
2413.09.10・白球を追う高校球児のように(総看護師長 橋口佳子)
・病棟紹介コーナー「3東・4東」(スタッフ一同)
・「看護の日」行事を終えて(看護師自治会長 外山秀子)
・好評です選択メニュー(選択メニュー・アンケート結果から)
・ふれあい看護体験(4東技師 高橋文子)
・安全運転に努めましょう!
・職場啓発研修の実施について(医事課長 井上徹)
・おめでとうございます~永年勤続表彰
・大いに使おう節約の知恵~経費節減標語について(用度係長 河野誠)
・地区球技大会結果(会計係長 甲斐敬子)
・外来ボランテイで地域に開かれた病院づくりを(医事係主任主事 宮内伸幸)
2513.12.20・随想(癒し系のトト)~本部事務局長
・病棟紹介コーナー「4西・5東」(スタッフ一同)
・特集院外処方せん発行
・医療被曝について(放射線科主任 奥山真広)
・全国障害者スポーツ大会に出場して(リハビリテーション科主査 福田広光)
・山本浩二監督の表敬訪問
・院内イベントから
2614.02.20・初日さす 丘躍動の 地となれ~院長年頭あいさつ
・病棟紹介コーナー「5西・6東」(スタッフ一同)
・ICUでのガウン・キャップの未着用と下履きの履き替えなしの室内環境汚染への影響について(ICU医長 長田直人)
・第3回県立日南病院祭(病院祭実行委員長 鳥取部和弘)
・日南はまゆう会交流会(内科部長 上田正人)
・南睦会交流会盛大に開催(用度係主任主事 三秋智義))

13. 設備カルテの発行状況

整備係では、平成11年度から将来の設備トラブルに備えて、あるいは早期解決を目的として、設備トラブルの原因を究明し講じた対策を「設備カルテ」として残している。
平成13年度の実績は、102件であった。

14. 南睦会

職員の親睦を図るため「南睦会」を組織しており、各種レクリェーション、交流会、職員及び家族が参加する文化祭等を開催し、売店の運営等の事業を展開している。
平成13年度の「南睦会」の開催行事は、次のとおり。

年月日 行事 場所 備考
13.12.16 文化祭(職員・家族) 日南病院講堂 病院祭に合わせて開催
13.12.17
13.12.21 交流会 ホテルシーズン日南  

15. 県立日南病院の研究支援ネットワークについて

当病院は、インターネットを通じて研究支援ネットワークの整備を行っている。
インターネットへは1998年より OCN エコノミーを用いた 128Kbps のスピードで常時接続を行っている。
インターネットと研究支援LANの間には、ファィヤーウオールを構築しており、セキュリティーを確保している。
文献検索には MEDLINE CD-ROM をネットワークで使用していたが、インターネット上の Free Medline が出現するにいたって、CD-ROMの検索を全面的にインターネットへ移行した。
国内文献検索のために、科学技術振興事業団の「JOIS」を契約している。
学会発表のためカラープリンターをネットワーク接続で用意しており、A3版まで出力可能であり、有用である。
また、当病院の医師は、大部分が医師公舎に入居しており、医師公舎にもLANを構築し、インターネットの常時接続環境を整備している。
今後は、宮崎情報ハイウェーの整備に伴い、回線のスピードアップがはかられる予定で、病院と医師公舎の間は、無線LANで高速に接続する予定である。

16. 県立日南病院ホームページの供用開始

本院情報公開のさらなる発展を期して、平成13年12月よりホームページの供用を開始した。

  • http://www.pref.miyazaki.jp/fukushi/nichinan-hp

平成12年度 第3章 職員の状況・資料等

1 職員数

(平成12年7月1日現在)

[医療部門]76人
 医師35人
 薬剤師8人
 放射線技師8人
 臨床検査技師9人
 その他の医療技術者6人
 臨床研修医10人
[看護部門]223人
 看護婦208人
 看護補助員15人
[給食部門]15人
 管理栄養士4人
 その他11人
[管理部門]19人
 事務員17人
 技術員2人
[合計]333人

2 平成12年4月職員人事異動(医師、院内異動を除く)

