ご意見等
【長文のご意見のため、要約させていただきます。】
90歳になる母が入院治療を受けています。主治医の対応(説明)に疑問、不満を感じましたので書かせていただきました。
先日、主治医から私の携帯に電話がありました。現在時点の病状についてひとしきり説明があった後、「もう歳だから、治療は実施していても突然亡くなる可能性もある」「薬もなかなか飲み込めないこともあり、薬を飲まないと元々持っている病気があるので血管が梗塞して亡くなることもある」など、お話が終わるまで「亡くなる」という言葉を3度、4度聞かされました。
患者家族にとっては、「なんとか立ち直って欲しい。主治医の先生には、何とか治療効果を上げて生かして欲しい。」と願っている最中に、難しい病気、状況であればあるほど、自分の頭でも完全に治すのは難しい、無理かもしれない、これまで見聞きした事例から亡くなる確率が大きいと分かっていても、主治医の先生からそれを家族に対して直接的な言葉で言われると、家族としては心に突き刺さる思いです。ショックがさらに大きくなります。家族にとっては、患者が一日も早く入院前のように戻って欲しいと思っていることをしっかりと念頭に置かれて、特に主治医の先生、看護師の皆さまには患者、家族の気持ちを貶めるような言動は慎んでいただきたいと思います。よろしくお願いします。
この度はあえて診療科、先生名は伏せさせていただきますことを申し添えます。
当院の対応
お母様の症状回復を祈っておられる中、主治医から厳しい直接的な言葉を繰り返しお聞きになり、ショックがさらに大きくなったことお察しします。大変申し訳ありませんでした。
主治医としては、考えられる状態の変化をご家族に真摯にお伝えしなければならない、厳しい状態になる可能性が分かっているのなら前もってご家族にお伝えすることこそ誠実な対応であるとの考えがあってのお電話だったと思います。
その伝え方はご家族の受け止め方やお気持ちを確認しながら行われるべきものですが、今回は電話での会話ということもあり、心情を思いやりながらの説明が不十分になってしまったのだと思います。
ご意見をいただき、必要な説明をご家族の心情に寄り添いながら行うことの重要性をあらためて認識いたしました。この反省を生かして、より良いコミュニケーションができるよう精進していきます。
この度は貴重なご意見ありがとうございました。