区分職名等転入・新規採用者転出・退職者
氏名前所属・職名氏名新所属・職名
事務部事務次長川越 長敏総務部副参事兼地方課課長補佐戸高 栄作観光・リゾート課長
栄養管理係長日高 知子県立日南病院主査牧元あつ子生涯学習課主幹兼庶務係長
用度係主査富山 剛孝日南保健所主査古市 宗稔延岡養護学校主事
医事係主任主事加治木信一串間土木事務所主任主事福田 慎二日南商工労政事務所主事
医事係主事佐藤 梨絵日南土木事務所主事横山 雅代総合農業試験場亜熱帯作物支場主事
薬剤課主査平田 雅昭県立宮崎病院主任技師肥田木省三保健薬務課主査
臨床検査科技師長井上美和子県立日南病院主任中野 勝県立宮崎病院技師長
主任平川 一夫福祉保健課主査(宮崎保健所派遣)井上美和子県立日南病院技師長
主査米良 茂樹都城保健所主査末沢 滝子都城保健所主査
放射線科技師長安藤 浩紘県立日南病院主任専門員兼主任  
主任福崎 義隆県立日南病院主査安藤 浩紘県立日南病院技師長
リハビリ科   佐藤 忠司退職
看護科看護婦長婦中武 郁子県立宮崎病院主任看護釈迦郡徳子退職
主任看護婦池田千代子県立宮崎病院主査馬場 安子退職
椎葉美智子県立日南病院主査林 睦子県立宮崎病院主任看護婦
黒木 直子  
郡司 洋子  
内田 照子  
迫間やす子  
水尾 初代  
鈴木由美子  
技師甲川 稔恵県立宮崎病院技師柳田トミ子退職
和田 直美吉田 博子退職
川越 麻貴山元トシ子退職
堀之内 砂緒理河野久美子県立宮崎病院主査
山下 嗣美清水 幸子県立宮崎病院主任技師
斉藤あすか田村 祥子
川瀬 順子村田菜穂子県立富養園主任技師
山下 亜紀徳留 陽子県立宮崎病院主任技師
黒木 千誉新規採用孝橋由加里県立宮崎病院技師
江藤 敦子隈部 康子県立延岡病院技師
三坂 沙織宮本 恵美県立宮崎病院技師
中山さおり新規採用(4月15日付け)鈴木真由美県立宮崎病院技師
脇田 紫乃松田 千保
湯地 真世平山 里美
大寺 康子猪崎 由美
河野明日香海野 幸子県立延岡病院技師
大早田郁恵糸平 芳江
野口 愛恵  
新名 佐保  

3 医師人事異動(平成12年4月1日~13年3月31日)

氏名診療科名職名内容年月日新・旧所属備考
(辰元 誠内科技師退職2000/3/31都城市郡医師会病院へ) 
矢野 理子内科医長採用2000/4/1国立療養所宮崎病院より 
(大田 博人整形外科副医長退職2000/3/31渡辺整形外科病院へ) 
松岡 知己整形外科副医長採用2000/4/1宮崎医科大学整形外科より 
(中薗 紀幸脳神経外科医長退職2000/3/31青雲病院へ) 
杉本 哲朗脳神経外科技師採用2000/4/1潤和会記念病院より 
(畠山 金太臨床検査科副医長退職2000/3/31宮崎医科大学第一病理へ) 
木佐貫 篤臨床検査科医長採用2000/4/1宮崎医科大学第一病理より 
(渡辺 尚放射線科専門研修医師退職2000/3/31琉球大学精神科へ) 
高木 昌彦放射線科専門研修医師採用2000/4/1延岡市医師会病院より 
中川 真菜内科技師退職2000/5/31国立療養所宮崎東病院へ 
重永 哲洋内科副医長採用2000/6/1日之影町国民健康保険病院より 
窪山 美穂内科技師採用2000/6/1国立療養所宮崎東病院より 
百瀬 文教外科医長退職2000/5/31百瀬病院へ 
市成 秀樹外科医長採用2000/6/1宮崎医科大学第二外科より 
速見真理子内科臨床研修医師退職2000/5/31県立延岡病院へ 
崎山 直樹内科臨床研修医師退職2000/5/31球磨病院へ 
増山 浩幸内科専門研修医師採用2000/6/2県立宮崎病院より 
山崎 和代小児科専門研修医師退職2000/5/31小林市民病院へ 
日高 文郎小児科専門研修医師採用2000/6/1県立宮崎病院より 
川越 誠志外科専門研修医師退職2000/5/31国立長崎中央病院へ 
黒木 順哉外科専門研修医師採用2000/6/1宮崎医科大学第二外科より 
西村美帆子産婦人科臨床研修医師退職2000/5/31宮崎医科大学産婦人科へ 
大里 和広産婦人科専門研修医師採用2000/6/2県立宮崎病院より 
大川内美樹麻酔科臨床研修医師退職2000/5/31宮崎医科大学麻酔科へ 
大久保重明麻酔科臨床研修医師採用2000/6/1宮崎医科大学麻酔科より 
田口 利文内科医長退職2000/10/31田口循環器・内科クリニックへ開業
芦谷 淳一内科医長採用2000/11/1国立療養所宮崎東病院より 
和田 由起耳鼻咽喉科専門研修医師退職2000/11/30宮崎医科大学耳鼻咽喉科へ 
土屋 克之耳鼻咽喉科臨床研修医師採用2000/12/1宮崎医科大学耳鼻咽喉科より 
大久保重明麻酔科臨床研修医師退職2000/11/30宮崎医科大学麻酔科へ 
矢野 武志麻酔科臨床研修医師採用2000/12/1宮崎医科大学麻酔科より 
江夏 剛整形外科専門研修医師退職2000/12/31公立太良木病院へ 
坂田 勝美整形外科専門研修医師採用2001/1/1宮崎医科大学整形外科より 
内村 利博産婦人科医長退職2001/1/31内村クリニックへ開業
河崎 良和産婦人科副医長採用2001/2/1串間市国民健康保険病院より 
矢野 理子内科医長退職2001/3/31宮崎市郡医師会病院へ 
(藤浦 芳丈内科医長採用2001/4/1宮崎医科大学第一内科より) 
山田 和弘内科副医長退職2001/3/31宮崎医科大学第一内科へ 
(石原 旅人内科医長採用2001/4/1古賀総合病院より) 
山本雄一郎放射線科副医長退職2001/3/31県立宮崎病院へ 
(落合 栄志放射線科副医長採用2001/4/1宮崎医科大学放射線科より) 
香月 博麻酔科医長退職2001/3/31宮崎市郡医師会病院へ 
(白石 成二麻酔科医長採用2001/4/1宮崎医科大学より) 
高木 昌彦放射線科専門研修医師退職2001/3/31県立延岡病院へ 
(川﨑 裕平放射線科専門研修医師採用2001/4/1都城健康サービスセンターより) 

注) ( )囲い分は、平成13年4月1日付け採用者で、平成13年3月31日付け退職者との関連であることの説明のため、掲載した。

4 職員名簿(役付職員)

(平成12年7月1日現在)

院長(技術)柴 田 紘一郎   
○事務局  ○医事課  
事務局長(事務)大岩根 征 洋課長(事務)井 上   徹
事務次長(事務)川 越 長 敏主幹兼医事係長(事務)田 島 正 嗣
   会計係長(事務)矢 野 裕 子
○総務課  用度係長(事務)河 野   誠
兼課長(事務)川 越 長 敏主査(事務)清   謙 一
庶務係長(事務)鳥 羽 克 敏主査(事務)富 山 剛 孝
栄養管理係長(技術)日 高 知 子   
整備係長(技術)新 穂 利 宏   
○内科  ○眼科  
部長兼医長(技術)上 田 正 人副医長(技術)齋 藤 真 美
医長(技術)生 島 一 平   
医長(技術)田 口 利 文○耳鼻咽喉科  
医長(技術)矢 野 理 子医長(技術)稲 葉 順 子
副医長(技術)山 田 和 弘   
副 医長(技術)重 永 哲 洋○リハビリ科  
   兼医長(技術)長 鶴 義 隆
○心療内科  主査(技術)福 田 廣 光
兼医長(技術)長 沼 英 俊   
   ○放射線科  
○精神科  医長(技術)清 水 勅 君
医長(技術)長 沼 英 俊副 医長(技術)山 本 雄一郎
   技 師 長(技術)安 藤 浩 紘
○神経内科  主任(技術)福 崎 義 隆
医長(技術)加 塩 信 行主査(技術)森 本 雅 博
   主査(技術)藤 江 康 則
○小児科  主査(技術)武 田 彰 次
副医長(技術)久 保 尚 美主査(技術)田 中   衛
   主査(技術)谷 口 修 一
○外科  主査(技術)松 尾 浩 治
医長(技術)峯   一 彦   
医長(技術)篠 原 立 大○麻酔科  
医長(技術)市 成 秀 樹医長(技術)長 田 直 人
副医長(技術)中 平 孝 明医長(技術)香 月   博
   医長(技術)江 川 久 子
○整形外科     
部長兼医長(技術)長 鶴 義 隆○臨床検査科  
副医長(技術)松 岡 知 己医長(技術)木佐貫   篤
副医長(技術)川 添 浩 史技師長(技術)井 上 美和子
   主任(技術)平 川 一 夫
○脳神経外科  主査(技術)米 良 茂 樹
医長(技術)森 田 能 弘主査(技術)増 田 由美子
医長(技術)牧 原 真 治主査(技術)西 岡 美 穂
   主査(技術)井 上 隆 正
○皮膚科  主査(技術)河 野 隆 志
医長(技術)津 守 伸一郎   
   ○薬剤科  
○泌尿器科  薬剤長(技術)若 松 英 雄
医長(技術)新 川   徹主任(技術)山 口 正 人
   主査(技術)寺 山 晃 司
○産婦人科  主査(技術)平 田 雅 昭
部長兼医長(技術)春 山 康 久   
医長(技術)内 村 利 博   
副医長(技術)徳 永 修 一   
副医長(技術)松 影 昭 一   
○看護科     
総看護婦長(技術)橋 口 佳 子   
副総看護婦長(技術)盛 田 昭 子   
副総看護婦長(技術)岩 本 玲 子   
      
外来診療科  NICU  
兼看護婦長(技術)盛 田 昭 子主任看護婦(技術)野 邊 子つる
主任看護婦(技術)荒 木 幸 代主査(技術)池 田 芳 江
主任看護婦(技術)郡 司 洋 子主査(技術)溝 上 操 子
主査(技術)横 田 時 子主査(技術)有 馬 庄 子
主査(技術)山 口 成 子4階西病棟  
主査(技術)隈 本 安 子看護婦長(技術)中 武 郁 子
主査(技術)斉 藤 啓 子主任看護婦(技術)酒 井 しめか
主査(技術)上 村 正 子主任看護婦(技術)高 橋 はつえ
主査(技術)松 井 敏 子主査(技術)上 田 いつ子
主査(技術)豊 倉 利江子主査(技術)大 浦 万喜子
主査(技術)山 本 順 子主査(技術)江 夏 悦 子
主査(技術)内 田 明 美主査(技術)鈴 木 ミル子
主査(技術)押 富 順 子主査(技術)山 路 律 子
主査(技術)舟 井 とみ子主査(技術)池 田 すみえ
主査(技術)安 田 きくえ主査(技術)内 山 文 子
主査(技術)井 山 久美子主査(技術)黒 田 君 代
人工透析室  5階東病棟  
看護婦長(技術)定 本 リツ子看護婦長(技術)外 山 秀 子
主査(技術)緒 方 明 子主任看護婦(技術)鈴 木 由美子
主査(技術)井 出 京 子主査(技術)一 井 ナミ子
中央材料室  主査(技術)長 渡 スミ子
主任看護婦(技術)中 武 由美子主査(技術)川 越 チヨ子
手術室  主査(技術)金 丸 左律子
看護婦長(技術)河 野 文 子主査(技術)樫 原 美保子
主任看護婦(技術)川 畑 愛 子主査(技術)阿 萬 千鶴代
主任看護婦(技術)迫 間 やす子主査(技術)川 畑 裕 子
主査(技術)松 浦 寿 美5階西病棟  
主査(技術)宮 浦 順 子看護婦長(技術)平 澤 豊 子
主査(技術)岡 元 サエ子主任看護婦(技術)濱 川 俊 子
3階東病棟  主任看護婦(技術)井 上 信 代
看護婦長(技術)伊 藤 順 子主査(技術)沢 山 京 子
主任看護婦(技術)小 田 仁 美主査(技術)古 井 清 美
主任看護婦(技術)水 尾 初 代主査(技術)竹 下 フヂ子
主査(技術)井 上 クニ子主査(技術)鍋 倉 千栄子
主査(技術)瀬戸山 りよ子主査(技術)斉 藤 和 子
主査(技術)谷 口 昭 子主査(技術)井 出 千香子
主査(技術)川 越 咲 子主査(技術)萩 原 多美子
主査(技術)佐 藤 えみ子6階東病棟  
主査(技術)野 元 敦 子看護婦長(技術)柿 塚 寿 子
主査(技術)田 中 茂 子主任看護婦(技術)椎 葉 美智子
主査(技術)中 浜 精 子主任看護婦(技術)黒 木 直 子
ICU  主査(技術)松 浦 美代子
主任看護婦(技術)内 田 照 子主査(技術)谷 口 登美恵
主査(技術)中 尾 美智子主査(技術)松 川 京 子
主査(技術)谷 口 陽 子主査(技術)新 田 優 子
主査(技術)内 村 けい子主査(技術)川 俣 律 子
主査(技術)橋 本 隆 子主査(技術)野 川 みちよ
4階東病棟  主査(技術)松 浦 豊 美
看護婦長(技術)野 口 初 代6階西病棟  
主任看護婦(技術)金 丸 むつ子看護婦長(技術)中 田 徳 子
主査(技術)湯 浅 憲 子主任看護婦(技術)長 渡 洋 子
主査(技術)黒 田 明 美主任看護婦(技術)池 田 千代子
主査(技術)木 脇 正 子主査(技術)大 富 ヒロ子
主査(技術)多 田 栄 子主査(技術)浜 田 節 子
主査(技術)福 田 龍 子主査(技術)坂 元 定 子
主査(技術)荒 竹 實恵子主査(技術)宮 川 のり子
主査(技術)斉 藤 絹 代主査(技術)田 端 崇 恵
主査(技術)竹 井 三千代主査(技術)坂 元 敏 美
主査(技術)門 川 久 子   
主査(技術)清 水 サナエ   
主査(技術)谷 口 美喜子   
主査(技術)中 倉 輝 子   
主査(技術)黒 木 洋 子   

5 常勤医師の学会認定資格所得状況(2000年4月~2001年3月)

診療科名学会等名医師等氏名認定資格資格所得日
内科日本内科学会上田 正人認定医1986.4.1
内科日本内科学会田口 利文認定医1999.7.1
内科日本内科学会矢野 理子認定医 
内科日本循環器学会上田 正人認定医1987.4.1
内科日本循環器学会矢野 理子専門医 
内科日本臨床病理学会上田 正人認定医1984.4.1
内科日本気管支学会重永 哲洋認定医 
精神科厚生省長沼 英俊精神保健指定医1987.3.28
小児科日本小児科学会久保 尚美認定医1995.4.1
外科日本外科学会柴田 紘一郎指導医1994.12.1
外科日本外科学会峯  一彦認定医1986.11.26
外科日本外科学会篠原 立大認定医1989.12.1
外科日本外科学会市成 秀樹認定医1992.12.1
外科日本外科学会百瀬 文教認定医1995.12.1
外科日本外科学会中平 孝明認定医1996.12.1
外科日本胸部外科学会柴田 紘一郎指導医1982.1.1
外科日本胸部外科学会市成 秀樹認定医1996.8.30
外科日本気管支学会柴田 紘一郎指導医1987.1.1
外科日本気管支学会市成 秀樹認定医1997.12.1
外科日本呼吸器学会柴田 紘一郎指導医1990.4.9
外科日本呼吸器外科学会柴田 紘一郎専門医1989.10.10
外科日本消化器外科学会柴田 紘一郎指導医1995.6.1
外科日本消化器外科学会峯  一彦認定医1994.12.20
外科日本消化器外科学会篠原 立大認定医1997.12.17
外科日本消化器外科学会市成 秀樹認定医1996.12.21
外科日本消化器外科学会百瀬 文教認定医1997.12.21
外科日本消化器病学会柴田 紘一郎認定医1996.12.1
外科日本消化器内視鏡学会柴田 紘一郎認定医1989.12.1
外科日本消化器内視鏡学会篠原 立大認定医199812.1
外科日本消化器内視鏡学会市成 秀樹認定医1998.12.1
外科日本ハイパーサーミア学会柴田 紘一郎指導医1999.5.22
外科日本救急医学会百瀬 文教認定医1993.1.1
外科日本乳癌学会百瀬 文教認定医1998.2.1
整形外科日本整形外科学会長鶴 秀隆認定医1983.4.11
整形外科日本整形外科学会松岡 知己認定医1998.3.1
整形外科日本整形外科学会川添 浩史認定医2000.3.1
整形外科日本体育協会松岡 知己公認スポーツドクター1996.10.17
整形外科日本体育協会川添 浩史公認スポーツドクター1998.10.17
脳神経外科日本脳神経外科学会森田 能弘専門医1986.7
脳神経外科日本脳神経外科学会牧原 真治専門医1994.7.14
皮膚科日本皮膚科学会津守 伸一郎専門医1997.10.1
泌尿器科日本泌尿器科学会新川 徹専門医・指導医1986.4.1
産婦人科日本産科婦人科学会春山 康久指導責任医1987.10.1
産婦人科日本産科婦人科学会内村 利博認定医1994.10.1
産婦人科日本産科婦人科学会河崎 良和認定医1997.10.1
産婦人科日本産科婦人科学会徳永 修一認定医1997.10.1
産婦人科日本産科婦人科学会松影 昭一認定医1998.10.1
産婦人科日本母性保護医協会春山 康久母体保護法指定医師1990.6.12
眼科日本眼科学会齋藤 真美専門医1998.10.1
耳鼻咽喉科日本耳鼻咽喉科学会稲葉 順子専門医1994.9.16
放射線科日本医学放射線学会清水 勅君専門医1995.8.25
放射線科日本医学放射線学会落合 栄志専門医2000.8.20
麻酔科日本麻酔学会長田 直人指導医1986.2.1
麻酔科日本麻酔学会香月 博指導医1990.2.20
麻酔科日本麻酔学会江川 久子指導医1995.4.1
麻酔科日本集中治療医学会長田 直人集中治療専門医1995.4.1
臨床検査科日本病理学会木佐貫 篤認定医1993.8.2

6 学会認定施設状況(2001年3月31日現在)

診療科名学会名認定名称施設認定日
内科日本循環器学会循環器専門医研修施設2001.3.1
小児科日本小児科学会認定医研修施設(関連) 
外科日本外科学会認定医制度修練施設1998.1.1
外科日本呼吸器外科学会専門医制度関連施設1999.1.1
外科日本胸部外科学会認定医認定制度関連施設1999.1.1
外科日本消化器外科学会認定医認定制度関連施設1999.1.1
整形外科日本整形外科学会認定研修施設 
脳神経外科日本脳神経外科学会専門医認定指定訓練場所(関連)1999.1.1
皮膚科日本皮膚科学会認定専門医研修施設1999.4.1
泌尿器科日本泌尿器科学会専門医教育施設1986.4.1
産婦人科日本産科婦人科学会卒後研修指導施設 
眼科日本眼科学会専門医制度研修施設1985.10.1
耳鼻咽喉科日本耳鼻咽喉科学会専門医研修施設1999.4.1
放射線科日本医学放射線学会専門医修練協力機関2000.12.20
麻酔科日本麻酔学会麻酔指導病院1993.6.18
臨床検査科日本病理学会登録施設1999.4.1

7 学会評議員資格状況(2000年4月~2001年3月)

診療科名医師等氏名学会名資格所得日
内科上田 正人日本動脈硬化学会 
内科上田 正人日本肥満学会 
内科上田 正人日本臨床病理学会 
内科上田 正人日本過酸化脂質学会 
内科上田 正人日本未病学会 
精神科長沼 英俊日本臨床精神神経薬理学会1991.8
外科柴田 紘一郎日本胸部外科学会 
外科柴田 紘一郎日本気管支学会 
外科柴田 紘一郎日本呼吸器学会 
外科柴田 紘一郎日本呼吸器外科学会 
外科柴田 紘一郎日本肺癌学会 
外科柴田 紘一郎日本臨床外科学会 
外科柴田 紘一郎日本内視鏡外科学会 
整形外科長鶴 義隆日本小児整形外科学会1990.11.16
整形外科長鶴 義隆日本股関節学会1999.10.30
泌尿器科新川 徹日本泌尿器科学会1990.6.15
麻酔科長田 直人日本集中治療医学会 
麻酔科長田 直人日本集中治療医学会九州地方会 
麻酔科長田 直人日本救急医学会九州地方会 
臨床検査科木佐貫 篤日本病理学会2000.4.12

8 院内各種組織(平成13年7月1日現在)

名称構成員目的
病院運営会議院長、医局長、副医局長事務局長、事務次長、医事課長、庶務係長、薬剤長、総看護婦長、副総看護婦長病院運営の全般を協議し、決定する。
院内顕彰委員会病院運営会議と同じ院内職員及び団体が患者サービス及び院内活性化に顕著な活動、業績をあげたときに表彰を行う。
経営改善検討委員会院長、診療科医師、薬剤長、看護科、事務部門病院経営の健全化を図る。
患者サービス検討部会医師、看護科、各部門代表、事務部門院内・院外環境の改善、外来患者の待ち時間短縮、職員の接遇研修等を検討する。
診療報酬請求等検討部会医師、薬剤科、看護科、事務部門請求漏れ防止策、査定減対策等の検討を行う。
費用節減等検討部会医師、看護科、各部門代表、事務部門材料費、経費等について費用節減策を検討し、病院経営の改善に資する。
未収金対策等検討部会看護科、事務部門未収金の発生防止対策をたてるとともに、発生した未収金の早期回収の諸方策を検討する。
診療科代表者会議院長、医局長、副医局長各診療科代表者、事務局長、事務次長、医事課長、薬剤長、総看護婦長診療管理の向上を図る。
役職会院長、事務局長、事務次長、総看護婦長、副総看護婦長、各所属代表(診療科は医局長、副医局長)各所属の相互連絡協調を図る。
倫理委員会院長、事務局長、総看護婦長、医師、院外の学識経験者院内で行われる医療行為及び医学の研究が倫理的、社会的観点から推進されるよう、その内容を審査する。
図書委員会院長が任命した各部門の専門職員図書室の効率的な運営を図る。
栄養管理委員会内科部長、外科・小児科医師、総看護婦長、各病棟看護婦長、看護補助員、事務部関係者栄養管理業務の円滑な運営を図るため、研究、協議し、意見を院長に具申する。
献立検討委員会栄養士、調理師献立内容と食器等について検討する。
院内感染症対策委員会院長、診療科医師、臨床
検査科、薬剤長、看護科、事務部門
院内における感染症を予防し健康管理を図る。
医療機器等機種選定委員会院長、事務局長、事務次長、医事課長、用度係長、診療科代表、看護科代表、購入予定部門代表医療機器等の適正な購入を図る(1,000万円以上)。
サプライ業務連絡会議副総看護婦長、手術室婦
長、中央材料室主任、用度係長、診療材料担当、サプライセンター主任
診療材料の院内物流業務に係る日常の問題点の協議、部署間の連絡を行う。
臨床検討委員会院長、診療科代表医師、臨床検査科、看護科、事務部関係者臨床検査業務の院内での有効活用に関する協議を行う。
放射線安全委員会診療科医師、放射線科、看護科、事務部門放射線障害の発生防止及び安全管理に関する協議を行う。
薬品委員会診療科代表医師、事務局長、薬剤長、総看護婦長、医事課長薬品の採用等に関する事項を審議する。
治験審査委員会各診療科部長、医局長、事務局長、薬剤長、総看護婦長、放射線科、臨床検査科、外部委員医薬品の臨床試験の実施可否等を審議する。
院外処方箋検討委員各診療科部長、関係医師、会 事務局長、薬剤長、総看護婦長、医事課長院外処方箋発行に関する方策等について調査・検討を行う。
医療事故防止対策委員会診療科部長・医長、臨床
検査科医長、薬剤長、放射線科技師長、総看護婦 長、事務局長、医事課長
院内における医療事故を防止し、安全かつ適切な医療の提供体制を確立する。
リスクマネージメント部会医師、事務次長、副総看護婦長、副薬剤長、臨床検査科技師長医療事故防止対策を実効あるものにするため、事故の原因分析や事故防止の具体策等について調査・検討を行う。
婦長会議総看護婦長、副総看護婦長、看護婦長看護管理上の施策・方針を協議し決定する。
主任会議総看護婦長、主任看護婦婦長を補佐し主任としてどうかかわっていくか等、情報交換し検討する。
教育部会議副総看護婦長、看護婦長、主任看護婦看護職員の資質向上と業務に対する意欲の高揚を図る。業務内容の充実を図るための教育・研修を計画、実施する。
看護業務改善委員会看護婦長、主任看護婦、各部署看護婦業務の改善、看護サービスにつながる事柄を協議・検討し、見直した結果を看護科等に答申する。
臨床実習指導者会副総看護婦長、臨床指導者、各学院教務看護学生の臨床指導の向上及び指導者の研鑽に努める。各学院の実習計画と反省会。看護基準・指導者要綱の見直し。
看護手順委員会主任看護婦、各部署看護婦看護に必要なあり方を検討し、看護手順の見直しをする。
看護記録検討会看護婦長、主任看護婦、各部署看護婦看護記録のあり方を検討し、記録の充実を図り看護の質の向上に努める。
看護研究委員会教育担当婦長、主任看護婦、各部署看護婦
 
看護現場の問題を研究的視点でみることにより、創造的に解決する。
接遇委員会看護婦長、主任看護婦、各部署看護婦温かく良質な看護サービスができるように、看護の視点で接遇をとらえる。
感染看護研究会研修参加看護婦感染管理者研修で学んだ知識・技術を実践の場で生かす。特にサーベイランスを立ち上げる。

※平成12年度に新たに作成したマニュアル等

  • 新・院内感染症対策マニュアル(平成12年8月)
  • 宮崎県立日南病院倫理委員会設置要綱(平成13年1月

9 県立日南病院に関する報道

(1)新聞記事

年月日掲載紙名内容等
12. 4. 7宮崎日日新聞宮交バスの病院への乗り入れ
12. 6. 7宮崎日日新聞患者和ませる作品 写友満月会県立病院で初展示会
12. 8. 1宮崎日日新聞患者と触れ合い看護 県立日南病院高校生29人が体験
12. 9. 5宮崎日日新聞サミット写真展病院企画に感謝(投稿 串間市 黒木ヨシミ)
12.10. 4宮崎日日新聞過疎地域の魅力発信 県立日南病院20日まで写真展
12.10.11読売新聞催眠剤ずさん管理 他の県立病院も 日南・延岡数量チェック行わず
12.10.21宮崎日日新聞月とっても大きい 県立日南病院患者ら天体観測
12.12. 3宮崎日日新聞手術(茶の間欄 日南市 谷部恵子)
12.12.19宮崎日日新聞県立日南病院がイベント 市民と職員交流
13. 1.30宮崎日日新聞洋上救急活動任せて 医師らヘリ使い訓練 油津港沖
13. 1.31宮崎日日新聞医療過誤訴訟 原告の訴え棄却 高裁宮崎支部
 朝日新聞原告の控訴を棄却 3歳児死亡事件で 高裁宮崎支部判決
 読売新聞第2子に後遺症障害、死亡 「医師に過失」二審も認めず
13. 3.10宮崎日日新聞春の空気気持ちいい 県立日南病院 患者ら歩こう会
13. 3.11宮崎日日新聞避難誘導てきぱき 日南病院防災訓練 医師や看護婦ら80人
 朝日新聞病院で防災訓練

(2)テレビ放映

  1. 「BS俳句王国」
    平成12年9月9日(土)11:00~12:00 NHK・BS放映
    (内容)毎週放送される番組に医事課K係長が出演。
  2. 「ふるさと皆様劇場」
    平成12年11月4日(土)20:30~20:45 NHK放映
    (内容)「母ちゃんショー」に本院看護婦が夫婦で出演。